JP2595475Y2 - 赤外線ガス分析装置 - Google Patents

赤外線ガス分析装置

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JP2595475Y2
JP2595475Y2 JP3847593U JP3847593U JP2595475Y2 JP 2595475 Y2 JP2595475 Y2 JP 2595475Y2 JP 3847593 U JP3847593 U JP 3847593U JP 3847593 U JP3847593 U JP 3847593U JP 2595475 Y2 JP2595475 Y2 JP 2595475Y2
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infrared
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竹史 日下
理予 小野田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、セル内の結露を効果的
に防止できる赤外線ガス分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、赤外線ガス分析装置は、例えば
図3に示すように構成されている。図3において、6は
光源、7は略円筒状のセル管、8はこのセル管7を保持
するためのセルホルダであって、これらセル管7および
セルホルダ8によってセルが形成される。この赤外線ガ
ス分析装置は光源6からの赤外線をセル内のサンプルガ
スに照射し、サンプルガスによる赤外線の吸収度を図外
の検出器によって検出することによってサンプルガス中
の測定対象成分の濃度を測定する。
【0003】光源6は、フィラメント60とこのフィラ
メント60から放射する赤外線を一方向に反射するリフ
レクタ61よりなり、窓部62を介してセル内のサンプ
ルガスに赤外線を照射する。
【0004】セルホルダ8は略円筒状の筒であって、そ
の一端の開口には赤外線入射窓80、他端の開口には段
部81、周面にはサンプルガス導入路82が設けられて
いる。従って、これをセル管7と接続した状態では、サ
ンプルガス導入路82より流入されたサンプルガスがこ
のセルホルダ8を介してセル管7へと導かれるように構
成されている。
【0005】また、前記光源6とセルホルダ8との間に
は例えばフッ素ゴムからなるゴムパッキン86が設けら
れており、このゴムパッキン86によってセルホルダ8
と赤外線入射窓80との接触部分をシールしている。
【0006】一方、セル管7は略円筒状の筒体で、その
一端が前記セルホルダ8の段部81に嵌合され、Oリン
グ87によってシールされている。
【0007】また、セル管7の外周に自己温調型ヒータ
9(例えば村田製作所の商品名ポジスタ)を当接させ
て、セル管7を加熱し、その温度を約40℃前後に設定
することによって、セル管7に流入するサンプルガス中
の水分がセル管7の内周において結露し分析精度に悪影
響を与えることを防止している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来の赤
外線ガス分析装置においては、サンプルガス中の水分の
結露を防ぐために、格別に自己温調型ヒータ9を設けた
り、温度調整器によるセル全体の保温をしたりする。
【0009】従って、部品点数が増加するために、赤外
線ガス分析装置の製造コストが高くならざるをえないと
共に、装置が大型化して、重量も増し、加えて、自己温
調型ヒータに供給する電力が必要となるために消費電力
が増加する等の様々な不都合があった。
【0010】本考案は上記の点を考慮にいれてなされた
ものであって、部品点数が少なくて製造コストが低減で
き、装置の小型化および軽量化を達成すると共に、消費
電力を削減できる赤外線ガス分析装置を提供することを
目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案は、リフ
レクタにつば部を設け、このつば部をセル側に当接させ
ると共に、セル側の当接部分及び前記リフレクタを熱伝
導度の高い共通の材料を用いて形成したことを特徴とす
る赤外線ガス分析装置である。
【0012】
【作用】本考案によれば、リフレクタにつば部を設け、
このつば部をセル側に当接させると共に、セル側の当接
部分及び前記リフレクタを熱伝導度の高い共通の材料を
用いて形成することによって、光源より発生した熱を効
果的にセルに導くことができ、セルを加熱する特別な部
材を設ける必要がなくなって装置の製造コストを引下げ
ると共に、装置の軽量化および小型化を達成でき、か
つ、光源で発生した熱エネルギーを有効利用することに
よって消費電力を削減することができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1および図2は、本考案の赤外線ガス分析
装置の一例を示す図であり、図1は縦断面図、図2は一
部を切断した分解斜視図である。
【0014】これらの図において、1は光源、2はセル
管、3はこのセル管を保持するセルホルダであり、この
セル管2とセルホルダ3によってセルを形成している。
4はセルホルダを光源1側に圧着させるための固定金具
である。
【0015】光源1は、フィラメント10と、熱伝導度
の高い材料例えばアルミニウム製のリフレクタ11とよ
りなり、リフレクタ11は、その端部に環状のつば部1
2を備えている。
【0016】セルホルダ3は、前記リフレクタ11と共
通の材料、この実施例ではアルミニウムダイキャストに
よって形成された略円筒状の筒であって、このセルホル
ダ3の端部に前記つば部12を図1に示すように当接さ
せる。セルホルダ3の一端の開口には赤外線入射窓3
0、外周には取付孔35を備えた接続部分34、他端の
開口には段部31、周面にはサンプルガス導入路33が
設けられている。
【0017】従って、これをセル管2と接続した状態で
は、サンプルガス導入路33より流入されたサンプルガ
スがこのセルホルダ3を介してセル管2へと導かれるよ
うに構成されている。また、検出器側にも同様のセルホ
ルダ36が接続されて、サンプルガスはセルホルダ36
の周面に備えられたサンプルガス導出路37を介して流
出される。
【0018】また、前記光源1とセルホルダ3との接続
は固定金具4によって行われる。この固定金具4は中央
に光源1の外周より若干大きな孔40が開けられてお
り、この孔40に光源1のつば部12を係止させる。ま
た、固定金具4には接続部分34に対応した位置に取付
孔41が形成されており、この取付孔41にビス5を通
し、接続部分34に形成された取付孔35を介してビス
止めされ、光源1をセルホルダ3に押しつけるようにし
ている。
【0019】こうして、光源1とセルホルダ3とは堅固
に圧着されるためにその熱伝導性を向上させることがで
きるのであるが、リフレクタ11につば部12が設けら
れているために、その伝熱面13の伝熱面積が広くなっ
て光源1より発生した熱はさらに効果的にセルホルダ3
へと伝達されることになる。
【0020】また、光源1とセルホルダ3は両方とも熱
伝導度の高い共通の材料(この実施例ではアルミニウ
ム)で形成されているので、材質が異なった場合に生じ
る熱膨張係数の差による反りや歪みなどがなく、より熱
伝導のよい状態を維持することができる。
【0021】なお、この材料は熱伝導度の高い共通の物
質であればよく、例えば銅などを用いることもできる。
また、全く同一の材料である必要もなく、例えばアルミ
ニウム合金と純アルミニウムであってもよい。
【0022】セル管2はステンレススティール(以下S
USと記す)からなる略円筒状の筒体で、その一端部の
外周には段部21が設けられ、この段部21が前記セル
ホルダ3の段部31に嵌合され、かつ、Oリング32に
よってシールされている。
【0023】また、光源1よりセルホルダ3に伝達され
た熱は、段部21を介してセル管2全体に伝達される。
従って、光源1から発生する熱を用いてセル管2の温度
を上昇させることができるので、従来のようにヒータ等
を設けなくてもセル内でサンプルガス中の水分が結露し
て分析に悪影響を及ぼすことはない。
【0024】なお、本実施例では、セルをセルホルダ3
とセル管2とで形成していたが、本考案はこれに限られ
るものではなく、これらを一体形成することによって、
さらに熱伝導度を向上させることができる。
【0025】また、本実施例では光源1に設けたつば部
12を環状に形成していたが、これに限定されるもので
はなく、例えば、一部を切り欠いたもの、放射状に形成
したもの等であってもよい。
【0026】さらに、本実施例ではセル管2をSUSに
よって形成しているが、これを内部がSUSで外周をア
ルミニウム等の熱伝導の良い金属で形成することも可能
であり、そうすることによって、セル管2に更に効果的
に熱を伝えることもできる。
【0027】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案に係る赤外
線ガス分析装置は、リフレクタにつば部を設け、このつ
ば部をセル側に当接させると共に、セル側の当接部分及
び前記リフレクタを熱伝導度の高い共通の材料を用いて
形成しているので、光源より発生した熱を効果的にセル
に導くことができ、セルを加熱する特別なヒータを設け
る必要がなくなって装置の製造コストを引下げると共
に、装置の軽量化また小型化を達成でき、かつ、光源で
発生した熱エネルギーを有効利用することによって消費
電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す赤外線ガス分析装置を
示す縦断面図である。
【図2】前記赤外線ガス分析装置を一部切断した分解斜
視図である。
【図3】従来の赤外線ガス分析装置の一例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1…光源、2…セル管、11…リフレクタ、12…つば部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−25348(JP,A) 特開 昭56−148040(JP,A) 特開 昭51−35377(JP,A) 特開 平3−209150(JP,A) 実公 昭40−19357(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/00 - 21/61

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルの一側にリフレクタ付き光源を、他
    側に検出器を配置してある赤外線ガス分析装置におい
    て、前記リフレクタにつば部を設け、このつば部をセル
    側に当接させると共に、セル側の当接部分及び前記リフ
    レクタを熱伝導度の高い共通の材料を用いて形成してあ
    ることを特徴とする赤外線ガス分析装置。
JP3847593U 1993-06-21 1993-06-21 赤外線ガス分析装置 Expired - Fee Related JP2595475Y2 (ja)

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