JP2595143B2 - 移送用超音波アクチュエータ及び移送装置 - Google Patents

移送用超音波アクチュエータ及び移送装置

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JP2595143B2
JP2595143B2 JP3127392A JP12739291A JP2595143B2 JP 2595143 B2 JP2595143 B2 JP 2595143B2 JP 3127392 A JP3127392 A JP 3127392A JP 12739291 A JP12739291 A JP 12739291A JP 2595143 B2 JP2595143 B2 JP 2595143B2
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vibrator
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vibration
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高広 小田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ、複写機、印
刷機、ファクシミリ、自動現金取扱機等の収納部に多層
に積層されている枚葉紙やカードリーダに使用されるカ
ードなどの被移送物を移送するための移送用超音波アク
チュエータ及び移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移送用超音波アクチュエータは弾
性体に進行波を励振し、弾性体の表面上に載せられた被
移送物を摩擦力によって動かすように構成される。この
場合、進行波を得るために、反射波の発生を防止したり
エネルギ帰還に特別な配慮をする必要がある。これに対
して、弾性体の固有の共振状態を積極的に利用し、定在
波を用いる移送用超音波アクチュエータが提供されてい
る。この場合、進行波を利用した移送用超音波アクチュ
エータと比べて、エネルギ変換効率が高く振動エネルギ
が本質的に大きい。
【0003】図2は縦振動と屈曲振動を利用した多重モ
ード振動子による紙送り用超音波モータを示す図であ
る。図の(a)は多重モード振動子の平面、(b)は正
面、(c)は側面を示している。この紙送り用超音波モ
ータは、長方形板の長手方向の縦振動と幅方向の屈曲振
動を利用したもので、長手方向の縦振動の共振周波数と
幅方向の屈曲振動の共振周波数は互いに近接するように
設定される。
【0004】図において、50は多重モード振動子、5
1は繊維強化プラスチック、金属板、繊維強化金属等か
ら成る弾性平板、52はPZT系の圧電セラミックス
板、53は該圧電セラミックス板52の表裏両面に形成
された電極、54,55は電圧端子である。圧電セラミ
ックス板52と弾性平板51は、はんだ又はエポキシ系
接着剤で強固に接着される。また、L,W及びTは、そ
れぞれ多重モード振動子50の長さ、幅及び厚さであ
り、T1 は弾性平板51の厚さ、T2 は圧電セラミック
ス板52の厚さである。
【0005】次に、上記多重モード振動子50の動作原
理について説明する。圧電セラミックス板52は、電圧
端子54,55から交流電圧を受け励振されて長手方向
に伸びた時、ポアソン比で定まる量だけ幅方向に縮む。
反対に、圧電セラミックス板52が長手方向に縮んだ時
は幅方向に伸びる。そして、上記多重モード振動子50
の長手方向の縦振動の共振周波数fL1,lと幅方向の屈曲
振動の共振周波数fB1,wとを十分近接させてあるため、
(a)の矢印で示すような縦振動を発生させると圧電セ
ラミックス板52の幅が変化し、その結果(c)の破線
で示すような屈曲振動が強制的に発生させられる。この
時、圧電セラミックス板52が長手方向に伸縮する一
方、弾性平板51には圧電的効果がないので、長手方向
の屈曲振動も発生する。
【0006】図3は多重モード振動子の振動モードを示
す図である。図の(a)は長手方向の縦振動の変位を、
(b)は長手方向の屈曲振動の変位を、(c)は弾性平
板の屈曲振動モードを、(d)は幅方向の屈曲振動の変
位を示している。図において、ξL1,lは長さ方向の縦振
動の変位、ξB1,lは長さ方向の屈曲振動の変位、ξB1,w
は幅方向の屈曲振動の変位を示している。ここで、L
1,B1はそれぞれ縦振動及び屈曲振動の1次固有共振
モードを意味している。(c)の(+),(−)の記号
は、弾性平板51の屈曲振動モードにおける変位の方向
を示す。
【0007】図4は紙送り用超音波モータの説明図であ
る。図の(a)は紙送り用超音波モータの平面を、
(b)は正面を、(c)は縦振動と屈曲振動の変位の関
係を示している。図に示すように、圧接面における屈曲
振動の変位uB と縦振動の変位uL が直交し、かつ同期
するようになっている。ローラ56と多重モード振動子
50の間に紙57を挿入すると、紙57は矢印の方向に
移動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の移送用超音波アクチュエータ及び移送装置において
は、多重モード振動子50として長さ方向の縦振動と幅
方向の屈曲振動を利用し、かつ、二つの振動の共振周波
数fL1,l,fB1,wを互いに近接するように設定されてい
るが、共通の振動の節を有していない。したがって、振
動を吸収するような材料、例えばゴム板などによって多
重モード振動子50を支持する必要があり、安定した状
態を得ることができない。
【0009】また、振動モードが縦振動と屈曲振動で異
なるため、それぞれの共振周波数f L1,l,fB1,wを近接
させることは困難である。さらに、共通の振動の節を有
しない二つの振動を、同じ弾性平板51内において発生
させるようにしているため、それぞれの振動が不安定と
なってしまう。本発明は、従来の移送用超音波アクチュ
エータ及び移送装置の問題点を解決して、多重モード振
動子を安定した状態で支持することができ、異なる振動
モードの共振周波数を一致又は近接させる必要がなく、
かつ、安定した振動モードを得ることができる移送用超
音波アクチュエータ及び移送装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の移
送用超音波アクチュエータにおいては、弾性体によって
成形された第1アーム、該第1アームと一体的に成形さ
れて直角に延びる第2アーム及び該第2アームの端部に
一体的に突出して成形された副振動子を有している。
【0011】励振時に、上記第1アームは1次の長さ方
向捩じり振動を発生し、第2アームは2次の長さ方向撓
み振動を発生し、副振動子は上記第2アームとの結合部
に振動の節を形成して1次の長さ方向撓み振動を発生す
る。上記第1アームの端部は支持手段によって支持さ
れ、上記第1アーム及び第2アームを含む平面に平行な
第2アームの表面に圧電素子が設けられる。
【0012】そして、上記第2アームの長さは第1アー
ムの長さ以上とし、上記第2アームの断面積は副振動子
の断面積より大きくしてある。上記構成の移送用超音波
アクチュエータを移送装置に適用した場合、上記副振動
子と被移送物の接触点が、上記副振動子が振動する方向
の線上からずらした位置に置かれる。
【0013】また、上記副振動子の表面に接触して回転
自在に駆動ローラが配設され、該駆動ローラの中心点
が、上記副振動子が振動する方向の線上からずらした位
置に置かれる。さらに、上記第1アームの支持手段に被
移送物を載置する被移送物支持体が固定され、副振動子
が支持体によって支持され、上記副振動子の振動方向が
鉛直方向から傾斜させられる。
【0014】
【作用】本発明によれば、上記のように、弾性体によっ
て成形された第1アーム、該第1アームと一体的に成形
されて直角に延びる第2アーム及び該第2アームの端部
に一体的に突出して成形された副振動子を有しており、
上記第1アーム及び第2アームを含む平面に平行な第2
アームの表面に圧電素子が設けられる。
【0015】したがって、該圧電素子に電圧を印加して
上記第1アームを励振させると、1次の長さ方向捩じり
振動が発生する。また、第2アームを励振させると2次
の長さ方向撓み振動を発生し、副振動子を励振させると
上記第2アームとの結合部に振動の節を形成して1次の
長さ方向撓み振動を発生する。すなわち、上記第1アー
ムには撓み振動が発生しないので、第1アームの端部を
支持する支持手段が第2アームに発生する振動に影響を
与えることはない。
【0016】また、上記第2アームの長さは第1アーム
の長さ以上とし、上記第2アームの断面積は副振動子の
断面積より大きくしてあるので、上記第2アームに発生
した振動が副振動子に伝えられ、振幅を拡大する。上記
構成の移送用超音波アクチュエータを移送装置に適用し
た場合、上記副振動子と被移送物の接触点が、上記副振
動子が振動する方向の線上からずらした位置に置かれ
る。このようにして、上記圧電素子に電圧を印加して上
記副振動子を励振させると、副振動子に接触する被移送
物が上記振動によって移送される。
【0017】また、上記副振動子の表面に接触して回転
自在に駆動ローラを配設し、該駆動ローラの中心点を、
上記副振動子が振動する方向の線上からずらした位置に
置くと、上記副振動子の励振に伴い副振動子に接触する
駆動ローラが回転する。そして、被移送物を載置する被
移送物支持体を上記第1アームの支持手段に固定し、上
記副振動子を支持体によって支持し、上記副振動子の振
動方向を鉛直方向から傾斜させると、副振動子の励振に
伴い被移送物支持体上の被移送物が移送される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の移送用超音波ア
クチュエータの駆動部に使用される振動子の斜視図であ
る。図において、30はL字型弾性体から成る振動子、
1は第1アーム、2は第1アーム1に直角に延びる第2
アーム、3は副振動子、4は第2アーム2に接続される
固定フランジ、5は固定穴である。上記第1アーム1、
第2アーム2、副振動子3は、弾性体によって、一体的
に成形されている。また、両アーム1,2が角柱体形状
であるのに対して、副振動子3は円柱体形状としてあ
る。両アーム1,2を角柱体形状としているのは、駆動
素子として使用される圧電素子を振動子30に接着し、
固定しやすくするためであり、また副振動子3を円柱体
形状としているのは、移送用超音波アクチュエータとし
ての出力を得るためである。
【0019】図5は振動子の各寸法の説明図である。図
の(a)は平面図(X−Y平面図)であり、(b)は正
面図(Y−Z平面図)を示している。図において、1は
第1アーム、2は第2アーム、3は副振動子、4は固定
フランジ、5は固定穴、30は振動子である。また、a
1 は第1アーム1のX軸方向の幅、a2 は第2アーム2
のY軸方向の幅、b1 は第1アーム1のZ軸方向の幅、
2 は第2アーム2のZ軸方向の幅、L1 は第1アーム
1の長さ、L2 は第2アーム2の長さ、L3は副振動子
3の長さ、Rは副振動子3の直径である。振動子30の
各部分の値(a1 ,a2 ,b1 ,b2 ,L1 ,L2 ,L
3 ,R)は後述する振動モードで励振することができる
ように設定される。そして、第1アーム1の長さL1
第2アーム2の長さL2 は L2 ≧L1 とし、第2アーム2の断面積をS2 、副振動子3のY−
Z平面の断面積をSとしたとき、 S2 >S とする。これは、振動子30の第2アーム2に圧電素子
を接着させるようになっていて、この接着させる部分の
面積と圧電素子の出力が関係することによって設定され
る条件であるとともに、第2アーム2が有する振動エネ
ルギに対して副振動子3が負荷にならず、しかも第2ア
ーム2の振動変位を拡大させるために設定される条件で
ある。
【0020】なお、第1アーム1の長さL1 と第2アー
ム2の長さL2 の寸法比を1:2とし、第1アーム1の
X軸方向の幅a1 と第2アーム2のY軸方向の幅a2
寸法比を1:3とし、第1アーム1のZ軸方向の幅b1
と第2アーム2のZ軸方向の幅b2 の寸法比を1:1と
し、かつ、第2アーム2のY−Z平面内の断面の形状を
正方形とすると、20〜40kHZ の範囲の共振周波数
で励振させることができ、振動子30としての駆動効率
がよくなる。
【0021】副振動子3の円柱表面は、第1アーム1及
び第2アーム2と同じ処理を施すが、移送用超音波アク
チュエータの駆動方式を考慮して、耐摩耗材を接着又は
蒸着によって表面に設けるとよい。次に、上記構成の振
動子30から成るL字型の振動子ユニットについて説明
する。
【0022】図6はL字型の振動子ユニットの構成図で
ある。図の(a)は正面図(Y−Z平面図)、(b)は
底面図(X−Y平面図)、(c)は右側面図(Z−X平
面図)である。図において、31は振動子ユニット、1
は第1アーム、2は第2アーム、3は副振動子、4は固
定フランジ、5は固定穴、6は取付ボルト、7は取付台
座、8は取付フランジ、9は出力ピックアップ用及び振
動励振用の圧電素子、10は振動励振用の圧電素子であ
る。
【0023】上記圧電素子9は、振動子30の共振点を
追従させて形成するるための振動を検出するセンサ素子
として使用する時と、振動子30を所定の振動モードに
励振するための駆動素子として使用する時とで電気的に
切り換えることができるようにしてある。また、圧電素
子10は、常時振動子30を所定の振動モードに励振す
るための駆動素子して使用する。
【0024】図7は振動子ユニットを制御するための駆
動制御回路のブロック図である。図において、11は発
振器、12は電力増幅器、13は信号切換器、14は制
御器である。端子t1 は図6の圧電素子9に、端子t2
は圧電素子10に接続される。また、aは端子t1 から
のピックアップ電圧を入力する端子、bは切換器13を
制御する信号を制御器14から出力する端子、cは発振
器11の出力電圧を制御する信号を制御器14から出力
する端子、dは発振器11の出力周波数を制御する信号
を制御器14から出力する端子である。
【0025】上記実施例においては、図1に示す振動子
30に圧電素子9,10を接着して振動子ユニット31
を形成しているが、圧電素子単体を図1のようなL字型
形状となるように形成し、分極した電極を施してもよ
い。次に、本発明の移送用超音波アクチュエータにおけ
る振動子30の振動モードについて説明する。
【0026】図8は本発明の移送用超音波アクチュエー
タにおける振動子の振動モードを示す図である。図にお
いて、1は第1アーム、2は第2アーム、3は副振動
子、2′,2″は励振された第2アーム2の状態、
3′,3″は励振された副振動子3の状態を示す。
【0027】aは振動子30の固定端で、図6の固定フ
ランジ4と第1アーム1の連結部である。bは第1アー
ム1と第2アーム2の交点、cは第2アーム2のX方向
に生ずる長さ方向撓み振動の振動の節、dは第2アーム
2と副振動子3の結合部である。この実施例の場合、第
2アーム2の2次の長さ方向撓み振動モードと副振動子
3の1次の長さ方向撓み振動モードが連続するため、上
記結合部dに振動の節が形成される。
【0028】実線は無振動時のモード形態を、破線は
(T/4)×n時(T:周期,n=1,2,…)のモー
ド形態を、一点鎖線は(3T/4)×n時(T:周期,
n=1,2,…)のモード形態を示している。また、座
標の原点Oは励振されて原点O′又は原点O″で示す位
置へ移動する。このように、第1アーム1ではY方向に
1次の長さ方向捩じり振動が発生し、第2アーム2と副
振動子3の長さ方向には第2アーム2に振動の節cを、
第2アーム2と副振動子3との結合部dに振動の節を形
成する2次の長さ方向撓み振動モードが発生する。した
がって、固定端aは振動子30の先端すなわち原点Oの
振幅に影響を与えない。また、第2アーム2と副振動子
3の結合部dと振動の節を一致させてあるので、第2ア
ーム2に接着固定された圧電素子9,10によって励振
される振動の振幅は、上記結合部dをてこの原理の支点
として拡大される。
【0029】上記構成の振動子30においては、異種の
振動モードを同一の弾性体の内部に共存させるようにな
っていないので、安定した振動モードを得ることができ
る。そして、1次の長さ方向捩じり振動を励振させる第
1アーム1の共振周波数f1 と、2次の長さ方向撓み振
動を励振させる第2アーム2と副振動子3の共振周波数
2 とが、同一又は十分近接した値になるように振動子
30の形状が設計されるため、互いに干渉する異種の振
動モードの共振周波数を一致させたり十分近接させる必
要がない。
【0030】ここで、本発明の移送用超音波アクチュエ
ータの振動子30における先端、つまり図8の原点O,
O′,O″に生ずる振動の振幅は、上記圧電素子9,1
0に印加する電圧によって線形的に制御することができ
る。これは、圧電素子9,10における電圧と変位の関
係を利用している。また、上記振幅は本発明の移送用超
音波アクチュエータの移送力と移送速度を決定する要素
となる。すなわち、移送力と移送速度は、圧電素子9,
10への印加電圧によって線型的に制御することができ
る。
【0031】次に、本発明の移送用超音波アクチュエー
タの駆動原理について説明する。図9は本発明の移送用
超音波アクチュエータにおいて移送力を発生させるメカ
ニズムの原理図である。図において、1は第1アーム、
2は第2アーム、3は副振動子、6は取付ボルト、7は
取付台座、8は取付フランジ、9は出力ピックアップ用
及び振動励振用の圧電素子、16は被移送回転体であ
る。また、θは副振動子3の中心点、すなわち原点Oに
振動が生ずる方向(Z方向)と被移送回転体16の接触
点Qとの成す接触角度、uZ は振動変位、UZは振幅で
あり、 uZ =UZ ・sinωt で表される。上記振動変位uZ は図のZ軸上の点線部分
で示される。ωは発振器11(図7)から入力される振
動子30の共振周波数、f(t)は接触点Qに発生する
振動力、Pは副振動子3から被移送回転体16に対する
押付力であり、 P=f(t)・cosθ で表される。また、Fは移送力、μは被移送回転体16
と副振動子3の間の摩擦係数、OR は被移送回転体16
の中心点である。
【0032】このように、本発明の移送用超音波アクチ
ュエータにおいて、振動子ユニット31の第1アーム
1、第2アーム2及び副振動子3を振動させ、振動変位
Z で副振動子3を振動させる。この時、被移送回転体
16の中心点OR は、副振動子3が振動する方向すなわ
ちZ軸からずらしてあり、Z軸に対して接触角度θで副
振動子3に接触させてあるため、該副振動子3の円柱表
面上の接触点Qに振動力f(t)が発生し、その結果、
被移送回転体16の中心点OR の方向に押付力Pが生ず
る。
【0033】ここで、上記副振動子3と被移送回転体1
6の間の摩擦係数はμであるから、上記押付力Pによっ
て接触点Qを通る接線方向、つまり移送方向に摩擦力す
なわち移送力Fが発生する。そして、振動変位uZ がZ
軸の正方向とすると、上記移送力Fは図9に示す方向に
発生する。つまり、被移送回転体16の移送力Fは F=μ・P で示される。該移送力Fは、中心点OR を中心として、
被移送回転体16を矢印C方向に回転させる回転力とな
る。
【0034】次に、上記振動変位uZ がZ軸の負方向に
なると、副振動子3は被移送回転体16と接触しなくな
り、移送力Fは生じない。したがって、被移送回転体1
6は回転しない。なおこの場合、被移送回転体16の中
心点OR の位置は固定されている。図10は副振動子と
被移送回転体の接触点の振動軌跡図である。この場合
も、被移送回転体16の中心点OR の位置は固定されて
いる。
【0035】図において、3は副振動子、16は被移送
回転体、OR は被移送回転体16の中心点、θは接触角
度であり、原点Oは副振動子3の振動中心となる。仮
に、被移送回転体16が無い場合、接触点Qは破線で示
す振動軌跡線(Q−D0 −Q−E0 −Q)を描いて移動
する。しかし、実際は被移送回転体16が接触角度θで
副振動子3に接触しているので、接触点Qは実線で示す
振動軌跡線(Q−D1 −E1 −Q)を描いて移動するこ
とになる。
【0036】したがって、被移送回転体16は、副振動
子3と接触するQ−D1 の区間で図9で示す移送力Fを
受けて矢印C方向に回転し、D1−E1 −Qの区間にお
いては副振動子3とは接触しないため、同じ矢印C方向
に回転し続ける。そして、上記振動軌跡線(Q−D1
1 −Q)の振動を繰り返すことによって回転は続く。
【0037】ところで、図9及び図10は、副振動子3
の座標系(Y−Z平面,原点O)において副振動子3の
中心点をZ軸方向に振動させ、被移送回転体16を第2
象限内で副振動子3に接触させた場合について説明して
いるが、被移送回転体16を他の象限に置くこともでき
る。図11は被移送回転体の位置と回転方向の関係図で
ある。
【0038】副振動子3の中心点を原点Oとし、座標系
における第1象限から第4象限までの各象限内に被移送
回転体16(16a〜16d)を位置させ、上記副振動
子3と接触させ、副振動子3をZ方向に振動させる。図
においては、説明上全象限に各被移送回転体16a〜1
6dを配置しているが、実際も移送用超音波アクチュエ
ータの駆動能力の範囲内であれば、図に示すように配置
することが可能である。
【0039】O1 〜O4 は各被移送回転体16a〜16
dの中心点、θ11〜θ14は接触角度、Q11〜Q14は接触
点、C1 〜C4 は回転方向である。副振動子3の振動方
向をZ方向とする座標系の各象限ごとに、各被移送回転
体16a〜16dの回転方向C1 〜C4 が定まることが
分かる。ところで、上記実施例においては、被移送回転
体16(16a〜16d)の中心点OR (O1 〜O4
の位置が固定されている場合について説明している。し
かしながら、移送用超音波アクチュエータが使用する振
動領域が超音波振動領域であることと、被移送回転体1
6に作用する移送力Fが振動子30が有する振動力より
も小さいことの二つの条件が満たされる場合には、中心
点の位置を固定させることなく、同様の駆動原理で被移
送回転体16を跳躍させて回転させることができる。
【0040】したがって、被移送回転体16でなくて
も、枚葉紙やカードなどの平面状の被移送物を振動方向
から接触角度θで副振動子3に接触させると、接触点に
移送力Fを発生させることができる。図12は平板状の
被移送物の位置と移送方向の関係図である。図におい
て、3は副振動子、17a〜17dは平面状の被移送
物、θ21〜θ24は接触角度、Q21〜Q24は接触点であ
る。上記被移送物17a〜17dを副振動子3に対して
第1〜第4象限で接触させた場合、被移送物17a〜1
7dの移送方向はG1 〜G4 となる。
【0041】続いて、上記構成の移送用超音波アクチュ
エータを利用した移送装置について説明する。この場
合、振動子30の振動方向と被移送物の接触点Qとの成
す接触角度θは30°としている。図13は本発明の移
送用超音波アクチュエータの振動子を直接被移送物に接
触させて移送させる移送装置を示す図である。
【0042】図において、1は第1アーム、2は第2ア
ーム、3は副振動子、6は取付ボルト、7は取付台座、
8は取付フランジ、9は出力ピックアップ用及び振動励
振用の圧電素子、18は補助ローラ、19は軸受け、2
0は移送用レール、21は枚葉紙やカードなどの被移送
物である。基本的には、振動子ユニット31と補助ロー
ラ18によって構成され、被移送物21は副振動子3と
補助ローラ18の間に挟まれて、矢印Jの方向へ移送さ
れる。そして、振動子30は圧電素子9,10(図6参
照)によって、Z軸方向に振動し、補助ローラ18は、
Z軸方向と接触角度θで接触し、矢印M方向に回転す
る。
【0043】次に、副振動子3と補助ローラ18の間に
被移送回転体16として駆動ローラを設置し、該駆動ロ
ーラと補助ローラ18の間に被移送物21を挟んで移送
する移送装置について説明する。図14は被移送回転体
を使用した移送装置の第1の実施例を示す図、図15は
被移送回転体を使用した移送装置の第2の実施例を示す
図である。
【0044】図において、1は第1アーム、2は第2ア
ーム、3は副振動子、6は取付ボルト、7は取付台座、
8は取付フランジ、9は出力ピックアップ用及び振動励
振用の圧電素子、18は補助ローラ、19は補助ローラ
18の軸受、20は移送用レール、21は被移送物、2
2は駆動ローラ、23は該駆動ローラ22の軸受であ
る。そして、振動子30の振動はZ軸方向に発生し、駆
動ローラ22は、Z軸方向と接触角度θで振動子30に
接触する。矢印Jは被移送物21の移送方向、矢印M1
は補助ローラ18の、矢印M2 は駆動ローラ22の回転
方向である。
【0045】次に、駆動ローラ22の回転方向を二つの
振動子によって制御することができるようにした移送装
置について説明する。図16は二つの振動子を使用した
移送装置の第1の実施例を示す図、図17は二つの振動
子を使用した移送装置の第2の実施例を示す図である。
図において、31a,31bは振動子ユニット、1a,
1bは第1アーム、2a,2bは第2アーム、3a,3
bは副振動子、6a,6bは取付ボルト、7a,7bは
取付台座、8a,8bは取付フランジ、9a,9bは出
力ピックアップ用及び振動励振用の圧電素子、18は補
助ローラ、19,23は軸受、20は移送用レール、2
1は被移送物、22は駆動ローラである。
【0046】上記構成の移送装置において、振動子ユニ
ット31aを駆動すると副振動子3aがZ1 軸方向に振
動し、駆動ローラ22が矢印M2方向に回転するととも
に補助ローラ18が矢印M1 方向に回転して、被移送物
21を矢印J方向に移送する。また、振動子ユニット3
1bを駆動すると副振動子3bがZ2 軸方向に振動し、
駆動ローラ22が矢印N2 方向に回転するとともに補助
ローラ18が矢印N1 方向に回転して、被移送物21を
矢印K方向に移送する。
【0047】また、駆動ローラ22は副振動子3aに対
して接触角度θ1 で、副振動子3bに対して接触角度θ
2 で接触する。次に、テーブル上に置いた被移送物を移
送するための移送装置について説明する。図18は振動
子ユニットを二つ用いたテーブル形の移送装置を示す図
である。
【0048】図において、31a,31bは振動子ユニ
ット、1a,1bは第1アーム、2a,2bは第2アー
ム、3a,3bは副振動子、6a,6bは取付ボルト、
7a,7bは取付台座、8a,8bは取付フランジ、9
a,9bは出力ピックアップ用及び振動励振用の圧電素
子、18は補助ローラ、19は軸受、25は副振動子3
a,3bを支持する振動子ユニット支持体すなわちレー
ル、26は被移送物支持体すなわちテーブルである。
【0049】上記構成の移送装置においては、テーブル
26上に置かれた被移送物を移送する。すなわち、振動
子ユニット31aを駆動すると、テーブル26は矢印J
方向に、振動子ユニット31bを駆動すると矢印K方向
に移動する。該振動子ユニット31aはZ軸方向に振動
し、レール25に対して接触角度θ1で接触し、振動子
ユニット31bはZ2 軸方向に振動し、レール25に対
して接触角度θ2 で接触する。
【0050】上記実施例において、レール25を固定し
てテーブル26上の被移送物を移送させるようにしてい
るが、逆にテーブル26を固定し、レール25上に被移
送物を置いてもよい。なお、本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々変形す
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0051】例えば、本発明の移送用超音波アクチュエ
ータは、その駆動部で振動子ユニット30(図6)を汎
用アクチュエータとして利用することができる。すなわ
ち、図13〜図17の補助ローラ18が出力する回転力
を利用して、回転型モータを構成することができ、ま
た、図18の場合はそのまま直線型モータを構成するこ
とができる。
【0052】そして、図9で示した駆動原理によれば、
振動子ユニット30は振動停止時の摩擦力によるブレー
キ機能と保持機能を有しており、高精度の送りと位置決
めが可能となる。したがって、回転型モータの場合、測
定機器の回転テーブル、レンズの焦点微調整機構、組立
ロボットの関節駆動機構に使用することができ、直線型
モータの場合、磁気ディスクの読取りヘッドの位置決め
機構、プリンタヘッドのキャリッジ駆動機構、X−Yプ
ロッタの二軸方向駆動機構又はペン上下駆動機構に使用
することができる。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、弾性体によって成形された第1アーム、該第1ア
ームと一体的に成形されて直角に延びる第2アーム及び
該第2アームの端部に一体的に突出して成形された副振
動子を有しており、上記第1アーム及び第2アームを含
む平面に平行な第2アームの表面に圧電素子が設けられ
る。
【0054】したがって、上記第1アームには撓み振動
が発生しないので、第1アームの端部を支持する支持手
段が、第2アームに発生する振動に影響を与えることは
なく、安定した移送力を発生させることができる。ま
た、第1アーム、第2アーム、副振動子のいずれにも、
振動モードの異なる2種類以上の振動が発生しないの
で、振動モード間の干渉がなく、安定した振動を得るこ
とができるとともに、異なる振動モード間で共振周波数
を一致又は近接させる必要がなく、振動モードが安定す
る。
【0055】そして、駆動部に圧電素子を使用している
ので、移送用超音波アクチュエータを小型化し軽量化す
ることができる。また、上記第2アームの長さは第1ア
ームの長さ以上とし、上記第2アームの断面積は副振動
子の断面積より大きくしてあるので、上記第2アームに
発生した振動が副振動子に伝えられ、振幅を拡大するこ
とができ、移送速度を早くすることができる。
【0056】そして、第1アーム、第2アーム、副振動
子及び圧電素子によって駆動部をユニット化しているた
め、移送装置の設計が容易となるだけでなく、枚葉紙や
カードなどの被移送物の移送用としてだけでなく、回転
型モータや直線型モータに適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の移送用超音波アクチュエータの駆動部
に使用される振動子の斜視図である。
【図2】縦振動と屈曲振動を利用した多重モード振動子
による紙送り用超音波モータを示す図である。
【図3】多重モード振動子の振動モードを示す図であ
る。
【図4】紙送り用超音波モータの説明図である。
【図5】振動子の各寸法の説明図である。
【図6】L字型の振動子ユニットの構成図である。
【図7】振動子ユニットを制御するための駆動制御回路
のブロック図である。
【図8】本発明の移送用超音波アクチュエータにおける
振動子の振動モードを示す図である。
【図9】本発明の移送用超音波アクチュエータにおいて
移送力を発生させるメカニズムの原理図である。
【図10】副振動子と被移送回転体の接触点の振動軌跡
図である。
【図11】被移送回転体の位置と回転方向の関係図であ
る。
【図12】平板状の被移送物の位置と移送方向の関係図
である。
【図13】本発明の移送用超音波アクチュエータの振動
子を直接被移送物に接触させて移送させる移送装置を示
す図である。
【図14】被移送回転体を使用した移送装置の第1の実
施例を示す図である。
【図15】被移送回転体を使用した移送装置の第2の実
施例を示す図である。
【図16】二つの振動子を使用した移送装置の第1の実
施例を示す図である。
【図17】二つの振動子を使用した移送装置の第2の実
施例を示す図である。
【図18】振動子ユニットを二つ用いたテーブル形の移
送装置を示す図である。
【符号の説明】
1 第1アーム 2 第2アーム 3 副振動子 4 固定フランジ 5 固定穴 30 振動子
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 41/09 H04N 1/00 108Z H04N 1/00 108 H01L 41/08 C

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)弾性体から成り、励振時に1次の
    長さ方向捩じり振動を発生する第1アームと、(b)弾
    性体から成り、上記第1アームと一体的に成形されて直
    角に延び、励振時に2次の長さ方向撓み振動を発生する
    第2アームと、(c)弾性体から成り、上記第2アーム
    の端部に一体的に突出して成形され、励振時に上記第2
    アームとの結合部に振動の節を形成して1次の長さ方向
    撓み振動を発生する副振動子と、(d)上記第1アーム
    の端部を支持する支持手段と、(e)上記第1アーム及
    び第2アームを含む平面に平行な第2アームの表面に設
    けられた圧電素子を有するとともに、(f)上記第2ア
    ームの長さを第1アームの長さ以上とし、(g)上記第
    2アームの断面積を副振動子の断面積より大きくしたこ
    とを特徴とする移送用超音波アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 (a)弾性体から成り、励振時に1次の
    長さ方向捩じり振動を発生する第1アームと、(b)弾
    性体から成り、上記第1アームと一体的に成形されて直
    角に延び、励振時に2次の長さ方向撓み振動を発生する
    第2アームと、(c)弾性体から成り、上記第2アーム
    の端部に一体的に突出して成形され、励振時に上記第2
    アームとの結合部に振動の節を形成して1次の長さ方向
    撓み振動を発生する副振動子と、(d)上記第1アーム
    の端部を支持する支持手段と、(e)上記第1アーム及
    び第2アームを含む平面に平行な第2アームの表面に設
    けられた圧電素子を有するとともに、(f)上記第2ア
    ームの長さを第1アームの長さ以上とし、(g)上記第
    2アームの断面積を副振動子の断面積より大きくし、
    (h)上記副振動子と被移送物の接触点を、上記副振動
    子が振動する方向の線上からずらした位置においたこと
    を特徴とする移送装置。
  3. 【請求項3】 (a)弾性体から成り、励振時に1次の
    長さ方向捩じり振動を発生する第1アームと、(b)弾
    性体から成り、上記第1アームと一体的に成形されて直
    角に延び、励振時に2次の長さ方向撓み振動を発生する
    第2アームと、(c)弾性体から成り、上記第2アーム
    の端部に一体的に突出して成形され、励振時に上記第2
    アームとの結合部に振動の節を形成して1次の長さ方向
    撓み振動を発生する副振動子と、(d)上記第1アーム
    の端部を支持する支持手段と、(e)上記第1アーム及
    び第2アームを含む平面に平行な第2アームの表面に設
    けられた圧電素子と、(f)上記副振動子の表面に接触
    して回転自在に配設される駆動ローラとを有し、(g)
    上記第2アームの長さを第1アームの長さ以上とし、
    (h)上記第2アームの断面積を副振動子の断面積より
    大きくし、(i)上記駆動ローラの中心点を、上記副振
    動子が振動する方向の線上からずらした位置に置いたこ
    とを特徴とする移送装置。
  4. 【請求項4】 (a)弾性体から成り、励振時に1次の
    長さ方向捩じり振動を発生する第1アームと、(b)弾
    性体から成り、上記第1アームと一体的に成形されて直
    角に延び、励振時に2次の長さ方向撓み振動を発生する
    第2アームと、(c)弾性体から成り、上記第2アーム
    の端部に一体的に突出して成形され、励振時に上記第2
    アームとの結合部に振動の節を形成して1次の長さ方向
    撓み振動を発生する副振動子と、(d)上記第1アーム
    の端部を支持する支持手段と、(e)上記第1アーム及
    び第2アームを含む平面に平行な第2アームの表面に設
    けられた圧電素子と、(f)上記第1アームの支持手段
    に固定されるとともに、被移送物を載置する被移送物支
    持体と、(g)上記副振動子を支持する振動子ユニット
    支持体とを有し、(h)上記第2アームの長さを第1ア
    ームの長さ以上とし、(i)上記第2アームの断面積を
    副振動子の断面積より大きくし、(j)上記副振動子の
    振動方向を鉛直方向から傾斜させたことを特徴とする移
    送装置。
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