JP2597333B2 - 乗用田植機の溝切り装置 - Google Patents
乗用田植機の溝切り装置Info
- Publication number
- JP2597333B2 JP2597333B2 JP22897287A JP22897287A JP2597333B2 JP 2597333 B2 JP2597333 B2 JP 2597333B2 JP 22897287 A JP22897287 A JP 22897287A JP 22897287 A JP22897287 A JP 22897287A JP 2597333 B2 JP2597333 B2 JP 2597333B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grooving
- planting
- rice transplanter
- riding rice
- stay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、田植えとともに田面に溝切りを行なうこと
ができる乗用田植機の溝切り装置に関する。
ができる乗用田植機の溝切り装置に関する。
［従来の技術］ 従来は、植付けを行なった田面、とくに湿田では、い
わるゆ中干しを行なわないと水管理がやりにくくなるの
で、田植機による植付後に、歩行形溝切機により田面
に、通常２〜３回で溝切り作業を行なって、いわゆる間
断灌漑を行なっていた。
わるゆ中干しを行なわないと水管理がやりにくくなるの
で、田植機による植付後に、歩行形溝切機により田面
に、通常２〜３回で溝切り作業を行なって、いわゆる間
断灌漑を行なっていた。
［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、歩行形溝切機による作業は重労働とな
り、とくに湿田では作業者が歩行しにくく、また、植付
苗を倒したりすることになって、作業が困難となる、と
いった問題点を有していた。
り、とくに湿田では作業者が歩行しにくく、また、植付
苗を倒したりすることになって、作業が困難となる、と
いった問題点を有していた。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は、その問題点を解決し、乗用田植機に搭乗し
て植付けとともに確実良好かつ能率的に溝切り作業がで
きるようにしたものであり、そのため、植付部の植付ケ
ースもしくはフロートより後方に延出するステーの後部
からは、田面にＶ状の溝を形成できる溝切り回転体を回
動自由にして垂設するとともに、ステーから溝切り回転
体を下方に弾圧し、該溝切り回転体の両側から後方に整
地板を延設して構成したものである。
て植付けとともに確実良好かつ能率的に溝切り作業がで
きるようにしたものであり、そのため、植付部の植付ケ
ースもしくはフロートより後方に延出するステーの後部
からは、田面にＶ状の溝を形成できる溝切り回転体を回
動自由にして垂設するとともに、ステーから溝切り回転
体を下方に弾圧し、該溝切り回転体の両側から後方に整
地板を延設して構成したものである。
［作用］ したがって、植付けを行なう乗用田植機に牽引されな
がら、植付後の植付苗の間の田面に溝切り回転体が回転
して溝切りを行なうことができることになり、その場合
溝切り回転体は下方に弾圧されて所定の深さの溝切りを
行なうことができるとともに、溝を両側上部が盛り上が
らないように両側の整地板により良好に整地できること
になる。
がら、植付後の植付苗の間の田面に溝切り回転体が回転
して溝切りを行なうことができることになり、その場合
溝切り回転体は下方に弾圧されて所定の深さの溝切りを
行なうことができるとともに、溝を両側上部が盛り上が
らないように両側の整地板により良好に整地できること
になる。
［実施例］ 次に、図面に示す実施例について説明する。
第３図は乗用田植機の側面図を示し、４輪形でハンド
ル（６）やシート（７）等を有する乗用車（Ｂ）の後方
にはリンク機構（８）を介し植付部（Ａ）を連結する
が、該植付部（Ａ）は、下部に並設した各フロート
（２）の上方には後部に植付爪（９）をそれぞれ連設し
た各植付ケース（１）を架設し、各植付ケース（１）の
上方にまたがって横設した苗取出し板（10）の上方には
横方向に往復動自在に苗載台（11）を斜設して従来形構
造同様に構成したものである。
ル（６）やシート（７）等を有する乗用車（Ｂ）の後方
にはリンク機構（８）を介し植付部（Ａ）を連結する
が、該植付部（Ａ）は、下部に並設した各フロート
（２）の上方には後部に植付爪（９）をそれぞれ連設し
た各植付ケース（１）を架設し、各植付ケース（１）の
上方にまたがって横設した苗取出し板（10）の上方には
横方向に往復動自在に苗載台（11）を斜設して従来形構
造同様に構成したものである。
（３）はステーで、板材を後部が高くなるよう屈折し
て形成するとともに、その前端部（3a）を前記フロート
（２）の後部上面に接合して複数の各ねじ（12）により
固設して連結するが、該ステー（３）の前部を前記植付
ケース（１）の後部上方に連結して構成することもでき
る。
て形成するとともに、その前端部（3a）を前記フロート
（２）の後部上面に接合して複数の各ねじ（12）により
固設して連結するが、該ステー（３）の前部を前記植付
ケース（１）の後部上方に連結して構成することもでき
る。
水平面となる前記ステー（３）の上部には、平行にし
て垂直にした両支杆（13）（13）の上部を上下方向に摺
動可能にしてそれぞれ嵌挿し、両支杆（13）（13）の上
端間に架着したピン（14）と、その下方のステー（３）
の上部上面との間には、両支杆（13）（13）を下方に弾
圧する引張ばね（15）を介装し、両支杆（13）（13）の
中間部の両側には、ステー（３）の上部上面に衝合して
それ以上は降下しないようにするストッパー（16）をそ
れぞれ固設し、両支杆（13）（13）の下部間には、側面
が花形となって田面（Ｘ）にＶ状の溝（Ｙ）を形成する
ことができる溝切り回転体（４）を支軸（17）を介し回
転自由にして軸架し、溝切り回転体（４）の両側から後
方に延出する整地板（５）（５）を、両支杆（13）（1
3）の両外側面から後方側下方延出する両支持アーム（1
8）（18）の後端側にそれぞれ連結して架設し構成す
る。
て垂直にした両支杆（13）（13）の上部を上下方向に摺
動可能にしてそれぞれ嵌挿し、両支杆（13）（13）の上
端間に架着したピン（14）と、その下方のステー（３）
の上部上面との間には、両支杆（13）（13）を下方に弾
圧する引張ばね（15）を介装し、両支杆（13）（13）の
中間部の両側には、ステー（３）の上部上面に衝合して
それ以上は降下しないようにするストッパー（16）をそ
れぞれ固設し、両支杆（13）（13）の下部間には、側面
が花形となって田面（Ｘ）にＶ状の溝（Ｙ）を形成する
ことができる溝切り回転体（４）を支軸（17）を介し回
転自由にして軸架し、溝切り回転体（４）の両側から後
方に延出する整地板（５）（５）を、両支杆（13）（1
3）の両外側面から後方側下方延出する両支持アーム（1
8）（18）の後端側にそれぞれ連結して架設し構成す
る。
なお、図中、（Ｚ）は植付苗を示す。
したがって、オペレータが搭乗して乗用田植機を運転
しながら植付けを行なう状態で、牽引する後方の溝切り
回転体（４）が隣り合う植付苗（Ｚ）（Ｚ）間の田面に
溝切りを行なうことになるが、その場合、溝切り回転体
（４）は下方に弾圧されるので、泥土に喰い込むように
して回転するとともに所定の深さとなるように溝に形成
することになり、溝切り回転体（４）の喰い込みにより
溝の両側上方に盛り上がろうとする泥土は両整地板
（５）（５）により整地されることになって、第６図に
示すように田面にはＶ状の溝（Ｙ）が形成されることに
なる。
しながら植付けを行なう状態で、牽引する後方の溝切り
回転体（４）が隣り合う植付苗（Ｚ）（Ｚ）間の田面に
溝切りを行なうことになるが、その場合、溝切り回転体
（４）は下方に弾圧されるので、泥土に喰い込むように
して回転するとともに所定の深さとなるように溝に形成
することになり、溝切り回転体（４）の喰い込みにより
溝の両側上方に盛り上がろうとする泥土は両整地板
（５）（５）により整地されることになって、第６図に
示すように田面にはＶ状の溝（Ｙ）が形成されることに
なる。
［発明の効果］ このように本発明は、オペレータが搭乗して乗用田植
機を運転しならが植付け作業を行なうとともに、溝切り
回転体を牽引しながら植付苗間の田面に溝切りを行なう
ことができることになって、植付けと同時に溝切り作業
を能率良く行なうことができることになり、しかも、溝
切り回転体（４）を下方に弾圧して整地板（５）（５）
を配備したから、溝切り回転体（４）を良好に回転させ
ならが所定の深さにするとともに溝の両側上方を整地し
ながらＶ状の溝の整然と確実良好に形成できることな
り、簡単な構造にして好適に実施できる特長を有する。
機を運転しならが植付け作業を行なうとともに、溝切り
回転体を牽引しながら植付苗間の田面に溝切りを行なう
ことができることになって、植付けと同時に溝切り作業
を能率良く行なうことができることになり、しかも、溝
切り回転体（４）を下方に弾圧して整地板（５）（５）
を配備したから、溝切り回転体（４）を良好に回転させ
ならが所定の深さにするとともに溝の両側上方を整地し
ながらＶ状の溝の整然と確実良好に形成できることな
り、簡単な構造にして好適に実施できる特長を有する。
第１図は本発明の実施例である要部の側面図、第２図は
その平面図、第３図は乗用田植機の側面図、第４図は第
１図の一部の平断面図、第５図は第１図の一部の縦断面
図、第６図は溝切り状態の説明図である。 （Ａ）……植付部、（１）……植付ケース （２）……フロート、（３）……ステー （４）……回転体、（５）……整地板
その平面図、第３図は乗用田植機の側面図、第４図は第
１図の一部の平断面図、第５図は第１図の一部の縦断面
図、第６図は溝切り状態の説明図である。 （Ａ）……植付部、（１）……植付ケース （２）……フロート、（３）……ステー （４）……回転体、（５）……整地板
Claims (1)
- 【請求項１】植付部（Ａ）の植付ケース（１）もしくは
フロート（２）より後方に延出するステー（３）の後部
からは、田面にＶ状の溝を形成できる溝切り回転体
（４）を回動自由にして垂設するとともに、ステー
（３）から溝切り回転体（４）を下方に弾圧し、該溝切
り回転体（４）の両側から後方に整地板（５）（５）を
延設して構成したことを特徴とする乗用田植機の溝切り
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22897287A JP2597333B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 乗用田植機の溝切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22897287A JP2597333B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 乗用田植機の溝切り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6471412A JPS6471412A (en) | 1989-03-16 |
| JP2597333B2 true JP2597333B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=16884755
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22897287A Expired - Lifetime JP2597333B2 (ja) | 1987-09-11 | 1987-09-11 | 乗用田植機の溝切り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2597333B2 (ja) |
-
1987
- 1987-09-11 JP JP22897287A patent/JP2597333B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6471412A (en) | 1989-03-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2597333B2 (ja) | 乗用田植機の溝切り装置 | |
| KR100330391B1 (ko) | 두둑 성형 및 비닐자동 피복장치 | |
| JPH0159856B2 (ja) | ||
| JPH031934B2 (ja) | ||
| JPS6345855Y2 (ja) | ||
| JP2516478Y2 (ja) | 播種機の連結装置 | |
| CN108184391A (zh) | 仿形导种器 | |
| JPH0113809B2 (ja) | ||
| JPH041794Y2 (ja) | ||
| JP2934070B2 (ja) | 苗植付け装置 | |
| KR200203018Y1 (ko) | 두둑 성형 및 비닐자동 피복장치 | |
| JPS582183Y2 (ja) | 田植機 | |
| JPH0733606Y2 (ja) | 苗補給用コンベア | |
| JPS582171Y2 (ja) | 播種機におけるフロ−トの下部構造 | |
| JPH0132821Y2 (ja) | ||
| US2571407A (en) | Planter supporting implement | |
| JPH0644330Y2 (ja) | 水田作業機 | |
| JP2618248B2 (ja) | 藺草移植機 | |
| US545545A (en) | spitzenberg | |
| JP2832420B2 (ja) | 法面筋切り装置 | |
| JPS6327521Y2 (ja) | ||
| JPH10215705A (ja) | マルチ作業装置 | |
| JPH0613622Y2 (ja) | 苗植機 | |
| JPS6030886Y2 (ja) | 農用トラクタ−により牽引する代掻装置 | |
| JPH0218963Y2 (ja) |