JP2597144B2 - 射出成形機の保圧工程制御方法およびその装置 - Google Patents

射出成形機の保圧工程制御方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は射出成形機の保圧工程における保圧圧力制御
方法およびその装置に関する。
<従来技術> 射出成形機で溶融された材料樹脂を金型キャビティに
注入する場合、成形品の内部歪を極力小さくし、かつキ
ャビティ形状を完全に転写することが重要となってい
る。そのため射出工程における充填工程を速度制御する
ことで樹脂流動が滞溜することなくスムーズに流れる様
にし、充填工程に続く保圧工程においては圧力制御する
ことにより材料樹脂の収縮を補うように金型内の樹脂圧
力を高めることを行っている。
その1実施例を第12図により説明すると、射出工程の
開始点Aから射出圧力は徐々にグラフ1のように上昇
し、充填工程が完了すると(点B)次いで保圧工程に入
り、保圧工程中にキャビティ内に充填された溶融材料樹
脂の冷却固化に伴う収縮を補うため、保圧力を収縮と比
例するよう段階的にグラフ2のように下げることが行わ
れている。
<発明が解決しようとする課題> この方法によれば、内部歪は緩和される方向にある
が、保圧力を材料樹脂の収縮とともに段階的に下げてい
るためキャビティ内の末端まで圧力伝達が行われにく
く、転写性が低下する。
本発明は前述のような欠点を取除き、金型キャビティ
に対する溶融材料の転写性を充分に確保するとともに成
形品のストレスを極力小さくした射出成形機の保圧工程
制御方法およびその装置を提供することにある。
<課題を解決するための手段> 前述の目的を達成するため本発明においては充填後の
キャビティ内の充填材料の冷却固化に伴う収縮を補う射
出成形機の保圧工程制御方法において、保圧工程を時間
により任意に多区分し、該分割された区分ごとに任意の
振幅、周波数のパルス信号を出力し、射出圧力を脈動さ
せることを特徴とする射出成形機の保圧工程制御方法と
した。また充填後のキャビティ内の充填材料の冷却固化
に伴う収縮を補う射出成形機の保圧工程制御方法におい
て、保圧工程を時間により任意に多区分するとともに、
各区分ごとに射出圧力を多段に設定し、同設定圧力を基
準とする任意の振幅および周波数のパルス信号を出力
し、射出圧力を脈動させることを特徴とする射出成形機
の保圧工程制御方法とした。さらに、各区分内における
保圧圧力を設定する保圧圧力設定部と、同設定部の設定
値に従って信号を発する保圧圧力信号出力部と、各区分
内におけるパルス波形を設定する波形設定部と、前記パ
ルス波形設定部の設定波形に従ってパルス信号を発する
信号発信部と、保圧工程を時間で多区分するための時間
を設定する時間設定装置と、前記保圧圧力信号出力部お
よびパルス信号発信部および時間設定装置からの出力信
号により演算を行い、保圧工程の区分された域内におけ
るパルス波形の射出圧力の算出を行う信号演算部と、同
信号演算部からの制御信号によりD/A変換器を介して制
御される射出成形機の保圧圧力を制御する電磁リリーフ
弁を作動させる駆動部を有し、前記請求項1)又は2)
記載の方法を行うための射出成形機の保圧工程制御装置
とした。
<作 用> 前述のような構成となっているので保圧工程中の保圧
圧力は時間で区分された区域内で予め定められたパルス
信号に従った圧力となる。またパルス信号の基準値を多
段に設定することにより冷却固化の収縮と比例するよう
に段階的に保圧圧力が下がる。
<実施例> 第1図で示すように成形品の肉厚が部位によって異な
る場合、肉厚の差により樹脂材料の冷却固化時間が異な
り、保圧工程を時間T1,T2で区分した各区分毎に振幅、
周波数の異なる保圧圧力11,12および13とする。加え
て、金型冷却温度を低くしたり、溶融材料温度を低くし
てハイサイクル成形を行う場合や、薄肉の成形に対して
の場合は第2図のように保圧の絶対値に差を付た多段階
P1,P2,P3に設定を行うと良好である。
また第3図で示すように各区分における振幅、周波数
の異なるパルス14,15および16の各パルス間にインター
バルt1,t2およびt3を設けることにより、ABS樹脂のよう
に連続的に圧力を振動させると固化層(スキン層)と溶
融した流動層の境界で剪断発熱を生じ、発火現象や剪断
歪が起きる材料等には剪断の影響を減少させることが出
来る。前実施例同様に、第4図のように保圧の絶対値に
差を付けた多段階に設定を行うことが出来る。
さらに第5図に示すように各区分毎に異なった減衰率
の減衰パルス17,18および19による保圧を行えば非結晶
性の樹脂等で冷却固化していく状況が温度低下線図に近
い特性の材料では、固化速度とパルス減衰率を上手に合
せることにより、製品の各部位に必要以上の内部歪が発
生しないようにしている。そして同様に前実施のように
第6図に示す保圧の絶対値に差を付た多段階に設定する
ことも出来る。
また第7図のようにパルス負荷時間をTXで打ち切りパ
ルス保圧の成形品に対する有効時間を調整し、必要以上
の圧力を負荷しないようにすることも出来る。
第8図は高速射出(充填)を必要とする成形におい
て、充填時に十分なスキン層成形がなされない場合に、
いきなり保圧圧力を負荷するとスキン層が薄く、それが
破れてバリが発生しがちであり、その現象を防ぐためス
キン層を形成する時間TYを設け、有効にパルス保圧を負
荷することが出来るようにしている。
そして、第9図および第10図に示すように種々の材
料、製品の形状に対処出来るように種々のパルス信号、
例えば振幅の同一なパルス20、パルス間にインターバル
tを設けたパルス21および減衰パルス22を組合せること
も出来る。
次に本方法を行うための装置について第11図により説
明すると、31は成形機の射出装置で、加熱シリンダ32の
内径面に嵌着されたスクリュ33が図示してない駆動装置
により回転し、ホッパ34から供給され加熱シリンダ32か
らの熱を受けて溶融され材料樹脂をスクリュ33の先端部
(図中左)の前方に移送し、蓄積するようになってい
る。この際スクリュ33は樹脂圧により後退(図中右行す
る)する。蓄積された材料は所定量に達すると、スクリ
ュ33の回転および後退は停止し、今度は射出シリンダ35
に作用する圧油により前進(図中左行する)し、蓄積さ
れた溶融樹脂を加熱シリンダ32の先端に取付られたノズ
ル36より金型37内のキャビティ38内へ射出される。39は
流量調整弁で射出シリンダ35に作用する圧油の流量を調
整するものである。40は電磁リリーフ弁で、射出シリン
ダ35に作用する圧油の圧力を調整するもので、駆動部41
から発せられる電気量の大小により圧力調整を行うもの
である。42は各区分における保圧圧力を設定する圧力設
定部で、同設定部42の設定値に従って、保圧圧力信号出
力部43が信号を発するようになっている。44は各区分内
におけるパルス波形を設定する波形設定部で同波形設定
部44の設定値に従ってパルス信号発信部45がパルス信号
を発するようになっている。46は保圧工程を時間で区分
する時間設定装置である。47は信号演算部で前記保圧圧
力信号出力部43およびパルス信号発信部45および時間設
定装置46からの出力信号を受け、保圧工程の区分された
域内におけるパルス波形の射出圧力の算出を行うもの
で、D/A変換器48を介して駆動部41へ作用するようにな
っている。
<発明の効果> 以上説明したような構成となっているので、材料樹脂
の種類、種々の成形品の形状に対応が出来る保圧圧力が
得られ、当初に掲げた欠点が取除かれる。
前述の実施例では保圧工程を3分割した例で説明して
いるが、勿論これに限らず、任意に区分出来ることは白
明である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本発明による実施例を説明したも
ので、第1図および第2図は保圧工程の各区分内毎に異
なった振幅、周波数のパルス圧力を組合せた射出工程の
射出圧力を示した図。第3図および第4図は、保圧工程
の各区分内のパルス圧にパルス間にインターバルを設け
た射出工程の射出圧力を示した図。第5図および第6図
は保圧工程各区分内のパルス圧力を減衰パルスとした射
出工程における射出圧力を示す図。第7図は保圧工程の
中途までパルス圧力を作用させた射出工程の射出圧力の
図。第8図は保圧工程におけるパルス圧力を保圧工程の
開始から所定時間遅延させて負荷した射出工程における
射出圧力の図。第9図および第10図は保圧工程における
各区分内を異なつた種類のパルス圧力とした射出工程に
おける射出圧力を説明した図。第11は本発明の方法を行
うための装置を説明した図。第12図は従来の射出工程に
おける射出圧力を示した図。 35……射出シリンダ,39……流量調整弁,40……電磁リリ
ーフ弁,41……駆動部,42……保圧圧力設定部,43……保
圧圧力信号出力部,44……波形設定部,45……パルス信号
発信部,46……時間設定装置,47……信号演算部。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充填後のキャビティ内の充填材料の冷却固
    化に伴う収縮を補う射出成形機の保圧工程制御方法にお
    いて、保圧工程を時間により任意に多区分し、該分割さ
    れた区分ごとに任意の振幅、周波数のパルス信号を出力
    し、射出圧力を脈動させることを特徴とする射出成形機
    の保圧工程制御方法。
  2. 【請求項2】充填後のキャビティ内の充填材料の冷却固
    化に伴う収縮を補う射出成形機の保圧工程制御方法にお
    いて、保圧工程を時間により任意に多区分するととも
    に、各区分ごとに射出圧力を多段に設定し、同設定圧力
    を基準とする任意の振幅および周波数のパルス信号を出
    力し、射出圧力を脈動させることを特徴とする射出成形
    機の保圧工程制御方法。
  3. 【請求項3】前記各区分におけるパルス信号は振幅が同
    一であることを特徴とする前記請求項1)又は2)記載
    の射出成形機の保圧工程制御方法。
  4. 【請求項4】前記各区分におけるパルス信号は任意のイ
    ンタバルを置いて出力することを特徴とする前記請求項
    1)又は2)記載の射出成形機の保圧工程制御方法。
  5. 【請求項5】前記各区分におけるパルス信号は振幅を時
    間経過とともに減衰させることを特徴とする前記請求項
    1)又は2)記載の射出成形機の保圧工程制御方法。
  6. 【請求項6】前記各区分におけるパルス信号は前記請求
    項3),4)および5)記載のパルス信号を任意に選択、
    組み合せたことを特徴とする前記請求項1)又は2)記
    載の射出成形機の保圧工程制御方法。
  7. 【請求項7】前記各区分のパルス信号はタイマーにより
    設定された時間だけ出力することを特徴とする前記請求
    項1)又は2)記載の射出成形機の保圧工程制御方法。
  8. 【請求項8】前記保圧工程におけるパルス信号の出力は
    充填工程から保圧工程へ切換った後、一定時間経過後行
    うことを特徴とする前記請求項1)又は2)記載の射出
    成形機の保圧工程制御方法。
  9. 【請求項9】各区分内における保圧圧力を設定する保圧
    圧力設定部と、同設定部の設定値に従って信号を発する
    保圧圧力信号出力部と、各区分内におけるパルス波形を
    設定する波形設定部と、前記パルス波形設定部の設定波
    形に従ってパルス信号を発する信号発信部と、保圧工程
    を時間で多区分するための時間を設定する時間設定装置
    と、前記保圧圧力信号出力部およびパルス信号発信部お
    よび時間設定装置からの出力信号により演算を行い、保
    圧工程の区分された域内におけるパルス波形の射出圧力
    の算出を行う信号演算部と、同信号演算部からの制御信
    号によりD/A変換器を介して制御される射出成形機の保
    圧圧力を制御する電磁リリーフ弁を作動させる駆動部を
    有し、前記請求項1)又は2)記載の方法を行うための
    射出成形機の保圧工程制御装置。
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