JP2598546B2 - 磁気記録再生装置の回転ドラム構造 - Google Patents

磁気記録再生装置の回転ドラム構造

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JP2598546B2 JP2048452A JP4845290A JP2598546B2 JP 2598546 B2 JP2598546 B2 JP 2598546B2 JP 2048452 A JP2048452 A JP 2048452A JP 4845290 A JP4845290 A JP 4845290A JP 2598546 B2 JP2598546 B2 JP 2598546B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、VTR等の磁気記録再生装置に用いられる回
転ドラム構造に関する。
<従来の技術> 第4図に回転ドラムの従来例が示されている。この回
転ドラム1は、固定側ドラム2と、これに上下一対の軸
受3、4を介して貫通支承された回転軸5と、この回転
軸5の上方突出部分にディスク6を介して固着された回
転側ドラム7とからなっている。そして、回転軸5が図
示しない駆動機構に連動連結されているとともに、回転
側ドラム7に図示しない磁気ヘッドが取り付けられてい
る。ディスク6は、第3図に示すように、その中心に形
成した貫通孔8の全長に渡って回転軸5に焼嵌め固定さ
れており、ディスク6の下端に上側軸受3の内輪3aが当
接されて位置決め支持されている。
また、回転軸5の下方突出部分にはカラー9が外嵌さ
れている。カラー9は、下側軸受4の内輪に圧接した状
態で止めネジ10によって回転軸5に固定されている。こ
のカラー9の取り付けによって、軸受3、4は、カラー
9とディスク6との間で予圧を付与され狭持されてい
る。また、回転側ドラム7は、ディスク6に同心状に位
置決めされてネジ止め固定されており、回転軸5の回転
に伴って回転側ドラム7が回転駆動される構造となって
いる。
<発明が解決しようとする課題> 上記構成の回転ドラム構造においては、ディスク6が
回転軸5に対して微少に傾斜してしまうことがあった。
すなわち、たとえば、回転軸5に組み付けたディスク6
に回転ドラム7を組み付ける際、ディスク6に偏心した
外力Aが上方よりかかることがある。そうすると、ディ
スク6が回転軸5に対して傾き、貫通孔8の上端縁8cと
下端縁8dとに応力が集中する。ところが、上端縁8cには
当接する他部材がないのに対して、下端縁8dには上側軸
受3の内輪3aが当接している。そのため、下端縁8dが内
輪3aに受け止め支持される。この受け止め反力によって
下端縁8dの応力集中がより進み、ディスク6と回転軸5
との間に微少な歪みが発生する。この場合の応力は、焼
嵌めの応力と外力による応力が加わった大きいものとな
るために外力が解放された後もこの歪みが残留してディ
スク6が回転軸5に対して微少に傾斜する。その結果、
ディスク6に取り付けられる回転側ドラム7も傾斜する
ことになって、回転側ドラム7に備えられる磁気ヘッド
の走査軌跡に誤差が発生して画質に悪影響を及ぼすこと
があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、
回転ドラムに不当な外力が作用した場合のディスクの傾
斜発生を阻止して回転側ドラムを回転軸に対して適正に
取り付けることができる磁気記録再生装置の回転ドラム
構造を提供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するために、本発明においては、回転
軸、ディスク、回転側ドラム、および固定側ドラムを有
し、ディスクは、その中心に回転軸挿通用の貫通孔を有
し、この貫通孔は、軸方向中間部位に環状溝を有すると
ともに、この環状溝を境にして軸方向一端側の内径は、
回転軸に対して同径あるいは弛み嵌めの公差寸法に設定
してあり、軸方向他端側の内径は、回転軸に対して締ま
り嵌め公差寸法に設定してあり、回転側ドラムがディス
クに同心状に固着されており、回転軸がディスクの貫通
孔に同軸回転一体に挿通固着されており、固定側ドラム
がディスクの一端側から突出している回転軸に軸受を介
して相対回転自在に貫通支持されており、かつ、ディス
クがこの軸受を当接支持して磁気記録再生装置の回転ド
ラム構造を構成した。
<作用> 上記構成によれば、回転ドラムの組み立て中、あるい
は運搬中にディスクに偏心外力が作用してディスクが回
転軸に対して傾こうとすると、環状溝を境にして軸方向
一端側が締まり嵌め合いでないように設定されているの
で軸受との接触点での当接反力は環状溝より軸受側にお
いて貫通孔近傍部分に広く分散することになり、応力が
ディスクの弾性変形範囲内、あるいはその近傍に収まっ
て、外力の解放後の残留歪の発生はほとんど生じない。
<実施例> 以下、本発明の実施例を第1図および第2図に基づい
て説明する。
第2図は本発明の実施例に係る回転ドラムを示す一部
切欠正面図、第1図はその要部拡大断面図である。これ
らの図において、従来例に係る各図と対応する部分、部
品には同一の符号を付し、その同一の符号に係る部分部
分についての詳細な説明は省略し、以下に本発明の特徴
的構成を示す。
本発明の回転ドラム1は、ディスク6の中心に貫通形
成した回転軸5挿通用の貫通孔8の上側軸受3寄り部位
に環状溝11が形成されている。そして、この環状溝11よ
り軸受3側の貫通孔部分8aの内径が回転軸5の外径と同
寸法、あるいは貫通孔部分8aと回転軸5との間に数ミク
ロン程度の隙間ができる弛み嵌め公差寸法に設定されて
いるとともに、環状溝11よりも上側の貫通孔部分8bの内
径が回転軸5に対する焼き嵌めに必要な締まり嵌め公差
寸法に設定されている。
このように、軸受3と当接する側の貫通孔部分8aでの
嵌合は、弛やかに設定されている。そのため、回転軸5
に対する嵌合部の下部における弾性変形余裕が大きくな
り、ディスク6が偏心外力によって回転軸5に対して傾
斜されようとしても、軸受3との接触点付近での応力集
中が緩和され、応力はディスクの弾性変形範囲内、ある
いはその近傍に収まり、偏心外力の解放後の残留歪の発
生はおこらない。
上記環状溝11は、回転軸5に対する嵌合連結強度を損
なわない範囲で可及的に軸受3から離すことが望まし
い。また、環状溝11の軸方向幅は弛み嵌めとなる貫通孔
部分8aをある程度残すよう任意に設定しておけばよい。
ところで、応力分散構造として、前記環状溝11を形成
せず、貫通孔8の上下中間部位から端部までの全域を弛
み公差寸法に設定することが考えられるが、この場合、
弾性変形余裕が少なくなってしまい、応力分散効果を充
分得ることができない。また、貫通孔8の上下中間部位
から端部までを環状溝11と同様に大径にすることも考え
られるが、この場合、ディスク6の回転軸5固定強度が
充分得られなくなってしまう。本発明の場合、環状溝11
と弛み公差寸法箇所8aの両方をディスク6に設けてお
り、回転軸5固定強度を損なうことなく、充分な応力分
散効果を得ることができる。
<発明の効果> 以上説明したように、本発明によれば、ディスクの貫
通孔に簡単な改良を加えるだけで、ディスクに不当な外
力が働いた際における応力集中を緩和して残留歪みによ
るディスクの回転軸に対する傾斜、つまり回転側ドラム
の傾斜発生を抑制でき、回転側ドラムに備えられた磁気
ヘッドの走査軌跡を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、第1図
はディスク支持部の拡大断面図、第2図は回転ドラムの
一部切欠正面図である。第3図は従来例におけるディス
ク支持部の拡大断面図、第4図は従来例の回転ドラムを
示す一部切欠正面図である。 2…固定側ドラム、3…軸受 5…回転軸、6…ディスク 7…回転側ドラム、8…貫通孔 8a,8b…貫通孔部分、11…環状溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸(5)、ディスク(6)、回転側ド
    ラム(7)、および固定側ドラム(2)を有し、 前記ディスク(6)は、その中心に前記回転軸(5)挿
    通用の貫通孔(8)を有し、この貫通孔(8)は、軸方
    向の中間部位に環状溝(11)を有するとともに、この環
    状溝(11)を境にして軸方向一端側(8a)の内径は、前
    記回転軸(5)に対して略同径の寸法に設定されてお
    り、軸方向他端側(8b)の内径は、前記回転軸(5)に
    対して締まり嵌め公差寸法に設定されており、 前記回転側ドラム(7)が前記ディスク(6)に同心状
    に固着されており、前記回転軸(5)が前記ディスク
    (6)の貫通孔(8)に同軸回転一体に挿通固着されて
    おり、前記固定側ドラム(2)が前記ディスク(6)の
    一端側から突出している回転軸(5)に軸受(3)を介
    して相対回転自在に貫通支持されており、かつ、前記デ
    ィスク(6)がこの軸受(3)を当接支持していること
    を特徴とする磁気記録再生装置の回転ドラム構造。
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