JP2594462B2 - 粉体ホッパの粉体流入量計測方法 - Google Patents

粉体ホッパの粉体流入量計測方法

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JP2594462B2 JP63176550A JP17655088A JP2594462B2 JP 2594462 B2 JP2594462 B2 JP 2594462B2 JP 63176550 A JP63176550 A JP 63176550A JP 17655088 A JP17655088 A JP 17655088A JP 2594462 B2 JP2594462 B2 JP 2594462B2
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powder hopper
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建二 森
信吾 鈴谷
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彰 三原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、未燃チャー、その他の粉体を粉体ホッパに
一時的に貯留し、この粉体ホッパ内の粉体が常に一定量
となるように、流入する粉体量に相当する量を抜き出す
ことにより、流入する粉体量を間接的に計測する方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、粉体ホッパから粉体を抜き出す方法として、ホ
ッパ下部に設けられたロータリバルブを回転する方法が
一般に知られている(たとえば特開昭57−112610号)。
また、このロータリバルブの回転数を制御することによ
り、抜出量を調節する方法が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記の従来の方法は、ホッパ内に流入する粉体
とは無関係に、ホッパ内に貯蔵された粉体の量を確認し
つつ、あるいは系外の要求量に応じて切出量のみを調節
する方法であったため、ホッパ内に流入する粉体量に時
間的変化があっても、その量を知り得ることができなか
った。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、粉体ホッパ
の重量をロードセルによって連続計測し、この信号を捉
えてホッパ切出口のロータリバルブの回転数を調整し切
出量(抜出量)を制御して、ホッパ内の粉体が常に一定
量となるように粉体を抜き出し、その量を知ることか
ら、逆に粉体のホッパ投入量を知り得る方法を提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明の粉体ホッパへ
の粉体流入量計測方法は、粉体ホッパの重量を連続的に
計測しつつ、粉体ホッパ下部のロータリバルブから粉体
を連続的に切り出し、この計測値と基準値との間に偏差
が生じると、ロータリバルブの回転数を制御して粉体を
流入量に対応するように切り出し、ロータリバルブの回
転数から粉体流入量を計測することを特徴としている。
なお粉体ホッパ内の粉体レベルが適正な位置になるよう
に、重量の基準値を予め設定しておく。
また第2図に示すように、ロータリバルブの回転数か
ら粉体切出量を算出し、同時に粉体のホッパ内流入量を
知る。
本発明の方法を実施するための粉体の抜出装置は、第
1図に示すように、下部にロータリバルブ2を有する粉
体ホッパ1の側面近傍にロードセル3を配置し、このロ
ードセルに前記ロータリバルブの回転数を調整し粉体切
出量を制御するための制御装置4、及び増減速機5を備
えたモータ6を介して前記ロータリバルブ2を接続して
構成される。
本発明の方法において、粉体として、チャーなどの未
燃分、その他が用いられる。
〔作 用〕
粉体の入った粉体ホッパ1の重量をロードセル3によ
って連続計測し、この信号を制御装置4に送り、この制
御装置4により、増減速機5を備えたモータ6を回転・
制御してロータリバルブ2の回転数を調整し、粉体切出
量を制御しホッパ1内の粉体量が一定量となるようにす
る。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を詳細に
説明する。ただしこの実施例に記載されている構成機器
の形状、その相対配置などは、とくに特定的な記載がな
い限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨の
ものではなく、単なる説明例にすぎない。
第1図は本発明の粉体ホッパへの粉体流入量計測方法
を実施するための装置の一例を示している。1は粉体ホ
ッパで、下部にロータリバルブ2を備えている。この粉
体ホッパ1の側面近傍にロードセル3を配置し、このロ
ードセル3に制御装置4、増減速機5を備えたモータ6
を介してロータリバルブ2が電気的または空気的に接続
されている。7はガス・粉体入口、8はバグフィルタ、
9は粉体抜出管、10は排気口である。
上記のように構成された装置において、粉体ホッパ1
の重量をロードセル3により連続的に計測して制御装置
4へ送り、計測値が基準値に対して偏差を生じると、モ
ータ6によりロータリバルブ2を回転・制御させて、粉
体ホッパ1内の粉体重量が常に一定になるように切り出
す。
またこのようにして得られたロータリバルブ2の回転
数と、粉体発生量(ホッパ内投入量)との関係は第2図
に示すような曲線となり、この曲線を予め作成しておく
ことにより、ロータリバルブの回転数から粉体流入量を
算定することができる。
〔発明の効果〕
本発明は上記のように構成されているので、粉体ホッ
パ内の粉体が常に一定量となるように、粉体を抜き出す
ことができ、このため粉体の抜出量とロータリバルブの
回転数との関係を予め知っておけば、未知のホッパ内粉
体投入スピードを知ることができ、かつ粉体がオーバフ
ローすることや、ホッパ内が空になることを防止するこ
とができる。
本発明の方法は、たとえば、サイクロン石炭燃焼炉シ
ステムなどの燃焼効率向上のために、未燃チャーを捕集
し燃焼炉に戻して再燃焼させるリサイクルシステムにお
いて、粉体ホッパをリサイクルチャーの捕集ホッパとし
て用い、この捕集ホッパの貯蔵量を一定に押え、変動す
る未知のチャー発生量(ホッパ内流入量)を確認しつつ
運転できる装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の粉体ホッパへの粉体流入量計測方法を
実施するための装置の一例を示す説明図、第2図はロー
タリバルブの回転数と粉体発生量との関係を示す線図で
ある。 1……粉体ホッパ、2……ロータリバルブ、3……ロー
ドセル、4……制御装置、5……増減速機、6……モー
タ、7……ガス・粉体入口、8……バグフィルタ、9…
…粉体抜出管、10……排気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三原 彰 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−174914(JP,A) 特開 昭61−252424(JP,A) 特開 昭62−297719(JP,A) 実開 昭61−1132(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉体ホッパの重量を連続的に計測しつつ、
    粉体ホッパ下部のロータリバルブから粉体を連続的に切
    り出し、この計測値と基準値との間に偏差が生じると、
    ロータリバルブの回転数を制御して粉体を流入量に対応
    するように切り出し、ロータリバルブの回転数から粉体
    流入量を計測することを特徴とする粉体ホッパへの粉体
    流入量計測方法。
  2. 【請求項2】粉体がチャーなどの未燃分である請求項1
    記載の粉体ホッパへの粉体流入量計測方法。
JP63176550A 1988-07-15 1988-07-15 粉体ホッパの粉体流入量計測方法 Expired - Fee Related JP2594462B2 (ja)

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