JP2596386B2 - 冗長システム及びその運用方法 - Google Patents

冗長システム及びその運用方法

Info

Publication number
JP2596386B2
JP2596386B2 JP23589394A JP23589394A JP2596386B2 JP 2596386 B2 JP2596386 B2 JP 2596386B2 JP 23589394 A JP23589394 A JP 23589394A JP 23589394 A JP23589394 A JP 23589394A JP 2596386 B2 JP2596386 B2 JP 2596386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
path
signal
operation information
circuit package
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23589394A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07131525A (ja
Inventor
俊彦 草野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP23589394A priority Critical patent/JP2596386B2/ja
Publication of JPH07131525A publication Critical patent/JPH07131525A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2596386B2 publication Critical patent/JP2596386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冗長構成を有するシステ
ムに係り、特に複数の回路パッケージからなる系が複数
並列に接続され、出力側で複数の系のいずれかの出力が
選択される構成を有する冗長システム及びその運用方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】通信網における伝送装置、特に交換系で
は、故障等によってシステムの機能が停止すると社会的
な影響が極めて大きくなるために、2重化冗長構成が採
用され信頼性の向上が図られている。2重化冗長構成で
は、一般に、同一処理を行う同一構成の装置が2系統並
列に設けられ(以下、#0系及び#1系という。)、更
に、それらの出力信号の一方を選択する冗長切替部が設
けられている。これにより、一方の系で故障が検出され
ても、冗長切替部によって即座に他方の系に切り替える
ことで、処理の連続性を維持することができる。
【0003】このような伝送装置は、一般に、多数の信
号の入出力を行うために、信号数と同数の冗長切替部を
必要とし、冗長系を構成する各系は多数の回路パッケー
ジが縦続接続された構成を有する。伝送装置に入力する
多数の信号は、それぞれ2分岐にされて#0系及び#1
系に入力し、#0系及び#1系の対応する出力信号は冗
長切替部によりどちらか一方が選択されて外部へ出力さ
れる。従って、伝送装置内では、冗長切替部の選択状態
に従って多数の実際の信号経路が複雑に形成されてい
る。
【0004】図5は、従来の伝送装置の構成を簡略化し
て示した概略的ブロック図である。入力信号は受信処理
部101で受信され、信号分岐部102によって#0系
及び#1系の2系統に分岐される。#0系は縦続接続さ
れた電子回路パッケージ103A及び104Aからな
り、#1系は縦続接続された電子回路パッケージ103
B及び104Bからなる。なお、図示された各回路パッ
ケージは、説明のために簡略化されている。
【0005】回路パッケージ104A及び104Bから
それぞれ出力した#0系及び#1系の信号は冗長切替部
105によって選択され、送信処理部106を通して外
部へ出力される。冗長切替部105は、上述したように
故障等が検出された時に正常な系への切り替え動作を行
う。
【0006】冗長切替部105の選択状態を表す選択信
号(SEL)は、伝送装置1の中央制御部107へ出力
される。実際には、冗長切替部105は信号パスの数だ
け存在するから、中央制御部107は伝送装置1内の多
数の冗長切替部105からそれぞれの選択信号を収集し
ている。
【0007】ここで、1つの冗長切替部105が#0系
を選択していると仮定する。この場合、中央制御部10
7は当該データ信号に関しては#0系の信号パスが運用
状態にあると判断し、#0系の回路パッケージ103A
を「運用」、#1系の回路パッケージ103Bを「非運
用」と決定する。この運用/非運用状態は、中央制御部
107内の運用情報メモリ(図示せず)に格納され、更
に中央制御部107は、各回路パッケージ103A及び
103Bの運用表示ランプの点灯制御を行う。即ち、運
用状態にある#0系回路パッケージ103Aのランプを
点灯させ、非運用状態にある#1系回路パッケージ10
3Bのランプを消灯させる。
【0008】この状態において、何らかの原因によって
冗長切替部105が切り替わったとする。中央制御部1
07は、冗長切替部105からの選択信号SELが変化
したことにより、#0系の回路パッケージ103Aを
「非運用」に、#1系の回路パッケージ103Bを「運
用」に再決定する。この再決定により、中央制御部10
7の運用情報メモリの内容は更新され、#0系回路パッ
ケージ103Aの運用表示ランプが消灯し、#1系回路
パッケージ103Bのランプが点灯する。ランプが消灯
している回路パッケージは非運用状態にあるから、修理
あるいは点検のために取り外し可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、中央制御部107が全ての冗長切替
部105の選択信号SELを常時収集し、収集した選択
信号SELに基づいて各回路パッケージの運用/非運用
を決定する必要がある。このために、中央制御部の負担
が大きくなり、選択信号SELの収集から運用/非運用
の設定までの処理時間が長くなるという問題を有してい
た。更に、中央制御部が各回路パッケージのランプ点灯
制御を行っているために、中央制御部と各回路パッケー
ジとの間に接続ラインが必要となり、伝送装置の配線が
複雑化するという問題も有していた。これらの問題点
は、取り扱われる入出力信号の数が多いほど顕著にな
る。
【0010】本発明の目的は、各回路パッケージの運用
/非運用の設定を短時間で行うことができる冗長システ
ム及びその運用方法を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、配線を複雑化するこ
となく各回路パッケージの運用/非運用の設定を短時間
で実行できる冗長システム及びその運用方法を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による冗長システ
ムは、複数の回路パッケージからなる系が複数並列に接
続され、それぞれの系において縦続接続された回路パッ
ケージを通して複数の信号パスが形成される冗長構成
と、冗長構成の出力側に設けられ、複数の系に形成され
る各々対応した信号パスからいずれか1つの系の信号パ
スを選択する選択手段と、選択手段による各信号パスの
選択又は非選択を表す選択情報に基づいて、前記複数の
系の各々における信号パスの選択又は非選択を示すパス
運用情報を生成するパス運用情報生成手段と、回路パッ
ケージの各々に設けられ、当該回路パッケージを通る信
号パスのパス運用情報を当該信号パスの流れを遡る上流
側の回路パッケージへ転送し、且つパス運用情報に基づ
いて当該回路パッケージの運用状況を判定する制御手段
と、からなることを特徴とする。
【0013】本発明による冗長システムの運用方法は、
選択手段による各信号パスの選択又は非選択を表す選択
情報に基づいて複数の系の各々における信号パスの選択
又は非選択を示すパス運用情報を生成し、各系における
信号パスの各々を遡る方向に各信号パスに関係する回路
パッケージを通してパス運用情報を転送し、パス運用情
報を受け取った回路パッケージ毎にパス運用情報に基づ
いて当該回路パッケージのパス運用状況を判定する、こ
とを特徴とする。
【0014】
【作用】冗長構成の各系を構成する複数の回路パッケー
ジを通して、信号パスの運用/非運用を示すパス運用情
報を信号パスを遡って転送し、各回路パッケージ自身が
パス運用情報に従ってパス運用状況を判定する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例による伝送装置
の簡略化された構成を示すブロック図である。本実施例
による伝送装置2は2重化冗長構成を有し、受信処理部
201で受信された入力データ信号が信号分岐部202
で#0系及び#1系に2分岐される。#0系は縦続接続
された電子回路パッケージ203Aおよび204Aから
なり、#1系も同様の電子回路パッケージ203Bおよ
び204Bからなる。後述するように、各回路パッケー
ジにはパス運用信号処理部POPが設けられ、回路パッ
ケージ自身で運用状態の設定を行うことができる。
【0017】#0系のデータ信号は回路パッケージ20
3Aから204Aへ流れ、同様に、#1系のデータ信号
は回路パッケージ203Bから204Bへ流れて、それ
ぞれ冗長切替部205へ入力する。冗長切替部205に
よっていずれか一方のデータ信号が選択され、送信処理
部206を通して外部へ出力される。
【0018】なお、各回路パッケージ及び冗長切替部2
05は簡略化されたものであり、実際は図3あるいは図
4に示すように、それぞれ複数の回路パッケージ及び複
数の冗長切替部から構成される。図1では、説明を簡単
化するために、#0系及び#1系の各々について1つの
信号パスと、そのいずれかを選択する1つの冗長切替部
だけが示されている。
【0019】冗長切替部205の選択状態を示す選択信
号SELは信号変換部207に入力し、そこで#0系パ
ス運用信号OPaと#1系パス運用信号OPbとからな
るパス運用信号OPに変換される。#0系パス運用信号
OPa及び#1系パス運用信号OPbは、回路パッケー
ジ204A及び204B内に設けられたパス運用信号処
理部208A及び208Bへそれぞれ出力される。さら
に、パス運用信号処理部208A及び208Bから転送
路209A及び209Bを通して回路パッケージ203
A及び203B内に設けられたパス運用信号処理部21
0A及び210Bへそれぞれ転送される。
【0020】転送路209A及び209Bに関しては、
各回路パッケージが信号の双方向伝送を行うものであれ
ば、データ信号とパス運用信号とを転送するために別個
のラインを設ける必要はない。回路パッケージ203A
及び203Bから204A及び204Bへデータ信号を
それぞれ転送すると共に、パス運用信号OPa及びOP
bをそれぞれ逆方向に転送することができる双方向伝送
路を用いることができる。あるいは、データ信号がブラ
ンクデータフィールド部を有する場合には、このブラン
クデータフィールド部を用いてパス運用信号OPa及び
OPbを転送することもできる。勿論、パス運用信号O
Pa及びOPbを転送するための専用の伝送路をそれぞ
れ別個に設けてもよい。
【0021】#0系パス運用信号OPaは回路パッケー
ジ204Aを通る複数の信号パスに対応した値を有する
信号であり、それら信号パスのうち冗長切替部205に
よって選択されているものは‘1’即ち「運用」、選択
されていないものは‘0’即ち「非運用」がそれぞれ設
定されている。#0系と#1系とは択一関係にあるか
ら、#1系パス運用信号OPbは、#0系のパス運用信
号OPaの反転した値を有する。
【0022】パス運用信号処理部208A、208B、
210A、及び210Bは、それぞれ回路パッケージ2
04A、204B、203A、及び203Bの運用状態
を判断し、所定の制御を実行する。たとえば、回路パッ
ケージ203Aを通過する全ての信号パスが「非運
用」、すなわちパス運用信号OPaの値がいずれも
‘0’である場合は、パス運用信号処理部210Aは回
路パッケージ203Aの運用表示ランプを消灯させる。
また、パス運用信号OPaの値に少なくとも1つ‘1’
が存在する場合は、回路パッケージ203Aを通る信号
パスが少なくとも1つ選択されていることを示すから、
運用表示ランプを点灯させる。なお、このような運用表
示情報は、保守のための情報の一部として使用すること
もできる。
【0023】パス運用信号及びパス運用信号処理部の構
成及び動作を図2を参照しながら更に詳細に説明する。
【0024】図2は、本実施例のより詳細な構成を示す
ブロック図である。ただし、図1と同一機能を有する回
路部には同一参照番号が付されている。#0系におい
て、複数の回路パッケージ(ここでは212A、203
A、204Aが例示されている。)が縦続接続され、そ
れぞれにパス運用信号処理部(POP)が設けられてい
る。#1系においても同様の構成である(ここでは21
2B、203B、204Bが例示されている。)。
【0025】パス運用信号処理部(POP)は、データ
信号に関して下流側に位置する複数の回路パッケージか
らパス運用信号を収集する収集部Cと、それらパス運用
信号を上流の回路パッケージに転送する転送部Tと、収
集されたパス運用信号の値の論理和(OR)を計算する
OR演算部と、OR演算部の結果によって点灯制御され
る運用表示ランプと、から構成される。
【0026】回路パッケージ203Aのパス運用信号処
理部210Aを例に取って説明する。パス運用信号処理
部210Aは、下流の回路パッケージ204Aに設けら
れたパス運用信号処理部208Aからパス運用信号OP
aを入力する。このパス運用信号OPaは、転送路20
9Aにおける複数の信号パスの運用/非運用を表す値
‘1’/‘0’の列からなる。図示するように、OPa
=(1,0,・・・1)であれば、第1信号パスが「運
用」、第2信号パスが「非運用」を表している。したが
って、#1系における対応するパス運用信号OPbは、
それらの値の反転値となり、(0,1,・・・0)であ
る。即ち、第1信号パスが「非運用」、第2信号パスが
「運用」となる。
【0027】パス運用信号処理部210Aの収集部に
は、回路パッケージ203Aがデータ信号を送出する全
ての回路パッケージ204Aからパス運用信号が入力す
る(詳しくは図3で説明する)。即ち、回路パッケージ
203Aと接続された全ての下流の回路パッケージから
パス運用信号が集められる。これらパス運用信号は、転
送部によって、回路パッケージ203Aと接続された上
流の回路パッケージへ転送されると共に、OR演算部に
入力する。OR演算部では、収集された全てのパス運用
信号の値の論理和が演算される。上述したように、パス
運用信号の中に1つでも‘1’が含まれていると、OR
演算部からは‘1’が出力され、冗長切替部205によ
って選択されている信号パスが存在すると判断される。
これによって、運用表示ランプLが点灯するように制御
される。逆に、全てのパス運用信号の値が‘0’である
と、OR演算部からも‘0’が出力される。これによっ
て、冗長切替部205によって選択されている信号パス
が存在しないと判断され、運用表示ランプLが消灯する
ように制御される。上述したように、OR演算部の出力
信号は、保守のための情報の一部として用いることもで
きる。
【0028】図3は、パス運用信号処理部210Aの収
集部によりパス運用信号がどのように収集されるかを詳
細に示すブロック図である。回路パッケージ204A
は、複数の回路パッケージ204A1、204A2、・
・・からなり、この中で回路パッケージ204A1〜2
04A3の3個が転送路209A1〜209A3を通し
て回路パッケージ203Aにそれぞれ接続されているも
のとする。
【0029】パス運用信号処理部208A1〜208A
3の転送部は、それぞれのパス運用信号OPa1〜OP
a3を転送路209A1〜209A3を通して回路パッ
ケージ203Aのパス運用信号処理部210Aへ転送す
る。パス運用信号OPa1〜OPa3は、上述したよう
に、それぞれ転送路209A1〜209A3を通過して
いる信号パスの運用状況を示している。このようなパス
運用信号OPa1〜OPa3がパス運用信号処理部21
0Aの収集部によって収集され、収集されたパス運用信
号を用いてOR演算部が当該回路パッケージ203Aの
信号パス運用状況を判断する。
【0030】このようなパス運用信号処理部210Aの
構成及び動作は、他のパス運用信号処理部においても同
様である。したがって、SEL/OP変換部207から
出力されたパス運用信号OPa及びOPbは、データ信
号の流れを逆に辿りながら、それぞれ回路パッケージ2
04A及び204Bから203A及び203Bへ、更に
その上流の回路パッケージへと順次転送されて行き、各
回路パッケージにおいて信号パスの運用状況が判定さ
れ、運用表示ランプの点灯制御が行われる。
【0031】図4は、本発明の他の実施例による交換シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。本実施例で
は、図2に示される信号分岐部202がインタフェース
IF1の各パッケージに、冗長切替部205がインタフ
ェースIF2の各パッケージに、それぞれ組み込まれて
いる。#0系では、データ信号の流れる方向に、パッケ
ージ501、パッケージ502、交換機SW、パッケー
ジ503、及びパッケージ504が縦続接続されてい
る。
【0032】たとえば、パッケージ502の各々に4個
のパッケージ501が接続され、同様に、パッケージ5
03の各々に4個のパッケージ504が接続されてい
る。#1系も同様の構成である。また、パッケージ50
1の各々はインタフェースIF1の3個のパッケージに
接続されている。更に、インタフェースIF1の各パッ
ケージに3本の入力線が接続され、各入力線に対して1
個の信号分岐部202が設けられている。即ち、N本の
入力線がN個の信号分岐部202によってそれぞれ2分
岐され、それぞれのデータ信号が#0系及び#1系へ送
出される。同様に、パッケージ504の各々はインタフ
ェースIF2の3個のパッケージに接続される。更に、
インタフェースIF2の各パッケージに3本の出力線が
接続され、各出力線に対応して1個の冗長切替部205
が設けられている。即ち、N個の冗長切替部205は、
#0系及び#1系から各々出力されるN個のデータ信号
をそれぞれ選択し、N本の出力線を通してそれぞれ外部
へ送出する。
【0033】なお、第1実施例との関係で言えば、図4
において接続関係にある任意の2つのパッケージ(例え
ばパッケージ503及び504、あるいはパッケージ5
04及びインタフェースIF2のパッケージ)は、図1
及び図2における回路パッケージ203A及び204A
に対応するものである。
【0034】SEL/OP変換部207は、インタフェ
ースIF2のN個の冗長切替部からそれぞれ選択信号S
ELを入力し、それら選択信号SELをインタフェース
IF2のパッケージ毎に、運用/非運用を表すパス運用
信号OPa及びその反転値(非運用/運用)を表すパス
運用信号OPbに変換する。そして、パス運用信号OP
aは、データ信号Daの流れを遡って、即ちインタフェ
ースIF2のパッケージからパッケージ504の対応す
るパッケージへそれぞれ出力される。パス運用信号OP
bも同様にして#1系へ出力される。
【0035】既に述べたように、パス運用信号OPaは
パッケージ504の各パッケージのパス運用信号処理部
POPで収集され、更に、パス運用信号OPa(1)がパ
ッケージ503の対応するパッケージへ転送される。パ
ス運用信号OPa(1)は、パッケージ504とパッケー
ジ503の対応するパッケージとの間の複数の信号パス
の運用状況(運用/非運用)を示す。更に、パス運用信
号OPa(2)がパッケージ503から交換機SWを介し
てパッケージ502の対応するパッケージへ転送され、
パッケージ502からはパス運用信号OPa(3)がパッ
ケージ501の対応パッケージへ転送される。
【0036】このように、#0系のパス運用信号OPa
及び#1系のパス運用信号OPbがデータ信号とは逆方
向に次々と転送されて行き、各回路パッケージにおいて
信号パスの運用状況が判断される。既に述べたように、
該当する信号パスの運用状況によって、そのパッケージ
の運用表示ランプLの点灯制御を行うことができる。
【0037】従って、本実施例のように非常に多数のパ
ッケージが存在し、多数の信号パスが複雑な組合せでダ
イナミックに選択運用されている冗長構成でも、運用表
示ランプLが消灯しているユニットは、そのユニットを
通る信号パスが全て非運用であることを示すから、修理
あるいは点検のために取り外すことが許される。
【0038】このような回路パッケージの運用状態決定
方法は、従来のような中央制御部による集中制御ではな
く、パス毎に運用/非運用を示すパス運用信号OPをデ
ータ信号とは逆方向に転送し各回路パッケージにおいて
運用状態を設定するという分散制御であるために、中央
制御部の負担が大幅に軽減される。
【0039】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。本発明は、冗長システムへの入線数及び
出線数に関係なく、伝送系、交換系等の冗長系に適用す
ることができる。
【0040】更に、上記実施例では2重化冗長系の場合
を例示したが、これに限定されるものではない。本発明
はパス毎にパス運用信号OPを転送するものであるか
ら、2重化冗長系だけでなく、一般的なN+1重化冗長
系であっても適用することができる。また、複数の冗長
切替部205が全く独立に動作し、かつ選択する系に相
互関係が存在しない冗長システムであっても適用するこ
とができ、同様の効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る冗長システムは、冗長構成の各系を構成する複数の回
路パッケージを通して、信号パスの運用/非運用を示す
パス運用情報を順次転送し、各回路パッケージ自身がパ
ス運用情報に従ってパス運用状況を判定する。
【0042】これによって、回路パッケージ毎に信号パ
スの運用状況を把握し運用表示ランプの点灯制御を行う
ことができ、各回路パッケージの運用/非運用の設定を
短時間で行うことが可能となる。言い換えれば、従来で
は中央制御部が一括して運用制御を実行していたが、本
発明では各冗長系にパス運用情報を流すことで各回路パ
ッケージで分散して運用制御が実行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による伝送装置の簡略化され
た構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のより詳細な構成を示すブロック図で
ある。
【図3】パス運用信号処理部210Aの収集部によりパ
ス運用信号がどのように収集されるかを詳細に示すブロ
ック図である。
【図4】本発明の他の実施例による交換システムの概略
構成を示すブロック図である。
【図5】従来の伝送装置の構成を簡略化して示した概略
的ブロック図である。
【符号の説明】 201 受信処理部 202 信号分岐部 203A 電子回路パッケージ 203B 電子回路パッケージ 204A 電子回路パッケージ 204B 電子回路パッケージ 205 冗長切替部 206 送信処理部 207 SEL/OP変換部 208A 0系パス運用信号処理部 208B 1系パス運用信号処理部 209A 0系転送路 209B 1系転送路 210A 0系パス運用信号処理部 210B 1系パス運用信号処理部 SEL 選択信号 OP パス運用信号 OPa 0系パス運用信号 OPb 1系パス運用信号

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冗長システムにおいて、 複数の回路パッケージからなる系が複数並列に接続さ
    れ、それぞれの系において縦続接続された前記回路パッ
    ケージを通して複数の信号パスが形成される冗長構成
    と、 前記冗長構成の出力側に設けられ、前記複数の系に形成
    される各々対応した信号パスからいずれか1つの系の信
    号パスを選択する選択手段と、 前記選択手段による各信号パスの選択又は非選択を表す
    選択情報に基づいて、前記複数の系の各々における信号
    パスの選択又は非選択を示すパス運用情報を生成するパ
    ス運用情報生成手段と、 前記回路パッケージの各々に設けられ、当該回路パッケ
    ージを通る信号パスのパス運用情報を当該信号パスの流
    れを遡る上流側の回路パッケージへ転送し、且つ前記パ
    ス運用情報に基づいて当該回路パッケージの運用状況を
    判定する制御手段と、 からなることを特徴とする冗長システム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 下流に位置する複数の回路パッケージからパス運用情報
    を収集する収集手段と、 前記パス運用情報を上流に位置する回路パッケージへ転
    送する転送手段と、 前記収集されたパス運用情報の論理和を計算する判定手
    段と、 前記判定手段の判定結果に従って当該回路パッケージの
    運用状態を示す表示手段と、 からなることを特徴とする請求項1記載の冗長システ
    ム。
  3. 【請求項3】 転送路で接続された任意の2つの回路パ
    ッケージは、前記転送路の信号パスを通して下流側へデ
    ータ信号を転送し、前記転送路の他のパスを通して上流
    側へ前記パス運用情報を転送する、ことを特徴とする請
    求項1記載の冗長システム。
  4. 【請求項4】 複数の回路パッケージからなる系が複数
    並列に接続された冗長構成と前記冗長構成の出力側に設
    けられた選択器とからなり、前記複数の系の各々におい
    て少なくとも1つの信号パスが形成され、それぞれの系
    における各々対応した信号パスから前記選択器によって
    いずれか1つの系の信号パスが選択される冗長システム
    において、 前記選択器による各信号パスの選択又は非選択を表す選
    択情報に基づいて、前記複数の系の各々における信号パ
    スの選択又は非選択を示すパス運用情報を生成し、 前記各系における信号パスの各々を遡る方向に、各信号
    パスに関係する回路パッケージを通して前記パス運用情
    報を転送し、 前記パス運用情報を受け取った回路パッケージ毎に、前
    記パス運用情報に基づいて当該回路パッケージのパス運
    用状況を判定する、 ことを特徴とする冗長システムの運用方法。
  5. 【請求項5】 前記転送ステップは、下流に位置する複
    数の回路パッケージからパス運用情報を収集し、前記パ
    ス運用情報を上流に位置する回路パッケージへ転送す
    る、ことを特徴とする請求項4記載の運用方法。
  6. 【請求項6】 前記判定ステップは、前記収集されたパ
    ス運用情報の論理和を計算することを特徴とする請求項
    4記載の運用方法。
  7. 【請求項7】 前記判定ステップの判定結果に従って当
    該回路パッケージの運用状態を表示することを特徴とす
    る請求項4又は6記載の運用方法。
  8. 【請求項8】 転送路で接続された任意の2つの回路パ
    ッケージは、前記転送路の信号パスを通して下流側へデ
    ータ信号を転送し、前記転送路の他のパスを通して上流
    側へ前記パス運用情報を転送する、ことを特徴とする請
    求項4記載の運用方法。
JP23589394A 1993-09-07 1994-09-05 冗長システム及びその運用方法 Expired - Fee Related JP2596386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23589394A JP2596386B2 (ja) 1993-09-07 1994-09-05 冗長システム及びその運用方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-222374 1993-09-07
JP22237493 1993-09-07
JP23589394A JP2596386B2 (ja) 1993-09-07 1994-09-05 冗長システム及びその運用方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07131525A JPH07131525A (ja) 1995-05-19
JP2596386B2 true JP2596386B2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=26524846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23589394A Expired - Fee Related JP2596386B2 (ja) 1993-09-07 1994-09-05 冗長システム及びその運用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2596386B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07131525A (ja) 1995-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5841997A (en) Apparatus for effecting port switching of fibre channel loops
EP0343611A3 (en) Routing method for fast packet switching systems
US5479396A (en) Redundant system having signal path operation function
US5506833A (en) PCA transmission apparatus and PCA transmission method
US4387426A (en) Digital data processing system
US8503292B2 (en) Data transfer system, a reception device of the data transfer system and a control method of the data transfer system
JP2596386B2 (ja) 冗長システム及びその運用方法
JP4024607B2 (ja) 光クロスコネクト装置
JP2847388B2 (ja) データ伝送路の保護装置
JPS58117749A (ja) デ−タ伝送ネツトワ−クシステム
US5511225A (en) Programmable controller for controlling output of control system by having configuration circuit cooperating with monitor logic to selectively transmit return output frame
JPH06197080A (ja) 光並列伝送制御方式
JP3013190B2 (ja) クロスコネクト装置
JP3138508B2 (ja) 伝送装置間信号経路切替方式
KR100307402B1 (ko) 다대다 경로 시스템의 단순 이중화시 데이터 절체 장치
JPH1166024A (ja) クロスバスイッチ切換システム
JP2560636B2 (ja) プロテクション機能付ハードウェア・パッケージ装置
JP3487005B2 (ja) 切替装置
JP2000324201A (ja) 通信装置
KR100273967B1 (ko) 교환시스템의유지보수용이중병렬버스운영방법및시스템
JPS61258599A (ja) 多段接続網
JPS58134597A (ja) デ−タ交換装置における系間接続方式
JPH02189639A (ja) 制御システムの二重化切換装置
JPH05167598A (ja) 高速lanの光伝送路迂回方式
JPS6043550B2 (ja) 通信回線制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961112

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees