JP2597077B2 - 乗務交番作成装置 - Google Patents

乗務交番作成装置

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JP2597077B2
JP2597077B2 JP5393294A JP5393294A JP2597077B2 JP 2597077 B2 JP2597077 B2 JP 2597077B2 JP 5393294 A JP5393294 A JP 5393294A JP 5393294 A JP5393294 A JP 5393294A JP 2597077 B2 JP2597077 B2 JP 2597077B2
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栄一 岩崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、列車乗務員(車掌)お
よび動力車乗務員(運転士)の勤務/休養パターンおよ
び各勤務における仕業を図表化した交番割を作成する乗
務交番作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように列車を運行するには乗務員
(運転士、車掌)を必要とする。また列車の運行区間は
長短様々であり、短距離の場合はともかく長距離の運行
区間では始発駅から終着駅までの全区間を乗務員の変更
なしで運転することは労働条件等から不可能であり乗務
員の運用効率の面からも効率的ではない。このため、1
つの列車運行区間を複数に分割し各分割区間毎に乗務員
を交替して1本の列車を運行することが行われている。
例えばA駅〜B駅〜C駅の列車運行区間をA駅〜B駅の
第1区間とB駅〜C駅の第2区間とに分割し、A駅から
乗務した乗務員はB駅で降車し、B駅〜C駅間は他の乗
務員によって列車が運行される。また、B駅で降車した
乗務員は、休息後に別の列車(例えばB駅→A駅の列
車)に乗務し、降車、休息後さらに他の列車(例えばA
駅→B駅の列車)に乗務することが行われている。
【0003】このような乗務スケジュールを具体化した
交番割は、良好な労働条件を維持しつつ乗務員を効率よ
く運用すべく策定されている。従来、交番割は、列車ダ
イヤグラムと労働法規、就業規則等に基づいて、これら
の規則等を熟知している担当者による手作業で作成され
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、交番割
の作成が殆ど手作業であったために、(1)作業が効率
的ではなく、(2)多数の交番割を作成して比較検討す
ることは困難で、(3)業務担当者(熟練者)の養成に
長時間を要していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として次の手段を採用している。すなわち図26
に例示するように、請求項1記載の乗務交番作成装置
は、乗務員の1勤務に相当する仕業が充当された出勤出
面と休暇を割り当てられた休日出面とを配列し乗務員の
勤務、休養を循環パターン化した交番割を作成する乗務
交番作成装置であって、鉄道車両の運用パターンに関す
る車両運用データと、予め設定された列車の運行を担当
する区所に関する区所データと、該区所に属する複数の
乗務員を1組とした交番組に関する交番組データとを記
憶する記憶手段と、上記車両運用データと区所データと
を指示する入力を行うための指示手段と、該指示手段の
指示に応じた車両運用データおよび区所データと該区所
データの区所に属する交番組データを上記記憶手段から
抽出して該抽出した車両運用データに基づいて各運用パ
ターンに対応する仕業の仕業データを構築すると共に上
記抽出された交番組データおよび上記構築された仕業デ
ータに基づいて上記交番組に対応する交番割の各出面に
1仕業または1休日を充当して交番割データを作成する
交番割データ作成手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】次に請求項2記載の乗務交番作成装置は、
請求項1記載の乗務交番作成装置において、上記交番割
データに基づいて上記区所に属する複数の交番組毎の1
人1日平均労働時間を算出する平均労働時間算出ステッ
プ、該算出した各交番組の1人1日平均労働時間と予め
設定された基準労働時間とを比較して1人1日平均労働
時間が基準労働時間よりも設定値を越えて過剰となって
いる過剰交番組または1人1日平均労働時間が基準労働
時間よりも設定値を越えて不足となっている不足交番組
を抽出する交番抽出ステップおよび1人1日平均労働時
間が最も少ない交番組の仕業中から選択された仕業と過
剰交番組の仕業中で該選択された仕業よりも労働時間が
多い仕業とを入れ換える過剰調整ステップもしくは1人
1日平均労働時間が最も多い交番組の仕業中から選択さ
れた仕業と不足交番組の仕業中で該選択された仕業より
も労働時間が少ない仕業とを入れ換える不足調整ステッ
プを順次繰り返して複数の交番組間の1人1日平均労働
時間の均等化を図る均等化手段を設けたことを特徴とす
る。
【0007】さらに、請求項3記載の乗務交番作成装置
は、請求項1または2記載の乗務交番作成装置におい
て、乗務員の1日当り労働時間制限、設定期間当りの労
働時間制限および所定期間内の休日数に関する規定を含
む勤務規定データを記憶する勤務規定記憶手段と、該勤
務規定データと上記交番割データとを照合して規定違反
となる上記仕業が充当されている出面を抽出する違反出
面抽出手段と、該抽出された出面の仕業と該抽出された
出面が属する交番組内の他の出面の仕業とを互いに差換
えることによって上記規定違反の回避を図る違反回避手
段とを設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成の請求項1記載の乗務交番作成装置で
作成される交番割は、乗務員の勤務または休養の単位と
なる複数の出面を配列し乗務員の勤務/休養を循環パタ
ーン化している。ここで乗務員とは動力車乗務員および
列車乗務員である。乗務員は交番割の出面順、例えば出
面1、出面2、出面3・・・出面nの順に勤務/休養を
行い、各出面を一巡すると再度同順序で勤務/休養を繰
り返すことになる。乗務員の休養は暦日単位を原則とし
ているが、1勤務(始業時刻から終業時刻まで)は必ず
しも1暦日に収まってはいない。さらに勤務に対応する
各出面には乗務員の1勤務に相当する仕業が割当てられ
ている。この仕業は、乗務員が乗務すべき列車とその乗
務区間を1つの仕業単位として通常は複数の仕業単位を
1組として構成されており、始業時刻から終業時刻まで
の乗務準備、乗務、休息等が規定されている。なお、各
仕業毎に始業時刻、終業時刻、乗務する列車の経路等が
異なることが原則(一致する場合もある)で、複数の乗
務員がそれぞれ同一の交番割に従って各出面を一巡する
ことにより、それぞれの乗務員の労働時間、労働条件、
休養日数等を平均化する効果がある。
【0009】この乗務交番作成装置では、記憶手段が、
鉄道車両の運用パターンに関する車両運用データと、予
め設定された列車の運行を担当する区所に関する区所デ
ータと、該区所に属する複数の乗務員を1組とした交番
組に関する交番組データとを記憶する。
【0010】運用パターンとは、例えばある列車を、豊
橋発8:00〜大垣着9:00で運行し、次に大垣発1
0:00〜豊橋着11:00として運行し、さらに・・
・というように、列車が出区してから入区するまでの運
行、回送の順序とその発着駅、発着時刻を示すものであ
り、車両運用データには、1つの運用パターンを特定す
る列車仕業番号、この列車仕業番号で特定される運行パ
ターンを構成する各運行または回送を特定する列車番号
とこれら各運行または回送の発着駅、発着時刻等がデー
タとして収納されており、列車ダイヤグラムに表示され
た全列車がいずれかの運用パターンに属している。
【0011】区所は、例えば名古屋運転区、大垣電車区
等であり各区所毎に担当する運行範囲等が規定され、す
べての乗務員はいずれかの区所に所属している。各区所
に属する乗務員はその職種(運転士、車掌)毎に区分さ
れ、同種の乗務員複数を1組として交番組が構成され
る。したがって、各区所には1以上の交番組が所属して
いる。
【0012】指示手段により車両運用データと区所デー
タとを指示する入力がなされると、交番割データ作成手
段が、指示手段の指示に応じた車両運用データおよび区
所データとこの区所データの区所に属する交番組データ
を記憶手段から抽出してこの抽出した車両運用データに
基づいて各運用パターンに対応する仕業の仕業データを
構築すると共に抽出された交番組データおよび構築され
た仕業データに基づいてそれぞれの交番組に対応する交
番割の各出面に1仕業または1休養日を充当して交番割
データを作成する。
【0013】このように、乗務交番作成装置によれば、
予め記憶手段に車両運用データ、区所データおよび交番
組データを記憶させておき、指示手段により所望の車両
運用データと区所データとを指示する入力を行うだけ
で、交番割データを作成させることができる。この交番
割データを、例えばCRT等に表示させれば交番割を視
認でき、例えば図表として印刷すれば交番割表として使
用できる。また、複数の交番割を作成して比較検討する
ことも容易である。この乗務交番作成装置の操作には、
特に熟練を要さないので業務担当者の養成に長時間を費
やすこともない。
【0014】次に、請求項2記載の構成とすれば、均等
化手段が、交番割データに基づいて区所に属する複数の
交番組毎の1人1日平均労働時間を算出する平均労働時
間算出ステップ、算出した各交番組の1人1日平均労働
時間と予め設定された基準労働時間とを比較して1人1
日平均労働時間が基準労働時間よりも設定値を越えて過
剰となっている過剰交番組または1人1日平均労働時間
が基準労働時間よりも設定値を越えて不足となっている
不足交番組を抽出する交番抽出ステップおよび1人1日
平均労働時間が最も少ない交番組の仕業中から選択され
た仕業と過剰交番組の仕業中で該選択された仕業よりも
労働時間が多い仕業とを入れ換える過剰調整ステップも
しくは1人1日平均労働時間が最も多い交番組の仕業中
から選択された仕業と不足交番組の仕業中で該選択され
た仕業よりも労働時間が少ない仕業とを入れ換える不足
調整ステップを順次繰り返して複数の交番組間の1人1
日平均労働時間の均等化を図るので、複数の交番組間の
1人1日平均労働時間を均等化した交番割を作成でき
る。
【0015】さらに、請求項3記載の乗務交番作成装置
では、勤務規定記憶手段が、乗務員の1日当り労働時間
制限、設定期間当りの労働時間制限および所定期間内の
休日数に関する規定を含む勤務規定データを記憶する。
違反出面抽出手段が、勤務規定データと交番割データと
を照合して規定違反となる仕業が充当されている出面を
抽出すると、違反回避手段が、抽出された出面の仕業と
抽出された出面が属する組内の他の出面の仕業とを互い
に差換えることによって規定違反の回避を図る。したが
って、規定違反の出面を含む交番割が作成されることが
自動的に回避されるので、特別に労働法規や就業規則等
を熟知した担当者によらなくとも、これら法規や規則に
反する出面を含まない交番割を作成することができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1に示
すように、本実施例の乗務交番作成装置20は、CPU
30a、ROM30b、RAM30c、入出力回路30
d、これらを接続するバス30e等を内蔵する周知のコ
ンピュータ30、このコンピュータ30に入出力回路3
0dを介して接続されたマウス32、キーボード34、
フロッピディスクドライブ(FDD)36、外部メモリ
38、CRT40、プリンタ42を備えている。周知の
ように、マウス32はCRT40の画面上の位置を指定
したり項目を指示する入力を行うためのもので、本実施
例では指示手段としても用いられる。同様に、キーボー
ド34は文字の入力や画面上の位置や項目の指定を指示
する入力を行うためのものであり、本実施例では指示手
段としても用いられる。なお、図示は1台であるが、こ
の乗務交番作成装置20には2台のCRT40が備えら
れている。コンピュータ30のROM30bには、所定
の手順に従って各種の処理を行うためのプログラムが予
め記憶されている。これらのプログラム中には、エキス
パートシステムとして知られているAI機能が含まれて
いる。また、外部メモリ38には、予め列車ダイヤグラ
ムに対応して作成された車両運用データが格納されてい
る。この車両運用データは、例えばある車両をA駅から
B駅まで運行し、次にB駅からA駅へ運行し、さらにA
駅からC駅へ運行し、さらに清掃等を実施た後、C駅か
らA駅へというように、車両の折り返し、回送、清掃、
点検等の運用スケジュールをデータ化したもので、列車
ダイヤグラムデータに様々な情報が付加されている。こ
の乗務交番作成装置20においては、通常は車両運用デ
ータ自体の書換え等の操作は行われない。もちろん、列
車ダイヤの改正等があれば、それらに基づいた新たな車
両運行データが外部メモリ38に記憶させられる。
【0017】また外部メモリ38には、列車の運用パタ
ーンに関する車両運用データ、列車運行を担当する区所
に関する区所データ、各区所に属する複数の乗務員を1
組とする交番組に関する交番組データが記憶されてい
る。すなわち、外部メモリ38が請求項1に記載される
記憶手段に相当している。次に、上記の乗務交番作成装
置20の作動について説明する。
【0018】まず、図2に従ってメインルーチンを説明
する。乗務交番作成装置20が起動されると、コンピュ
ータ30はメインルーチンを開始して、作業メニューを
CRT40に表示させて、機能選択を待つ(ステップ1
00)。ここで、操作者が例えばマウス32を介して、
設定、表示、交番作成、印刷、終了のいずれかの機能を
選択・指示すると、コンピュータ30はこの指示に応じ
たルーチンを開始する。以下、それぞれの機能ルーチン
について順に説明する。
【0019】まず、設定が選択された場合には、コンピ
ュータ30はステップ200に進み設定ルーチンを開始
する。この設定ルーチンでは、列車運行を担当する区所
に関する区所データ、各区所に属する複数の乗務員を1
組とする交番組に関する交番組データ、曜日パターンデ
ータに関する登録等の作業が実行される。
【0020】図3に示すように、コンピュータ30は設
定ルーチンを開始すると、まずCRT40にメニューを
表示して操作者による選択を待ち、操作者がマウス32
またはキーボード34を介して区所、組、曜日または終
了のいずれかを選択、指示すると、コンピュータ30は
それに応じた処理へ進む。以下、各処理について順に説
明する。
【0021】区所が選択されると、コンピュータ30は
ステップ2020へ進み、区所作成ルーチンを実行す
る。図4に示すように、区所作成ルーチンを開始したコ
ンピュータ30は、まず登録または削除の選択・指示を
待つ(ステップ2100)。このステップ2100で登
録が選択されると、コンピュータ30は区所名等のデー
タの入力を待つ(ステップ2110)。ここでデータと
して区所名(例えば名古屋運転区等)、区所略名、管轄
名、総乗務キロが入力されると、次のステップ2120
においてコンピュータ30はこれらのデータを外部メモ
リ38に記憶させ、リターンする。また、ステップ21
00で削除が選択されると、コンピュータ30は削除対
象区所の指定を待つ(ステップ2130)。ステップ2
130で対象区所が入力されると、コンピュータ30
は、当該区所に関わるデータの削除を外部メモリ38に
指示して(ステップ2140)、リターンする。
【0022】次に、組が選択された場合には、コンピュ
ータ30はステップ2030へ進み、組作成ルーチンを
実行する。図5に示すように、区所作成ルーチンを開始
したコンピュータ30は、まず登録または削除の選択・
指示を待つ(ステップ22100)。このステップ22
00で登録が選択されると、コンピュータ30は作成組
名等のデータの入力を待つ(ステップ210)。ここで
データとして当該交番組を登録すべき区所名(例えば名
古屋運転区等)、個別の交番組を特定するための組名
(例えばEC1組等)、その交番組の出面数、連休の設
定が入力されると、次のステップ2220においてコン
ピュータ30はこれらのデータを外部メモリ38に記憶
させ、リターンする。なお、ここで入力される出面数は
休日数を含まない(=出勤者数に相当)もので、コンピ
ュータ30は入力された出面数に所定の休日数を加算し
て交番組の出面数として登録させる。したがって、各交
番組の出面数は、実際に勤務が充当される出面数プラス
休日数で構成されている。つまり、例えば組の出勤者数
が10名であるとして休日となる出面(以下休日出面と
いう)数を2とすれば、総出面数を12とし休日出面数
が2となり、この交番組を構成する乗務員数は12名と
なる。この交番組では、ある乗務員が出面1から出面1
2まで、1日ごとに異なった出面に従って勤務すれば、
12日で一巡することになり、この12日間で10日の
勤務と2日の休日が与えられることになる。また、出面
の配列により在宅休養を連休とすることもできる。上述
の連休設定は、例えば2連休設定の指示、連休を設定し
ない指示である。一方、ステップ2200で削除が選択
されると、コンピュータ30は削除対象交番組およびそ
の交番組が属する区所の指定を待つ(ステップ223
0)。ステップ2230で区所と対象交番組が入力され
ると、コンピュータ30は、当該交番組に関わるデータ
の削除を外部メモリ38に指示して(ステップ224
0)、リターンする。
【0023】さらに、曜日が選択された場合には、コン
ピュータ30はステップ2040へ進み、曜日パターン
作成ルーチンを実行する。この曜日パターンは、通常の
列車ダイヤが平日(月曜〜金曜)と休日(土曜、日曜、
祝日)あるいは休日の前日とで変えられていることか
ら、例えば月曜の深夜から乗務して火曜の早朝に乗務を
終えるような場合と日曜の深夜から乗務して月曜の早朝
に乗務を終えるような場合とでは列車運行パターンが異
なる場合があり、このような変動に対処するために設定
されるもので装置の機能上必要とされるわけではない。
この曜日パターンの登録、変更、削除も上述の区所登録
と同様の手順で行われる。ただし、入力されるデータ
は、例えば月曜〜金曜、金曜(平日)−休日−休日−休
翌日(平日)等で、基本的には、平日と休日との組合せ
となる。
【0024】なお、ステップ2010で終了が選択され
た場合には、コンピュータ30は設定ルーチンを終えて
メインルーチンにリターンする。上述の区所データ、組
データおよび曜日データは、車両運用データと共に交番
作成処理を実施するためにの基本データであり、基本デ
ータの登録作業を実施した後、交番作成作業が実施され
ることになる。
【0025】次に、図2に示されるメインルーチンにお
いて、表示が選択された場合について説明する。表示が
選択された場合には、コンピュータ30は、ステップ3
00に進み、図6に示される表示ルーチンを開始する。
図6に示すように、表示ルーチンを開始したコンピュー
タ30は、CRT40に表示形式を一覧表示させて、操
作者による形式選択を待つ(ステップ2300)。ここ
でダイヤ、横棒または運用表の選択を待ち、操作者がマ
ウス32またはキーボード34を介してダイヤ、横棒ま
たは運用表のいずれかを選択、指示すると、コンピュー
タ30はそれに応じた処理ステップへ進む。
【0026】ここでダイヤが選択されると、コンピュー
タ30はダイヤ画面表示処理ルーチン(ステップ240
0)を実行する。図7に示すように、このダイヤ画面表
示処理ルーチンを開始すると、コンピュータ30は駅レ
イアウトの指定を待つ(ステップ2410)。この駅レ
イアウトは、表示対象となる鉄道の区間を特定するもの
であり、例えば中央線の名古屋〜塩尻間のように指定さ
れ、本実施例ではこのような区間を画面表示してマウス
カーソルで選択する構成としているが、文字入力で指定
することもできる。続いて、コンピュータ30は曜日パ
ターンの指定を待ち(ステップ2420)、入力される
と次のステップへ進む。次のステップ2430では、コ
ンピュータ30は例えば平日、休前日、休日等の曜日の
指定を待ち、入力されると次のステップ2440へ進
む。ステップ2440では、コンピュータ30は上述の
ステップ2410〜2420における指定にしたがっ
て、CRT40に、図8に示すようなダイヤ画面Dに車
両運用スジLを表示させてリターンする。なお、車両運
用スジLの端点に付されている丸印、三角印は車両運用
スジLの始点、終点を示している。また、図8では表示
されていないが、ダイヤ画面Dの車両運用スジLに沿っ
て列車番号を表示することも可能である。
【0027】図6に示される画面表示ルーチンのステッ
プ2300において横棒が選択されると、コンピュータ
30は横棒画面表示処理ルーチン(ステップ2500)
を実行する。図9に示すように、この横棒画面表示処理
ルーチンを開始すると、コンピュータ30は曜日パター
ンの指定を待ち(ステップ2510)、入力されると次
のステップへ進む。次のステップ2520では、コンピ
ュータ30は曜日の指定を待ち、入力されると次のステ
ップ2530へ進む。ステップ2530では、コンピュ
ータ30は区所の指定を待ち、入力されると次のステッ
プ2540へ進む。ここでの区所入力は、CRT40に
表示されている区所一覧から選択、指示する方式である
が、別途文字入力することもできる。次のステップ25
40では、コンピュータ30は、前ステップ2530で
指定された区所に属する交番組の一覧をCRT40に表
示させて、交番組の指定を待ち、交番組が指定されると
次のステップ2550へ進む。ステップ2550では、
コンピュータ30は上述のステップ2510〜2550
における指定にしたがい、さらに操作者の指示に応じ
て、CRT40に、図10に示すような作業用横棒画面
または図11に示すような組用横棒画面をCRT40に
表示させる。なお、この作業用横棒画面と組用横棒画面
とを、上下のウィンドウに表示させることも可能であ
る。
【0028】図6に示される画面表示ルーチンのステッ
プ2300において運用表が選択されると、コンピュー
タ30は運用表画面表示処理ルーチン(ステップ260
0)を実行する。図12に示すように、この運用表画面
表示処理ルーチンを開始すると、コンピュータ30は曜
日パターンの指定を待ち(ステップ2610)、入力さ
れると次のステップへ進む。次のステップ2620で
は、コンピュータ30は曜日の指定を待ち、入力される
と次のステップ2630へ進む。ステップ2630で
は、コンピュータ30は区所の指定を待ち、入力される
と次のステップ2640へ進む。ここでの区所入力は、
CRT40に表示されている区所一覧から選択、指示す
る方式であるが、別途文字入力することもできる。次の
ステップ2640では、コンピュータ30は、前ステッ
プ2630で指定された区所に属する交番組の一覧をC
RT40に表示させて、交番組の指定を待ち、交番組が
指定されると次のステップ2650へ進む。ステップ2
650では、コンピュータ30は仕業の指定を待つ。こ
の仕業は、例えばA駅からB駅まで列車T1に乗務し、
次にB駅からC駅まで列車T2に乗務し、さらにC駅か
らA駅まで列車T3に乗務するというように組まれてお
り、乗務とこれに付随する乗務前の準備や乗務と乗務と
の間の休憩等が一連のスケジュール化されたものであ
る。したがって、乗務、休憩、準備等を単位(仕業単
位)とする複数の仕業単位の集合であり、通常、乗務員
の1出勤当りの勤務の内容に相当している。なお、ここ
では、既に仕業が作成されている場合の運行表の表示に
ついて述べているが、仕業の作成自体については後述す
る。
【0029】コンピュータ30は、上述のステップ26
10〜2660の後、ステップ2670では、上述のス
テップ2610〜2660における指定にしたがって、
図13に示すような運用表画面をCRT40に表示さ
せ、リターンする。この行路表は、上述の仕業を具体化
した表であり、仕業番号WN、乗務行路R、乗務すべき
区間と発着時間、車種、乗務キロ、労働時間等が記載さ
れている。
【0030】以上で画面表示についての説明を終了する
が、ダイヤ画面、作業用横棒画面または組用横棒画面お
よび運用表画面を、例えば上下のウィンドウに表示させ
ることや、複数のCRT40を使用してそれぞれに各画
面を表示させること、複数のCRT40にさらにウイン
ドウ表示させることも可能である。
【0031】次に、図2に示されるメインルーチンのス
テップ100で交番が選択された場合について説明す
る。ここで交番が選択されると、コンピュータ30はス
テップ400へ進み、交番作成ルーチンを開始する。
【0032】図14に示すように、交番作成ルーチンで
は、まず持ちスジ作成ルーチンが実行される行われる
(ステップ3000)。持ちスジとは、ある列車Tの運
行に関わる乗務がいずれの区所に担当されるかを表示す
るものであり、例えば列車TのA駅〜B駅間の乗務を区
所Pが担当するとされた場合には、A駅〜B駅間の列車
Tの乗務が区所Pの持ちスジとなる。
【0033】図15に示すように、持ちスジ作成ルーチ
ンを開始すると、コンピュータ30は登録、持ち換え、
解除のいずれかの選択を待ち、操作者の選択に従って持
ちスジ登録(ステップ3200)、持ち換え(ステップ
3300)または持ちスジ解除(ステップ3400)に
進む。
【0034】まずステップ3200に進んだ場合には、
コンピュータ30は図16に示される持ちスジ登録ルー
チンを実行する。この持ちスジ登録ルーチンは、上述し
たような区所への仕業の割り振り(担当区所の決定)作
業を行うものである。ステップ3210では、登録先区
所の指定が実施される。具体的には、コンピュータ30
の指示によりCRT40が表示している区所一覧から、
操作者が所望の区所(1区所)を選択、指示することに
より、指定される。
【0035】次のステップ3220では、車両運用デー
タから特定の列車に関わる車両仕業の指定、抽出がなさ
れる。この処理について、図17および図18を参照し
て説明する。なお、予めCRT40の画面には持ちスジ
登録の対象となる運行区間、例えば東海道本線に関わる
ダイヤグラムをダイヤ画面に表示させておく。
【0036】操作者が、マウス32を操作して、ダイヤ
画面D上で車両運用スジLの始点または終点を指示する
と、コンピュータ30は、この車両運用スジLとして表
示されている列車の車両運用データに従ってこの列車T
の車両仕業を抽出し、指定された区所の持ちスジとして
記憶する。なお、この際指示可能な車両運用スジL上の
位置は、車両運用スジLの始点または終点に限らず、例
えば車両運用スジ上の2駅を指示することもできる。こ
の場合、車両運用スジに代表される車両運用データ中
で、指示された2駅間の運行に関わるデータのみが、コ
ンピュータ30により車両仕業として抽出されて記憶さ
れることになる。
【0037】例えば上記ステップ3210において区所
Pが指定されているとして、操作者が、CRT40に表
示されているダイヤ画面D上においてマウスカーソルを
操作して、所望の車両運用スジLの始点あるいは終点ま
たは車両運用スジL上の2点(例えば名古屋の駅線との
交点と豊橋の駅線との交点)を指示すると、コンピュー
タ30は、指示された車両運用スジLに対応する列車の
車両運用データを外部メモリ38から抽出し記憶すると
共に、車両運用スジLに対応する乗務または車両運用ス
ジLの指示されて名古屋駅を始点として豊橋駅を終点と
する区間の乗務を区所Pの持ちスジとして記憶する。な
お、このような2点の指示は列車の1経路(片道)に限
らず、例えば名古屋−豊橋(1)−大垣−豊橋(2)の
ような経路において名古屋と豊橋(2)を指示すること
が可能であり、1本の車両運用スジL上であれば、いず
れの駅線との交点であっても指示可能である。この車両
仕業の指定は任意の回数繰り返すことにより、複数の車
両運用データを区所Pの持ちスジとしてコンピュータ3
0に記憶させることができる。この処理に際して、CR
T40にウインドウを形成し、あるいは2台のCRT4
0を使用して、一方にダイヤ画面D他方に例えば作業用
横棒画面YSを表示させておけば、上述のようにセレク
トされた車両運用スジL(またはその部分)に対応する
横棒Bを横棒画面YS(または組用横棒画面YK)に表
示させることができる(図18参照)。なお、横棒画面
YS、YKでは、例えば大垣は「垣」、豊橋は「豊」の
ように、駅名は一文字の略称で表示される。
【0038】次のステップ3230では、コンピュータ
30は、前ステップ3220で記憶した車両仕業(=車
両運用データ)に基づいて仕業データの基礎となる仕業
単位データする作成し、記憶する。この仕業単位データ
は乗務および乗務に付帯する作業等の内容をデータ化し
たもので、例えば図18に示される大垣(発駅)〜豊橋
(着駅)間の横棒J1で表される乗務(1継続勤務)を
1仕業単位として、大垣の発時刻、豊橋の着時刻、乗務
時間、乗務キロ、豊橋における折り返し準備時間、大垣
または豊橋での入出区作業や入換え作業等の各種作業時
間等をデータとして含んでいる。1仕業はこのような仕
業単位を組み合わせて一連の業務としたもので、例えば
図18に示される、大垣〜豊橋J1、豊橋〜大垣J2お
よび大垣〜豊橋J3を一群として構成され、乗務員の1
出勤当りの勤務の内容に相当したものとされる。ただ
し、ここでは仕業単位データが作成されるのみである。
なお、この仕業単位データの作成に際して、例えば1継
続勤務の時間を設定時間以内とすることや乗務キロを設
定キロ数以内とすることが可能である。
【0039】続いて、コンピュータ30は、前ステップ
3230で作成した仕業単位データを登録先区所の作業
組データとして外部メモリ38に記憶させる(ステップ
32400。この作業組データは1区所について1作業
組データが作成され、後述する交番データの作成等に使
用される。したがって、既に上記にて指定された登録先
区所について作業組データが作成されていた(旧データ
がある)場合には、旧データを上述のように作成された
新たな作業組データに更新することになる。
【0040】次に、ステップ3250において、コンピ
ュータ30は、上述のように作成された作業組データに
基づいて、区所データを更新し外部メモリ38に記憶さ
せる。ここで区所データを更新するのは、例えば作業組
データが更新された場合には、その区所の総労働時間や
総乗務キロ等が変化するからである。コンピュータ30
は以上の処理を終えるとリターンする。
【0041】次に、持ち換え登録(ステップ3300)
に進んだ場合について説明する。この持ち換え登録は、
2区所間で持ちスジの移動を行うものであり、操作者が
移動元となる区所の指定と移動すべき仕業単位の指定さ
らに移動先の区所を指定すると、コンピュータ30はこ
れらの指示に従って持ちスジの登録先を変更し、関連の
データを更新して外部メモリ38に記憶させる。これら
の処理は、上述の持ちスジ登録と同様に行われるので、
フローチャートの図示は省略する。
【0042】次に、持ちスジ解除(ステップ3400)
に進んだ場合について説明する。この持ちスジ解除は、
一旦登録した持ちスジの登録を削除するものであり、操
作者が区所の指定と削除すべき仕業単位を指定すると、
コンピュータ30はこれらの指示に従って持ちスジの登
録を削除し、関連のデータを更新して外部メモリ38に
記憶させる。これらの処理は、上述の持ちスジ登録と同
様に行われるので、フローチャートの図示は省略する。
なお、この持ちスジ作成ルーチンにおいて、操作者が例
えばマウス32を操作して、区所Pの選択、指示を行う
ことが区所データを指示する入力を行うことに相当し、
車両運用スジL上の2点を指示することが車両運用デー
タを指示する入力を行うことに相当している。
【0043】この持ちスジ作成ルーチンにより、各区所
に登録する持ちスジが決定されると、コンピュータ30
は、次のステップ4000では、上述のように作成され
た各区所毎の作業組データ等に基づいて仕業データを作
成する。上述のように、1仕業は複数の仕業単位(=乗
務等)を組み合わせて構成されており、コンピュータ3
0は、仕業単位データを互いにリンクさせて1個の仕業
データとする。この仕業データの作成においては、予め
設定されている条件、例えばある列車の乗務をE駅で終
了した乗務員は、次の乗務をE駅から開始すると効率が
良いとか、他の駅から開始する場合はその移動に適した
便乗列車が必要であるといったように、乗務員の運用効
率等が考慮される。
【0044】次のステップ5000では、上述のように
作成された各仕業データに対応する仕業が労働時間、休
憩時間等を定めた規定に違反していないかの規定照合が
実施される。例えば大垣−豊橋間を1日に何回か往復運
行する列車であれば、特定の乗務員が1日の運行をすべ
て担当すれば、他の列車への乗務員の乗り換え時間等は
なくなり、この点で効率的となるが、このような長時間
労働は現実には不可能であり、乗務員の休憩や交替が必
要となる。したがって、このような仕業があれば、例え
ば勤務時間が長すぎる、休憩時間が不足している等の理
由によって違反と判断される。ここで判定される基準を
例示すれば、継続して労働する1勤務の時間に関する条
件、1継続乗務時間の制限、1継続乗務キロの制限、到
着地において次の乗務を開始するまでに必要とされる行
き先時間の制限等で、個別の仕業自体における違反状態
の有無が判定される。
【0045】このステップ5000において違反有りと
された場合には、コンピュータ30はステップ4000
に回帰して上述の仕業データ作成を繰り返す。ただし、
ここでは、違反を回避すべく作業することになり、例え
ば1継続乗務時間が長すぎたり1継続乗務キロが長すぎ
る場合には、この乗務を前半と後半とに2分割して2仕
業とすることや、行き先時間が不足する場合にはこれを
確保できる乗務同士をリンクさせて1仕業とすることな
どが行われる。
【0046】このように、ステップ4000〜5000
を繰り返すことによって、違反仕業は回避される。ただ
し、全ての仕業について違反が回避さできないことも有
り得、このような場合には、コンピュータ30はCRT
40にエラーを表示して操作者の支持を待つことにな
る。なお、上述のステップ3000、4000の処理に
おいて、操作者が適宜マニュアル操作して、仕業データ
等を作成することも可能であり、このようなエラー状態
では、マニュアル操作によることになる。
【0047】次に、コンピュータ30は上述のデータを
用いて交番割データを作成する(ステップ6000)。
この交番割データは、個別の交番組(例えばEC1組
等)の出面に具体的な仕業を割り振る(以下仕業登録と
もいう)ことによって作成される。上述のように各交番
組の出面数は、実際に勤務が充当される出面数プラス休
日出面数で構成されており、ある乗務員が出面順に従っ
て勤務すれば、交番割を一巡する毎に設定数の勤務と休
日が与えられることになる。
【0048】コンピュータ30は、各区所に属する交番
組に、その区所の作業組データに収納されている仕業デ
ータから選択される仕業を割り振っていくが、休日出面
には具体的な仕業は割り振られない。この仕業登録は、
図19に示す仕業登録ルーチンに従って実行される。
【0049】まず、ステップ6100で、コンピュータ
30は、一つ一つの仕業についてこれを仕業登録可能な
組を検索し、記憶する。ここでいう登録可能とは、車
種、線区、優等等の条件に応じたものであり、例えば運
転士では機関車の種別毎に免許がことなることから、E
C型の電気機関車にはEC免許を有する運転士で構成さ
れる組が登録可能となり、特別急行列車等の優等列車に
ついては優等を指定されている組が登録可能となる。
【0050】次に、ステップ6200では、コンピュー
タ30は泊まり仕業を登録する。この泊まり仕業とは、
勤務の終了時刻が勤務開始日の翌日となる仕業であり、
連続2出面の空きがある組に順次登録していく。この理
由については後述する。次のステップ6300では、コ
ンピュータ30は日勤仕業(勤務開始時刻と勤務終了時
刻が同一の暦日にある仕業)を登録していく。
【0051】続いて、コンピュータ30は休日出面を配
置する。これは具体的な出面順の第何番目を休日出面と
して設定するかの処理であり、連休が多くなるように、
つまり休日出面が連続するように設定される。次のステ
ップ6500では、コンピュータ30は泊まり仕業を配
置する。この泊まり仕業の配置は、なるべく休日前とな
るようにプログラム上で条件付けされている。このよう
に休日出面前に泊まり仕業を設定する理由は後述する。
【0052】さらに、コンピュータ30は、ステップ6
600で日勤仕業を配置して、このルーチンから交番作
成ルーチンにリターンする。交番作成ルーチンの次のス
テップ7000に進むと、コンピュータ30は図20に
示される照合修正ルーチンを実行し、交番組単位での規
定照合と違反の解消を図る。なお、この照合修正ルーチ
ンにおけるコンピュータ30の処理はインストールされ
ているAI機能によるものである。
【0053】この照合修正ルーチンは組間調整(ステッ
プ7100)と組内調整(ステップ7200)のサブル
ーチンにより構成され、これらのサブルーチンを実行す
ることにより、各種の規定違反を解消するものである。
以下、両サブルーチンを順に説明する。
【0054】まず、組間調整サブルーチンについて説明
する。このサブルーチンで実行されるされる組間調整
は、同一の区所に属する交番組間において各交番組間で
仕業を入れ換えることにより、交番組間の労働時間の均
等化を図るものである。図21に示すように、組間調整
サブルーチンでは、コンピュータ30は、まず各交番組
の平均労働時間(以下、単に平均労働時間ともいう)を
算出する(ステップ7110)。次に、コンピュータ3
0は、算出された平均労働時間が基準値、例えば7時間
50分±10分の範囲から外れている交番組の有無を判
定する(ステップ7120)。ここでいずれの交番組に
おいても平均労働時間に過不足がなければ、コンピュー
タ30はこのサブルーチンを終えてリターンし、過不足
となる交番組があれば次のステップ7130へ進む。ス
テップ7130では、コンピュータ30は平均労働時間
が過不足となっている交番組GXを抽出する。ここで、
交番組GXの平均労働時間が超過しているとして、以下
の説明をおこなう。続いて、コンピュータ30は交番組
GX以外で平均労働時間が最も少ない交番組GYを検索
する(ステップ7130)。続いて、コンピュータ30
は、この交番組GYの仕業中で交番組GXの仕業よりも
労働時間が少ない仕業WLを検索する(ステップ714
0)。ただし、仕業WLが仕業WMの備える車種、優
等、線区等の条件を満たしていることが必要である。ま
た、永久ループを避けるために、この仕業WLが以前に
交番組GXに属していたことがないことも条件とされて
いる。したがって、これらの条件に該当する仕業WLが
検索されなければ、コンピュータ30はこの状態をCR
T40に表示した上で処理を停止して、操作者の指示を
待ち、この指示に応じた処理を実行する。
【0055】ステップ7140で該当する仕業WLが検
索されると、コンピュータ30は交番組GYの仕業WL
と交番組GXの仕業WMとを入れ換えて、この状態を記
憶し、ステップ7110へ回帰する(ステップ715
0)。なお、ここでは平均労働時間の超過を回避する場
合について説明したが、平均労働時間の不足の回避は、
上述とは逆に、ステップ7130で平均労働時間が最も
多い交番組GYを検索し、ステップ7140で交番組G
Yの仕業中で交番組GXの仕業よりも労働時間が長い仕
業WLを検索する。続いて、ステップ7150では、交
番組GYの仕業WLと交番組GXの仕業WMとを入れ換
える処理を実行することになる。なお、条件に該当する
仕業WLが検索されなかった場合の処理も同様である。
【0056】さらに、上述と同様に、ステップ7110
〜7150を繰り返すことにより、平均労働時間の均等
化が図られ、ステップ7120でNO(過不足となって
いる交番組なし)と判定されると、本サブルーチンから
照合修正ルーチンへリターンする。この組間調整サブル
ーチンの処理を実行することで、コンピュータ30は、
請求項2記載の均等化手段として機能している。
【0057】次に、照合修正ルーチンのステップ720
0における組内調整サブルーチンについて説明する。こ
のサブルーチンでは、ある交番組に属する出面に充当さ
れている仕業をこの交番組内の他の出面に充当されてい
る仕業と入れ換えることにより、各種の規定違反の回避
を図るものである。
【0058】図22に示される組内調整サブルーチンで
は、コンピュータ30は、まず規定照合を実行する(ス
テップ7210)。ここにおける規定照合は、上述のス
テップ5000における規定照合とは異なり、例えば労
働時間の制限、在宅休養時間の制限、深夜帯勤務の制
限、1基準日当たりの乗務キロの制限等である。
【0059】さらに具体的に述べれば、労働時間の制限
には、1日平均労働時間を所定の範囲例えば7時間15
分〜8時間45分としたり、4週を平均して1週当たり
40〜48時間とする等の制限である。在宅休養時間の
制限は、勤務終了後次の勤務開始までに確保されるべき
時間、休日前の勤務終了から休日後の勤務開始までに確
保すべき時間等であり、在宅休養が連続かつ長時間とな
るように設定されている。また、深夜帯勤務の制限例と
しては、深夜帯を2時間以上含む勤務は連続2夜までと
したり、深夜帯を2時間以上含む勤務に連続2夜就いた
場合は、2夜目の勤務明けに24時間以上の在宅休養を
確保する等であり、前記の各制限と併せて乗務員の労働
条件を向上すべく設定されている。
【0060】上述の規定は例えば労働法規、社内規定等
に対応するものであるが、これらの制限の他に、泊まり
仕業の数を各組に均等化する、泊まり仕業は休日前に設
定する等の規定運用上のノウハウ的な条件が設定されて
おり、上述の規定による以上の勤務条件の向上が図られ
ている。上述の仕業登録ルーチンにおいて泊まり仕業を
休日前に配置したのは、この理由による。なお、これら
の規定等を勤務規定データとして記憶する勤務規定記憶
手段としての役割は、本実施例では外部メモリ38に割
り振られている。
【0061】ここで規定違反状態の交番割があると、コ
ンピュータ30はステップ7220に進み、違反状態が
なければこのサブルーチンを終えてリターンする。ステ
ップ7220に進むと、コンピュータ30は、全ての違
反状態を記憶する。この違反状態とは、例えば勤務終了
後次の勤務開始までに確保されるべき時間が所定時間に
満たない場合等上述のように設定されている条件を満足
しない状態である。コンピュータ30は、これらすべて
の違反の内容を、違反状態にある出面と対にして記憶す
る。
【0062】次のステップ7230においては、例えば
図23に示される交番割において出面3が上記違反状態
と判定されたとして、この出面3の仕業W15と差換え
ることができる他の出面Yの仕業WYを検索する。ここ
における差換え仕業の検索は、例えば日勤仕業に対して
は日勤仕業を、泊まり仕業に対しては泊まり仕業という
ように同種の仕業を優先検索し、次に異種(日勤に対し
て泊まり、泊まりに対して日勤)の仕業を検索する。
【0063】続くステップ7240では、かかる出面Y
の仕業WYの有無により、仕業WYがあれば次のステッ
プ7250へ進み、仕業WYがなければ次の違反修正へ
進む。上述のステップ7230で、例えば図23の交番
割において出面4の仕業A2が上述の仕業WYに相当す
るとして検索されたとして、ステップ7250では、出
面3の仕業W15と出面4の仕業A2とを互いに入れ換
える。
【0064】続いて、コンピュータ30は、ステップ7
260において、上述のステップ7210と同様に規定
照合を行う。これに続いて、コンピュータ30はステッ
プ7250での差換えの前後の状態を比較する(ステッ
プ7270)。次に、ステップ7280で、この比較の
結果、新たな規定違反が生じたか否かを判定し、新たな
違反があればステップ7290へ進む。ステップ729
0では、コンピュータ30は、上述の差し替えられた仕
業W15と仕業A2とをそれぞれ元の出面3、出面4に
戻す。
【0065】上記ステップ7240でNOと判定された
場合、ステップ7280でNOと判定されて場合および
ステップ7290の処理を行った際には、次の違反修正
作業が実行される。次の違反修正作業も上述と同様に行
われ、この作業を繰り返すことにより、交番組内におけ
る仕業入れ換えによる規定違反の回避が図られる。
【0066】なお、このサブルーチンでの仕業の入れ換
えは、同種(日勤と日勤、泊まりと泊まり)が優先され
るが、同種仕業の入れ換えによる違反回避操作ができな
くなると、異種仕業間での差換えが行われる。例えば図
24に示される交番割において出面3に充当されている
日勤仕業W15が規定違反となり、これを他の日勤仕業
と差換えできない場合には、出面3の日勤仕業W15と
出面3の次の出面4の日勤仕業A2とを、他の出面5の
泊まり仕業A1と差換える。なお、泊まり仕業A1は出
面5から出面6にわたっての仕業である。これにより、
出面3から出面4にかけて泊まり仕業A1が充当され、
出面5とこれに続く出面6には、それぞれ日勤仕業W1
5、A2が充当されることになる。
【0067】また、これとは逆に図24に示される交番
割において出面5の泊まり仕業A1が違反状態にあり、
これを他の泊まり仕業と差換えできない場合には、上述
とは反対に、泊まり仕業A1を連続する2つの日勤仕業
と差換える操作が行われる。例えば泊まり仕業A1を、
出面3の日勤仕業W15および出面3に続く出面D4の
日勤仕業A2と差換える。これにより、出面5には日勤
仕業W15が充当され、出面5に続く出面6には日勤仕
業A2が充当され、さらに出面3から出面4にかけては
泊まり仕業A1が充当される。
【0068】上述のように、仕業の差換えを繰り返して
行くが、差換え可能な組合せ全てを差換え操作しても違
反状態が解消されない場合も有り得る。このような場合
には、コンピュータ30はCRT40に解消されずに残
った違反状態を表示して操作者の指示を待つことにな
る。操作者は、サブルーチン終了を指示するか、または
マニュアル操作によって違反回避作業を継続する。この
組内調整サブルーチンを実行することにより、コンピュ
ータ30は、請求項3に記載の違反出面抽出手段並びに
違反回避手段として機能している。
【0069】こうして照合修正ルーチンを終了すると、
コンピュータ30は交番作成へリターンする。なお、上
述の交番作成ルーチンにおいては、規定違反の有無を判
定する規定照合処理を除いて、随時のマニュアル操作が
可能である。例えば図19に示される仕業登録ルーチン
による作業のすべてをマニュアル操作することや、所望
の操作をマニュアルで行い、他の処理をコンピュータ3
0に実行させることが可能である。
【0070】次に、図2に示されるメインルーチンのス
テップ100で印刷が選択された場合について説明す
る。ここで印刷が選択されると、コンピュータ30はス
テップ500へ進み、印刷ルーチンを開始する。
【0071】図25に示すように、印刷ルーチンを開始
したコンピュータ30は、CRT40に選択メニューを
表示して操作者による印刷種別の選択、指示を待つ(ス
テップ510)。ここで操作者がマウス32またはキー
ボード34を介して横棒、行路、交番、その他のいずれ
かを選択、指示すると、コンピュータ30はそれに応じ
た処理ステップへ進む。
【0072】表示分が指示された場合には、ステップ5
20においてコンピュータ30は表示ウインドウの指示
を待つ。ここで操作者がいずれかのウインドウを指示す
ると、コンピュータ30、指示されたウインドウの表示
に対応するデータを印刷データとしてプリンタ42に出
力する。
【0073】横棒が指示された場合には、コンピュータ
30は、CRT40に区所一覧を表示させて区所の選
択、指示を待つ(ステップ540)。操作者がマウス3
2またはキーボード34を介して区所を選択、指示する
と、コンピュータ30は当該区所に属する交番組名(交
番組番号)を一覧表示して選択、指示を待つ(ステップ
550)。操作者がマウス32またはキーボード34を
介して交番組を選択、指示すると、コンピュータ30は
当該交番組の仕業データに基づく横棒データを印刷デー
タとしてプリンタ42に出力する(ステップ530)。
なお、横棒のプリント形態は、図10および図11に例
示する画面表示と同様であり、操作者は作業用または組
用形式を指定して出力させることができる。
【0074】行路が指示された場合には、コンピュータ
30は、CRT40に区所一覧を表示させて区所の選
択、指示を待つ(ステップ560)。操作者がマウス3
2またはキーボード34を介して区所を選択、指示する
と、コンピュータ30は当該区所に属する交番組名(交
番組番号)を一覧表示して選択、指示を待つ(ステップ
570)。操作者がマウス32またはキーボード34を
介して交番組を選択、指示すると、コンピュータ30は
当該交番組に属する仕業番号を一覧表示して選択、指示
を待つ(ステップ580)。なお、この仕業番号に併せ
て、あるいは仕業番号に代えて出面番号を表示させ、こ
れによって選択することも可能である。仕業番号または
出面番号が指示されると、コンピュータ30は当該仕業
の仕業データに基づく行路データを印刷データとしてプ
リンタ42に出力する(ステップ530)。行路の印刷
形態は図13に例示する画面表示と同様である。
【0075】次に、ステップ510で交番が指示された
場合には、コンピュータ30は、CRT40に区所一覧
を表示させて区所の選択、指示を待つ(ステップ59
0)。操作者がマウス32またはキーボード34を介し
て区所を選択、指示すると、コンピュータ30は当該区
所に属する交番組名(交番組番号)を一覧表示して選
択、指示を待つ(ステップ600)。操作者がマウス3
2またはキーボード34を介して交番組を選択、指示す
ると、コンピュータ30は当該交番組の交番割データを
印刷データとしてプリンタ42に出力する(ステップ5
30)。なお、交番割のプリント形態は、図23に例示
する画面表示と同様の形態とする他に、交番割データに
基づいて、勤務開始時刻、終了時刻、勤務時間、深夜帯
時間、乗務列車番号等の数値による表形式で出力させる
こともできる。
【0076】さらに、ステップ510でその他が選択指
示された場合には、コンピュータ30は印刷出力可能な
データに一覧を表示して、操作者による選択、指示を待
つ(ステップ610)。ここで、上述の各項目と同様に
して出力すべきデータを特定する指示を与えられると、
コンピュータ30は、当該指示に応じたデータを印刷デ
ータとしてプリンタ42に出力する。これらの出力にさ
いしても、グラフ形式、数値表形式等、設定範囲で選択
指示することが可能である。
【0077】上述のいずれかの印刷出力を終えると、そ
の都度、コンピュータ30はステップ510へ回帰し、
次の選択、指示を待つが、ここで終了が選択されると、
コンピュータ30はメインルーチンへリターンする。以
上のように、コンピュータ30は、図2に示されるメイ
ンルーチンのステップ100における選択、指示に従っ
て、各種の処理を実行するが、このステップ100で終
了が指示されると、コンピュータ30はすべての作業を
終了する。また、上述の説明から明らかなように、コン
ピュータ30は、特に交番作成ルーチンの処理を実行す
ることで、交番割データ作成手段として機能している。
【0078】上述のように、本実施例の乗務交番作成装
置20によれば、予め記憶手段に車両運用データ、区所
データおよび交番組データを記憶させておき、指示手段
を介して所望の車両運用データと区所データとを指示す
る入力操作をするだけで、交番割データを作成させるこ
とができる。この交番割データを、例えばCRT等に表
示させれば交番割を視認でき、例えば図表として印刷す
れば交番割表として使用できる。また、複数の交番割を
作成して比較検討することも容易である。この乗務交番
作成装置の操作には、特に熟練を要さないので業務担当
者の養成に長時間を費やすこともない。
【0079】また、複数の交番組間の1人1日平均労働
時間を均等化した交番割を作成できる。さらに、予め設
定された規定に反する規定違反の出面を含む交番割が作
成されることが自動的に回避されるので、特別に労働法
規や就業規則等を熟知した担当者によらなくとも、これ
ら法規や規則に反する出面を含まない交番割を作成する
ことができる。
【0080】以上、実施例にしたがって本発明について
説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてさ
まざまに実施可能である。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の乗
務交番作成装置によれば、乗務交番作成装置によれば、
予め記憶手段に車両運用データ、区所データおよび交番
組データを記憶させておき、指示手段を介して所望の車
両運用データと区所データとを指示する入力を行うだけ
で、交番割データを作成させることができる。この交番
割データを、例えばCRT等に表示させれば交番割を視
認でき、例えば図表として印刷すれば交番割表として使
用できる。また、複数の交番割を作成して比較検討する
ことも容易である。この乗務交番作成装置の操作には、
特に熟練を要さないので業務担当者の養成に長時間を費
やすこともない。
【0082】次に、請求項2記載の構成とすれば、均等
化手段が、交番割データに基づいて区所に属する複数の
交番組毎の1人1日平均労働時間を算出する平均労働時
間算出ステップ、算出した各交番組の1人1日平均労働
時間と予め設定された基準労働時間とを比較して1人1
日平均労働時間が基準労働時間よりも設定値を越えて過
剰となっている過剰交番組または1人1日平均労働時間
が基準労働時間よりも設定値を越えて不足となっている
不足交番組を抽出する交番抽出ステップおよび1人1日
平均労働時間が最も少ない交番組の仕業中から選択され
た仕業と過剰交番組の仕業中で該選択された仕業よりも
労働時間が多い仕業とを入れ換える過剰調整ステップも
しくは1人1日平均労働時間が最も多い交番組の仕業中
から選択された仕業と不足交番組の仕業中で該選択され
た仕業よりも労働時間が少ない仕業とを入れ換える不足
調整ステップを順次繰り返して複数の交番組間の1人1
日平均労働時間の均等化を図るので、複数の交番組間の
1人1日平均労働時間を均等化した交番割を作成でき
る。
【0083】さらに、請求項3記載の乗務交番作成装置
では、勤務規定記憶手段が、乗務員の1日当り労働時間
制限、設定期間当りの労働時間制限および所定期間内の
休日数に関する規定を含む勤務規定データを記憶する。
違反出面抽出手段が、勤務規定データと交番割データと
を照合して規定違反となる仕業が充当されている出面を
抽出すると、違反回避手段が、抽出された出面の仕業と
抽出された出面が属する組内の他の出面の仕業とを互い
に差換えることによって規定違反の回避を図る。したが
って、規定違反の出面を含む交番割が作成されることが
自動的に回避されるので、特別に労働法規や就業規則等
を熟知した担当者によらなくとも、これら法規や規則に
反する出面を含まない交番割を作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の交番作成装置の構成を説明するブロ
ック図である。
【図2】 実施例の交番作成装置において実行されるメ
インルーチンのフローチャートである。
【図3】 実施例の交番作成装置において実行される設
定ルーチンのフローチャートである。
【図4】 実施例の交番作成装置において実行される区
所作成ルーチンのフローチャートである。
【図5】 実施例の交番作成装置において実行される組
作成ルーチンのフローチャートである。
【図6】 実施例の交番作成装置において実行される画
面表示ルーチンのフローチャートである。
【図7】 実施例の交番作成装置において実行されるダ
イヤ画面表示ルーチンのフローチャートである。
【図8】 実施例の交番作成装置において表示されるダ
イヤ画面を例示する説明図である。
【図9】 実施例の交番作成装置において実行される横
棒画面表示ルーチンのフローチャートである。
【図10】 実施例の交番作成装置において表示される
作業用横棒画面を例示する説明図である。
【図11】 実施例の交番作成装置において表示される
組用横棒画面を例示する説明図である。
【図12】 実施例の交番作成装置において実行される
行路画面表示ルーチンのフローチャートである。
【図13】 実施例の交番作成装置において表示される
行路画面を例示する説明図である。
【図14】 実施例の交番作成装置において実行される
交番作成ルーチンのフローチャートである。
【図15】 実施例の交番作成装置において実行される
持ちスジ作成ルーチンのフローチャートである。
【図16】 実施例の交番作成装置において実行される
持ちスジ登録ルーチンのフローチャートである。
【図17】 実施例の交番作成装置において実行される
持ちスジ登録における画面表示を例示する説明図であ
る。
【図18】 実施例の交番作成装置において実行される
持ちスジ登録における画面表示を例示する説明図であ
る。
【図19】 実施例の交番作成装置において実行される
仕業登録ルーチンのフローチャートである。
【図20】 実施例の交番作成装置において実行される
照合修正ルーチンのフローチャートである。
【図21】 実施例の交番作成装置において実行される
組間調整ルーチンのフローチャートである。
【図22】 実施例の交番作成装置において実行される
組内調整ルーチンのフローチャートである。
【図23】 実施例の交番作成装置において組内調整を
実施する際の画面表示を例示する説明図である。
【図24】 実施例の交番作成装置において組内調整を
実施する際の画面表示を例示する説明図である。
【図25】 実施例の交番作成装置において実行される
印刷ルーチンのフローチャートである。
【図26】 本発明の構成を例示するブロック図であ
る。
【符号の説明】
20・・・乗務交番作成装置、30・・・コンピュータ
(交番割データ作成手段、均等化手段、違反出面抽出手
段、違反回避手段)、32・・・マウス(指示手段)、
34・・・キーボード(指示手段)、38・・・外部メ
モリ(記憶手段、勤務規定記憶手段)、42・・・プリ
ンタ、40・・・CRT。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗務員の1勤務に相当する仕業が充当さ
    れた出勤出面と休暇を割り当てられた休日出面とを配列
    し乗務員の勤務、休養を循環パターン化した交番割を作
    成する乗務交番作成装置であって、 鉄道車両の運用パターンに関する車両運用データと、予
    め設定された列車の運行を担当する区所に関する区所デ
    ータと、該区所に属する複数の乗務員を1組とした交番
    組に関する交番組データとを記憶する記憶手段と、上記車両運用データと区所データとを指示する入力を行
    うための指示手段と、 該指示手段の指示に応じた車両運用データおよび区所デ
    ータと該区所データの区所に属する交番組データを上記
    記憶手段から抽出して該抽出した車両運用データに基づ
    いて各運用パターンに対応する仕業の仕業データを構築
    すると共に上記抽出された交番組データおよび上記構築
    された仕業データに基づいて上記交番組に対応する交番
    割の各出面に1仕業または1休日を充当して交番割デー
    タを作成する交番割データ作成手段とを設けたことを特
    徴とする乗務交番作成装置。
  2. 【請求項2】 上記交番割データに基づいて上記区所に
    属する複数の交番組毎の1人1日平均労働時間を算出す
    る平均労働時間算出ステップ、該算出した各交番組の1
    人1日平均労働時間と予め設定された基準労働時間とを
    比較して1人1日平均労働時間が基準労働時間よりも設
    定値を越えて過剰となっている過剰交番組または1人1
    日平均労働時間が基準労働時間よりも設定値を越えて不
    足となっている不足交番組を抽出する交番抽出ステップ
    および1人1日平均労働時間が最も少ない交番組の仕業
    中から選択された仕業と過剰交番組の仕業中で該選択さ
    れた仕業よりも労働時間が多い仕業とを入れ換える過剰
    調整ステップもしくは1人1日平均労働時間が最も多い
    交番組の仕業中から選択された仕業と不足交番組の仕業
    中で該選択された仕業よりも労働時間が少ない仕業とを
    入れ換える不足調整ステップを順次繰り返して複数の交
    番組間の1人1日平均労働時間の均等化を図る均等化手
    段を設けたことを特徴とする請求項1記載の乗務交番作
    成装置。
  3. 【請求項3】 乗務員の1日当り労働時間制限、設定期
    間当りの労働時間制限および所定期間内の休日数に関す
    る規定を含む勤務規定データを記憶する勤務規定記憶手
    段と、 該勤務規定データと上記交番割データとを照合して規定
    違反となる上記仕業が充当されている出面を抽出する違
    反出面抽出手段と、 該抽出された出面の仕業と該抽出された出面が属する交
    番組内の他の出面の仕業とを互いに差換えることによっ
    て上記規定違反の回避を図る違反回避手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の乗務交番作成装
    置。
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