JPH0662333U - 温度計測装置 - Google Patents
温度計測装置Info
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- JPH0662333U JPH0662333U JP602893U JP602893U JPH0662333U JP H0662333 U JPH0662333 U JP H0662333U JP 602893 U JP602893 U JP 602893U JP 602893 U JP602893 U JP 602893U JP H0662333 U JPH0662333 U JP H0662333U
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- temperature measuring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 検出管を介して測定対象の温度を測定するこ
とにより、高温の雰囲気にあっても劣化の少なく、かつ
精度の高い温度計測装置を得る。 【構成】 内端部を閉じた検出管と、この検出管内から
その開放端に放射される熱エネルギーを計測し、これを
温度に変換する検出器を取付けた。
とにより、高温の雰囲気にあっても劣化の少なく、かつ
精度の高い温度計測装置を得る。 【構成】 内端部を閉じた検出管と、この検出管内から
その開放端に放射される熱エネルギーを計測し、これを
温度に変換する検出器を取付けた。
Description
【0001】
この考案はとくに検出温度が高い計測対象、たとえば高温熱処理炉の温度を測 定するのに適した温度計測装置に関する。
【0002】
従来、高温計測目的で計測温度が2500Kまでで、かつ計測対象に接触でき るか、または、その雰囲気温度を計測することでその代替えが可能な分野では、 図1に示すように、金属熱電対10を保護管6で覆うことにより、計測対象およ び雰囲気から保護した上で、その計測対象1および雰囲気たとえば高温熱処理炉 内に挿入し、温度計測を行っていた。
【0003】 高価な貴金属熱電対は、高温計測時に劣化が激しく、精度維持の為に、頻繁な 校正、交換が必要である。たとえば、タングステン、レニウム熱電対を使用し、 約2500Kを±数Kの再現性を維持して計測しようとした場合、約6ケ月で交 換が必要である。
【0004】 また、一方で高温を計測する目的で、図2および図3に示すように、放射温度 計9を用いて、計測対象1そのものの表面温度を計測する手段も用いられている 。
【0005】 すなわち図2に示すものにあっては遮蔽窓4を通して計測対象の表面温度を測 定する。
【0006】 また図3に示すものにあっては両端が開放されたサイトチューブ8を用いて計 測対象の表面温度を測定する。
【0007】 放射温度計の場合、計測対象の放射率、反射率、遮へい窓4の材料の透過率、 反射率、高温ガスによる汚れ、光経路雰囲気の吸収率等々の変化に影響され、非 常に特定された条件以外では、所望の精度は期待出来ない。
【0008】
上述のように、計測対象が高温である場合に、これを計測するとき、貴金属熱 電対では劣化が激しく、精度維持の為に、頻繁な校正、交換が必要となる。 また、放射温度計の場合には、計測対象の放射率、反射率、遮へい窓材の透過 率、反射率、高温ガスによる汚れ、光経路雰囲気の吸収率等々の変化に影響され 、非常に特定された条件以外では、所望の精度は期待出来ないことである。
【0009】 この考案は上述のような従来技術の問題点にかんがみ、高温の雰囲気にあって も劣化の少なく、かつ精度の高い温度計測装置を得ることを目的とする。
【0010】
この考案は内端部を閉じた検出管と、この検出管内からその開放端に放射され る熱エネルギーを計測し、これを温度に変換する検出器を取付けたものである。
【0011】
以下図によってこの考案の一実施例について説明する。 すなわち図4において、計測対象1、たとえば加熱炉の炉壁3に中空の検出管 5を取付ける。この検出管は一端が閉じられ、かつその他端は開放されている。 そして、検出管5の他端すなわち開放端には鍔状の受け部7が設けられる。また 検出管5はその一端が計測対象1すなわち炉内に挿入され、かつ鍔部7を炉壁3 に当接した状態で、この炉壁に取付けられる。検出管5の他端には検出器9たと えば放射温度計がその連結子11を介して連結される。なお、検出管5の長さは その底壁部が放射温度計(検出器)9の照準になるように設定される。
【0012】 図5はこの考案の他の実施例であり、検出器9の連結部11が使用温度限界を 越える怖れがある場合など、検出器9の取付けが困難な場合、検出管5の他端に 光ファイバー13の一端を接続し、この光ファイバーの他端を計測対象1から離 れた位置に設置された検出器9に接続したものである。熱放射エネルギーを光フ ァイバー13を用いて、検出器9へ導くと共に、熱放射エネルギー経路に存在す るガスによる吸収の影響を排除する為、検出管5の内部を真空にしたものである 。
【0013】 図6は、温度検出部である検出管5の先端部を球形とし、その表面積を増加さ せることにより、実効放射率を高めるようにしたものである。
【0014】 図7は、検出管5の先端内壁に放射率の高いカーボン膜15を付着させ、かつ 、検出器9の全体を水冷装置17内に収容したものである。
【0015】 図8に示す基本構成ブロック図において、検出器9は放射温度計により構成さ れる。すなわち検出部21は検出管5からの放射エネルギー検出する。その検出 部21は温度変換器(図に示してない)を有し、その変換素子には、サーモパイ ル、Si、Ge、焦電素子等様々な素子が使用されている。この検出部の出力端 には増幅器22、アナログ−ディジタル変換器23、演算処理装置24およびデ ィジタル−アナログ変換器25が接続される。
【0016】 上述のように、この考案は次の態様によって実施することが可能である。 (イ)請求項1において、検出管の一端の形状を球形もしくは円筒形とした温 度計測装置。
【0017】 (ロ)請求項1において、検出管内部を真空に保持、または既知のガスを封入 し、封じ切った温度計測装置。
【0018】 (ハ)請求項1において、検出管内壁全体もしくは先端にカーボン膜を付着さ せた温度計測装置。
【0019】 (ニ)請求項1において、放射温度計設置部に空冷装置、水冷装置もしくは電 子冷却装置を付加した温度計測装置。
【0020】 (ホ)請求項1において、検出管より発生する熱放射エネルギーを開放端より 光ファイバを用いて、検出器まで導く構成とした温度計測装置。
【0021】
この考案は上述のように、一端を閉じ、かつその他端を開放して形成した検出 管を計測対象に、その一端が計測対象の内部に位置するように取付け、検出管の 他端にこの検出管内からその他端側に放射される熱放射エネルギーを検出する検 出器を連結し、この検出器の出力から計測対象の温度を測定するようにしている ので、計測対象や光経路中に生じる種々の影響を受けることなく、長期にわたっ て高い精度をもって、メンテナンスフリーの、しかも安定した温度計測をするこ とができる。
【図1】従来の温度計測装置を示す縦断面図である。
【図2】従来の温度計測装置の他の例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図3】従来の温度計測装置のさらに他の例を示す縦断
面図である。
面図である。
【図4】この考案における温度計測装置の一実施例を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図5】この考案における温度計測装置の第2の実施例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図6】この考案における温度計測装置の第3の実施例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図7】この考案における温度計測装置の第4の実施例
を示す縦断面図である。
を示す縦断面図である。
【図8】この考案における温度計測装置の構成を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
1 計測対象 3 炉壁 5 検出管 7 受け部 9 検出器 11 連結子 13 光ファイバー 15 カーボン膜 17 冷却装置 21 検出部 22 増幅器 23 アナログ−ディジタル変換器 24 演算処理装置 25 ディジタル−アナログ変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 市田 俊司 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山武 ハネウエル株式会社藤沢工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 一端を閉じ、かつその他端を開放して形
成した検出管を計測対象に、その一端が計測対象の内部
に位置するように取付け、上記検出管の他端にこの検出
管内からその他端側に放射される熱放射エネルギーを検
出する検出器を連結し、この検出器の出力から上記計測
対象の温度を測定するようにした温度計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP602893U JPH0662333U (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 温度計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP602893U JPH0662333U (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 温度計測装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662333U true JPH0662333U (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=11627224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP602893U Pending JPH0662333U (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 温度計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662333U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014190867A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Semitec Corp | 炎検知センサ及び立ち消え安全装置 |
JP2014215085A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 株式会社神戸製鋼所 | 混練機用温度計 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP602893U patent/JPH0662333U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014190867A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Semitec Corp | 炎検知センサ及び立ち消え安全装置 |
JP2014215085A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 株式会社神戸製鋼所 | 混練機用温度計 |
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