JP2598466B2 - 鼻毛カッター - Google Patents

鼻毛カッター

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JP2598466B2
JP2598466B2 JP16229688A JP16229688A JP2598466B2 JP 2598466 B2 JP2598466 B2 JP 2598466B2 JP 16229688 A JP16229688 A JP 16229688A JP 16229688 A JP16229688 A JP 16229688A JP 2598466 B2 JP2598466 B2 JP 2598466B2
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nasal cavity
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哲夫 浜島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、鼻腔の中に延びた鼻毛をカットする鼻毛
カッターに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、鼻毛カッターとして、鼻腔内に挿入する円筒形
の櫛歯状の固定刃を設けたものがある。固定刃は金属質
で露出しており、先端部および外周面の刃溝の縁部は、
鼻腔の粘膜を傷つけないように滑らかな曲面に加工して
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、柔らかい粘膜の鼻腔に対して硬い金属の固定
刃を差し込むため、滑らかな加工を施してあっても、ゴ
ツゴツと感触の悪いものになり、粘膜を傷つけることあ
る。また、滑らかな加工を必要とするため、加工コスト
が高くなる。
この発明の目的は、鼻腔に差し込んでも粘膜を傷つけ
ることがなく、感触が滑らかで、かつ切断性の良い鼻毛
カッターを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、鼻腔に挿入する円筒状で櫛歯状の固定刃
と、この固定刃の内面に沿って回転する可動刃とを粉え
た鼻毛カッターにおいて、前記固定刃の外周を覆う合成
樹脂製のコームを設けたものである。固定刃の刃溝の縁
部は、コームの溝部の溝幅内に僅かに突出させる。
〔作用〕
この発明の構成によると、固定刃をコームで覆ったの
で、鼻腔に挿入したときに固定刃は粘膜に触れず、コー
ムのみが鼻腔の粘膜に触れる。固定刃の刃溝の縁部はコ
ームの溝幅内に僅かに突出しているので、切断性が良
い。
〔実施例〕
この発明の第1の実施例を第1図ないし第6図に基づ
いて説明する。
第2図に示すように、本体ハウジング1にヘッド部ケ
ース2を取付け、ヘッド部ケース2の先端を、鼻腔に挿
入可能な外径の円筒状のコーム3に形成してある。4は
ヘッド部ケース2に被せるキャップである。コーム3
は、加工性の良い弾性のある合成樹脂で形成してある。
第1図に示すように、ヘッド部ケース2は本体ハウジ
ング1の筒部1aに着脱自在に嵌合している。本体ハウジ
ング1内にはモータ5と電池(図示せず)とが収納して
ある。固定刃8はコーム3の内周に固定し、固定刃8の
内面に沿って回転する可動刃7を可動刃台6に取付けて
ある。可動刃台6は、モータ5の駆動軸5aに圧嵌した継
手9に挿脱自在に外嵌し、嵌合部分のD形断面形状によ
り回転伝達される。
固定刃8は、第5図に示すように、円筒状のものであ
り、軸方向に沿う多数の刃溝11を形成して櫛歯状として
ある。第3図および第4図に示すように、コーム3の櫛
歯部20は固定刃8の各櫛歯部を覆っており、固定刃8の
刃溝11の縁部14は、コーム3の櫛歯部20間の溝部の溝幅
内に僅かに突出する。第3図において、aはコームの溝
幅、bは固定刃8の刃溝11の幅である。
可動刃7は第6図に示すように、U字形のアーム部15
の両端に切刃12を設けたものである。アーム部15は広が
り勝手とし、その弾性により切刃12と固定刃8との接触
圧を得るようにしてある。可動刃7は、アーム部15の基
端に設けた孔15aを可動刃台6(第1図)の軸部6aに嵌
めることにより可動刃台6に載せ、アーム部15の先端近
傍に設けた駆動片16を軸部6aの二又の先端係合片6bに係
合させて回転伝達可能としてある。駆動片16にはさらに
ストッパ17を延出させ、先端係合片6bの内側に係合させ
てある。
上記構成の動作を説明する。コーム3を鼻腔に挿入す
ると、鼻毛がコーム3の溝部から固定刃8の刃溝11に導
入され、固定刃8の内面に沿って回転する可動刃7と固
定刃8とで挟まれて切断される。固定刃8の刃溝11の切
刃となる縁部14は、コーム3の溝部内に僅かに突出して
いるので、鼻毛が確実に当たり、良好な切断性が得られ
る。
固定刃8はコーム3で外周が覆われているため、鼻腔
の粘膜に触れることがなく、コーム3のみが触れる。コ
ーム3は合成樹脂で形成されているため、粘膜に対する
滑らかな感触が得られ、また粘膜を傷つけることがな
い。固定刃8の縁部14がコーム3の溝部内に突出する
が、突出量は僅かであるので、固定刃8が粘膜に触れる
ことがない。
ヘッド部ケース2は、本体ハウジング1の筒部1aに着
脱自在に嵌合しているので、ヘッド部ケース2を抜き取
ることにより、固定刃8および可動刃7の掃除が行え
る。この場合に、可動刃7は開き勝手として固定刃8に
対する接触圧を与えるようにしてあるが、ストッパ片17
で可動刃台6の先端係合片6bの内面に係合させてあるの
で、必要以上に可動刃7が開くことがない。そのためヘ
ッド部ケース2の着脱が容易であり、掃除が行い易い。
第7図ないし第9図は第2の実施例を示す。この例
は、固定刃8′と可動刃7′とを略相似形の円筒状とし
たものである。固定刃8′と可動刃7′との内径の差を
30μm程度とし、切断性の向上を図っている。可動刃
7′は、一対の係合孔7bを底面に設け、可動刃台6の先
端係合片6bに係合させている。その他の構成効果は、第
1の実施例と同様である。
〔発明の効果〕
この発明の鼻毛カッターは、固定刃をコームで覆った
ので、鼻腔に挿入したときに粘膜に固定刃が触れること
が防止され、合成樹脂製のコームのみが粘膜に触れる。
そのため、粘膜を傷つけることがなく、柔らかな感触が
得られる。固定刃の刃溝の縁部は、コームの溝部の溝幅
内に突出しているので切断性が良く、また突出量は僅か
であるため、固定刃が粘膜に触れることがないという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の部分断面図、第2図
はその斜視図、第3図は同じくその部分平面図、第4図
は同じくそのコーム部分の拡大正面図、第5図(A),
(B)は各々同じくその固定刃の平面図および正面図、
第6図(A)〜(C)は各々同じくその可動刃の平面
図,破断側面図、および正面図、第7図は第2の実施例
の部分断面図、第8図(A),(B)は各々その可動刃
の平面図および正面図、第9図(A),(B)は各々同
じくその固定刃の平面図および正面図である。 1……本体ハウジング、2……ヘッド部ケース、3……
コーム、7……可動刃、8……固定刃、11……刃溝、20
……櫛刃部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鼻腔に挿入可能な外径の円筒状に形成され
    て軸方向の刃溝を有する櫛歯状の固定刃と、この固定刃
    の内面に沿って回転する可動刃と、前記固定刃の外周を
    覆う合成樹脂製のコームとを備え、前記固定刃の刃溝の
    縁部を前記コームの溝部の溝幅内に僅かに突出させた鼻
    毛カッター。
JP16229688A 1988-06-27 1988-06-27 鼻毛カッター Expired - Lifetime JP2598466B2 (ja)

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