JP2597767Y2 - パイロット形弁 - Google Patents

パイロット形弁

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JP2597767Y2
JP2597767Y2 JP1992047131U JP4713192U JP2597767Y2 JP 2597767 Y2 JP2597767 Y2 JP 2597767Y2 JP 1992047131 U JP1992047131 U JP 1992047131U JP 4713192 U JP4713192 U JP 4713192U JP 2597767 Y2 JP2597767 Y2 JP 2597767Y2
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output port
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生 佳 男 麻
文 也 林
藤 秀 治 佐
本 拓 実 松
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エスエムシー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パイロット流体圧によ
って主弁体を駆動するパイロット形弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】主弁体の両側にパイロット流体を給排
し、該主弁体によって主弁に開設した複数のポート間の
流体の流れ方向を切換えるパイロット形弁は、特に例示
するまでもなく周知であり、このパイロット形弁におい
ては、主弁体の両側にパイロット流体を給排するための
パイロット流路が、主弁の軸方向に設けられている。こ
のパイロット流路は、全部のポートが弁ボディの1つの
面に開設している場合には、主弁の軸方向一側にパイロ
ット弁を設けても、弁孔と、これらのポートの開設面と
反対側の面との間にポートがないために、軸方向のパイ
ロット流路を比較的容易に形成することができるが、出
力ポートが入力ポート等の開設面と背向する面に開設さ
れている場合には、出力ポートを避けてパイロット流路
を形成する必要があるので、弁ボディのいろいろな方向
から開設した孔を弁ボディ内において連通させるととも
に、これらの孔の不必要な開口部を閉鎖する作業が必要
になるので、パイロット流路の形成が面倒である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、パイロット流路の形成が容易なパイロット
形弁を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案のパイロット形弁は、圧力流体の入力ポート
と複数の排出ポート、これらのポートの開設面と背向す
る面に開設された複数の出力ポート、これらのポートが
開口する軸方向の弁孔、該弁孔の軸方向両側に取付けら
れた第1、第2ピストン収納箱、及びこれらのピストン
収納箱に形設した第1、第2ピストン室に摺動可能に挿
入された第1、第2ピストンを有する主弁と、該主弁の
軸方向一側に取付けられたパイロット弁とを備え、該パ
イロット弁から第1、第2ピストン室に供給されるパイ
ロット流体圧により、弁孔に摺動可能に挿入した主弁体
を駆動して、ポート間の流体の流れ方向を切換えるパイ
ロット形弁において、上記主弁が、上記入力ポートに連
通するとともに出力ポートの開設面に開口するパイロッ
ト圧供給室と、一端が該パイロット圧供給室に開口し、
上記第1、第2ピストン室にパイロット流体を給排する
ための、軸方向の第1、第2パイロット流路とを備え、
上記パイロット圧供給室の開口が、主弁における出力ポ
ートの開設面に取付けられた出力ポート箱に設けたガス
ケットでシールされている、ことを特徴としている。
【0005】
【作用】圧力流体の入力ポートに連通させたパイロット
圧供給室を、主弁における出力ポートの開設面に形成
し、第1、第2ピストン室にパイロット流体を給排する
ための、主弁の軸方向に形成した第1、第2のパイロッ
ト流路の一端を、上記パイロット圧供給室に開口させ
る。パイロット圧供給室の開口は、出力ポートの開設面
に取付けた出力ポート箱に設けたガスケットによってシ
ールされる。上記パイロット圧供給室によって、主弁の
軸方向に形成した第1、第2パイロット流路が、これと
直交する方向の出力ポートを避けることができ、しかも
これらのパイロット流路の一端が該パイロット圧供給室
に開口していることを目視により確認できるので、これ
らのパイロット流路の形成が容易である。また、パイロ
ット圧供給室の開口は、出力ポートの開設面に取付けた
出力ポート箱のガスケットによってシールされるので、
開口を閉鎖するための別個の作業をする必要がない。
【0006】
【実施例】図1ないし図4は本考案の第1実施例を示
し、このパイロット形弁は、主弁1、パイロット電磁弁
2、及び主弁1の後記する出力ポートの開設面に取付け
られた出力ポート箱3を備えている。主弁1の弁ボディ
5は、圧力流体の入力ポートP、排出ポートEA,E
B、及びこれらのポートの開設面5aと背向する面5b
に開設された出力ポートA,B、並びにこれらのポート
が開口する軸方向の弁孔5cを有し、軸方向両側に第
1、第2ピストン収納箱6a,6bが適宜の手段によっ
て取付けられており、第1ピストン収納箱6aの第1ピ
ストン室7aには第1ピストン8aが、第2ピストン収
納箱6bの第2ピストン室7bには、第1ピストンより
小径の第2ピストン8bが、それぞれ摺動可能に挿入さ
れている。上記弁孔5cに摺動可能に挿入された主弁体
9は、第1ピストン8aで押圧されるとポートPとA及
びBとEB間の流路を連通させ、第2ピストン8bで押
圧されるとポートPとB及びAとEA間の流路を連通さ
せるものとして構成されている。
【0007】弁ボディ5における出力ポートの開設面5
bには、軸方向と直交する方向を長手方向とし、かつ入
力ポートPに連通するパイロット圧供給室10が形成さ
れ、第1、第2パイロット流路11a,11bの一端は
パイロット圧供給室10に開口し、第2パイロット流路
11bは第2ピストン室7bに連通している。上記パイ
ロット圧供給室10は、軸方向と直交する方向を長手方
向としたために、出力ポートA,Bを避けて第1、第2
パイロット流路11a,11bを形成することができる
(図2参照)。
【0008】上記パイロット電磁弁2は、パイロット入
力ポート、パイロット出力ポート、及びパイロット排出
ポート(いずれも図示省略)を備え、ソレノイドの励磁
により、パイロット入力ポートとパイロット出力ポート
が連通して主弁1にパイロット流体を出力し、ソレノイ
ドの励磁を解除すると、パイロット出力ポートとパイロ
ット排出ポートが連通してパイロット流体が外部に排出
される周知の3ポート電磁弁として構成されており、パ
イロット入力ポートは第1パイロット流路11aに、パ
イロット出力ポートはパイロット出力流路12によって
第1ピストン室7aに、それぞれ連通している。
【0009】出力ポートの開設面5bに取付けられた出
力ポート箱3は、出力ポートA,Bに個別に連通する第
1、第2出力路14a,14b、これらの出力路の拡径
部に嵌着された管継手15,15、及びパイロット圧供
給室10の開口周囲をシールするガスケット16を有
し、取付ボルト17,17によって弁ボディ5に取付け
られる。この管継手15は、チューブ(図示省略)を挿
入するとパッキン19がチューブの外周をシールすると
ともに、チャックの係止爪20,・・がチューブを係止
し、リリースブッシュ21を押入すると係止爪20,・
・によるチューブの係止が解除されてチューブを抜き取
ることができる、いわゆるワンタッチ管継手として構成
されている。
【0010】図中の符号23は、第1ピストン収納箱6
aに設置した手動操作釦で、常時は第1パイロット流路
11aをパイロット入力ポートに連通させ、押圧すると
第1パイロット流路11aとパイロット出力流路12を
連通させて、供給流体を直接第1ピストン室7aに供給
するものとして構成されている。
【0011】上記第1実施例は、弁ボディ5設けたパイ
ロット圧供給室10を出力ポートの開設面5bに開口さ
せたので、その形成が容易である。また、第1、第2パ
イロット流路11a,11bがパイロット圧供給室10
に開口していることを目視により確認できるので、パイ
ロット流路の形成が容易である。さらに、弁ボディ5に
出力ポート箱3を組み付けると、出力路14a,14b
が出力ポートA,Bに連通するとともに、ガスケット1
6がパイロット圧供給室10の開口周囲をシールするの
で、パイロット圧供給室10の開口を閉鎖するための別
個の作業をする必要がない。パイロット電磁弁2のソレ
ノイドへの通電とその解除による主弁1の動作は、周知
のパイロット形弁と同じであるから、詳細な説明は省略
する。
【0012】図5は本考案の第2実施例を示し、第2実
施例の出力ポート箱25における第1、第2出力路の拡
径部には、継手を螺着するためのねじ27,27が形成
されている。第2実施例の他の構成及び作用は第1実施
例と同じであるから、詳細な説明は省略する。
【0013】
【考案の効果】本考案は、主弁における出力ポートの開
設面に、該開設面に開口するパイロット圧供給室を設
け、第1、第2ピストン室にパイロット流体を給排する
ための、主弁の軸方向に形成した第1、第2のパイロッ
ト流路の一端を、上記パイロット圧供給室に開口させた
ことにより、これらのパイロット流路がこれと直交する
方向の出力ポートを避けることができ、しかもこれらの
パイロット流路がパイロット圧供給室に開口しているこ
とを目視により確認できるので、これらのパイロット流
路の形成が容易である。また、パイロット圧供給室の開
口は、その開設面に取付けた出力ポート箱のガスケット
によってシールされるため、閉鎖のための別個の作業を
必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の要部縦断面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく分解斜視図である。
【図4】同じく組み付けた状態を示す斜視図である。
【図5】第2実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 主弁 2 パイロット電磁弁 3,25 出力ポート箱 5 弁ボディ 5b 開設面 5c 弁孔 6a,6b ピストン収納箱 7a,7b ピストン室 8a,8b ピストン 9 主弁体 10 パイロット圧供給室 11a,11b パイロット流路 16 ガスケット P,A,B,EA,EB ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐 藤 秀 治 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センタ ー内 (72)考案者 松 本 拓 実 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センタ ー内 (56)参考文献 特開 平3−255285(JP,A) 特開 平5−231558(JP,A) 実開 平2−84078(JP,U) 実開 平3−57579(JP,U) 実開 平4−80980(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/42 F16K 27/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧力流体の入力ポートと複数の排出ポー
    ト、これらのポートの開設面と背向する面に開設された
    複数の出力ポート、これらのポートが開口する軸方向の
    弁孔、該弁孔の軸方向両側に取付けられた第1、第2ピ
    ストン収納箱、及びこれらのピストン収納箱に形設した
    第1、第2ピストン室に摺動可能に挿入された第1、第
    2ピストンを有する主弁と、該主弁の軸方向一側に取付
    けられたパイロット弁とを備え、該パイロット弁から第
    1、第2ピストン室に供給されるパイロット流体圧によ
    り、弁孔に摺動可能に挿入した主弁体を駆動して、ポー
    ト間の流体の流れ方向を切換えるパイロット形弁におい
    て、 上記主弁が、上記入力ポートに連通するとともに出力ポ
    ートの開設面に開口するパイロット圧供給室と、一端が
    該パイロット圧供給室に開口し、上記第1、第2ピスト
    ン室にパイロット流体を給排するための、軸方向の
    1、第2パイロット流路とを備え、 上記パイロット圧供給室の開口が、主弁における出力ポ
    ートの開設面に取付けられた出力ポート箱に設けたガス
    ケットでシールされている、 ことを特徴とするパイロット形弁。
JP1992047131U 1992-06-12 1992-06-12 パイロット形弁 Expired - Fee Related JP2597767Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03255285A (ja) * 1990-01-29 1991-11-14 Daikin Ind Ltd 電磁パイロット切換弁

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