JP2598517B2 - ストッパー付き穿孔用ドリル構造 - Google Patents

ストッパー付き穿孔用ドリル構造

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JP2598517B2 JP13645589A JP13645589A JP2598517B2 JP 2598517 B2 JP2598517 B2 JP 2598517B2 JP 13645589 A JP13645589 A JP 13645589A JP 13645589 A JP13645589 A JP 13645589A JP 2598517 B2 JP2598517 B2 JP 2598517B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、主に打撃穿孔用ドリルに適用されるスト
ッパー付き穿孔用ドリルに関する。
(従来技術) 被穿孔構造物に対するドリルによる盲端孔の穿孔作業
において、複数個の孔の深さを一定にしたり、孔の深さ
が必要以上に深くならないようにするために、ドリルに
よる穿孔深さを規制するストッパーが広く用いられてい
る。
従来のこの種のストッパーとしては、ドリル基部に添
わせるようにして穿孔機側に取着される棒状のものや、
ドリル自体に着脱自在に挿着するもの等が提案されてい
る。
(発明が解決しようとする課題) 上記する従来のストッパーで、穿孔機側に取着して用
いる棒状のものは、各種汎用のドリルがそのまま使用で
きるが、穿孔機は特定のストッパーとの組合せでストッ
パの取着が可能にできているものに限られる。
また、棒状のストッパーは、その取着部においてスト
ッパー長の調整が簡単にできて穿孔深さの変更には便利
であるが、ドリルの交換にはストッパーの存在が何かと
邪魔になる。
他方、ドリル自体にストッパーを挿着したストッパー
付きのドリルは、穿孔機はその構造面からの制限は受け
ないが、ドリルに対するストッパーの挿着構成で、従来
のものは主にねじ構造を採用しているため、ドリルに対
するストッパーの着脱面から煩雑になるところがある。
更に、被穿孔構造物が、コンクリート或いは石材等の
硬質物である場合は、ドリルは回転とともにその軸方向
にも振動する打撃穿孔ドリル(振動型ドリル)が用いら
れるが、この種のドリルに上記する従来のねじ構造を有
するストッパー付きのドリルを適用すると、ねじ部が早
期摩耗を来たして耐用寿命が著しく低下する。
この発明は上述の点に鑑みなされたものであって、ス
トッパー付きのドリルとしてねじ構造を持たず、打撃穿
孔ドリルに適用して長期使用に耐え、ドリルに対するス
トッパーの脱着操作もワンタッチ式に簡単にできる取り
扱いに便利なストッパー付き穿孔用ドリルを提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するためのこの発明の要旨とすると
ころは、ドリルの本体部にストッパーを着脱自在に挿着
したものにおいて、ドリル本体部に嵌合溝を周設すると
共に、シャンク側に係止鍔を設け、ドリル本体部が挿通
される中孔を有するストッパーの取着部下部に、径大に
して下向きに開放された円筒状の孔深さ規制用鍔を連設
し、前記取着部に、ドリルの嵌合溝に対応して複数個の
収容孔を貫設して係合用ボールを収容し、該係合用ボー
ルを外取着部にばねの附勢下に外嵌した保持スリーブの
内面に突設した突起面を外側から当てて係合用ボールの
一部を中孔内に突出させて嵌合溝に係合させたことを特
徴とするストッパー付き穿孔用ドリルにある。
(作用) この発明のドリルにおいて、ドリルとストッパーとの
着脱は、保持スリーブをばねに抗して取着部上方に引き
上げ、係合用ボールが収容孔側へ没却可能な状態の下で
行う。
穿孔作業は、ドリルにストッパーを挿着してドリルを
穿孔機に取着して施工する。
然して、穿孔作業において、被穿孔構造物に対して穿
孔が所定の深さに達し、ストッパーの孔深さ規制用鍔の
下端縁が被穿孔構造物面に当接すると、ストッパーの動
きが止まり、ドリルは空回りして被穿孔構造物への切り
込みが阻止される。
打撃穿孔ドリルに適用の場合は、ストッパーの孔深さ
規制用鍔の下端縁が被穿孔構造物面に当接してストッパ
ーの動きが止まり、ドリルが空回りする時点でドリルの
軸方向への振動は、係止ボールが嵌入する溝部で吸収さ
れると共に、ドリル本体部に嵌着されてストッパーの取
着部の隙間に挟挿状態にある弾性リングによって吸収さ
れ、ドリルの係止鍔面でストッパーを強打するようなこ
とはない。
(実施例) 以下、この発明を打撃穿孔ドリルに適用した実施例を
図面に基づいて説明する。
第1図はストッパーの一部を欠除した全体正面図、第
2図は第1図のA−A線における断面図、第3図はドリ
ルにストッパーを挿着した状態の要部の断面図、第4図
はストッパーだけの要部の断面図である。
図において、1はドリルで、このドリル1は、その本
体部2の上部に穿孔機に取着されるシャンク3を、ドリ
ル本体部2下部には、切刃5を有する穿孔刃体4を一体
に形設した基本構成は周知のものであり、ドリル本体部
2の中程に嵌合溝6を周設すると共に、シャンク側に係
止鍔7を設けている。
8はドリル本体部2に着脱自在に挿着されるストッパ
ーで、ドリル本体部2が挿通される中孔10を有する取着
部9下部に径大にして下向きに開放された円筒状の孔深
さ規制用鍔11を一体に連設している。
取着部9には、上記の嵌合溝6に対応して複数個の収
容孔12を貫設し、それぞれに係合用ボール13を収容して
おり、収容孔12は中孔10側開口を若干狭窄して係合用ボ
ール13が中孔10側へ脱出するのを防止している。
14は取着部9に上下動自在に外嵌した保持スリーブ
で、この保持スリーブ14内面に収容孔12、つまり、係合
用ボール13に対応して突起15を突設している。
16は保持スリーブ14内において突起15上面と取着部9
に嵌着した止めリング17との間に介装したばねで、この
ばね16によって保持スリーブ14を下向きに附勢し、常態
において突起15面を係合用ボール13の外側から当てて係
合用ボール13の一部を中孔10内に突出させて嵌合溝6に
係合させ、ドリル1に対するストッパー8の挿着状態を
保持している。
尚、ばね16に抗して保持スリーブ14を上方に引き上げ
ると、係合用ボール13は突起15部から外れて収容孔12内
に没却可能となり、中孔10における嵌合溝6との係合関
係が解かれてドリル1に対するストッパー8の着脱を可
能にしている。
18は嵌合溝6と係止鍔7との間でドリル本体部2に周
設した凹溝19に嵌着した弾性リングで、この弾性リング
18はストッパー挿着時に、中孔10の中で取着部9との隙
間に挟挿状態となり、係止鍔7と取着部9上端との間に
若干の隙間を形成し、この隙間の範囲でドリル1はスト
ッパー8に対しての軸方向への振動(移動)を許容する
ようにしている。この弾性リング18は、ドリル1に打撃
穿孔ドリルによって加えられる打撃力がストッパー8に
伝わるのを防ぎ、打撃ロスを低減する。また、このため
に、係合用ボール13が係合する嵌合溝6の溝幅も、ドリ
ル1の軸方向へ動きを許容するように広幅に形成してい
る。
尚、図中20は孔深さ規制用鍔11の基板と保持スリーブ
14端との間に介装した衝撃吸収用弾性リングである。
次に上記のように構成したこの発明のドリルの使用態
様を説明する。
穿孔作業に先立ち、ドリル1にストッパー8を挿着す
るには、ばね16に抗して保持スリーブ14を上方に引き上
げると、係合用ボール13部から突起15部が外れる。ここ
で、ドリル1の穿孔刃体4を中孔10に挿通すると、係合
用ボール13はフリーな状態で収容孔12内に没却する。こ
こで保持スリーブ14からは手を離し、ストッパー8をド
リル本体部2位置まで移動させる。
この間、係合用ボール13はばね16の附勢下に突起15側
からの押圧力を受けるが、全係合用ボール13が嵌合溝5
に到達するまでは保持スリーブ14は動きがとれず、収容
孔12が嵌合溝6に対応して全係合用ボール13が中孔10側
に一斉に突出して嵌合溝6に係合した時点で保持スリー
ブ14は下がり、その突起15面が係合用ボール13の外側に
当てられる。
然して、実際の穿孔作業においては、ストッパー8は
その孔深さ規制用鍔11の長さ(高さ)の異なる数種類の
ものを用意しておき、これをドリル1に対して選択的に
挿着して用い、ストッパー8の交換等でドリル1からス
トッパー8を外す時は上記の逆順の手順で行う。
(効果) 上記のように構成したこの発明によれば、次のような
効果を奏する。
(1)ドリルに対するストッパーの着脱には、保持スリ
ーブを一時的に移動させるだけでワンタッチ式にできる
から取り扱い面から煩雑なところがなく、深さの異なる
盲端孔の穿設も能率良く簡単にできる。
(2)ドリルに対するストッパーの挿着構造からしてね
じ部がなく、ストッパーに対してドリルはその軸方向へ
の振動を許容するようにしたから、打撃穿孔ドリルに適
用してストッパーの動きが停止してドリルが空回りする
時のドリルの軸方向への振動も適切に吸収できて衝撃に
よる部品の損耗がなく耐用寿命を延長できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はストッパーの一部を欠除した全体正面図、第2
図は第1図のA−A線における断面図、第3図はドリル
にストッパーを挿着した状態の要部の断面図、第4図は
ストッパーだけの要部の断面図である。 1…ドリル、2…ドリル本体部、3…シャンク、4…穿
孔刃体、5…切刃、6…嵌合溝、7…係止鍔、8…スト
ッパー、9…取着部、10…中孔、11…孔深さ規制用鍔、
12…収容孔、13…係合用ボール、14…保持スリーブ、15
…突起、16…ばね、17…止めリング、18…弾性リング、
19…凹溝、20…衝撃吸収用弾性リング。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドリルの本体部にストッパーを着脱自在に
    挿着したものにおいて、ドリル本体部に嵌合溝を周設す
    ると共に、シャンク側に係止鍔を設け、ドリル本体部が
    挿通される中孔を有するストッパーの取着部下部に、径
    大にして下向きに開放された円筒状の孔深さ規制用鍔を
    連設し、前記取着部に、ドリルの嵌合溝に対応して複数
    個の収容孔を貫設して係合用ボールを収容し、該係合用
    ボールを外取着部にばねの附勢下に外嵌した保持スリー
    ブの内面に突設した突起面を外側から当てて係合用ボー
    ルの一部を中孔内に突出させて嵌合溝に係合させたこと
    を特徴とするストッパー付き穿孔用ドリル。
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