JP2597714Y2 - 赤外線式ガス分析計 - Google Patents

赤外線式ガス分析計

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JP2597714Y2
JP2597714Y2 JP1993027875U JP2787593U JP2597714Y2 JP 2597714 Y2 JP2597714 Y2 JP 2597714Y2 JP 1993027875 U JP1993027875 U JP 1993027875U JP 2787593 U JP2787593 U JP 2787593U JP 2597714 Y2 JP2597714 Y2 JP 2597714Y2
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infrared
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cell
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克彦 荒谷
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、燃焼排ガスの成分
(CO,CO2 ,NOx ,SO2 等)濃度の計測やその
他のガスの成分濃度の測定を行う化学プロセス装置や大
気測定装置等において使用される赤外線式ガス分析計に
関する。
【0002】
【従来の技術】燃焼排ガスの成分、例えば一酸化炭素
(CO)濃度を測定する場合、図8に示すような赤外線
式ガス分析計が用いられる。この赤外線式ガス分析計
は、二本の平行に配置された円筒状のセル93及び94
と、これらの両セルに赤外線を投射する光源91及び9
2と、モ−タ95によって回転駆動され両セルに投射さ
れる光をチョッピングするセクタ−96と、両セルから
の測定対象ガスの吸収波長の光の強度差を検出する検出
器8等から構成されている。
【0003】図6は、図8のC−C矢視断面図、図7は
図6のD−D矢視断面図である。前記検出器8は、ブロ
ック8aと蓋8b部分から成り、ブロック8aには二つ
の室81、82が設けられ、これらの室81,82の上
部にはスペ−ス80を形成すると共に該スペ−ス80に
コンデンサマイクロホン6を設置する構造になってい
る。このスペ−ス80と室81及び室82にそれぞれ繋
がる通路83、84によって81室及び82室の圧力が
コンデンサマイクロホン8に伝えられる。前記二本のセ
ル93、94のうち一方のセル93(比較セル)には基
準となるガスを封入或いは流通させておき、他方のセル
94(測定セル)には測定ガスを流しておく。ガス濃度
は、これら両セル93、94を通過した測定対象ガスの
吸収波長の赤外線強度の差を検出することにより測定さ
れる。前記コンデンサマイクロホン6は室81と室82
との微圧力差を測定するために用いられ、このコンデン
サマイクロホン6の代わりにマスフロ−センサ等が用い
られることもあるが、図6及び図7はコンデンサマイク
ロホンの例を示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記する従来の検出器
8では、構造上コンデンサマイクロホン6を配置する赤
外線エネルギ−の吸収に関与しないデッドスペ−ス80
が大きい。そのため検出器自体が大型となり、検出器の
加工も複雑になる。また、ガス封入を真空法にて行う
際、真空排気のコンダクタンスは細い部分ではかなり大
きくなり、真空がスペ−ス全体に行き渡りにくいという
問題があった。
【0005】この考案は、上記する課題に鑑みてなされ
たものであり、内部構造を単純化してデッドスペ−スを
少なくして検出器の感度をより一層向上させると共に、
真空排気等も容易な赤外線式ガス分析計を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は上記す
る課題を解決するために、一方には基準となるガスを封
入或いは流通する比較セルを他方には試料ガスを導入・
排出する試料セルを配置して赤外線を透過させる二つの
セルの端部に、前記各セルを介してそれぞれ赤外線の入
射する二つの室を形成すると共にこれら二つの室の間に
コンデンサマイクロホン等の検出センサを配置する一定
のスペ−スを設ける検出器を配置してなる赤外線式ガス
分析計において、前記検出器は、一方の室を形成する半
円筒状ブロック(2a)と他方の室を形成する半円筒状
ブロック(2b)とを接合するよう別個のブロックとし
て製作し、更にこれら半円筒状ブロック(2a,2b)
の接合面を接合させた時前記コンデンサマイクロホン
(6)等の検出センサを配置する空間となると共に各室
(21,22)に通じる孔(27,28)を穿設した凹
部(25,26)を各ブロックの接合面(23,24)
に形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】赤外線式ガス分析計を上記手段とすると、半円
筒状ブロック2aと半円筒状ブロック2bとを接合した
時、赤外線の吸収に関与しないコンデンサマイクロホン
6を設置するスペ−ス20は小さく形成することが可能
となる。そして各室21及び22の圧力の伝播がロスな
く行われるため検出器としての感度を向上させることが
出来る。更に、各室21及び22の構造が簡単であるた
めガス封入を行う際の真空排気に対して有利となる。加
えて、検出器2全体の大きさを小さく形成することが出
来る。
【0008】
【実施例】以下、この考案の具体的実施例について図面
を参照して説明する。図1は、この考案の赤外線式ガス
分析計の検出器1の赤外線投射方向に対して直角方向の
断面図(図8のC−C矢視断面図と同じ方向の断面図)
であり、図2は、図1のA−A矢視断面図である。この
検出器1部分はブロック1aとブロック1bとを別個に
製作し、各ブロックにはそれぞれ室11及び12を形成
すると共に、各室の前面は赤外線を透過するガラスの蓋
4及び5がしてある。また前記各ブロック1a及び1b
には対向する面13、14を接合するが、これらの対向
する面13、14には接合した時一つのスペ−ス10を
形成するようそれぞれ凹部15、16が形成される。そ
して各凹部15、16にはそれぞれ各室11、12に通
じる孔17、18が穿設されている。
【0009】前記検出器1は前記二つのブロック1a及
び1bを以上のように形成して接合面13と接合面14
とを接合して組立て、形成される前記スペ−ス10には
コンデンサマイクロホン6を配置する。該コンデンサマ
イクロホン6の電極部6aはセラミックスに金を蒸着し
て薄く形成することが可能である。また、該コンデンサ
マイクロホン6はマイクロセンサのように差圧を測定出
来るものであれば良くその他の差圧測定法を用いても良
い。
【0010】この考案の赤外線式ガス分析計の構成は以
上のようであるが、次にその作用について説明する。ブ
ロック1aとブロック1bとを接合した時、赤外線の吸
収に関与しないコンデンサマイクロホン6を設置するス
ペ−ス10は小さく形成することが可能となる。そして
各室11及12の圧力の伝播がロスなく行われるため検
出器としての感度を向上させることが出来る。更に、各
室11及び12の構造が簡単であるためガス封入を行う
際の真空排気に対して有利となる。加えて、検出器1全
体の大きさを小さく形成することが出来る。
【0011】図3は、この考案の赤外線式ガス分析計の
変形実施例で使用するセルの斜視図である。この変形実
施例では、一つの円筒体3に赤外線を透過させる二つの
セル3a及び3bが断面半円状に形成してある。図4
は、この実施例の赤外線式分析計の半円状の二つのセル
(3a,3b)を有する円筒体3の端部に配置する検出
器2の軸方向に対して直角方向の断面図であり、図5
は、図4のB−B矢視断面図である。この実施例は、半
円状のブロック2aと同じく半円状のブロック2bとを
接合面23、24で接合するように形成してある。そし
てブロック2aには半円状の室21を形成し、ブロック
2bには半円状の室22を形成してある。そして各接合
面には凹部25、26を形成すると共にこれらの凹部2
5、26には各室21、22に通じる孔27、28が穿
設してある。これらのブロック2a及び2bを接合した
とき形成されるスペ−ス20には、コンデンサマイクロ
ホン6を設置する。尚、前部には赤外線を透過するガラ
ス7で蓋をする。この実施例のようにセル自体を半円状
のセルとし且つ検出器2自体も半円形の室21、22を
形成したブロックを接合するようにすれば、更に小型化
が可能である。
【0012】
【考案の効果】この考案の赤外線式ガス分析計は以上詳
述したような構成としたので、検出器の内部構造を簡単
に構成することが出来るだけでなく、コンデンサマイク
ロホンやマイクロフロ−センサ等を配置するスペ−スの
デッドスペ−ス部分を少なく形成することが出来る。そ
の結果真空排気が容易となり、真空も隅々まで行き渡り
圧力検出部への圧力の伝播が良くなり測定精度を向上さ
せることが出来る。更に、この赤外線式ガス分析計は形
状、構造が単純化され製作コスト等も低減することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の赤外線式ガス分析計の検出器の赤外
線投射方向に対して直角方向の断面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】この考案の変形実施例で使用するセルであっ
て、一つの円筒体に赤外線を透過させる二つのセルを断
面半円状に形成した斜視図である。
【図4】半円状の二つのセルを有する円筒体の端部に配
置する検出器の軸方向に対して直角方向の断面図であ
る。
【図5】図4のB−B矢視断面図である。
【図6】従来の赤外線式ガス分析計の検出器の赤外線投
射方向に対して直角方向の断面図である。
【図7】図6のD−D矢視断面図である。
【図8】従来の赤外線式ガス分析計の平面図である。
【符号の説明】
1 検出器 1a、1b ブロック 3 円筒体 3a、3b セル 6 コンデンサマイクロホン 10、20 スペ−ス 11、12、21、22 室 13、14、23、24 接合面 15、16、25、26 凹部 17、18、27、28 孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方には基準となるガスを封入或いは流
    通する比較セルを他方には試料ガスを導入・排出する試
    料セルを配置して赤外線を透過させる二つのセルの端部
    に、前記各セルを介してそれぞれ赤外線の入射する二つ
    の室を形成すると共にこれら二つの室の間にコンデンサ
    マイクロホン等の検出センサを配置する一定のスペ−ス
    を設ける検出器を配置してなる赤外線式ガス分析計にお
    いて、前記検出器は、一方の室を形成する半円筒状ブロ
    ックと他方の室を形成する半円筒状ブロックとを接合す
    るよう別個のブロックとして製作し、更にこれら半円筒
    状ブロックの接合面を接合させた時前記コンデンサマイ
    クロホン等の検出センサを配置する空間となると共に各
    室に通じる孔を穿設した凹部を各ブロックの接合面に形
    成したことを特徴とする赤外線式ガス分析計。
JP1993027875U 1993-04-28 1993-04-28 赤外線式ガス分析計 Expired - Lifetime JP2597714Y2 (ja)

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JPH0682554U JPH0682554U (ja) 1994-11-25
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