JP2594940Y2 - 内袋同時開封カートン - Google Patents

内袋同時開封カートン

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JP2594940Y2
JP2594940Y2 JP1991076255U JP7625591U JP2594940Y2 JP 2594940 Y2 JP2594940 Y2 JP 2594940Y2 JP 1991076255 U JP1991076255 U JP 1991076255U JP 7625591 U JP7625591 U JP 7625591U JP 2594940 Y2 JP2594940 Y2 JP 2594940Y2
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JP
Japan
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inner bag
end piece
outer box
carton
seal portion
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JP1991076255U
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English (en)
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JPH0519162U (ja
Inventor
拓 古田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は外箱の内部に内袋が収納
された所謂バックインボックス式のカートンに係り、特
に内袋と外箱とを同時にかつスムーズに開封することが
出来るカートンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来も、例えば実公昭58−49958
号公報、或は特公昭62−58976号公報等に示す如
く、この種の内袋同時開封カートンに関しては、種々の
構造のものが開発され実用化されている。
【0003】上述の2件は、いずれも一軸延伸プラスチ
ックフイルム製の封筒貼りした内袋を外箱の内方に収納
し、かつ外箱の一部に引裂部を穿設し、更にこの引裂部
の裏側に内袋の壁面を一体的に貼着した構造であり、外
箱の引裂部を引き裂く際に、この引裂部に貼着された内
袋を同時に引き裂いて開封するようにしたカートンに関
するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然るに、前述の従来の
カートンでは封筒貼りの内袋が用いられるので、内袋の
背シール部の貼着が充分でない問題があった。即ち、従
来の封筒貼りの場合には背シール部に於てフイルムの表
側と裏側とが相互に接合されること、及びこのシール部
のみをウエルダー等の接着装置で直接に表裏面から挾持
しながら熱溶着することが困難である等の理由で、背シ
ール部の貼着が充分でない問題があった。
【0005】また、前述の従来の場合は外箱の引裂部を
引き裂く際に、その引裂部の裏側に貼着された内袋の一
部も同時に引裂くようにしていたが、この引裂部と内袋
との接着が強固でない場合には、外箱のみが引裂かれ
て、内袋が開封されない事故が時々発生する問題点があ
った。特に、外箱は紙製であるのに対し、内袋は主とし
てプラスチックフイルムを使用するので、比較的両者の
接合が充分でなく、従って前述の問題が発生し易い欠点
があった。
【0006】本考案に係るカートンは、前述の従来の問
題点に鑑み開発された技術であって、特に内袋のシール
部を合掌貼りにし、かつ合掌貼りされたシール部の先端
の一方の余端片を他方の余端片より短く形成し、更に外
箱の一部に該内袋の一方の余端片を露出することが出来
る引裂ジッパーを穿設すると共に、この引裂ジッパーに
隣接して切取ミシン線を穿設して構成した全く新しいカ
ートンを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係るカートン
は、前述の従来の問題点を根本的に改善した全く新しい
技術であって、その要旨は引裂ジッパーとこの引裂ジッ
パーに隣接して設けられた切取ミシン線を有する外箱の
中に、背シール部で合掌貼りされた内袋を収納してなる
カートンに於いて、前記内袋の背シール部の先端には短
い余端片と長い余端片とが連設されると共に、該短い余
端片が外側に来るように両者が折り重ねられており、か
つ前記短い余端片が外箱の引裂ジッパーの裏側に位置す
るように組立構成されていることを特徴とした内袋同時
開封カートンである。
【0008】
【作用】本考案に係るカートンは、上述の如く内袋の背
シール部が合掌貼りされているので、接合が容易でかつ
確実である。本考案に於ては、外箱の一部に軸方向に沿
って引裂ジッパーが穿設され、かつ、この引裂ジッパー
の裏側に内袋の背シール部の余端片を位置させたので、
この引裂ジッパーを引裂くことによって、外箱の切開部
に内袋の背シール部の余端片を露出させることが出来
る。
【0009】従って、前記引裂ジッパーに隣接して穿設
された切取ミシン線を切断するに当っては、外箱の切開
部より露出された内袋の背シール部の短い余端片を外方
に引張ることによって、背シール部で溶着された2枚の
余端片を相互に剥離し、短い余端片に続く内袋の一部と
共に外箱の切取ミシン線を切断し、これによって、内袋
及び外箱を同時に開口することが出来る。
【0010】
【実施例】図により、本考案に係るカートンの一実施例
を具体的に説明すると、図1は本考案に係るカートンを
示す一部切断斜視図、図2(A),(B)は内袋の要部
の構成を示す断面説明図、図3は外箱のジッパーを引裂
いた状態の斜視図、図4は内袋の背シール部の余端片を
持ってカートンを開口する寸前の斜視説明図、図5はカ
ートンを開口した状態の斜視図である。
【0011】図2(A),(B)に於て、1は本考案に
使用されるカートンの内袋であって、一軸延伸プラスチ
ック,アルミニウム箔,セロハン紙等の材料を適宜組合
わせて積層した素材フイルムより構成されている。この
内袋1は特に図2(A)に明らかな如く、両側縁を合掌
させた後で背シール部2に於て熱溶着させることによっ
て、筒体を形成している。
【0012】背シール部2の先端には短い余端片3a
と、長い余端片3bとが夫々突設されている。これ等の
余端片3a,3bは、図2(B)に示すように、短い余
端片3aが長い余端片3bの外側に来るように、内袋1
の筒体の外周に沿って折り重ねられている。
【0013】図1に於て、4は厚紙製の外箱であって、
その周壁の一部には軸方向に添って引裂ジッパー5が穿
設されている。また、この引裂ジッパー5の両端に隣接
して、夫々平行な2本の切取ミシン線6が軸方向と直交
する方向に穿設されている。前記外箱4の周壁に設けら
れた引裂ジッパー5の両端5a,5bは、その中間部よ
りも巾広に形成されている。
【0014】次に本考案に係るカートンの組立てに当っ
ては、図1に示す如く、外箱4に内袋1を収納する際
に、内袋1の短い余端片3aが外箱4の引裂ジッパー5
の裏側に来るように組立構成されている。従って、外箱
4の引裂ジッパー5を引裂いて外箱4を切開した場合に
は、図3に示す如く、引裂ジッパー5の切断した後に自
動的に形成される切開部7に内袋1の短い余端片3aが
露出し得るように構成されている。
【0015】本考案に係るカートンを開口するに当って
は、図4に示す如く、外箱4の引裂ジッパー5を切断し
た後に形成された切開部7より露出している内袋1の短
い余端片3aを持って、この余端片3aを外方に引張る
ことによって、図5に示す如く、これ等の余端片3a,
3bに続く背シール部2を剥離しながら内袋1を切断す
ると同時に外箱4の切取ミシン線6を切断し、カートン
の内袋1と外箱4とを、2本の切取ミシン線6の間隔の
巾で開口することが出来る。
【0016】本考案では、短い余端片3aが長い余端片
3b,の外側にあり、かつこの余端片3aが外箱4の引
裂ジッパー5の裏側にあるので、引裂ジッパー5を切断
すると、その切断した後に形成される切開部7にこの短
い余端片3aが自動的に露出される。
【0017】従って、この余端片3aは簡単に指先でつ
まむことが出来る。また、短い余端片3aを外箱4の外
方に引張る際には、他の長い余端片3bは、外箱4の内
周壁によって押圧されているので固定されており、これ
によって背シール部2で相互に接着された短い余端片3
aと、長い余端片3bとは相互に簡単に剥離させること
が出来る。
【0018】上記実施例に於て、内袋1を構成する素材
フイルムの内の、一軸延伸プラスチックフイルムを内袋
1の引裂方向に合致させて構成することは、従来の公知
技術と全く同様である。また、短い余端片3bの所定位
置には、必要に応じて、その切断を容易にする為に、従
来の公知技術と同じく切欠ノッチ或は切断ミシン線(図
示せず)を設けることも可能である。
【0019】<考案の効果> 本考案に係るカートンに於いては、内袋を背シール部で
合掌貼りすると共に、この背シール部の先端に短い余端
片と長い余端片とを連設したので、これ等の余端片を持
って引っ張ることによって背シール部を容易に剥離して
内袋を開封することが出来る。
【0020】また、外箱の引裂ジッパーを切断した際に
露出する内袋の短い余端片を持って外方に引っ張るとに
よって、背シール部を剥離すると共に、内袋を引裂き、
同時に外箱のミシン線で囲まれた部分も切断し、これに
よってカートンの開口を確実かつ簡単にすることが出来
る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカートンを示す一部切断斜視図で
ある。
【図2】内袋の要部の構成を示す断面説明図である。
【図3】外箱のジッパーを引裂いた状態の斜視図であ
る。
【図4】カートンを開口する寸前の斜視説明図である。
【図5】カートンを開口した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1・・内袋 2・・背シール部 3a・短い余端片 3b・長い余端片 4・・外箱 5・・引裂ジッパー 5a・引裂ジッパーの両端部 5b・引裂ジッパーの両端部 6・・切取ミシン線 7・・切開部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 67/00 - 79/02 B65D 81/18 - 81/30 B65D 81/38 B65D 5/00 - 5/76 B65D 23/00 - 25/56 B65D 30/00 - 30/28 B65D 33/00 - 33/38 B65D 85/00 - 85/84

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】引裂ジッパーとこの引裂ジッパーに隣接し
    て設けられた切取ミシン線を有する外箱の中に、背シー
    ル部で合掌貼りされた内袋を収納してなるカートンに於
    いて、前記内袋の背シール部の先端には短い余端片と長
    い余端片とが連設されると共に、該短い余端片が外側に
    来るように両者が折り重ねられており、かつ前記短い余
    端片が外箱の引裂ジッパーの裏側に位置するように組立
    構成されていることを特徴とした内袋同時開封カート
    ン。
JP1991076255U 1991-08-29 1991-08-29 内袋同時開封カートン Expired - Lifetime JP2594940Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991076255U JP2594940Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 内袋同時開封カートン

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JP1991076255U JP2594940Y2 (ja) 1991-08-29 1991-08-29 内袋同時開封カートン

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JPH0519162U JPH0519162U (ja) 1993-03-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5481827U (ja) * 1977-11-21 1979-06-09
JPS6223704Y2 (ja) * 1979-10-01 1987-06-17
DE2946417A1 (de) * 1979-11-16 1981-07-02 Unilever N.V., Rotterdam Verpackung fuer lebensmittel und verfahren zum verschliessen dieser verpackung
JPS6258976A (ja) * 1985-09-06 1987-03-14 Takahashi Kogyo Kk 食品の多段冷却方法及び装置

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