JP2596680Y2 - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JP2596680Y2
JP2596680Y2 JP1993011103U JP1110393U JP2596680Y2 JP 2596680 Y2 JP2596680 Y2 JP 2596680Y2 JP 1993011103 U JP1993011103 U JP 1993011103U JP 1110393 U JP1110393 U JP 1110393U JP 2596680 Y2 JP2596680 Y2 JP 2596680Y2
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宏 佐藤
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Toyo Denso Co Ltd
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Toyo Denso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スイッチ装置に関し、
特に固定接点に対して移動可能な接点ホルダに、該接点
ホルダに差込み係合される基部と、接点ホルダへの差込
み方向に沿う基部の後端に連設されるとともに固定接点
に弾発的に接触可能な弾性接触部とを備える可動接点が
取付けられるものの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるスイッチ装置の可動接点で
は、接点ホルダに差込み係合される基部の後端に、固定
接点に弾発接触可能な弾性接触部のみが連設されてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、可動接点の
接点ホルダへの取付けにあたって、基部を接点ホルダに
差込む必要があるが、上記従来のものでは、基部を掴ん
で差込み操作を行なう必要があり、差込み操作を行ない
難いだけでなく、基部を掴んだ際に弾性接触部にあたっ
て弾性接触部が変形してしまうおそれがある。
【0004】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、可動接点の接点ホルダへの取付けを容易と
し、弾性接触部の変形も防止し得るようにしたスイッチ
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案によれば、差込み方向に沿う基部の後端に
は、弾性接触部とは分離して撮み部が連設される。
【0006】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
説明する。
【0007】図1ないし図12は本考案の一実施例を示
すものであり、図1はスイッチ装置の平面図、図2は図
1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線拡大断
面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図2の5−
5線拡大断面図、図6は基板組立体の平面図、図7は図
6の7矢視側面図、図8はプリント基板の平面図、図9
は図4の9−9線拡大断面図、図10は接点ホルダの平
面図、図11は可動接点の斜視図、図12は図4の12
−12線拡大断面図である。
【0008】先ず図1および図2において、このスイッ
チ装置は、乗用車両におけるドライバ側ドアに配設され
るパワーウインド用マスタスイッチであり、ノブNFR
操作によりドライバ側ドアたとえば右前側ドアのウイン
ドガラスを昇降可能であり、ノブNFLの操作により左前
側ドアのウインドガラスを昇降可能であり、ノブNRR
操作により右後側ドアのウインドガラスを昇降可能であ
り、ノブNRLの操作により左後側ドアのウインドガラス
を昇降可能であり、ノブNM の操作により前記各ドアに
おいて個別にウインドガラスを昇降可能とする状態なら
びにドライバ側ドアを除く全てのドアにおけるウインド
ガラスの個別昇降を禁止する状態を切換可能である。
【0009】図3および図4を併せて参照して、ドライ
バ側ドアには合成樹脂により車両の前後方向に長い矩形
の函状に形成されるケーシング13が取付けられる。こ
のケーシング13は、支持板部13aの周縁に壁部13
bが連設されて成るものであり、支持板部13aを上部
にして前記ドライバ側ドアに取付けられる。また該ケー
シング13には、その上部を覆うようにして矩形の函状
に形成される合成樹脂製ガーニッシュ14が固定され、
該ガーニッシュ14に、前記ノブNFR〜NRLを個別に臨
ませる4つの操作用開口部15…と、前記ノブNM を臨
ませる操作用開口部16とが設けられる。
【0010】ケーシング13における支持板部13aに
は4つの挿通孔17…が設けられ、それらの挿通孔17
…をそれぞれ囲繞する4つの凹部18…が支持板部13
aの上面に設けられる。一方、ガーニッシュ14には支
持板部13a側に延びる4つの脚部19…が設けられ
る。而して各脚部19…の下端を凹部18…にそれぞれ
嵌合させた状態で、支持板部13aの下方から挿通孔1
7…にそれぞれ挿通されるねじ部材20…が脚部19…
にねじ込まれ、それによりガーニッシュ14が、その下
部にケーシング13の上部を嵌合させた状態でケーシン
グ13に固定される。
【0011】支持板部13aには、ケーシング13の長
手方向に長い矩形の開口部21…がガーニッシュ14の
各操作用開口部15…に対応して設けられるとともに、
それらの開口部21…をそれぞれ囲んで上方に延びる横
断面矩形の支持筒部22…が一体に設けられており、そ
れらの支持筒部22…には、車両の前後方向に傾動可能
として作動部材23…がそれぞれ支承される。すなわち
支持筒部22の両側部には、ケーシング13の幅方向に
沿う一対の支持孔24,24が設けられており、作動部
材23は、その両側に一体に突設される突起25,25
を前記支持孔24,24に嵌合させるまで支持筒部22
内に弾発、嵌合される。
【0012】前記作動部材23…の上部には、上方に延
びる嵌合突部26がそれぞれ一体に突設されており、各
支持筒部22…の上部を覆うようにしてガーニッシュ1
4の各操作用開口部15…に配置されるノブNFR
FL,NRR,NRLにそれぞれ設けられる嵌合筒部27に
前記嵌合突部26が嵌合、係止される。したがって各作
動部材23…には各ノブNFR,NFL,NRR,NRLがそれ
ぞれ連結され、各操作用開口部15…に臨むノブNFR
FL,NRR,NRLを操作することにより各作動部材23
…が前後に傾動することになる。
【0013】また各作動部材23…の下部には、下方に
延びるとともに半球状係止部28aを下端に有する係止
ロッド28と、横断面矩形にして下方に延びる案内筒2
9とがそれぞれ一体に設けられる。案内筒29の一側部
には上下に延びる長孔30が設けられており、該長孔3
0に係止する係止突部31aを上端に有する有底筒状の
従動片31が、その丸められた閉塞端を下方位置として
各案内筒29内に摺動自在に嵌合され、案内筒29の上
端閉塞部と従動片31との間にはばね32が縮設され
る。したがって従動片31は、案内筒29から下方に突
出するようにばね付勢されることになり、係止突部31
aが長孔30の下端に係止することにより従動片31の
案内筒29からの脱落が阻止される。
【0014】左前側ドア、右後側ドアおよび左後側ドア
のウインドガラスを昇降させるためのノブNFL,NRR
RLに対応して、ケーシング13には、前記従動片31
の下端を摺接させる前上がりの傾斜面33ならびに後上
がりの傾斜面34が、図2で示すように連設部35で略
V字状に連なるようにしてそれぞれ設けられる。而し
て、上記各ノブNFL,NRR,NRLの前端を押下げるよう
に操作すると、各作動部材23…は、従動片31の下端
を後上がりの傾斜面34に摺接させるように傾動してば
ね32を縮小させ、また上記各ノブNFL,NRR,NRL
前端を押上げるように操作すると、各作動部材23…
は、従動片31の下端を前上がりの傾斜面33に摺接さ
せるように傾動してばね32を縮小させる。したがって
上記各ノブNFL,NRR,NRLの前端をいずれに操作して
も、ばね32はその縮小によりばね力を増大し、各ノブ
FL,NRR,NRLから手を離した時には、ばね32のば
ね力により、作動部材23…は、両傾斜面33,34の
連設部35に従動片31を摺接させた中立位置に速やか
に戻ることになる。
【0015】なお、ドライバ側ドアのウインドガラスを
昇降させるためのノブNFRに対応する部分には、ノブN
FRの前端の押下げ操作、ならびに押上げ操作に応じて、
作動部材23を2段階に節度的に傾動させるようにした
後上がりおよび前上がりの傾斜面(図示せず)が設けら
れるが、基本的には上記各ノブNFL,NRR,NRLの作動
と同様であり、ノブNFRから手を離したときには作動部
材23が中立位置に戻る。
【0016】図5、図6および図7を併せて参照して、
ケーシング13内には、基板組立体38が固定、配置さ
れる。この基板組立体38は、プリント基板39と、上
記4つの作動部材23…のうちドライバ側ドアに対応す
る作動部材23に連結される合成樹脂製接点ホルダ40
1 ならびに残余の作動部材23…にそれぞれ連結される
3つの合成樹脂製接点ホルダ402 …と、それらの接点
ホルダ401 ,402…をプリント基板38の長手方向
に沿う往復動を可能として保持するとともにプリント基
板39に位置決め、連結される合成樹脂製ホルダケース
41と、ホルダケース41とともにプリント基板39に
固定される一対の合成樹脂製導光体42,43とを備え
るものであり、プリント基板39がケーシング13に位
置決め、固定される。
【0017】図8において、プリント基板39は、ケー
シング13における壁部13bの内面形状よりも小さな
外形を有してケーシング13の長手方向に長い矩形状に
形成される絶縁基板44の表面に、導電性金属の蒸着に
よるプリントが施されて成るものである。すなわち、ド
ライバ側ドアに対応した共通固定接点45、相互に間隔
をあけて共通固定接点45に隣接配置される一対の個別
固定接点46a,46bならびにそれらの個別固定接点
46a,46bの間隔よりも大なる間隔を相互間にあけ
て前記両個別固定接点46a,46bに隣接配置される
一対の個別固定接点47a,47bと、左前側ドア、右
後側ドアおよび左後側ドアにそれぞれ個別に対応して3
つの共通固定接点48…ならびに相互に間隔をあけて各
共通固定接点48…にそれぞれ隣接配置される一対ずつ
3組の個別固定接点49a…,49b…と、共通固定接
点45,48…に共通に通じる導線部50と、前記各個
別固定接点46a,46b,47a,47b,49a
…,49b…に個別に通じる導線部511 〜5110
が、絶縁基板44の表面に形成される。
【0018】しかも各固定接点45,46a,46b,
47a,47b,48…、49a…,49b…は、絶縁
基板44の長手方向に沿って長く形成されるものであ
る。
【0019】各導線部50,511 〜5110には、絶縁
基板44の下方に配置される導線52…が個別に接続さ
れ、それらの導線52…はケーシング13の外方に引き
出される。
【0020】図9および図10を併せて参照して、各接
点ホルダ401 ,402 …は、プリント基板39に対向
する上板部55と、上板部55の幅方向両端に連設され
てプリント基板39側に延びる一対の側板部56,57
と、上板部55および両側板部56,57の一端側に連
設される連結部58とを備えて矩形の外形形状を有する
ように形成されており、連結部58には係止孔59が設
けられる。而して作動部材23…における係止ロッド2
8の下端の半球状係止部28aが係止孔59に揺動可能
に係合され、それにより各ノブNFR,NFL,NRR,NRL
の操作に応じた作動部材23…の傾動作動に応じて、各
接点ホルダ401 ,402 …はホルダケース41内で往
復動する。
【0021】両側板部56,57の内面において上板部
55に近接した部分には、相互に近接する方向に張出し
た鍔部60,61が設けられ、接点ホルダ401 ,40
2 …の型成形時に前記鍔部60,61の成形を可能とす
るために上板部55には両鍔部60,61に対応した抜
き孔62,63が形成される。また上板部55の内面に
は、図4で示すように連結部58とは反対側で外端を開
放した案内溝64が設けられるとともに、該案内溝64
の内端に通じる係止凹部65が設けられる。さらに、矩
形状である各接点ホルダ401 ,402 …の両側外面に
は、相互に離隔した一対ずつ2組のスライド突起66,
66…が突設される。
【0022】左前側ドア、右後側ドアおよび左後側ドア
にそれぞれ個別に対応した3つの接点ホルダ402 …に
は、可動接点68がそれぞれ取付けられる。
【0023】図11および図12において、可動接点6
8は、接点ホルダ402 における上板部55ならびに両
鍔部60,61間に差込まれる基部68aと、個別固定
接点49a,49bに選択的に摺接可能として基部68
aに連設される一対の弾性接触部68b,68cと、共
通固定接点48に常時摺接すべく基部68aに連設され
る一対の弾性接触部68d,68eと、接点ホルダ40
2 の係止凹部65に弾発係合すべく基部68aに連設さ
れる弾性係止部68fと、一対ずつ2組の弾性接触部6
8b,68c;68d,68e間で基部68aに連設さ
れる撮み部68gとを有して、板ばね材により形成され
る。
【0024】基部68aは、その形状を「ロ」字形とし
て形成される。一方、一対ずつ2組の弾性接触部68
b,68c;68d,68eは、接点ホルダ402 への
基部68aの差込み方向69(図11参照)に沿う基板
68aの後端における両側に、プリント基板39側に向
けて彎曲するようにして連設されるものであり、弾性接
触部68b,68c;68d,68eの先端が、プリン
ト基板39にそれぞれ弾発的に接触することになる。し
かも弾性接触部68b,68dは、弾性接触部68c,
68eよりも幅広に形成されるものであり、これにより
弾性接触部68b,68dおよび弾性接触部68c,6
8eのばね定数は相互に異なることになる。
【0025】弾性係止部68fは、上記差込み方向69
に沿う後方に向かうにつれて接点ホルダ402 の上板部
55に近接するように傾斜して形成されるものであり、
基部68aを接点ホルダ402 における上板部55なら
びに両鍔部60,61間に差込むと、弾性係止部68f
は、上板部55の案内溝64内を撓んだ状態で係止凹部
65まで案内され、係止凹部65に弾発係止することに
なり、これにより可動接点68が接点ホルダ402 に固
定される。
【0026】また撮み部68gは、一対ずつ2組の弾性
接触部68b,68c;68d,68e間で、差込み方
向69に沿う基68aの後端に連設され、上記差込み
方向69に沿う後方に向かうにつれて上方位置となるよ
うにわずかに傾斜して形成されるものであり、接点ホル
ダ402 への可動接点68への取付け完了時に撮み部6
8gが接点ホルダ402 からわずかに突出する程度に撮
み部68gの長さが設定される。
【0027】ドライバ側ドアに対応した接点ホルダ40
1 に取付けられる可動接点は、個別固定接点46a,4
6bに選択的に摺接可能な一対の弾性接触部、個別固定
接点47a,47bに選択的に摺接可能な一対の弾性接
触部、ならびに共通固定接点45に常時摺接する一対の
弾性接触部を有するものであり、各組の弾性接触部は上
記可動接点68と同様にばね定数を相互に異ならせて形
成されている。
【0028】ホルダケース41には、上記接点ホルダ4
1 を摺動自在に保持するための保持部701 と、上記
3つの接点ホルダ402 …を摺動自在に保持するための
3つの保持部702 …とが設けられる。
【0029】各保持部702 …は、プリント基板39側
に開放した函状に形成されるものであり、その両側内面
下部には、接点ホルダ402 の両側に一対ずつ設けられ
たスライド突起66,66…を受けるガイド部71,7
1が設けられ、上部内面には接点ホルダ402 の上面に
当接する一条の押さえ突部72が突設される。したがっ
て接点ホルダ402 は、両ガイド部71、71および押
さえ突部72間で摺動可能に挟持されることになる。
【0030】また保持部702 …の上部には、作動部材
23における係止ロッド28の下端の半球状係止部28
aを接点ホルダ402 の係止孔59に揺動可能に係合さ
せるべく、係止ロッド28を貫通させる透孔73が係止
ロッド28の揺動範囲にわたって設けられるとともに、
ホルダケース40の型成形時に前記ガイド部71,71
の成形を可能とするための抜き孔74,74が設けられ
ている。
【0031】また保持部701 は、上記保持部702
基本的に同一の構成を有するものであり、接点ホルダ4
1 が係止ロッド28への係合を可能として保持部70
1 で摺動可能に保持される。
【0032】導光体42は、ノブNM ,NFR,NFLにそ
の内方から光を導く形状を有するものであり、ホルダケ
ース41にそのプリント基板39側から挿通されるねじ
部材75によりホルダケース41の上面に締着される。
また導光体43は、ノブNRR,NRLにその内方から光を
導く形状を有するものであり、ホルダケース41にその
プリント基板39側から挿通されるねじ部材76により
ホルダケース41の上面に締着される。
【0033】ホルダケース41には、プリント基板39
側に向けて複数たとえば一対の位置決め突起77,77
が一体に突設されており、プリント基板39における絶
縁基板44には、それらの位置決め突起77,77を挿
通させる位置決め孔78,78が設けられる。また絶縁
基板44には、前記ねじ部材75,76に対応した挿通
孔79,80が穿設されており、それらの挿通孔79,
80に挿通されたねじ部材75,76がホルダケース4
1を貫通して導光体42,43に螺合される。したがっ
て接点ホルダ401 ,402 …が摺動自在に保持される
とともに導光体42,43が取付けられたホルダケース
41がプリント基板39に位置決め結合され、それによ
り基板組立体38が構成されることになる。
【0034】ところで、絶縁基板44には、導光体4
2,43に対応する位置に窓81,81が設けられてお
り、基板組立体38がケーシング13に取付けられた状
態で、それらの窓81,81に配置された発光素子8
2,82からの光が導光体42,42を経て各ノブ
M ,NFR,NFL,NRR,NRLに導かれる。而して各ノ
ブNM,NFR,NFL,NRR,NRLには、前記導光体4
2,43からの光を受けるレンズ83がそれぞれ外面に
臨んで取付けられている。これにより夜間でも各ノブN
M,NFR,NFL,NRR,NRLの位置を明瞭に認識するこ
とができる。
【0035】前記基板組立体38をケーシング13に固
定するために、該ケーシング13における支持板部13
aの内面には、3個以下であることが望まれる複数のボ
ス84…が突設される。これらのボス84…は、ケーシ
ング13の壁部13bからその内方側に間隔をあけた位
置で支持板部13aに設けられるものであり、その先端
部には、段部84bを介して小径の嵌合軸部84aがそ
れぞれ同軸に突設される。而して嵌合軸部84aの軸方
向長さはプリント基板39の厚みに対応して設定されて
いる。
【0036】一方、プリント基板39の絶縁基板44に
は、前記各ボス84…の嵌合軸部84aを挿通させる複
数の嵌合孔85…が穿設される。而して、段部84bに
プリント基板39を当接させるようにして各嵌合孔84
…にボス84…の嵌合軸部84aを嵌合させた状態で、
嵌合軸部84aの先端およびプリント基板39の下面に
係止するねじ部材86…を各ボス84…に螺合させて締
め付けることにより、プリント基板39すなわち基板組
立体38が、ケーシング13に位置決め固定されること
になる。
【0037】次にこの実施例の作用について説明する
と、ホルダケース41には、複数の接点ホルダ401
402 …が摺動可能に保持されるものであり、このホル
ダケース41がプリント基板39に位置決め、固定され
るので、接点ホルダ401 の可動接点に対する共通固定
接点45、一対の個別固定接点46a,46bおよび一
対の個別固定接点47a,47bの相対位置が一定に定
まるとともに、接点ホルダ402 の可動接点68に対す
る共通固定接点48…および一対の個別固定接点49a
…,49b…の相対位置が一定に定まり、位置決め作業
が極めて容易となる。
【0038】しかも各接点ホルダ401 ,402 …は、
両側に一対ずつ設けられているスライド突起66,66
…をホルダケース41のガイド部71,71に摺接させ
るとともに、ホルダケース41の押さえ突部72に上面
を摺接させるようにして摺動作動を案内されるものであ
るので、摺接面積が比較的小さく、したがって摺動抵抗
を小さく抑えることができる。
【0039】また接点ホルダ401 ,402 …に可動接
点68を差込んで弾発係合するにあたっては、可動接点
68の差込み方向69に沿う後に設けられている撮み
部68gをペンチ等の工具で撮むことが可能であり、可
動接点68の接点ホルダ401 ,402 への取付けが容
易となり、しかも撮み部68gが弾性接触部68b,6
8c,68d,68eとは分離して基68aに連設さ
れるものであるので、撮み部68gを掴んだ際に弾性接
触部68b,68c,68d,68eに接触することを
極力回避することができ、それにより弾性接触部68
b,68c,68d,68eの変形を防止することがで
きる。
【0040】ところで、接点ホルダ401 ,402 …を
保持した状態のホルダケース41をプリント基板39に
位置決め固定すると、各接点ホルダ401 ,402 …に
取付けられた可動接点68は、プリント基板39上に弾
発接触するものであり、各接点ホルダ401 ,402
に外力を加えない状態では接点ホルダ401 ,402
が摺動作動することはない。したがってホルダケース4
1をプリント基板39に取付けて基板組立体38を構成
した状態で、可動接点68が中立位置、すなわち図12
で示すように、弾性接触部68b,68cが両個別固定
接点49a,49b間でプリント基板39に接触してい
るように各接点ホルダ401 ,402 …の位置を操作
し、その状態で基板組立体38をケーシング13に位置
決め固定すると、外力を加えない状態では中立位置に在
る各ノブNFR,NFL,NRR,NRLにそれぞれ連なる係止
ロッド28の半球状係止部28aが係止孔59にそれぞ
れ容易に係合されることになる。
【0041】さらに基板組立体38のケーシング13へ
の取付けにあたって3個以下の複数のボス84…にプリ
ント基板39が締着されるので、ケーシング13への基
板組立体38の位置決めを確実にした上に、ねじ部材8
6の締め付けに伴うプリント基板39の歪発生を最小に
抑えることが可能となる。しかもプリント基板39は、
ケーシング13の壁部13bからその内方側に間隔をあ
けた位置で支持板部13aに設けられた複数のボス84
…に、プリント基板39の外周縁と前記壁部13bとの
間に間隙を形成するようにして締着されるものであるの
で、ケーシング13をドアに取付ける際にケーシング1
3に荷重がかかっても、プリント基板39にケーシング
13側から荷重が作用することを極力回避することがで
き、上記ねじ部材86の締め付けに伴う歪の発生回避と
併せて、プリント基板39に歪が生じることを極力防止
することができ、したがってプリント基板39のプリン
ト部断線を防止することができる。
【0042】このようなスイッチ装置において、たとえ
ばノブNRRを操作すると、接点ホルダ402 がホルダケ
ース41内を摺動作動し、可動接点68の弾性接触部6
8b,68cが、個別固定接点4a,4b間にわた
って摺動することになる。この際、個別固定接点4
a,4bと絶縁基板44の表面との間にわずかな段差
が在る場合に、弾性接触部68b,68cはその段差を
乗り上げたり、降下したりする。しかるに、弾性接触部
68b,68cは、その幅を異ならせることによりばね
定数を異ならせて形成されているので、両弾性接触部6
8b,68cの少なくとも1つは振動を生じることなく
摺接状態を維持することができ、したがって導通・遮断
の切換時にチャタリングが生じることもない。
【0043】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は上記実施例に限定されるものではなく、実用新案登
録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種
々の設計変更を行なうことが可能である。
【0044】たとえば絶縁基板44に金属片を固着して
固定接点を形成するようにしてもよい。
【0045】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、差込み方
向に沿う基部の後端には、弾性接触部とは分離して撮み
部が連設されるので、撮み部を掴むことにより可動接点
の接点ホルダへの取付けが容易となるだけでなく、その
取付け時に弾性接触部に接触して弾性接触部が変形して
しまうことを極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイッチ装置の平面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線拡大断面図である。
【図6】基板組立体の平面図である。
【図7】図6の7矢視側面図である。
【図8】プリント基板の平面図である。
【図9】図4の9−9線拡大断面図である。
【図10】接点ホルダの平面図である。
【図11】可動接点の斜視図である。
【図12】図4の12−12線拡大断面図である。
【符号の説明】
401 ,402 ・・・接点ホルダ 45;46a,46b;47a,47b;48;49
a,49b・・・固定接点 68・・・可動接点 68a・・・基部 68b,68c,68d,68e・・・弾性接触部 68g・・・撮み部 69・・・差込み方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−90531(JP,U) 実開 昭57−110819(JP,U) 実開 昭60−15717(JP,U) 実開 平5−27933(JP,U) 実開 平3−106640(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 1/36 H01H 13/36 H01H 21/84 H01H 23/24 H01H 15/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点(45;46a,46b;47
    a,47b;48;49a,49b)に対して移動可能
    な接点ホルダ(401 ,402 )に、該接点ホルダ(4
    1 ,402 )に差込み係合される基部(68a)と、
    接点ホルダ(401 ,402 )への差込み方向(69)
    に沿う基部(68a)の後端に連設されるとともに固定
    接点(45;46a,46b;47a,47b;48;
    49a,49b)に弾発的に接触可能な弾性接触部(6
    8b,68c,68d,68e)とを備える可動接点
    (68)が取付けられるスイッチ装置において、前記
    込み方向(69)に沿う基部(68a)の後端には、弾
    性接触部(68b,68c,68d,68e)とは分離
    して撮み部(68g)が連設されることを特徴とするス
    イッチ装置。
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