JP2596167B2 - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JP2596167B2
JP2596167B2 JP2093419A JP9341990A JP2596167B2 JP 2596167 B2 JP2596167 B2 JP 2596167B2 JP 2093419 A JP2093419 A JP 2093419A JP 9341990 A JP9341990 A JP 9341990A JP 2596167 B2 JP2596167 B2 JP 2596167B2
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light
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和夫 小沼
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NEC Corp
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、イメージセンサに関するものである。
〔従来の技術〕
従来ショットキー型CCD赤外イメージセンサは第2図
に示す構成の単位絵素を有するものが提案されてきた
(例えば、テレビジョン学会技術報告1988年、12巻、36
号、19〜24頁)。このイメージセンサの単位絵素は受光
素子(白金シリサイド電極4、N-型ガードリング2,N+
領域3を含むショットキー・ホトダイオード)、N型転
送チャネル7,転送電極9を含むCCDレジスタからなる信
号電荷転送部およびトランスファゲート領域6により構
成されている。素子裏面から入射した赤外光は、P型シ
リコン基板1を透過し、白金シリサイド電極4で一部吸
収され、信号電荷を発生させる。吸収されなかった赤外
線は、アルミニウム反射膜15で反射され、再び白金シリ
サイド電極4に入射する。白金シリサイド電極4とアル
ミニウム反射膜15の間には、1μm厚程度のSiO2やSiO
膜(キャビティ膜14)をはさんである。受光素子部の感
度特性はキャビティ膜の膜厚に依存することが知られて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第3図(a)は従来のイメージセンサを用いて撮像す
る場合の構成を示す模式図である。イメージセンサ18
は、上述した単位絵素をマトリクス状に配した結像面19
を有している。対象物から発した赤外線はレンズ20で集
光され、上述の結像面に照射される。ここで結像面の任
意の点Aについて注目する。点Aでの単位セルでの受光
について第3図(b)に模式図を示す。点Aでの受光素
子21には、対象物から発しレンズで集光された有効光10
1以外に、イメージセンサの周囲の構成物から発する背
景光102も照射される。受光素子に背景光が照射される
と、有効光が照射された場合と同様に、信号電荷が生じ
てしまい、受光素子での有効光に対するS/Nが劣化して
しまう問題が生じる。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、受光素子、信号電荷転送部および前記受光
素子の信号電荷を前記信号電荷転送部に転送するトラン
スファゲート領域で構成される単位絵素を複数個半導体
基板に集積した受光領域を有するイメージセンサにおい
て、前記受光素子の受光面及び前記信号電荷転送部の転
送チャネルにそれぞれ対応して第1開口及び第2開口を
有する遮光膜が、前記半導体基板の光入射側に設けられ
ているというものである。
〔作用〕
遮光膜の第1開口は受光素子への光入射窓であり、そ
の周囲の遮光膜部分で背景光の受光素子への入射を防
ぐ。第2開口を通って転送チャネルに入射する光により
トラップを埋める。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の第1の実施例のショットキー型CCD
赤外イメージセンサを示す半導体チップの断面図であ
る。
第2図の従来例との相違は、白金シリサイド電極4の
表面に反射防止膜5が設けられていること、アルミニウ
ム反射膜15の代りに第1開口11a,第2開口12aを有する
遮光膜が設けられていることである。
反射防止膜5は一酸化ケイ素膜からなり、対象光の波
長に見合った厚さを有している。対象光の波長が4μm
前後だとすると、厚さは700nmにする。
第1開口11aは受光素子の直上部に、第2開口2aはN
型転送チャネルの直上部にそれぞれ設けられている。受
光素子に入射する有効光は、受光領域内での受光素子の
位置およびレンズのF値でそれぞれ異なるので第1開口
の大きさは各単位絵素により異なったものにしておくと
よい。遮光膜13aは例えば厚さ1μmのアルミニウム膜
である。
ショットキー型CCD赤外イメージセンサは、液体窒素
温度の低温で使用する。CCDレジスタのN型転送チャネ
ル7に含まれているドーパント(例えば、リン)の一部
が凍結し、CCDレジスタによる信号電荷転送の際にはこ
の凍結したドーパントが、トラップとして働き、転送損
失を生じさせることがある。CCDレジスタに、光を照射
することによりドーパントの凍結が減少し、転送損失が
軽減する。このため、CCDレジスタに光が照射されるよ
う第2開口が設けられている。
第4図は第2の実施例を示す半導体チップの断面図で
ある。
この実施例は第2図に示した従来例の裏面入射型イメ
ージセンサのP型シリコン基板1の裏面(光入射側)に
遮光膜13bを設けたものであり、第1開口11b、第2開口
12bはそれぞれ受光素子の受光面(白金シリサイド膜4
とP型シリコン基板との接触部)に対応する位置に設け
られている。
第5図は第3の実施例を示す半導体チップの断面図で
ある。
この実施例は可視用CCD型イメージセンサであり、遮
光膜13bに第2開口12bが設けられていること、その直下
に赤外透過膜17が設けられている点で公知の可視用CCD
イメージセンサと異なっている。赤外透過膜17は、シリ
コンの吸収端より短波長の光を遮断し赤外光を透過させ
てN型転送チャネル7cのトラップを埋め転送効率を改善
するためのものであり、1μm程度のシリコン膜、好ま
しくは単結晶シリコン膜である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、受光素子の受光面及び
転送チャネルにそれぞれ対応して第1開口及び第2開口
を有する遮光膜を設けることによりイメージセンサのS/
N及び転送効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第4図及び第5図はそれぞれ第1の実
施例,従来例,第2の実施例及び第3の実施例を示す半
導体チップの断面図、第3図(a)はイメージセンサを
用いて撮像する場合の構成を示す模式図、第3図(b)
は点Aでの単位セルでの受光の有様を示す模式図であ
る。 1,1a,1c……P型シリコン基板、2……N-型ガードリン
グ、3……N+型領域、4……白金シリサイド電極、5…
…反射防止膜、6,6c……トランスファゲート領域、7,7c
……N型転送チャネル、8,8c……チャネルストッパ、9
……転送電極(多結晶シリコン膜)、10……絶縁膜、11
a,11b,11c……第1開口、12a,12b,12c……第2開口、13
a,13b,13c……遮光膜、14……キャビティ膜、15……ア
ルミニウム反射膜、16……N+型領域、17……赤外透過
膜。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受光素子、信号電荷転送部および前記受光
    素子の信号電荷を前記信号電荷転送部に転送するトラン
    スファゲート領域で構成される単位絵素を複数個半導体
    基板に集積した受光領域を有するイメージセンサにおい
    て、前記受光素子の受光面及び前記信号電荷転送部の転
    送チャネルにそれぞれ対応して第1開口及び第2開口を
    有する遮光膜が、前記半導体基板の光入射側に設けられ
    ていることを特徴とするイメージセンサ。
JP2093419A 1990-04-09 1990-04-09 イメージセンサ Expired - Lifetime JP2596167B2 (ja)

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