JPH0670128U - スイッチ装置 - Google Patents

スイッチ装置

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JPH0670128U
JPH0670128U JP1110193U JP1110193U JPH0670128U JP H0670128 U JPH0670128 U JP H0670128U JP 1110193 U JP1110193 U JP 1110193U JP 1110193 U JP1110193 U JP 1110193U JP H0670128 U JPH0670128 U JP H0670128U
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JP
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contact
insulating substrate
holder
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JP1110193U
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宏 佐藤
啓章 大橋
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Toyo Denso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Denso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】固定接点が絶縁基板の表面に形成され、絶縁基
板の表面に沿って移動可能な接点ホルダには、該接点ホ
ルダの移動に応じて固定接点との接・離を切換可能な可
動接点が、絶縁基板側に向けての弾発力を有して取付け
られるスイッチ装置において、絶縁基板の表面および固
定接点間に段差があったとしても、接点ホルダの移動に
応じた導通・遮断切換時のチャタリング発生を防止す
る。 【構成】可動接点68は、接点ホルダに固定される基部
68aに、絶縁基板側に向けての弾発力を有する複数の
弾性接触部68b,68cがそれらのばね定数を相互に
異にして共通に連設されて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、固定接点が絶縁基板の表面に形成され、絶縁基板の表面に沿って移 動可能な接点ホルダには、該接点ホルダの移動に応じて固定接点との接・離を切 換可能な可動接点が、絶縁基板側に向けての弾発力を有して取付けられるスイッ チ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかるスイッチ装置は、たとえば実開昭62−92534号公報および 実開平4−123038号公報等により知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、絶縁基板上に形成される固定接点と、該絶縁基板の表面との間に段 差が生じる場合があり、接点ホルダの移動に応じて可動接点が前記段差を乗り上 げたり、降下したり際に、絶縁基板側に向けての弾発力を有する可動接点の接触 部が振動し、導通・遮断切換時にチャタリングが生じることがある。
【0004】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、絶縁基板の表面および固 定接点間に段差があったとしても、接点ホルダの移動に応じた導通・遮断切換時 のチャタリング発生を防止し得るようにしたスイッチ装置を提供することを目的 とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によれば、可動接点は、接点ホルダに固定 される基部に、絶縁基板側に向けての弾発力を有する複数の弾性接触部がそれら のばね定数を相互に異にして共通に連設されて成る。
【0006】
【実施例】 以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0007】 図1ないし図12は本考案の一実施例を示すものであり、図1はスイッチ装置 の平面図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線拡大断面図 、図4は図3の4−4線断面図、図5は図2の5−5線拡大断面図、図6は基板 組立体の平面図、図7は図6の7矢視側面図、図8はプリント基板の平面図、図 9は図4の9−9線拡大断面図、図10は接点ホルダの平面図、図11は可動接 点の斜視図、図12は図4の12−12線拡大断面図である。
【0008】 先ず図1および図2において、このスイッチ装置は、乗用車両におけるドライ バ側ドアに配設されるパワーウインド用マスタスイッチであり、ノブNFRの操作 によりドライバ側ドアたとえば右前側ドアのウインドガラスを昇降可能であり、 ノブNFLの操作により左前側ドアのウインドガラスを昇降可能であり、ノブNRR の操作により右後側ドアのウインドガラスを昇降可能であり、ノブNRLの操作に より左後側ドアのウインドガラスを昇降可能であり、ノブNM の操作により前記 各ドアにおいて個別にウインドガラスを昇降可能とする状態ならびにドライバ側 ドアを除く全てのドアにおけるウインドガラスの個別昇降を禁止する状態を切換 可能である。
【0009】 図3および図4を併せて参照して、ドライバ側ドアには合成樹脂により車両の 前後方向に長い矩形の函状に形成されるケーシング13が取付けられる。このケ ーシング13は、支持板部13aの周縁に壁部13bが連設されて成るものであ り、支持板部13aを上部にして前記ドライバ側ドアに取付けられる。また該ケ ーシング13には、その上部を覆うようにして矩形の函状に形成される合成樹脂 製ガーニッシュ14が固定され、該ガーニッシュ14に、前記ノブNFR〜NRLを 個別に臨ませる4つの操作用開口部15…と、前記ノブNM を臨ませる操作用開 口部16とが設けられる。
【0010】 ケーシング13における支持板部13aには4つの挿通孔17…が設けられ、 それらの挿通孔17…をそれぞれ囲繞する4つの凹部18…が支持板部13aの 上面に設けられる。一方、ガーニッシュ14には支持板部13a側に延びる4つ の脚部19…が設けられる。而して各脚部19…の下端を凹部18…にそれぞれ 嵌合させた状態で、支持板部13aの下方から挿通孔17…にそれぞれ挿通され るねじ部材20…が脚部19…にねじ込まれ、それによりガーニッシュ14が、 その下部にケーシング13の上部を嵌合させた状態でケーシング13に固定され る。
【0011】 支持板部13aには、ケーシング13の長手方向に長い矩形の開口部21…が ガーニッシュ14の各操作用開口部15…に対応して設けられるとともに、それ らの開口部21…をそれぞれ囲んで上方に延びる横断面矩形の支持筒部22…が 一体に設けられており、それらの支持筒部22…には、車両の前後方向に傾動可 能として作動部材23…がそれぞれ支承される。すなわち支持筒部22の両側部 には、ケーシング13の幅方向に沿う一対の支持孔24,24が設けられており 、作動部材23は、その両側に一体に突設される突起25,25を前記支持孔2 4,24に嵌合させるまで支持筒部22内に弾発、嵌合される。
【0012】 前記作動部材23…の上部には、上方に延びる嵌合突部26がそれぞれ一体に 突設されており、各支持筒部22…の上部を覆うようにしてガーニッシュ14の 各操作用開口部15…に配置されるノブNFR,NFL,NRR,NRLにそれぞれ設け られる嵌合筒部27に前記嵌合突部26が嵌合、係止される。したがって各作動 部材23…には各ノブNFR,NFL,NRR,NRLがそれぞれ連結され、各操作用開 口部15…に臨むノブNFR,NFL,NRR,NRLを操作することにより各作動部材 23…が前後に傾動することになる。
【0013】 また各作動部材23…の下部には、下方に延びるとともに半球状係止部28a を下端に有する係止ロッド28と、横断面矩形にして下方に延びる案内筒29と がそれぞれ一体に設けられる。案内筒29の一側部には上下に延びる長孔30が 設けられており、該長孔30に係止する係止突部31aを上端に有する有底筒状 の従動片31が、その丸められた閉塞端を下方位置として各案内筒29内に摺動 自在に嵌合され、案内筒29の上端閉塞部と従動片31との間にはばね32が縮 設される。したがって従動片31は、案内筒29から下方に突出するようにばね 付勢されることになり、係止突部31aが長孔30の下端に係止することにより 従動片31の案内筒29からの脱落が阻止される。
【0014】 左前側ドア、右後側ドアおよび左後側ドアのウインドガラスを昇降させるため のノブNFL,NRR,NRLに対応して、ケーシング13には、前記従動片31の下 端を摺接させる前上がりの傾斜面33ならびに後上がりの傾斜面34が、図2で 示すように連設部35で略V字状に連なるようにしてそれぞれ設けられる。而し て、上記各ノブNFL,NRR,NRLの前端を押下げるように操作すると、各作動部 材23…は、従動片31の下端を後上がりの傾斜面34に摺接させるように傾動 してばね32を縮小させ、また上記各ノブNFL,NRR,NRLの前端を押上げるよ うに操作すると、各作動部材23…は、従動片31の下端を前上がりの傾斜面3 3に摺接させるように傾動してばね32を縮小させる。したがって上記各ノブN FL ,NRR,NRLの前端をいずれに操作しても、ばね32はその縮小によりばね力 を増大し、各ノブNFL,NRR,NRLから手を離した時には、ばね32のばね力に より、作動部材23…は、両傾斜面33,34の連設部35に従動片31を摺接 させた中立位置に速やかに戻ることになる。
【0015】 なお、ドライバ側ドアのウインドガラスを昇降させるためのノブNFRに対応す る部分には、ノブNFRの前端の押下げ操作、ならびに押上げ操作に応じて、作動 部材23を2段階に節度的に傾動させるようにした後上がりおよび前上がりの傾 斜面(図示せず)が設けられるが、基本的には上記各ノブNFL,NRR,NRLの作 動と同様であり、ノブNFRから手を離したときには作動部材23が中立位置に戻 る。
【0016】 図5、図6および図7を併せて参照して、ケーシング13内には、基板組立体 38が固定、配置される。この基板組立体38は、プリント基板39と、上記4 つの作動部材23…のうちドライバ側ドアに対応する作動部材23に連結される 合成樹脂製接点ホルダ401 ならびに残余の作動部材23…にそれぞれ連結され る3つの合成樹脂製接点ホルダ402 …と、それらの接点ホルダ401 ,402 …をプリント基板38の長手方向に沿う往復動を可能として保持するとともにプ リント基板39に位置決め、連結される合成樹脂製ホルダケース41と、ホルダ ケース41とともにプリント基板39に固定される一対の合成樹脂製導光体42 ,43とを備えるものであり、プリント基板39がケーシング13に位置決め、 固定される。
【0017】 図8において、プリント基板39は、ケーシング13における壁部13bの内 面形状よりも小さな外形を有してケーシング13の長手方向に長い矩形状に形成 される絶縁基板44の表面に、導電性金属の蒸着によるプリントが施されて成る ものである。すなわち、ドライバ側ドアに対応した共通固定接点45、相互に間 隔をあけて共通固定接点45に隣接配置される一対の個別固定接点46a,46 bならびにそれらの個別固定接点46a,46bの間隔よりも大なる間隔を相互 間にあけて前記両個別固定接点46a,46bに隣接配置される一対の個別固定 接点47a,47bと、左前側ドア、右後側ドアおよび左後側ドアにそれぞれ個 別に対応して3つの共通固定接点48…ならびに相互に間隔をあけて各共通固定 接点48…にそれぞれ隣接配置される一対ずつ3組の個別固定接点49a…,4 9b…と、共通固定接点45,48…に共通に通じる導線部50と、前記各個別 固定接点46a,46b,47a,47b,49a…,49b…に個別に通じる 導線部511 〜5110とが、絶縁基板44の表面に形成される。
【0018】 しかも各固定接点45,46a,46b,47a,47b,48…、49a… ,49b…は、絶縁基板44の長手方向に沿って長く形成されるものである。
【0019】 各導線部50,511 〜5110には、絶縁基板44の下方に配置される導線5 2…が個別に接続され、それらの導線52…はケーシング13の外方に引き出さ れる。
【0020】 図9および図10を併せて参照して、各接点ホルダ401 ,402 …は、プリ ント基板39に対向する上板部55と、上板部55の幅方向両端に連設されてプ リント基板39側に延びる一対の側板部56,57と、上板部55および両側板 部56,57の一端側に連設される連結部58とを備えて矩形の外形形状を有す るように形成されており、連結部58には係止孔59が設けられる。而して作動 部材23…における係止ロッド28の下端の半球状係止部28aが係止孔59に 揺動可能に係合され、それにより各ノブNFR,NFL,NRR,NRLの操作に応じた 作動部材23…の傾動作動に応じて、各接点ホルダ401 ,402 …はホルダケ ース41内で往復動する。
【0021】 両側板部56,57の内面において上板部55に近接した部分には、相互に近 接する方向に張出した鍔部60,61が設けられ、接点ホルダ401 ,402 … の型成形時に前記鍔部60,61の成形を可能とするために上板部55には両鍔 部60,61に対応した抜き孔62,63が形成される。また上板部55の内面 には、図4で示すように連結部58とは反対側で外端を開放した案内溝64が設 けられるとともに、該案内溝64の内端に通じる係止凹部65が設けられる。さ らに、矩形状である各接点ホルダ401 ,402 …の両側外面には、相互に離隔 した一対ずつ2組のスライド突起66,66…が突設される。
【0022】 左前側ドア、右後側ドアおよび左後側ドアにそれぞれ個別に対応した3つの接 点ホルダ402 …には、可動接点68がそれぞれ取付けられる。
【0023】 図11および図12において、可動接点68は、接点ホルダ402 における上 板部55ならびに両鍔部60,61間に差込まれる基部68aと、個別固定接点 49a,49bに選択的に摺接可能として基部68aに連設される一対の弾性接 触部68b,68cと、共通固定接点48に常時摺接すべく基部68aに連設さ れる一対の弾性接触部68d,68eと、接点ホルダ402 の係止凹部65に弾 発係合すべく基部68aに連設される弾性係止部68fと、一対ずつ2組の弾性 接触部68b,68c;68d,68e間で基部68aに連設される撮み部68 gとを有して、板ばね材により形成される。
【0024】 基部68aは、その形状を「ロ」字形として形成される。一方、一対ずつ2組 の弾性接触部68b,68c;68d,68eは、接点ホルダ402 への基部6 8aの差込み方向69(図11参照)に沿う基板68aの後端における両側に、 プリント基板39側に向けて彎曲するようにして連設されるものであり、弾性接 触部68b,68c;68d,68eの先端が、プリント基板39にそれぞれ弾 発的に接触することになる。しかも弾性接触部68b,68dは、弾性接触部6 8c,68eよりも幅広に形成されるものであり、これにより弾性接触部68b ,68dおよび弾性接触部68c,68eのばね定数は相互に異なることになる 。
【0025】 弾性係止部68fは、上記差込み方向69に沿う後方に向かうにつれて接点ホ ルダ402 の上板部55に近接するように傾斜して形成されるものであり、基部 68aを接点ホルダ402 における上板部55ならびに両鍔部60,61間に差 込むと、弾性係止部68fは、上板部55の案内溝64内を撓んだ状態で係止凹 部65まで案内され、係止凹部65に弾発係止することになり、これにより可動 接点68が接点ホルダ402 に固定される。
【0026】 また撮み部68gは、一対ずつ2組の弾性接触部68b,68c;68d,6 8e間で、差込み方向69に沿う基板68aの後端に連設され、上記差込み方向 69に沿う後方に向かうにつれて上方位置となるようにわずかに傾斜して形成さ れるものであり、接点ホルダ402 への可動接点68への取付け完了時に撮み部 68gが接点ホルダ402 からわずかに突出する程度に撮み部68gの長さが設 定される。
【0027】 ドライバ側ドアに対応した接点ホルダ401 に取付けられる可動接点は、個別 固定接点46a,46bに選択的に摺接可能な一対の弾性接触部、個別固定接点 47a,47bに選択的に摺接可能な一対の弾性接触部、ならびに共通固定接点 45に常時摺接する一対の弾性接触部を有するものであり、各組の弾性接触部は 上記可動接点68と同様にばね定数を相互に異ならせて形成されている。
【0028】 ホルダケース41には、上記接点ホルダ401 を摺動自在に保持するための保 持部701 と、上記3つの接点ホルダ402 …を摺動自在に保持するための3つ の保持部702 …とが設けられる。
【0029】 各保持部702 …は、プリント基板39側に開放した函状に形成されるもので あり、その両側内面下部には、接点ホルダ402 の両側に一対ずつ設けられたス ライド突起66,66…を受けるガイド部71,71が設けられ、上部内面には 接点ホルダ402 の上面に当接する一条の押さえ突部72が突設される。したが って接点ホルダ402 は、両ガイド部71、71および押さえ突部72間で摺動 可能に挟持されることになる。
【0030】 また保持部702 …の上部には、作動部材23における係止ロッド28の下端 の半球状係止部28aを接点ホルダ402 の係止孔59に揺動可能に係合させる べく、係止ロッド28を貫通させる透孔73が係止ロッド28の揺動範囲にわた って設けられるとともに、ホルダケース40の型成形時に前記ガイド部71,7 1の成形を可能とするための抜き孔74,74が設けられている。
【0031】 また保持部701 は、上記保持部702 と基本的に同一の構成を有するもので あり、接点ホルダ401 が係止ロッド28への係合を可能として保持部701 で 摺動可能に保持される。
【0032】 導光体42は、ノブNM ,NFR,NFLにその内方から光を導く形状を有するも のであり、ホルダケース41にそのプリント基板39側から挿通されるねじ部材 75によりホルダケース41の上面に締着される。また導光体43は、ノブNRR ,NRLにその内方から光を導く形状を有するものであり、ホルダケース41にそ のプリント基板39側から挿通されるねじ部材76によりホルダケース41の上 面に締着される。
【0033】 ホルダケース41には、プリント基板39側に向けて複数たとえば一対の位置 決め突起77,77が一体に突設されており、プリント基板39における絶縁基 板44には、それらの位置決め突起77,77を挿通させる位置決め孔78,7 8が設けられる。また絶縁基板44には、前記ねじ部材75,76に対応した挿 通孔79,80が穿設されており、それらの挿通孔79,80に挿通されたねじ 部材75,76がホルダケース41を貫通して導光体42,43に螺合される。 したがって接点ホルダ401 ,402 …が摺動自在に保持されるとともに導光体 42,43が取付けられたホルダケース41がプリント基板39に位置決め結合 され、それにより基板組立体38が構成されることになる。
【0034】 ところで、絶縁基板44には、導光体42,43に対応する位置に窓81,8 1が設けられており、基板組立体38がケーシング13に取付けられた状態で、 それらの窓81,81に配置された発光素子82,82からの光が導光体42, 42を経て各ノブNM ,NFR,NFL,NRR,NRLに導かれる。而して各ノブNM ,NFR,NFL,NRR,NRLには、前記導光体42,43からの光を受けるレンズ 83がそれぞれ外面に臨んで取付けられている。これにより夜間でも各ノブNM ,NFR,NFL,NRR,NRLの位置を明瞭に認識することができる。
【0035】 前記基板組立体38をケーシング13に固定するために、該ケーシング13に おける支持板部13aの内面には、3個以下であることが望まれる複数のボス8 4…が突設される。これらのボス84…は、ケーシング13の壁部13bからそ の内方側に間隔をあけた位置で支持板部13aに設けられるものであり、その先 端部には、段部84bを介して小径の嵌合軸部84aがそれぞれ同軸に突設され る。而して嵌合軸部84aの軸方向長さはプリント基板39の厚みに対応して設 定されている。
【0036】 一方、プリント基板39の絶縁基板44には、前記各ボス84…の嵌合軸部8 4aを挿通させる複数の嵌合孔85…が穿設される。而して、段部84bにプリ ント基板39を当接させるようにして各嵌合孔84…にボス84…の嵌合軸部8 4aを嵌合させた状態で、嵌合軸部84aの先端およびプリント基板39の下面 に係止するねじ部材86…を各ボス84…に螺合させて締め付けることにより、 プリント基板39すなわち基板組立体38が、ケーシング13に位置決め固定さ れることになる。
【0037】 次にこの実施例の作用について説明すると、ホルダケース41には、複数の接 点ホルダ401 ,402 …が摺動可能に保持されるものであり、このホルダケー ス41がプリント基板39に位置決め、固定されるので、接点ホルダ401 の可 動接点に対する共通固定接点45、一対の個別固定接点46a,46bおよび一 対の個別固定接点47a,47bの相対位置が一定に定まるとともに、接点ホル ダ402 の可動接点68に対する共通固定接点48…および一対の個別固定接点 49a…,49b…の相対位置が一定に定まり、位置決め作業が極めて容易とな る。
【0038】 しかも各接点ホルダ401 ,402 …は、両側に一対ずつ設けられているスラ イド突起66,66…をホルダケース41のガイド部71,71に摺接させると ともに、ホルダケース41の押さえ突部72に上面を摺接させるようにして摺動 作動を案内されるものであるので、摺接面積が比較的小さく、したがって摺動抵 抗を小さく抑えることができる。
【0039】 また接点ホルダ401 ,402 …に可動接点68を差込んで弾発係合するにあ たっては、可動接点68の差込み方向69に沿う後部に設けられている撮み部6 8gをペンチ等の工具で撮むことが可能であり、可動接点68の接点ホルダ40 1 ,402 への取付けが容易となる。
【0040】 ところで、接点ホルダ401 ,402 …を保持した状態のホルダケース41を プリント基板39に位置決め固定すると、各接点ホルダ401 ,402 …に取付 けられた可動接点68は、プリント基板39上に弾発接触するものであり、各接 点ホルダ401 ,402 …に外力を加えない状態では接点ホルダ401 ,402 …が摺動作動することはない。したがってホルダケース41をプリント基板39 に取付けて基板組立体38を構成した状態で、可動接点68が中立位置、すなわ ち図12で示すように、弾性接触部68b,68cが両個別固定接点49a,4 9b間でプリント基板39に接触しているように各接点ホルダ401 ,402 … の位置を操作し、その状態で基板組立体38をケーシング13に位置決め固定す ると、外力を加えない状態では中立位置に在る各ノブNFR,NFL,NRR,NRLに それぞれ連なる係止ロッド28の半球状係止部28aが係止孔59にそれぞれ容 易に係合されることになる。
【0041】 さらに基板組立体38のケーシング13への取付けにあたって3個以下の複数 のボス48…にプリント基板39が締着されるので、ケーシング13への基板組 立体38の位置決めを確実にした上に、ねじ部材86の締め付けに伴うプリント 基板39の歪発生を最小に抑えることが可能となる。しかもプリント基板39は 、ケーシング13の壁部13bからその内方側に間隔をあけた位置で支持板部1 3aに設けられた複数のボス84…に、プリント基板39の外周縁と前記壁部1 3bとの間に間隙を形成するようにして締着されるものであるので、ケーシング 13をドアに取付ける際にケーシング13に荷重がかかっても、プリント基板3 9にケーシング13側から荷重が作用することを極力回避することができ、上記 ねじ部材86の締め付けに伴う歪の発生回避と併せて、プリント基板39に歪が 生じることを極力防止することができ、したがってプリント基板39のプリント 部断線を防止することができる。
【0042】 このようなスイッチ装置において、たとえばノブNRRを操作すると、接点ホル ダ402 がホルダケース41内を摺動作動し、可動接点68の弾性接触部68b ,68cが、個別固定接点48a,48b間にわたって摺動することになる。こ の際、個別固定接点48a,48bと絶縁基板44の表面との間にわずかな段差 が在る場合に、弾性接触部68b,68cはその段差を乗り上げたり、降下した りする。しかるに、弾性接触部68b,68cは、その幅を異ならせることによ りばね定数を異ならせて形成されているので、両弾性接触部68b,68cの少 なくとも1つは振動を生じることなく摺接状態を維持することができ、したがっ て導通・遮断の切換時にチャタリングが生じることもない。
【0043】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は上記実施例に限定されるもので はなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種々の 設計変更を行なうことが可能である。
【0044】 たとえば絶縁基板44に金属片を固着して固定接点を形成するようにしたもの に本考案を適用することも可能であり、また直径の異なる複数のワイヤでばね定 数の異なる複数の弾性接触部を形成することも可能である。
【0045】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、可動接点は、接点ホルダに固定される基部に、 絶縁基板側に向けての弾発力を有する複数の弾性接触部がそれらのばね定数を相 互に異にして共通に連設されて成るので、絶縁基板からわずかに隆起した固定接 点への乗り上げあるいは降下時に、弾性接触部の少なくとも1つに摺接状態を維 持させるようにして導通・遮断の切換時にチャタリングが生じることを確実に防 止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイッチ装置の平面図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】図2の3−3線拡大断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線拡大断面図である。
【図6】基板組立体の平面図である。
【図7】図6の7矢視側面図である。
【図8】プリント基板の平面図である。
【図9】図4の9−9線拡大断面図である。
【図10】接点ホルダの平面図である。
【図11】可動接点の斜視図である。
【図12】図4の12−12線拡大断面図である。
【符号の説明】
401 ,402 ・・・接点ホルダ 44・・・絶縁基板 46a,46b;47a,47b;49a,49b・・
・固定接点 68・・・可動接点 68a・・・基部 68b,68c・・・弾性接触部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点(46a,46b;47a,4
    7b;49a,49b)が絶縁基板(44)の表面に形
    成され、絶縁基板(44)の表面に沿って移動可能な接
    点ホルダ(401 ,402 )には、該接点ホルダ(40
    1 ,402 )の移動に応じて固定接点(46a,46
    b;47a,47b;49a,49b)との接・離を切
    換可能な可動接点(68)が、絶縁基板(44)側に向
    けての弾発力を有して取付けられるスイッチ装置におい
    て、可動接点(68)は、接点ホルダ(401 ,4
    2 )に固定される基部(68a)に、絶縁基板(4
    4)側に向けての弾発力を有する複数の弾性接触部(6
    8b,68c)がそれらのばね定数を相互に異にして共
    通に連設されて成ることを特徴とするスイッチ装置。
JP1110193U 1993-03-15 1993-03-15 スイッチ装置 Pending JPH0670128U (ja)

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