JP2595667Y2 - 管内面の光学的検査装置 - Google Patents
管内面の光学的検査装置Info
- Publication number
- JP2595667Y2 JP2595667Y2 JP1991055465U JP5546591U JP2595667Y2 JP 2595667 Y2 JP2595667 Y2 JP 2595667Y2 JP 1991055465 U JP1991055465 U JP 1991055465U JP 5546591 U JP5546591 U JP 5546591U JP 2595667 Y2 JP2595667 Y2 JP 2595667Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light guide
- mirror
- image
- guide
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば原子力蒸気発生
器のような熱交換器において用いられる細管内面の光学
的検査装置に関し、特に、同細管内に補修のため挿着さ
れ溶接されたスリーブの溶接部を検査するのに好適な光
学的検査装置に関するものである。
器のような熱交換器において用いられる細管内面の光学
的検査装置に関し、特に、同細管内に補修のため挿着さ
れ溶接されたスリーブの溶接部を検査するのに好適な光
学的検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述したような原子力蒸気発生器におい
ては、原子炉からの一次冷却材は、細管の内部を通って
いる間に同細管の回りの二次冷却材と熱交換して、二次
冷却材を蒸気に変換する。一次冷却材は放射性であるた
め、細管に応力腐食割れのような損傷が生ずると、その
損傷部から漏れた一次冷却材が二次冷却材と混合し該二
次冷却材を放射性にするので、損傷が生じそうな箇所を
細管内部から被覆して補修するように、一般に、スリー
ブと呼ばれる筒体が細管内に挿入される。
ては、原子炉からの一次冷却材は、細管の内部を通って
いる間に同細管の回りの二次冷却材と熱交換して、二次
冷却材を蒸気に変換する。一次冷却材は放射性であるた
め、細管に応力腐食割れのような損傷が生ずると、その
損傷部から漏れた一次冷却材が二次冷却材と混合し該二
次冷却材を放射性にするので、損傷が生じそうな箇所を
細管内部から被覆して補修するように、一般に、スリー
ブと呼ばれる筒体が細管内に挿入される。
【0003】挿入されたスリーブは溶接により細管内に
固着されるが、溶接部即ち施工された溶接ビードに、そ
の端部のビード割れや、ブローホール(空洞)や、クレ
ータ(くぼみ)等の溶接欠陥があると、同欠陥箇所を通
じて上述したような冷却材の混合が起こる可能性がある
ため、ファイバースコープによる細管内面の目視検査に
より、溶接ビードの施工状態管理もしくは検査が行われ
ている。
固着されるが、溶接部即ち施工された溶接ビードに、そ
の端部のビード割れや、ブローホール(空洞)や、クレ
ータ(くぼみ)等の溶接欠陥があると、同欠陥箇所を通
じて上述したような冷却材の混合が起こる可能性がある
ため、ファイバースコープによる細管内面の目視検査に
より、溶接ビードの施工状態管理もしくは検査が行われ
ている。
【0004】図4は、そのような目視検査を行う従来の
装置の光学観察系を示すもので、この光学観察系では、
イメージガイド3の回りに配した光ガイド4と、その光
軸に置かれた反射ミラー5とにより側視型ファイバース
コープを構成し、同ファイバースコープを細管1内に挿
入してその内面に形成された溶接ビード2を目視検査す
る。
装置の光学観察系を示すもので、この光学観察系では、
イメージガイド3の回りに配した光ガイド4と、その光
軸に置かれた反射ミラー5とにより側視型ファイバース
コープを構成し、同ファイバースコープを細管1内に挿
入してその内面に形成された溶接ビード2を目視検査す
る。
【0005】このような光学観察系によると、矢印6で
示すイメージガイド3の視野に対して、光ガイド4から
の矢視の照明光7が実質的に同軸で照射し、構成上、い
わゆる落射方式となる。
示すイメージガイド3の視野に対して、光ガイド4から
の矢視の照明光7が実質的に同軸で照射し、構成上、い
わゆる落射方式となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そのため、イメージガ
イド3により撮像された溶接ビード2の画像11をモニ
ターテレビジョン9で観察すると、画像11のYライン
の代表走査線信号10は、検査対象物即ち溶接ビード2
とその境界との間で輝度信号12に特徴差が得られず、
また、画質としても、鮮明さやコントラストに欠ける点
があり、更に良好な施工状態管理の実現が望まれてい
た。
イド3により撮像された溶接ビード2の画像11をモニ
ターテレビジョン9で観察すると、画像11のYライン
の代表走査線信号10は、検査対象物即ち溶接ビード2
とその境界との間で輝度信号12に特徴差が得られず、
また、画質としても、鮮明さやコントラストに欠ける点
があり、更に良好な施工状態管理の実現が望まれてい
た。
【0007】また、細管1の内面を円周方向に目視する
には、ファイバースコープを矢印8で示すように回転さ
せ観察する必要があるが、その際にイメージガイド3及
び光ガイド4が損傷する危険性があった。
には、ファイバースコープを矢印8で示すように回転さ
せ観察する必要があるが、その際にイメージガイド3及
び光ガイド4が損傷する危険性があった。
【0008】従って、本考案の主な目的は、管内面の検
査対象物について、鮮明でコントラストの明確な画質の
画像を得ることができる管内面の光学的検査装置を提供
することである。
査対象物について、鮮明でコントラストの明確な画質の
画像を得ることができる管内面の光学的検査装置を提供
することである。
【0009】また、本考案は、上述のような画像を得る
ことができると共に、イメージガイド及び光ガイドの損
傷を防止できる管内面の光学的検査装置を提供すること
である。
ことができると共に、イメージガイド及び光ガイドの損
傷を防止できる管内面の光学的検査装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案の光学的検査装置は、管内面の検査対象物を
第1ミラー装置を介して照明するための光ガイド装置
と、該光ガイド装置により照明された前記検査対象物を
第2ミラー装置を介して撮像するためのイメージガイド
とを有し、前記光ガイド装置は、前記イメージガイドを
囲んで該イメージガイドに関し同軸状に配設された第1
及び第2光ガイドからなり、前記第1ミラー装置は、前
記第1光ガイドからの光を受けて前記検査対象物の前方
を斜めから照明するように配設された前方照明用ミラー
と、前記第2光ガイドからの光を受けて前記検査対象物
の後方を斜めから照明するように配設された後方照明用
ミラーとからなり、該前方照明用ミラー及び該後方照明
用ミラーは前記第2ミラー装置と共に一体の構造物とし
て形成されている。
め、本考案の光学的検査装置は、管内面の検査対象物を
第1ミラー装置を介して照明するための光ガイド装置
と、該光ガイド装置により照明された前記検査対象物を
第2ミラー装置を介して撮像するためのイメージガイド
とを有し、前記光ガイド装置は、前記イメージガイドを
囲んで該イメージガイドに関し同軸状に配設された第1
及び第2光ガイドからなり、前記第1ミラー装置は、前
記第1光ガイドからの光を受けて前記検査対象物の前方
を斜めから照明するように配設された前方照明用ミラー
と、前記第2光ガイドからの光を受けて前記検査対象物
の後方を斜めから照明するように配設された後方照明用
ミラーとからなり、該前方照明用ミラー及び該後方照明
用ミラーは前記第2ミラー装置と共に一体の構造物とし
て形成されている。
【0011】第1及び第2ミラー装置は上述のように一
体の構造物として形成され、また、これ等のミラー装置
並びに光ガイド装置及びイメージガイドは、前部ケーシ
ングと後部ケーシングとからなるケーシングに内蔵する
ことができる。この場合、一体の構造物は前部ケーシン
グと共に回転可能に配設される。
体の構造物として形成され、また、これ等のミラー装置
並びに光ガイド装置及びイメージガイドは、前部ケーシ
ングと後部ケーシングとからなるケーシングに内蔵する
ことができる。この場合、一体の構造物は前部ケーシン
グと共に回転可能に配設される。
【0012】
【作用】検査対象物である溶接ビードに対応する細管内
の所定位置に、光学的検査装置を挿入し位置決めする。
しかる後、電源をオンにして、照射光を第1光ガイド及
び第2光ガイドを介して前方照明用ミラー及び後方照明
用ミラーにそれぞれ伝送し、溶接ビードを斜め前方及び
斜め後方から好適に照明する。一方、照明された溶接ビ
ードがイメージガイドを介して撮像され、その画像はモ
ニターテレビジョンに表示することができる。
の所定位置に、光学的検査装置を挿入し位置決めする。
しかる後、電源をオンにして、照射光を第1光ガイド及
び第2光ガイドを介して前方照明用ミラー及び後方照明
用ミラーにそれぞれ伝送し、溶接ビードを斜め前方及び
斜め後方から好適に照明する。一方、照明された溶接ビ
ードがイメージガイドを介して撮像され、その画像はモ
ニターテレビジョンに表示することができる。
【0013】第1、第2光ガイドによる溶接ビードの照
明及びイメージガイドによる溶接ビードの撮像は、実施
例では、超音波モータを付勢して第1ミラー装置及び第
2ミラー装置を一体的に備えた構造物をケーシング内で
回転させながら実行され、その結果、光ガイド及びイメ
ージガイドの損傷なしに溶接ビードの全周検査が行われ
る。
明及びイメージガイドによる溶接ビードの撮像は、実施
例では、超音波モータを付勢して第1ミラー装置及び第
2ミラー装置を一体的に備えた構造物をケーシング内で
回転させながら実行され、その結果、光ガイド及びイメ
ージガイドの損傷なしに溶接ビードの全周検査が行われ
る。
【0014】
【実施例】次に、本考案の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。また、本考案は、蒸気
発生器の細管に施工された溶接ビードを検査する装置に
実施した場合について以下に説明するが、このような用
途に限定されるものではなく、管状体内面の検査に広く
適用しうることは勿論である。
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。また、本考案は、蒸気
発生器の細管に施工された溶接ビードを検査する装置に
実施した場合について以下に説明するが、このような用
途に限定されるものではなく、管状体内面の検査に広く
適用しうることは勿論である。
【0015】図1は、本考案による検査装置の観察光学
系の要部を示すもので、イメージガイド3の回りに、環
状の内側光ガイド(第1光ガイド)13と、環状の外側
光ガイド(第2光ガイド)14とが同軸に設けられ、フ
ァイバースコープ(光ガイド装置)を構成している。ま
た、イメージガイド3の光軸に配された観察用ミラー
(第2ミラー装置)15に対して、溶接ビード2の前方照
明用ミラー16と、同溶接ビード2の後方照明用ミラー
17とからなる第1ミラー装置が、積層する光ガイド1
3及び14の端面前方にそれぞれ設けられている。上述
した光学系により、検査対象物である溶接ビード2は符
号A及びBで示すようにそれぞれ前方斜め及び後方斜め
から照明される。尚、内側光ガイド13の端面は外側光
ガイド14の端面よりも前方に突出している。
系の要部を示すもので、イメージガイド3の回りに、環
状の内側光ガイド(第1光ガイド)13と、環状の外側
光ガイド(第2光ガイド)14とが同軸に設けられ、フ
ァイバースコープ(光ガイド装置)を構成している。ま
た、イメージガイド3の光軸に配された観察用ミラー
(第2ミラー装置)15に対して、溶接ビード2の前方照
明用ミラー16と、同溶接ビード2の後方照明用ミラー
17とからなる第1ミラー装置が、積層する光ガイド1
3及び14の端面前方にそれぞれ設けられている。上述
した光学系により、検査対象物である溶接ビード2は符
号A及びBで示すようにそれぞれ前方斜め及び後方斜め
から照明される。尚、内側光ガイド13の端面は外側光
ガイド14の端面よりも前方に突出している。
【0016】溶接ビード2の形状は、図示のように低い
山形もしくは丘状であるため、平面的に照明する従来の
落射方式だけでは、溶接ビード2の凹凸を強調し難いた
め図4に関連して説明したように、良好な輝度信号が得
られない。しかし、上述のように斜めからも溶接ビード
2を照明し、照明された溶接ビード2をイメージガイド
3により撮像して、モニターテレビジョン9に表示する
と、検査員が識別しやすい鮮明でコントラストの大きい
画像が得られ、この画像のYラインの輝度信号18は溶
接ビード2の特徴に応じた信号として観測できる。
山形もしくは丘状であるため、平面的に照明する従来の
落射方式だけでは、溶接ビード2の凹凸を強調し難いた
め図4に関連して説明したように、良好な輝度信号が得
られない。しかし、上述のように斜めからも溶接ビード
2を照明し、照明された溶接ビード2をイメージガイド
3により撮像して、モニターテレビジョン9に表示する
と、検査員が識別しやすい鮮明でコントラストの大きい
画像が得られ、この画像のYラインの輝度信号18は溶
接ビード2の特徴に応じた信号として観測できる。
【0017】図2は、上述した観察光学系を搭載した光
学的検査装置の一実施例の全体構成の概要を斜視図で示
すもので、この実施例では、上述した各ミラー15、1
6及び17は、図3に示すように円柱体に鏡面15a、
16b及び17aを加工してミラーとした全体的に円筒
形状の一体構造物19として、図2の目視検査装置に実
装されている。
学的検査装置の一実施例の全体構成の概要を斜視図で示
すもので、この実施例では、上述した各ミラー15、1
6及び17は、図3に示すように円柱体に鏡面15a、
16b及び17aを加工してミラーとした全体的に円筒
形状の一体構造物19として、図2の目視検査装置に実
装されている。
【0018】図3において、構造物19には、その軸心
と同軸状に円筒形の穴19aが穿設され、また、この穴
19aの側面に開口する窓即ち切欠き19bが形成され
ている。この穴19aの中にイメージガイド3と内側光
ガイド13とが挿通され、それ等の先端部が切欠き19
bで露出することにより、イメージガイド3による画像
観察と、光ガイド13による斜め前方照明とを可能にす
るようになっている。また、外側光ガイド14は図1か
ら了解されるように構造物19の手前で終端する。
と同軸状に円筒形の穴19aが穿設され、また、この穴
19aの側面に開口する窓即ち切欠き19bが形成され
ている。この穴19aの中にイメージガイド3と内側光
ガイド13とが挿通され、それ等の先端部が切欠き19
bで露出することにより、イメージガイド3による画像
観察と、光ガイド13による斜め前方照明とを可能にす
るようになっている。また、外側光ガイド14は図1か
ら了解されるように構造物19の手前で終端する。
【0019】再び図2を参照して、本考案の光学的検査
装置について説明するが、本考案の要部は特定の関係で
ミラー及び光ガイドを配設した点に存するので、溶接ビ
ードの目視検査装置としては必要な部材もしくは存在す
ることが好適な部材であっても、本考案の要旨に直接関
係のない部材については、従来の目視検査装置において
使用されているものや、例えば実開平04ー03347
8号公報に記載の「管内周面のレーザ溶接装置」におい
て使用されているものを用いることができるので、単に
その名称を掲げる程度に留どめ、詳細な説明は省略す
る。
装置について説明するが、本考案の要部は特定の関係で
ミラー及び光ガイドを配設した点に存するので、溶接ビ
ードの目視検査装置としては必要な部材もしくは存在す
ることが好適な部材であっても、本考案の要旨に直接関
係のない部材については、従来の目視検査装置において
使用されているものや、例えば実開平04ー03347
8号公報に記載の「管内周面のレーザ溶接装置」におい
て使用されているものを用いることができるので、単に
その名称を掲げる程度に留どめ、詳細な説明は省略す
る。
【0020】本考案の光学的検査装置は、内部に収容し
た上述の構造物19と共に回転可能な窓20a付きの前
部ケーシング20を備えている。従って、構造物19も
回転可能であるが、同構造物19に挿通されたイメージ
ガイド3及び光ガイド13は構造物19からは物理的に
分離している。
た上述の構造物19と共に回転可能な窓20a付きの前
部ケーシング20を備えている。従って、構造物19も
回転可能であるが、同構造物19に挿通されたイメージ
ガイド3及び光ガイド13は構造物19からは物理的に
分離している。
【0021】前部ケーシング20の前端には、光学的検
査装置を細管1(図1)内に軸心を互いに整合させて位
置決めするために周知の調心機構24が設けられてお
り、また、後方にも図示しないが同様の調心機構が設け
られている。前部ケーシング20の後端には、内部に中
空の超音波モータ22を有する後部ケーシング21が配
置されており、前部ケーシング20はこの超音波モータ
22により矢印で示すように適宜の角度θだけ構造物1
9と共に回転せしめられる。この回転角度θを検出する
ため、超音波モータ22にはエンコーダ23が協働して
いる。
査装置を細管1(図1)内に軸心を互いに整合させて位
置決めするために周知の調心機構24が設けられてお
り、また、後方にも図示しないが同様の調心機構が設け
られている。前部ケーシング20の後端には、内部に中
空の超音波モータ22を有する後部ケーシング21が配
置されており、前部ケーシング20はこの超音波モータ
22により矢印で示すように適宜の角度θだけ構造物1
9と共に回転せしめられる。この回転角度θを検出する
ため、超音波モータ22にはエンコーダ23が協働して
いる。
【0022】光学的検査装置は、更に、可撓性チューブ
25を後部ケーシング21の後方に備えている。この可
撓性チューブ25に、前述したイメージガイド3及び光
ガイド13、14に加えて、電線ケーブル(図示せず)
等が内蔵されている。イメージガイド3及び光ガイド1
3、14の一端は中空の超音波モータ22の内部を通っ
て構造物19へと延び、また、図示しない電線ケーブル
の一端は超音波モータ22へ延びている。また、イメー
ジガイド3、光ガイド13、14及び電線ケーブルの他
端は中継器26へと延びている。この中継器26内に
は、いずれも図示しないが、撮像用TVカメラ、照明装
置、各種信号処理回路(超音波モータ用、エンコーダ
用)等を内蔵することができる。
25を後部ケーシング21の後方に備えている。この可
撓性チューブ25に、前述したイメージガイド3及び光
ガイド13、14に加えて、電線ケーブル(図示せず)
等が内蔵されている。イメージガイド3及び光ガイド1
3、14の一端は中空の超音波モータ22の内部を通っ
て構造物19へと延び、また、図示しない電線ケーブル
の一端は超音波モータ22へ延びている。また、イメー
ジガイド3、光ガイド13、14及び電線ケーブルの他
端は中継器26へと延びている。この中継器26内に
は、いずれも図示しないが、撮像用TVカメラ、照明装
置、各種信号処理回路(超音波モータ用、エンコーダ
用)等を内蔵することができる。
【0023】中継器26内の撮像用TVカメラによりイメ
ージガイド3を介して円周方向に沿い撮像された溶接ビ
ード2は、図1に関連して説明したように溶接ビード2
の特徴に応じた輝度信号18を有する画像として、モニ
ターテレビジョン9で観察される。尚、この輝度信号1
8を識別しやすく観察するため、画像メモリ27にその
画像を取り込み、コンピュータでよい計測システム28
により処理すれば、容易に自動化システムを構築しう
る。
ージガイド3を介して円周方向に沿い撮像された溶接ビ
ード2は、図1に関連して説明したように溶接ビード2
の特徴に応じた輝度信号18を有する画像として、モニ
ターテレビジョン9で観察される。尚、この輝度信号1
8を識別しやすく観察するため、画像メモリ27にその
画像を取り込み、コンピュータでよい計測システム28
により処理すれば、容易に自動化システムを構築しう
る。
【0024】次に、上述した構成を有する本考案の光学
的検査装置の動作について説明する。先ず、検査対象物
である溶接ビード2に対応する細管1内の所定位置に、
光学的検査装置を挿入し位置決めする。しかる後、電源
をオンにして、中継器26内の照明装置を付勢し、照射
光を光ガイド13及び14を介して前方照明用ミラー1
6及び後方照明用ミラー17にそれぞれ伝送し、溶接ビ
ード2を斜め前方及び斜め後方から照明する。一方、中
継器26内の撮像用TVカメラが作動され、照明された溶
接ビード2がイメージガイド3を介して撮像され、その
画像がモニターテレビジョン9に表示される。
的検査装置の動作について説明する。先ず、検査対象物
である溶接ビード2に対応する細管1内の所定位置に、
光学的検査装置を挿入し位置決めする。しかる後、電源
をオンにして、中継器26内の照明装置を付勢し、照射
光を光ガイド13及び14を介して前方照明用ミラー1
6及び後方照明用ミラー17にそれぞれ伝送し、溶接ビ
ード2を斜め前方及び斜め後方から照明する。一方、中
継器26内の撮像用TVカメラが作動され、照明された溶
接ビード2がイメージガイド3を介して撮像され、その
画像がモニターテレビジョン9に表示される。
【0025】光ガイド13、14による溶接ビード2の
照明及びイメージガイド3による溶接ビード2の撮像
は、超音波モータ22を付勢してミラー15、16及び
17を備えた構造物19を回転させながら実行され、そ
の結果、溶接ビード2の全周検査を行うことができる。
尚、エンコーダ23により検出した構造物19の回転角
度θは、計測システム28に含めることができる図示し
ない制御装置に送り、この制御装置により構造物19の
回転を制御することができる。
照明及びイメージガイド3による溶接ビード2の撮像
は、超音波モータ22を付勢してミラー15、16及び
17を備えた構造物19を回転させながら実行され、そ
の結果、溶接ビード2の全周検査を行うことができる。
尚、エンコーダ23により検出した構造物19の回転角
度θは、計測システム28に含めることができる図示し
ない制御装置に送り、この制御装置により構造物19の
回転を制御することができる。
【0026】
【考案の効果】以上のように、本考案によると、検査対
象物をその斜め前方及び斜め後方から照明するので、イ
メージガイドを介して検査対象物を撮像すると、その凹
凸の変化まで検出されるため、従来に比して鮮明でコン
トラストの大きい画像を得ることができる。特に、溶接
ビードの検査に実施すると、同溶接ビードの起伏が鮮明
に識別でき、ビード割れ、ブローホール、クレータ等の
溶接欠陥の有無を精度良く識別し検査することができ、
装置の信頼性が向上する。
象物をその斜め前方及び斜め後方から照明するので、イ
メージガイドを介して検査対象物を撮像すると、その凹
凸の変化まで検出されるため、従来に比して鮮明でコン
トラストの大きい画像を得ることができる。特に、溶接
ビードの検査に実施すると、同溶接ビードの起伏が鮮明
に識別でき、ビード割れ、ブローホール、クレータ等の
溶接欠陥の有無を精度良く識別し検査することができ、
装置の信頼性が向上する。
【0027】また、好適な実施例では、光ガイド及びイ
メージガイドはケーシング内に収容されているので、溶
接ビードの全周検査を行う際に、それ等に損傷が生ずる
こともない。
メージガイドはケーシング内に収容されているので、溶
接ビードの全周検査を行う際に、それ等に損傷が生ずる
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による光学的検査装置の観察光学系の概
要を説明するための概略図。
要を説明するための概略図。
【図2】本考案による光学的検査装置の一実施例の全体
構成を一部破断して概略的に示す斜視図。
構成を一部破断して概略的に示す斜視図。
【図3】図2の光学的検査装置に実装されている各種ミ
ラーを一体化した構造物の拡大斜視図。
ラーを一体化した構造物の拡大斜視図。
【図4】従来の目視検査装置の観察光学系の概要図。
【符号の説明】 1…細管(管)、2…溶接ビード(検
査対象物)、3…イメージガイド、13…内側光ガイド
(第1光ガイド)、14…外側光ガイド(第2光ガイ
ド)、15…観察用ミラー(第2ミラー装置)、16…
第1ミラー装置の前方照明用ミラー、17…第1ミラー
装置の後方照明用ミラー、19…一体の構造物。
査対象物)、3…イメージガイド、13…内側光ガイド
(第1光ガイド)、14…外側光ガイド(第2光ガイ
ド)、15…観察用ミラー(第2ミラー装置)、16…
第1ミラー装置の前方照明用ミラー、17…第1ミラー
装置の後方照明用ミラー、19…一体の構造物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉岡 京一 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭60−154225(JP,A) 実開 昭59−77114(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 23/00
Claims (1)
- 【請求項1】管内面の検査対象物を第1ミラー装置を介
して照明するための光ガイド装置と、該光ガイド装置に
より照明された前記検査対象物を第2ミラー装置を介し
て撮像するためのイメージガイドとを有し、前記光ガイ
ド装置は、前記イメージガイドを囲んで該イメージガイ
ドに関し同軸状に配設された第1及び第2光ガイドから
なり、前記第1ミラー装置は、前記第1光ガイドからの
光を受けて前記検査対象物の前方を斜めから照明するよ
うに配設された前方照明用ミラーと、前記第2光ガイド
からの光を受けて前記検査対象物の後方を斜めから照明
するように配設された後方照明用ミラーとからなり、該
前方照明用ミラー及び該後方照明用ミラーは前記第2ミ
ラー装置と共に一体の構造物として形成されている管内
面の光学的検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991055465U JP2595667Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 管内面の光学的検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991055465U JP2595667Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 管内面の光学的検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058524U JPH058524U (ja) | 1993-02-05 |
JP2595667Y2 true JP2595667Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12999360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991055465U Expired - Fee Related JP2595667Y2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 管内面の光学的検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595667Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7672713B2 (en) * | 2002-06-19 | 2010-03-02 | Infraredx, Inc. | Multi-channel catheter tip |
JP5210846B2 (ja) * | 2008-12-15 | 2013-06-12 | オリンパス株式会社 | 内視鏡用照明具及び内視鏡装置 |
CN104121872B (zh) * | 2013-04-26 | 2018-04-13 | 通用电气公司 | 表面粗糙度测量装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5977114U (ja) * | 1982-11-15 | 1984-05-25 | 三菱電線工業株式会社 | イメ−ジガイドスコ−プ |
JPS60154225A (ja) * | 1984-01-24 | 1985-08-13 | Dainichi Nippon Cables Ltd | フアイバ−スコ−プ |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP1991055465U patent/JP2595667Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058524U (ja) | 1993-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7355700B2 (en) | Automated inspection system and method | |
US4078180A (en) | X-ray inspection of welds | |
JP5460149B2 (ja) | 鋼管突合せ溶接部内面検査装置および方法 | |
CN102144187B (zh) | 以光学方式将三维物体转换成二维平面图像的设备 | |
JP2595667Y2 (ja) | 管内面の光学的検査装置 | |
JPH01321345A (ja) | 管内面検査装置 | |
JP2004301723A (ja) | 非破壊検査システム及び検査方法 | |
JP3099462B2 (ja) | 円筒面検査方法及びその装置 | |
JPH07113625A (ja) | 筒状体の内周面検査装置 | |
JP3454547B2 (ja) | 内面スキャナー装置 | |
JP7100101B2 (ja) | 配管溶接部の検査装置 | |
JPS61202109A (ja) | 管の内面検査装置 | |
JPH0295205A (ja) | 内面画像入力装置 | |
JP3682814B2 (ja) | 肉盛り部品の肉厚測定方法及び装置 | |
JPH0614013B2 (ja) | 管内面検査装置 | |
JP2000180387A (ja) | X線検査装置及びx線検査方法 | |
JPH07306164A (ja) | 疵検査装置 | |
JPH06258228A (ja) | 表面検査装置の照明方法 | |
JP7519395B2 (ja) | 溶接外観判定支援システム及び溶接外観判定方法 | |
JP4339162B2 (ja) | 表面検査装置 | |
JP2024049778A (ja) | 円筒内周面検査装置 | |
JPH0329737Y2 (ja) | ||
JPH03191857A (ja) | 内視鏡装置 | |
JPH0417372B2 (ja) | ||
JPH0815164A (ja) | 継目無し鋼管穿孔用プラグの表面疵検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990216 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |