JP2594961Y2 - 太陽電池モジュール - Google Patents
太陽電池モジュールInfo
- Publication number
- JP2594961Y2 JP2594961Y2 JP1993049539U JP4953993U JP2594961Y2 JP 2594961 Y2 JP2594961 Y2 JP 2594961Y2 JP 1993049539 U JP1993049539 U JP 1993049539U JP 4953993 U JP4953993 U JP 4953993U JP 2594961 Y2 JP2594961 Y2 JP 2594961Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- cell
- transparent body
- solar
- sealing material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、太陽電池セルとセル保
護用透明体とを接合した構造の太陽電池モジュールに関
し、更に詳しく述べると、周辺部分のみでシール材を介
して接合一体化することにより、太陽電池セルとセル保
護用透明体の間にマイクロエアスペースを形成した太陽
電池モジュールに関するものである。
護用透明体とを接合した構造の太陽電池モジュールに関
し、更に詳しく述べると、周辺部分のみでシール材を介
して接合一体化することにより、太陽電池セルとセル保
護用透明体の間にマイクロエアスペースを形成した太陽
電池モジュールに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】太陽電池セルは、光エネルギーを電気エ
ネルギーに変換する素子であり、それには、板状の結晶
シリコンからなるタイプと、ガラス等の透光性基板にア
モルファスシリコンをコーティングしたタイプがある。
このような太陽電池セルを屋外で長期的に使用する場合
には、その劣化を防止するためにカバーガラス等のセル
保護用透明体で保護することが必要である。そこで、太
陽電池セルをセル保護用透明体に接合一体化した太陽電
池モジュールが開発されている。
ネルギーに変換する素子であり、それには、板状の結晶
シリコンからなるタイプと、ガラス等の透光性基板にア
モルファスシリコンをコーティングしたタイプがある。
このような太陽電池セルを屋外で長期的に使用する場合
には、その劣化を防止するためにカバーガラス等のセル
保護用透明体で保護することが必要である。そこで、太
陽電池セルをセル保護用透明体に接合一体化した太陽電
池モジュールが開発されている。
【０００３】従来のこの種の太陽電池モジュールの一例
を図３に示す。太陽電池セル１０をセル保護用透明体
（カバーガラス）１２に接合する際に、従来技術では、
太陽電池セル１０の全面をポリビニルブチラール（ＰＶ
Ｂ）等の透明接着膜１４に埋設した状態で貼り付ける。
この場合、ＰＶＢは吸水性があるため、セル保護用透明
体１２とは反対側の面を透水性の無いフッ素系樹脂フィ
ルム１６で覆う。そして端面に枠体１８を装着する。
を図３に示す。太陽電池セル１０をセル保護用透明体
（カバーガラス）１２に接合する際に、従来技術では、
太陽電池セル１０の全面をポリビニルブチラール（ＰＶ
Ｂ）等の透明接着膜１４に埋設した状態で貼り付ける。
この場合、ＰＶＢは吸水性があるため、セル保護用透明
体１２とは反対側の面を透水性の無いフッ素系樹脂フィ
ルム１６で覆う。そして端面に枠体１８を装着する。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記の構成では、太陽
電池セルとセル保護用透明体とをＰＶＢで全面接着する
こと、太陽電池セルはＰＶＢ中に埋設された状態で保持
されること、及びフッ素系樹脂フィルムを使用すること
等のため、材料コストや加工コストが高くなる欠点があ
った。
電池セルとセル保護用透明体とをＰＶＢで全面接着する
こと、太陽電池セルはＰＶＢ中に埋設された状態で保持
されること、及びフッ素系樹脂フィルムを使用すること
等のため、材料コストや加工コストが高くなる欠点があ
った。
【０００５】本考案の目的は、上記のような従来技術の
欠点を解消し、太陽電池セルの衝撃破損を防止でき、か
つエネルギー変換効率低下が生じないような太陽電池モ
ジュールを提供することである。
欠点を解消し、太陽電池セルの衝撃破損を防止でき、か
つエネルギー変換効率低下が生じないような太陽電池モ
ジュールを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、太陽電池セル
とセル保護用透明体とを接合した構造の太陽電池モジュ
ールである。上記の目的を達成するため、本考案は、図
１に示すように、太陽電池セル２０のセル保護用透明体
２２との対向部の周縁のみにシール材２４を配置し、該
シール材２４を介して両者を接合一体化することによ
り、太陽電池セル２０とセル保護用透明体２２の間隙の
シール材２４で囲まれた部分にマイクロエアスペース２
６を形成した構成となっている。
とセル保護用透明体とを接合した構造の太陽電池モジュ
ールである。上記の目的を達成するため、本考案は、図
１に示すように、太陽電池セル２０のセル保護用透明体
２２との対向部の周縁のみにシール材２４を配置し、該
シール材２４を介して両者を接合一体化することによ
り、太陽電池セル２０とセル保護用透明体２２の間隙の
シール材２４で囲まれた部分にマイクロエアスペース２
６を形成した構成となっている。
【０００７】ここで太陽電池セル２０とセル保護用透明
体２２の間隙（マイクロエアスペース）寸法は、０．２
〜６mmとする。また太陽電池セル２０のセル保護用透明
体対向面と反対側の面には防水コーティングを施すのが
好ましい。
体２２の間隙（マイクロエアスペース）寸法は、０．２
〜６mmとする。また太陽電池セル２０のセル保護用透明
体対向面と反対側の面には防水コーティングを施すのが
好ましい。
【０００８】
【作用】太陽電池セルは、シール材によって間隙をおい
てセル保護用透明体に接合されており、両者の間にはマ
イクロエアスペースが形成されている。このマイクロエ
アスペースは、太陽電池セルが衝撃を受けても破損し難
くする機能を果たす。また太陽電池セルの周縁のみに介
在するシール材も、衝撃を緩和するように作用する。マ
イクロエアスペースは、シール材による密閉空間であ
り、異物の侵入・付着を防ぐ。またシール材による僅か
な隙間としたことで、内面の結露を防止しており、光の
透過が妨げられる虞はない。
てセル保護用透明体に接合されており、両者の間にはマ
イクロエアスペースが形成されている。このマイクロエ
アスペースは、太陽電池セルが衝撃を受けても破損し難
くする機能を果たす。また太陽電池セルの周縁のみに介
在するシール材も、衝撃を緩和するように作用する。マ
イクロエアスペースは、シール材による密閉空間であ
り、異物の侵入・付着を防ぐ。またシール材による僅か
な隙間としたことで、内面の結露を防止しており、光の
透過が妨げられる虞はない。
【０００９】
【実施例】図２は本考案に係る太陽電池モジュールの一
実施例を示す説明図である。太陽電池セル３０の強化ガ
ラス３２との対向部の周縁のみにシール材３４を配置
し、該シール材３４を介して両者を接合一体化する。こ
こでは、セル保護用透明体である大きな強化ガラス３２
に対して、複数の太陽電池セル３０を並設する構成であ
る。太陽電池セル３０は、例えば縦横１０cm×１０cm、
厚さ１．５mmといった寸法である。各太陽電池セル３０
のガラス対向面の周縁のみにシール材３４を設ける。シ
ール材３４には、例えばブチルゴム系のシール材などを
用いる。そして強化ガラス３２に接合し一体化する。こ
れによって、各太陽電池セル３０と強化ガラス３２の間
隙のシール材３４で囲まれた部分に密閉されたマイクロ
エアスペース３６が形成される。シール材３４は、スペ
ーサの機能を果たすとともに、湿気の侵入を防止し、異
物などが太陽電池セル３０の表面に付着しないようにシ
ールする機能を果たす。
実施例を示す説明図である。太陽電池セル３０の強化ガ
ラス３２との対向部の周縁のみにシール材３４を配置
し、該シール材３４を介して両者を接合一体化する。こ
こでは、セル保護用透明体である大きな強化ガラス３２
に対して、複数の太陽電池セル３０を並設する構成であ
る。太陽電池セル３０は、例えば縦横１０cm×１０cm、
厚さ１．５mmといった寸法である。各太陽電池セル３０
のガラス対向面の周縁のみにシール材３４を設ける。シ
ール材３４には、例えばブチルゴム系のシール材などを
用いる。そして強化ガラス３２に接合し一体化する。こ
れによって、各太陽電池セル３０と強化ガラス３２の間
隙のシール材３４で囲まれた部分に密閉されたマイクロ
エアスペース３６が形成される。シール材３４は、スペ
ーサの機能を果たすとともに、湿気の侵入を防止し、異
物などが太陽電池セル３０の表面に付着しないようにシ
ールする機能を果たす。
【００１０】ここで太陽電池セル３０と強化ガラス３２
との間隙（マイクロエアスペース）寸法は、０．２〜６
mm程度とする。６mmを超えると、内部で結露が生じる虞
があるからである。また太陽電池セル３０の強化ガラス
対向面と反対側の面（裏面）には防水コーティング３８
を施し、裏面を保護する。強化ガラス３２は、その側面
で枠体４０によって保持され、屋外の適当な設置場所に
取り付ける。
との間隙（マイクロエアスペース）寸法は、０．２〜６
mm程度とする。６mmを超えると、内部で結露が生じる虞
があるからである。また太陽電池セル３０の強化ガラス
対向面と反対側の面（裏面）には防水コーティング３８
を施し、裏面を保護する。強化ガラス３２は、その側面
で枠体４０によって保持され、屋外の適当な設置場所に
取り付ける。
【００１１】以上、本考案の一実施例について詳述した
が、本考案はこのような構成のみに限定されるものでは
ない。通常、密閉されているマイクロエアスペース内は
空気であるが、アルゴンガス等の不活性ガスを封入する
構成としてもよい。このような構成とすると、太陽電池
セルの劣化がより一層防止され、安定な品質が保持され
るため好ましい。またセル保護用透明体に強化ガラスを
使用したが、太陽光線を効率良く透過でき、且つ耐候性
があって太陽電池セルを保護しうるものであれば、材質
は任意である。硬質プラスチック板などでもよい。セル
保護用透明体に対する太陽電池セルの配列個数や配列状
態なども、使用状況に応じて適宜変更しうる。
が、本考案はこのような構成のみに限定されるものでは
ない。通常、密閉されているマイクロエアスペース内は
空気であるが、アルゴンガス等の不活性ガスを封入する
構成としてもよい。このような構成とすると、太陽電池
セルの劣化がより一層防止され、安定な品質が保持され
るため好ましい。またセル保護用透明体に強化ガラスを
使用したが、太陽光線を効率良く透過でき、且つ耐候性
があって太陽電池セルを保護しうるものであれば、材質
は任意である。硬質プラスチック板などでもよい。セル
保護用透明体に対する太陽電池セルの配列個数や配列状
態なども、使用状況に応じて適宜変更しうる。
【００１２】
【考案の効果】本考案は上記のように、太陽電池セルの
周縁のみにシール材を設けてセル保護用透明体に接合し
たので、全面接着ではなく、ＰＶＢ等も使用しないた
め、材料コスト並びに加工コストが低減する。太陽電池
セルは間隙（マイクロエアスペース）を介してセル保護
用透明体に接合され、且つ間にシール材が存在するた
め、衝撃が緩和され、破損し難くなる。マイクロエアス
ペースは僅かな厚みであるため、結露などの不都合は生
じない。シール材によって内部は密閉空間となるため
に、太陽電池セル表面は防湿され、且つ異物の付着など
も生じない。
周縁のみにシール材を設けてセル保護用透明体に接合し
たので、全面接着ではなく、ＰＶＢ等も使用しないた
め、材料コスト並びに加工コストが低減する。太陽電池
セルは間隙（マイクロエアスペース）を介してセル保護
用透明体に接合され、且つ間にシール材が存在するた
め、衝撃が緩和され、破損し難くなる。マイクロエアス
ペースは僅かな厚みであるため、結露などの不都合は生
じない。シール材によって内部は密閉空間となるため
に、太陽電池セル表面は防湿され、且つ異物の付着など
も生じない。
【図１】本考案に係る太陽電池モジュールの基本構成
図。
図。
【図２】本考案に係る太陽電池モジュールの一実施例を
示す説明図。
示す説明図。
【図３】従来技術の説明図。
【符号の説明】 ２０，３０ 太陽電池セル ２２，３２ セル保護用透明体 ２４，３４ シール材 ２６，３６ マイクロエアスペース
Claims (3)
- 【請求項１】 太陽電池セルとセル保護用透明体とを接
合した太陽電池モジュールにおいて、太陽電池セルのセ
ル保護用透明体との対向部の周縁のみにシール材を配置
し、該シール材を介して両者を接合一体化することによ
り、太陽電池セルとセル保護用透明体の間隙のシール材
で囲まれた部分にマイクロエアスペースを形成したこと
を特徴とする太陽電池モジュール。 - 【請求項２】 太陽電池セルとセル保護用透明体の間隙
が０．２〜６mmである請求項１記載の太陽電池モジュー
ル。 - 【請求項３】 太陽電池セルの、セル保護用透明体対向
面とは反対側の面に防水コーティングを施した請求項１
又は２記載の太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993049539U JP2594961Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993049539U JP2594961Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 太陽電池モジュール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0714661U JPH0714661U (ja) | 1995-03-10 |
| JP2594961Y2 true JP2594961Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=12833995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993049539U Expired - Lifetime JP2594961Y2 (ja) | 1993-08-19 | 1993-08-19 | 太陽電池モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2594961Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-19 JP JP1993049539U patent/JP2594961Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0714661U (ja) | 1995-03-10 |
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