JPH075053U - 赤外線ガス分析装置 - Google Patents
赤外線ガス分析装置Info
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- JPH075053U JPH075053U JP3847593U JP3847593U JPH075053U JP H075053 U JPH075053 U JP H075053U JP 3847593 U JP3847593 U JP 3847593U JP 3847593 U JP3847593 U JP 3847593U JP H075053 U JPH075053 U JP H075053U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数が少なくて製造コストが低減でき、
装置の小型化および軽量化を達成すると共に、消費電力
を削減できる赤外線ガス分析装置を提供することを目的
としている。 【構成】 セル2の一側にリフレクタ11付き光源1
を、他側に検出器を配置してある赤外線ガス分析装置に
おいて、前記リフレクタ11につば部12を設け、この
つば部12をセルホルダ3に当接させると共に、このセ
ルホルダ3及び前記リフレクタ11を熱伝導度の高いア
ルミニウムを用いて形成してある。
装置の小型化および軽量化を達成すると共に、消費電力
を削減できる赤外線ガス分析装置を提供することを目的
としている。 【構成】 セル2の一側にリフレクタ11付き光源1
を、他側に検出器を配置してある赤外線ガス分析装置に
おいて、前記リフレクタ11につば部12を設け、この
つば部12をセルホルダ3に当接させると共に、このセ
ルホルダ3及び前記リフレクタ11を熱伝導度の高いア
ルミニウムを用いて形成してある。
Description
【0001】
本考案は、セル内の結露を効果的に防止できる赤外線ガス分析装置に関する。
【0002】
一般に、赤外線ガス分析装置は、例えば図3に示すように構成されている。 図3において、6は光源、7は略円筒状のセル管、8はこのセル管7を保持す るためのセルホルダであって、これらセル管7およびセルホルダ8によってセル が形成される。この赤外線ガス分析装置は光源6からの赤外線をセル内のサンプ ルガスに照射し、サンプルガスによる赤外線の吸収度を図外の検出器によって検 出することによってサンプルガス中の測定対象成分の濃度を測定する。
【0003】 光源6は、フィラメント60とこのフィラメント60から放射する赤外線を一 方向に反射するリフレクタ61よりなり、窓部62を介してセル内のサンプルガ スに赤外線を照射する。
【0004】 セルホルダ8は略円筒状の筒であって、その一端の開口には赤外線入射窓80 、他端の開口には段部81、周面にはサンプルガス導入路82が設けられている 。従って、これをセル管7と接続した状態では、サンプルガス導入路82より流 入されたサンプルガスがこのセルホルダ8を介してセル管7へと導かれるように 構成されている。
【0005】 また、前記光源6とセルホルダ8との間には例えばフッ素ゴムからなるゴムパ ッキン86が設けられており、このゴムパッキン86によってセルホルダ8と赤 外線入射窓80との接触部分をシールしている。
【0006】 一方、セル管7は略円筒状の筒体で、その一端が前記セルホルダ8の段部81 に嵌合され、Oリング87によってシールされている。
【0007】 また、セル管7の外周に自己温調型ヒータ9(例えば村田製作所の商品名ポジ スタ)を当接させて、セル管7を加熱し、その温度を約40℃前後に設定するこ とによって、セル管7に流入するサンプルガス中の水分がセル管7の内周におい て結露し分析精度に悪影響を与えることを防止している。
【0008】
このように、従来の赤外線ガス分析装置においては、サンプルガス中の水分の 結露を防ぐために、格別に自己温調型ヒータ9を設けたり、温度調整器によるセ ル全体の保温をしたりする。
【0009】 従って、部品点数が増加するために、赤外線ガス分析装置の製造コストが高く ならざるをえないと共に、装置が大型化して、重量も増し、加えて、自己温調型 ヒータに供給する電力が必要となるために消費電力が増加する等の様々な不都合 があった。
【0010】 本考案は上記の点を考慮にいれてなされたものであって、部品点数が少なくて 製造コストが低減でき、装置の小型化および軽量化を達成すると共に、消費電力 を削減できる赤外線ガス分析装置を提供することを目的としている。
【0011】
すなわち本考案は、リフレクタにつば部を設け、このつば部をセル側に当接さ せると共に、セル側の当接部分及び前記リフレクタを熱伝導度の高い共通の材料 を用いて形成したことを特徴とする赤外線ガス分析装置である。
【0012】
本考案によれば、リフレクタにつば部を設け、このつば部をセル側に当接させ ると共に、セル側の当接部分及び前記リフレクタを熱伝導度の高い共通の材料を 用いて形成することによって、光源より発生した熱を効果的にセルに導くことが でき、セルを加熱する特別な部材を設ける必要がなくなって装置の製造コストを 引下げると共に、装置の軽量化および小型化を達成でき、かつ、光源で発生した 熱エネルギーを有効利用することによって消費電力を削減することができる。
【0013】
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。図1および図2は、本 考案の赤外線ガス分析装置の一例を示す図であり、図1は縦断面図、図2は一部 を切断した分解斜視図である。
【0014】 これらの図において、1は光源、2はセル管、3はこのセル管を保持するセル ホルダであり、このセル管2とセルホルダ3によってセルを形成している。4は セルホルダを光源1側に圧着させるための固定金具である。
【0015】 光源1は、フィラメント10と、熱伝導度の高い材料例えばアルミニウム製の リフレクタ11とよりなり、リフレクタ11は、その端部に環状のつば部12を 備えている。
【0016】 セルホルダ3は、前記リフレクタ11と共通の材料、この実施例ではアルミニ ウムダイキャストによって形成された略円筒状の筒であって、このセルホルダ3 の端部に前記つば部12を図1に示すように当接させる。セルホルダ3の一端の 開口には赤外線入射窓30、外周には取付孔35を備えた接続部分34、他端の 開口には段部31、周面にはサンプルガス導入路33が設けられている。
【0017】 従って、これをセル管2と接続した状態では、サンプルガス導入路33より流 入されたサンプルガスがこのセルホルダ3を介してセル管2へと導かれるように 構成されている。また、検出器側にも同様のセルホルダ36が接続されて、サン プルガスはセルホルダ36の周面に備えられたサンプルガス導出路37を介して 流出される。
【0018】 また、前記光源1とセルホルダ3との接続は固定金具4によって行われる。こ の固定金具4は中央に光源1の外周より若干大きな孔40が開けられており、こ の孔40に光源1のつば部12を係止させる。また、固定金具4には接続部分3 4に対応した位置に取付孔41が形成されており、この取付孔41にビス5を通 し、接続部分34に形成された取付孔35を介してビス止めされ、光源1をセル ホルダ3に押しつけるようにしている。
【0019】 こうして、光源1とセルホルダ3とは堅固に圧着されるためにその熱伝導性を 向上させることができるのであるが、リフレクタ11につば部12が設けられて いるために、その伝熱面13の伝熱面積が広くなって光源1より発生した熱はさ らに効果的にセルホルダ3へと伝達されることになる。
【0020】 また、光源1とセルホルダ3は両方とも熱伝導度の高い共通の材料(この実施 例ではアルミニウム)で形成されているので、材質が異なった場合に生じる熱膨 張係数の差による反りや歪みなどがなく、より熱伝導のよい状態を維持すること ができる。
【0021】 なお、この材料は熱伝導度の高い共通の物質であればよく、例えば銅などを用 いることもできる。また、全く同一の材料である必要もなく、例えばアルミニウ ム合金と純アルミニウムであってもよい。
【0022】 セル管2はステンレススティール(以下SUSと記す)からなる略円筒状の筒 体で、その一端部の外周には段部21が設けられ、この段部21が前記セルホル ダ3の段部31に嵌合され、かつ、Oリング32によってシールされている。
【0023】 また、光源1よりセルホルダ3に伝達された熱は、段部21を介してセル管2 全体に伝達される。従って、光源1から発生する熱を用いてセル管2の温度を上 昇させることができるので、従来のようにヒータ等を設けなくてもセル内でサン プルガス中の水分が結露して分析に悪影響を及ぼすことはない。
【0024】 なお、本実施例では、セルをセルホルダ3とセル管2とで形成していたが、本 考案はこれに限られるものではなく、これらを一体形成することによって、さら に熱伝導度を向上させることができる。
【0025】 また、本実施例では光源1に設けたつば部12を環状に形成していたが、これ に限定されるものではなく、例えば、一部を切り欠いたもの、放射状に形成した もの等であってもよい。
【0026】 さらに、本実施例ではセル管2をSUSによって形成しているが、これを内部 がSUSで外周をアルミニウム等の熱伝導の良い金属で形成することも可能であ り、そうすることによって、セル管2に更に効果的に熱を伝えることもできる。
【0027】
以上詳述したように、本考案に係る赤外線ガス分析装置は、リフレクタにつば 部を設け、このつば部をセル側に当接させると共に、セル側の当接部分及び前記 リフレクタを熱伝導度の高い共通の材料を用いて形成しているので、光源より発 生した熱を効果的にセルに導くことができ、セルを加熱する特別なヒータを設け る必要がなくなって装置の製造コストを引下げると共に、装置の軽量化また小型 化を達成でき、かつ、光源で発生した熱エネルギーを有効利用することによって 消費電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す赤外線ガス分析装置を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図2】前記赤外線ガス分析装置を一部切断した分解斜
視図である。
視図である。
【図3】従来の赤外線ガス分析装置の一例を示す縦断面
図である。
図である。
1…光源、2…セル管、11…リフレクタ、12…つば部。
Claims (1)
- 【請求項1】 セルの一側にリフレクタ付き光源を、他
側に検出器を配置してある赤外線ガス分析装置におい
て、前記リフレクタにつば部を設け、このつば部をセル
側に当接させると共に、セル側の当接部分及び前記リフ
レクタを熱伝導度の高い共通の材料を用いて形成してあ
ることを特徴とする赤外線ガス分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3847593U JP2595475Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 赤外線ガス分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3847593U JP2595475Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 赤外線ガス分析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075053U true JPH075053U (ja) | 1995-01-24 |
JP2595475Y2 JP2595475Y2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=12526283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3847593U Expired - Fee Related JP2595475Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 赤外線ガス分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595475Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132936A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Horiba Ltd | Egr率測定装置 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP3847593U patent/JP2595475Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011132936A (ja) * | 2009-12-25 | 2011-07-07 | Horiba Ltd | Egr率測定装置 |
CN102182585A (zh) * | 2009-12-25 | 2011-09-14 | 株式会社堀场制作所 | Egr率测量装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2595475Y2 (ja) | 1999-05-31 |
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Legal Events
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