JP2596007Y2 - 移動式構造物レベル計測器 - Google Patents
移動式構造物レベル計測器Info
- Publication number
- JP2596007Y2 JP2596007Y2 JP1992070939U JP7093992U JP2596007Y2 JP 2596007 Y2 JP2596007 Y2 JP 2596007Y2 JP 1992070939 U JP1992070939 U JP 1992070939U JP 7093992 U JP7093992 U JP 7093992U JP 2596007 Y2 JP2596007 Y2 JP 2596007Y2
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- JP
- Japan
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- measuring
- water
- pipe
- level
- measurement
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- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、構造物の多数点のレベ
ルを水準器を利用して計測する計測器の改良に関する。
ルを水準器を利用して計測する計測器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】構造物の不同沈下の計測など、構造物に
設置された多数の計測点のレベル変化を知る方法とし
て、水準器と水位センサを用いて相対的なレベル計測を
行う方法が知られている。
設置された多数の計測点のレベル変化を知る方法とし
て、水準器と水位センサを用いて相対的なレベル計測を
行う方法が知られている。
【0003】建築コストを低減させるために固定配管を
必要とせずに構造物の多数の計測点のレベルを計測する
装置として、本願出願人が提案した実願平4−3492
号(実開平5−62812号公報)に開示された装置があ
り、基準水槽、受水タンク及びポンプを台車に載置し、
基準水槽と計測管をフレキシブルな給水管により連通し
て構造物の計測点を順次移動してレベル計測を行うもの
がある。また、本願出願人による特願平3−20090
2号(特開平5−272975号公報)には持ち運び可能
に形成した計測管が提案されている。
必要とせずに構造物の多数の計測点のレベルを計測する
装置として、本願出願人が提案した実願平4−3492
号(実開平5−62812号公報)に開示された装置があ
り、基準水槽、受水タンク及びポンプを台車に載置し、
基準水槽と計測管をフレキシブルな給水管により連通し
て構造物の計測点を順次移動してレベル計測を行うもの
がある。また、本願出願人による特願平3−20090
2号(特開平5−272975号公報)には持ち運び可能
に形成した計測管が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置においては、計測点から次の計測点へ移動する際に水
を満たしたまま持ち運ぶと、計測管に設けた大気開放口
から水が漏れてしまい、この水漏れを防ぐために計測管
から水を抜いて持ち運ぶと、次の計測点において水位が
安定するまでの時間が必要となり、多数の計測点のレベ
ルを計測するために多大な時間を要するという問題点が
発生した。
置においては、計測点から次の計測点へ移動する際に水
を満たしたまま持ち運ぶと、計測管に設けた大気開放口
から水が漏れてしまい、この水漏れを防ぐために計測管
から水を抜いて持ち運ぶと、次の計測点において水位が
安定するまでの時間が必要となり、多数の計測点のレベ
ルを計測するために多大な時間を要するという問題点が
発生した。
【0005】そこで、本考案は持ち運び可能な計測管か
らの水漏れを防いで効率良くレベルを計測する移動式の
構造物レベル計測器を提供することを目的とする。
らの水漏れを防いで効率良くレベルを計測する移動式の
構造物レベル計測器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、構造物の計測
点に設置されて液位を計測する計測容器と、この計測容
器に設けた計測管の液位を検出する水位センサと、前記
計測管上端の内部と外部を直接連通させる開放口が下向
きの連通管と、この連通管に介装されて開閉可能な止水
弁とを備え、計測容器の移動中は止水弁を閉弁させた。
点に設置されて液位を計測する計測容器と、この計測容
器に設けた計測管の液位を検出する水位センサと、前記
計測管上端の内部と外部を直接連通させる開放口が下向
きの連通管と、この連通管に介装されて開閉可能な止水
弁とを備え、計測容器の移動中は止水弁を閉弁させた。
【0007】
【作用】計測容器を移動する際には弁を閉弁することで
通路を遮断して内部の液体が漏出するのを防止する一
方、レベルの計測を行う計測点に設置された後に開弁す
れば計測容器内部を大気に開放することができ、正確な
レベルの計測を行うことが可能となる。
通路を遮断して内部の液体が漏出するのを防止する一
方、レベルの計測を行う計測点に設置された後に開弁す
れば計測容器内部を大気に開放することができ、正確な
レベルの計測を行うことが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜3に本考案の実施例を示す。
【0009】図1〜3において、水平方向に移動自由な
台車20には基準水位を保持する基準水槽1、基準水槽
1の下部に受水タンク2が載置される。
台車20には基準水位を保持する基準水槽1、基準水槽
1の下部に受水タンク2が載置される。
【0010】基準水槽1と受水タンク2との間にはオー
バーフロー管11が介装されて基準水槽1の基準水位の
位置で開口する一方受水タンク2と連通し、基準水位を
越えようとする基準水槽1の水はオーバーフロー管11
を通って受水タンク2へ還流する。
バーフロー管11が介装されて基準水槽1の基準水位の
位置で開口する一方受水タンク2と連通し、基準水位を
越えようとする基準水槽1の水はオーバーフロー管11
を通って受水タンク2へ還流する。
【0011】台車20に載置されて図示しない吸込口を
受水タンク2と連通したポンプ3には、図示しない電力
源に接続される電源コード40を介して電力が供給され
て、ポンプ3の駆動により受水タンク2の水を基準水槽
1へ移送するとともにオーバーフロー管11から溢れさ
せて基準水位を保持する。
受水タンク2と連通したポンプ3には、図示しない電力
源に接続される電源コード40を介して電力が供給され
て、ポンプ3の駆動により受水タンク2の水を基準水槽
1へ移送するとともにオーバーフロー管11から溢れさ
せて基準水位を保持する。
【0012】構造物の所定の計測点に立設されたスタン
ド30に取り外し自由に支持されて計測点の水位を計測
する計測容器としての計測管6は、給水管5を介して計
測管6の底部と基準水槽1の底部に開口した給水口12
と連通しており、給水管5はフレキシブルなホースにて
構成され、基準水槽1と計測管6の水位を等しく保つ。
計測管6はスタンド30によって床面に対して鉛直方向
に支持される。
ド30に取り外し自由に支持されて計測点の水位を計測
する計測容器としての計測管6は、給水管5を介して計
測管6の底部と基準水槽1の底部に開口した給水口12
と連通しており、給水管5はフレキシブルなホースにて
構成され、基準水槽1と計測管6の水位を等しく保つ。
計測管6はスタンド30によって床面に対して鉛直方向
に支持される。
【0013】計測管6の上端には水位を検出する手段と
しての水位センサ7が接続部60を介して取り付けら
れ、水位センサ7は計測管6の内部に配設されたセンサ
ーステム70に沿って上下方向に変位可能なフロート7
1の位置を検出し、この検出値を計測コントローラ4に
出力する。なお、計測コントローラ4は水位センサ7の
各計測点の検出値を記憶する。
しての水位センサ7が接続部60を介して取り付けら
れ、水位センサ7は計測管6の内部に配設されたセンサ
ーステム70に沿って上下方向に変位可能なフロート7
1の位置を検出し、この検出値を計測コントローラ4に
出力する。なお、計測コントローラ4は水位センサ7の
各計測点の検出値を記憶する。
【0014】計測管6の上端と水位センサ7との間に介
装された接続部60は図3に示すように、計測管6の内
部と連通する連通孔60aを備えており、この連通孔6
0aはセンサーステム70の上端を固定する六角ナット
72を収装する一方、接続部60の側面には略L字状の
管路により形成された通路としての連通管8の一端が取
り付けられ、六角ナット72の外周と連通孔60aの内
周との隙間を介して計測管6の内部と外部を連通する。
装された接続部60は図3に示すように、計測管6の内
部と連通する連通孔60aを備えており、この連通孔6
0aはセンサーステム70の上端を固定する六角ナット
72を収装する一方、接続部60の側面には略L字状の
管路により形成された通路としての連通管8の一端が取
り付けられ、六角ナット72の外周と連通孔60aの内
周との隙間を介して計測管6の内部と外部を連通する。
【0015】連通管8は開放口が下向きになっていて、
戸外で計測する場合、風の吹き込みの影響を受けて水頭
が下がり、水位を正確に計測できなくなる恐れがないよ
うになっている。連通管8の他端にはコック10により
開閉される止水弁9が固設され、コック10の操作によ
って計測管6の内部を気密に保持する閉弁状態と、計測
管6の内部を大気に開放する開弁状態とに切り換えられ
る。尚、止水弁9の開弁時には端部に設けた開放口90
より計測管6の内部への吸気又は排気が行われる。
戸外で計測する場合、風の吹き込みの影響を受けて水頭
が下がり、水位を正確に計測できなくなる恐れがないよ
うになっている。連通管8の他端にはコック10により
開閉される止水弁9が固設され、コック10の操作によ
って計測管6の内部を気密に保持する閉弁状態と、計測
管6の内部を大気に開放する開弁状態とに切り換えられ
る。尚、止水弁9の開弁時には端部に設けた開放口90
より計測管6の内部への吸気又は排気が行われる。
【0016】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
説明する。
【0017】計測点のレベルを計測するには、まず、各
計測点の近傍に台車20を停止させておき、所定の位置
にスタンド30を立設するとともに計測管6を支持す
る。計測管6を支持した後にコック10を操作して止水
弁9を開弁させ、計測管6の内部を開放口90を介して
大気に開放してから、ポンプ3を作動させて基準水位を
安定させる。
計測点の近傍に台車20を停止させておき、所定の位置
にスタンド30を立設するとともに計測管6を支持す
る。計測管6を支持した後にコック10を操作して止水
弁9を開弁させ、計測管6の内部を開放口90を介して
大気に開放してから、ポンプ3を作動させて基準水位を
安定させる。
【0018】基準水槽1の基準水位が安定した後に、計
測コントローラ4の図示しないキーより計測点の番号を
入力して図示しない計測開始スイッチをオンにすると、
水位センサ7の検出値が読み込まれ、計測点に対応した
水位が計測コントローラ4に記憶される。
測コントローラ4の図示しないキーより計測点の番号を
入力して図示しない計測開始スイッチをオンにすると、
水位センサ7の検出値が読み込まれ、計測点に対応した
水位が計測コントローラ4に記憶される。
【0019】上記計測作業を計測点毎に繰り返すことで
構造物のレベル計測が行われ、次の計測点に移動するに
はコック10を操作して止水弁9を閉弁し、計測管6の
内部を気密状態に保持した後に計測管6をスタンド30
から取り外して図示しない次の計測点に移動する。次の
計測点に計測管6が設置されてからコック10により止
水弁9を開弁することで、計測管6の内部は連通管8及
び開放口90を介して大気に開放されてレベルの計測を
開始することができる。
構造物のレベル計測が行われ、次の計測点に移動するに
はコック10を操作して止水弁9を閉弁し、計測管6の
内部を気密状態に保持した後に計測管6をスタンド30
から取り外して図示しない次の計測点に移動する。次の
計測点に計測管6が設置されてからコック10により止
水弁9を開弁することで、計測管6の内部は連通管8及
び開放口90を介して大気に開放されてレベルの計測を
開始することができる。
【0020】上記計測管6の移動中において止水弁9が
閉弁して内部と外部を遮断するため、内部の水が外部に
漏出することがなく、さらに計測管6の内部は気密状態
となるため水位の変動を抑制した状態で移動することが
可能なため、次の計測点での注水が不要となって短時間
で基準水位を安定させることができ、多数の測定点のレ
ベルの測定を容易に行うことが可能となって、計測に要
する時間を短縮することができる。
閉弁して内部と外部を遮断するため、内部の水が外部に
漏出することがなく、さらに計測管6の内部は気密状態
となるため水位の変動を抑制した状態で移動することが
可能なため、次の計測点での注水が不要となって短時間
で基準水位を安定させることができ、多数の測定点のレ
ベルの測定を容易に行うことが可能となって、計測に要
する時間を短縮することができる。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案は、計測容器に液体
を満たすとともに液位の変動を抑制して移動することが
可能となって、計測容器の移動中の液体の漏出を防ぐと
共に、計測容器を計測点に設置してから液位が安定する
までの時間を短縮出来、効率よくレベルの計測を行うこ
とが可能となる。また、連通管の開放口を下向きにして
風の吹き込みを防いだので、戸外で計測する場合、風の
吹き込みの影響を受けて水頭が下がり、水位を正確に計
測できなくなる恐れがなくなり、正確な計測値が得られ
る。
を満たすとともに液位の変動を抑制して移動することが
可能となって、計測容器の移動中の液体の漏出を防ぐと
共に、計測容器を計測点に設置してから液位が安定する
までの時間を短縮出来、効率よくレベルの計測を行うこ
とが可能となる。また、連通管の開放口を下向きにして
風の吹き込みを防いだので、戸外で計測する場合、風の
吹き込みの影響を受けて水頭が下がり、水位を正確に計
測できなくなる恐れがなくなり、正確な計測値が得られ
る。
【図1】本考案の実施例を示す概略図である。
【図2】計測管の断面図である。
【図3】止水弁及びの要部断面図である。
1 基準水槽 6 計測管 7 水位センサ 8 連通管 9 止水弁 90 開放口
Claims (1)
- 【請求項1】構造物の計測点に設置されて液位を計測す
る計測容器と、この計測容器に設けた計測管の液位を検
出する水位センサと、前記計測管上端の内部と外部を直
接連通させる開放口が下向きの連通管と、この連通管に
介装されて開閉可能な止水弁とを備え、計測容器の移動
中は止水弁を閉弁することを特徴とする移動式構造物レ
ベル計測器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992070939U JP2596007Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 移動式構造物レベル計測器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992070939U JP2596007Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 移動式構造物レベル計測器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635908U JPH0635908U (ja) | 1994-05-13 |
JP2596007Y2 true JP2596007Y2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=13445980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992070939U Expired - Fee Related JP2596007Y2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 移動式構造物レベル計測器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596007Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220113217A1 (en) * | 2017-12-28 | 2022-04-14 | Phyn Llc | Egress point localization |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19508382C2 (de) * | 1995-03-13 | 2001-03-01 | Tracto Technik | Meßgerät zum Bestimmen der relativen Höhenlage eines Gegenstandes |
-
1992
- 1992-10-12 JP JP1992070939U patent/JP2596007Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220113217A1 (en) * | 2017-12-28 | 2022-04-14 | Phyn Llc | Egress point localization |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635908U (ja) | 1994-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |