JP2596329Y2 - 測量機用アタッチメント - Google Patents

測量機用アタッチメント

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JP2596329Y2
JP2596329Y2 JP1993069657U JP6965793U JP2596329Y2 JP 2596329 Y2 JP2596329 Y2 JP 2596329Y2 JP 1993069657 U JP1993069657 U JP 1993069657U JP 6965793 U JP6965793 U JP 6965793U JP 2596329 Y2 JP2596329 Y2 JP 2596329Y2
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裕幸 土金
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、回転照射型自動レベ
ル装置などの測量機を所定の位置に固定支持するための
アタッチメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】測量機の一種として、レーザ光線を水平
面ないしは垂直面に投射し、同一平面上の位置を示す装
置が知られており、この種の装置は、回転照射型自動レ
ベル装置ないしはレーザプレーナと呼ばれている。この
ような装置を使用する際には、レーザ光線を受光する受
光器が支柱などに固定支持される。ところで、このよう
な用途に用いられるアタッチメントとしては、コ字形の
クランプ枠の一端に測量機が取付固定される取付プレー
トを一体に形成し、クランプ枠のコ字形部分の一方に締
付ネジを螺着した構造が知られている。
【0003】このような構造のアタッチメントでは、ク
ランプ枠のコ字形部分に支柱を装着し、締付ネジを廻す
ことにより、締付ネジの先端と、クランプ枠との間に支
柱を挟持固定する。ところが、このような構造のアタッ
チメントでは、締付ネジの螺合により大きな締結力が得
られるものの、大きさの異なる複数種類の被固定部材を
支持することを考慮すると、クランプ枠のコ字形部分の
間隔が大きくなり、締付ネジの長さもこれに対応して長
尺になるため、小さい部材を固定する際には、ネジの回
動操作量が非常に多くなるという問題があった。
【0004】また、この種のアタッチメントは、測量機
と一緒に収納ケースに収納するが、この場合に、収納効
率を考えると、締付ネジを最も締め込んだ位置まで廻す
ことになるが、締付ネジが長尺になると、この作業も面
倒なものとなっていた。そこで、例えば、実開平3−6
3813号公報には、このような問題が解決できるアタ
ッチメントが開示されている。
【0005】この公報に開示されているアタッチメント
は、クランプ枠の形状は、上述したものと同じである
が、締付ねじに代えて、複数のピンが突設された操作ロ
ッドを用いている。この操作ロッドの先端側は、二重筒
構造となっていて、被固定部材に当接する押圧部材は、
バネで突出する方向に付勢されている。操作ロッドのピ
ンは、クランプ枠の一方の壁面に貫通形成された貫通孔
の係合溝に係止される。
【0006】このように構成されたアタッチメントで
は、操作ロッドを回動させて押し込むと、被固定部材を
固定支持することができるとともに、ケースに格納する
際にも、ワンタッチで最も押し込んだ状態にすることが
できる。ところで、実願平5−22677号には、本出
願人が開発したレーザプレーナが提案されており、この
出願にかかるレーザプレーナには、発光器の取付構造と
して、被固定部材側の突起部を挟持するアタッチメント
が一体的に設けられている。
【0007】しかしながら、以上のような従来のアタッ
チメントには、以下に説明する技術的課題が指摘されて
いた。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】すなわち、上記公報開
示されているアタッチメントでは、コ字形のクランプ枠
を用いているので、例えば、建築構造物の平坦な壁面な
どには、受光器を直接取り付けることができない。ま
た、上記出願にかかるレーザプレーナのアタッチメント
では、壁面などに突起部がなければ、発光器を同様に取
り付けることができない。
【0009】ところで、このような条件下では、例え
ば、建築構造物の壁面に埋設ないしは露出している鉄骨
部に受光器や発光器をマグネットで固着するアタッチメ
ント構造が考えられる。ところが、このようなアタッチ
メント構造には、次のような問題がある。すなわち、レ
ーザプレーナの受光器は、かなり重いので、マグネット
には、かなり強力な磁力が必要になるが、強い磁力のマ
グネットを用いると、受光器を鉄骨部などに強固に固着
することができるものの、受光器の位置を微調整する際
に、アタッチメントの移動が非常に面倒なものとなる。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、平坦な面、例え
ば、水平面および垂直面に簡単かつ確実に取り付けるこ
とができ、しかも、容易に測量機の位置が調整できるア
タッチメントを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、非磁性材を介在させて対面配置された一
対の磁性ブロックと、この磁性ブロック間に設けられた
孔部に回転自在に設置されたマグネットとを備え、前記
マグネットを回転させることで、磁性材からなる被固定
部材側に当接される前記磁性ブロックの端縁間に、同極
性ないしは異極性の磁極を生じさせるマグネットユニッ
トと、このマグネットユニットに摺動移動自在に支持さ
れ、測量機が固定されるスライドプレートとを有する測
量機用アタッチメントであって、前記マグネットユニッ
トと前記スライドプレートとの間に、このスライドプレ
ートを移動させるラックピニオン機構を設けたことを特
徴とする。
【0011】
【作用】上記構成の測量機用アタッチメントによれば、
非磁性材を介在させて対面配置された一対の磁性ブロッ
クと、この磁性ブロック間に設けられた孔部に回転自在
に設置されたマグネットとを備え、前記マグネットを回
転させることで、被固定部材側に当接される前記磁性ブ
ロックの端縁間に同極性ないしは異極性の磁極を生じさ
せるマグネットユニットを有しているので、マグネット
を回転させて、磁性ブロックの端縁間に異極性の磁極を
発生させると、磁性ブロックの端縁間に着磁力が生じ、
この着磁力により、鉄骨などの磁性を有する被固定部材
にアタッチメントを固着することができる。
【0012】また、マグネットを回転させて、磁性ブロ
ックの端縁間に同極性の磁極を発生させると、着磁力が
消失するので、被固定部材からアタッチメントを取り外
せる。さらに、マグネットユニットと測量機が固定され
たスライドプレートとの間に、このスライドプレートを
移動させるラックピニオン機構を設けているので、ピニ
オンを回転することにより、被固定部材にアタッチメン
トを固着した状態で、スライドプレートを移動させるこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下本考案の好適な実施例について添附図面
を参照して詳細に説明する。図1から図3は、本考案に
かかる測量機用アタッチメントの一実施例を示してい
る。同図に示すアタッチメントは、マグネットユニット
10とスライドプレート12とを有している。マグネッ
トユニット10は、平板状の非磁性材プレート14と、
このプレート14を中心にして、その両面側に固設され
た一対の磁性ブロック16,18とを有している。
【0014】この磁性ブロック16,18は、同一形状
に形成されていて、上端面側に2つのブロック16,1
8間に跨がるようにして蟻溝20が凹設されているとと
もに、下端面側の両端には、磁性材で構成される被固定
部材22に当接する平坦な着座面24がそれぞれ形成さ
れている。また、磁性ブロック16,18間には、非磁
性材プレート14の面方向に沿って延びる孔部26が形
成されていて、この孔部内26には、図1,2には示し
ていないが、筒状のマグネット28が回転可能に配置さ
れている。
【0015】そして、このマグネット28には、回転操
作部30が連結されていて、この回転操作部30は、ブ
ロック16,18の端面から前方に突出している。図3
は、上記構成のマグネットユニット10の動作原理を示
している。同図に示すマグネットユニット10では、回
転操作部30によってマグネット28を回転させて、マ
グネット28のN,S磁極が磁性ブロック16,18と
直交するように位置させると、図3(A)に示すよう
に、一方の磁性ブロック16では、マグネット28の近
傍がN極に磁化され、被固定部材22に当接する着座面
24は、S極に磁化される。
【0016】このとき、他方の磁性ブロック18では、
マグネット28の近傍がS極に磁化され、被固定部材2
2に当接する着座面24は、N極に磁化される。つま
り、図3(A)に示した状態では、磁性ブロック16,
18の端縁に位置する着座面24間に、それぞれ異なっ
た極性の磁極が発生する。このため、磁性ブロック1
6,18の着座面24間に着磁力が生じ、この着磁力に
より、磁性材料からなる被固定部材22にアタッチメン
トを固着することができる。
【0017】一方、回転操作部30によってマグネット
28を回転させて、マグネット28のN,S磁極が磁性
ブロック16,18と平行になるように位置させると、
図3(B)に示すように、一方の磁性ブロック16で
は、マグネット28の近傍がN極に磁化され、被固定部
材22に当接する着座面24は、S極に磁化される。こ
のとき、他方の磁性ブロック18では、マグネット28
の近傍がN極に磁化され、被固定部材22に当接する着
座面24は、S極に磁化される。つまり、図3(B)に
示した状態では、磁性ブロック16,18の端縁に位置
する着座面24間に,同極性の磁極が発生する。このた
め、磁性ブロック16,18の着座面24間には、着磁
力がなくなり、被固定部材22からアタッチメントを取
り外すことができる。
【0018】スライドプレート12は、例えば、アルミ
ニウムなどの非磁性材で略長方形状に形成された板状の
ものであって、その上面側にレーザプレーナ32が取付
ネジ34で固定されるとともに、その下面側の両端縁に
は、長手方向の全長に渡って一対の蟻状突起36が形成
されている。この蟻状突起36は、磁性ブロック16,
18に設けられた蟻溝20に嵌合され、この嵌合により
スライドプレート12は、磁性ブロック16,18の上
面側に沿って摺動移動自在に支持される。
【0019】また、スライドプレート12の蟻状突起3
6の一方には、その下面側にラック38が全長に渡って
刻設されている。また、磁性ブロック16には、このラ
ック38と歯合するピニオン40が回転可能に設置され
ており、ピニオン40には、ブロック16の前面側に突
出するつまみ42が連結されている。なお、図2に示し
た符号44の部材は、スライドプレート12を任意の位
置で固定するための固定ネジである。
【0020】さて、以上のように構成されたアタッチメ
ントでは、例えば、図1に示すように、ラック38が平
坦な磁性材料からなる被固定部材22の上下方向を指向
するようにして、磁性ブロック16,18の着座面24
を被固定部材22に当接させ、この状態で回転操作部3
0を操作して、マグネット28を回転させ、着座面24
間に異なった極性の磁極が発生するようにし、マグネッ
ト28の着磁力によりアタッチメントが被固定部材22
に固定支持される。
【0021】このとき、レーザプレーナ32の設置位置
を調整する必要が有る場合には、つまみ42を操作し
て、ピニオン40を回転すると、ピニオン40にラック
38が歯合しているので、被固定部材22にアタッチメ
ントを固着した状態で、スライドプレート12を上下方
向に移動させることができ、レーザプレーナ32の設置
位置を微妙に調整することができる。
【0022】なお、上記実施例では、スライドプレート
12にレーザプレーナ32を固定した場合を例示した
が、本考案の実施はこれに限定されることはなく、スラ
イドプレート12には、レーザプレーナ32が発するレ
ーザ光を受光するための受光器を固定することもでき
る。
【0023】
【考案の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本考案にかかる測量機用アタッチメントによれば、平坦
な面、例えば、水平面および垂直面に簡単かつ確実に取
り付けることができ、しかも、容易に測量機の位置が調
整できるので、使い勝手が非常に良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる測量機用アタッチメントの一実
施例を示す取付状態の側面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】本考案にかかる測量機用アタッチメントのマグ
ネットユニツトの動作原理図である。
【符号の説明】 10 マグネットユニット 12 スライドプレート 14 非磁性材プレート 16 磁性ブロック 18 磁性ブロック 20 蟻溝 22 被固定部材 24 着座面 28 マグネット 32 レーザプレーナ(測量機) 36 蟻状突起 38 ラック 40 ピニオン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 15/00 - 15/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性材を介在させて対面配置された一
    対の磁性ブロックと、この磁性ブロック間に設けられた
    孔部に回転自在に設置されたマグネットとを備え、前記
    マグネットを回転させることで、磁性材からなる被固定
    部材側に当接される前記磁性ブロックの端縁間に同極性
    ないしは異極性の磁極を生じさせるマグネットユニット
    と、このマグネットユニットに摺動移動自在に支持さ
    れ、測量機が固定されるスライドプレートとを有する測
    量機用アタッチメントであって、 前記マグネットユニットと前記スライドプレートとの間
    に、このスライドプレートを移動させるラックピニオン
    機構を設けたことを特徴とする測量機用アタッチメン
    ト。
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EP2840355A1 (de) * 2013-08-21 2015-02-25 HILTI Aktiengesellschaft Lasergerät und Haltevorrichtung zur Befestigung eines Lasergerätes an einem Halteelement

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