JP2594150Y2 - 柱上開閉器の放圧機構 - Google Patents

柱上開閉器の放圧機構

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JP2594150Y2
JP2594150Y2 JP1993004915U JP491593U JP2594150Y2 JP 2594150 Y2 JP2594150 Y2 JP 2594150Y2 JP 1993004915 U JP1993004915 U JP 1993004915U JP 491593 U JP491593 U JP 491593U JP 2594150 Y2 JP2594150 Y2 JP 2594150Y2
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opening
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敏彦 宮崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、柱上開閉器の内部圧が
異常に上昇した場合に作動して内部圧を開放する柱上開
閉器の放圧機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の柱上開閉器の放圧機構は図7,図
8のように構成されている。図7は外観図であり、図8
は図7の側面図である。図示されるように、従来の機構
は開閉器箱31の底部の開口部32にパッキン35を介
して蓋33を当接し、蓋33の外周部の複数箇所に突設
した締付座38と、開閉器箱31側に突設した締付座3
9とをボルト37,ナット34により固定して密封す
る。この状態で、開閉器箱31の内圧が異常に高まる
と、図9に示されるように、蓋33が内圧により変形し
て密封状態が破られ、圧力が放出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の機構では、内圧が上昇して作動するとき ボル
ト37の締めつけ程度や、蓋33の取り付け状態によ
り、蓋33の変形の度合いがそのつど異なる。変形が特
に大きい場合は、大きく開いた開口部32より破損物が
外部に吹き出して二次災害を起こすおそれがあった。そ
こで本考案は上記問題点を解決するためになされたもの
で、その目的とするところは、放圧の際に蓋が過度に開
口することを防ぎ動作の安定した柱上開閉器の放圧機構
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、開閉器箱の底部に形成された開口部と、
開口部を閉じる蓋と、開口部かいずれか一方に取り
付けられて開閉器箱内の気密を保つパッキンと、蓋を開
口部に取り付けるための複数のボルトと、複数のボルト
を挿通させるために蓋に形成された複数のボルト孔と、
開閉器箱に設置され、中央に凹部を形成することによ
り両端側と中央部の2段に座面が形成されるとともに中
央部にボルト挿通孔が形成された複数の締付座と、断面
ハット形に形成されるとともにその両端部が締付座の上
段の座面に係止され、一定荷重が加えられると塑性変形
して上段の座面より外れ締付座の下段の座面まで移動す
複数の取付け金具と、締付座と取付け金具とを挟んで
ボルトにより固定する複数のナット部と、 複数のボルト
孔からの圧力漏れを防ぐ複数のパッキンと、パッキンと
蓋とを挟んでボルトにより固定する複数のナット部と、
を備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案においては、開閉器箱の底部に形成され
た開口部にパッキンを介して蓋が被せられると同時に、
蓋および締付座のボルト孔にボルトが挿通される。ま
た、このときボルトの一端は取付け金具に挿通される。
取付け金具が締付座の上段の座面に係合した状態でボル
トを締めつけることによりパッキンを介して蓋が開閉器
へ押圧されて密閉される。このとき蓋とボルトとの間に
もパッキンが挾着されてボルト孔も密封される。ここ
で、内圧が上昇して一定圧を越えと、ボルトを介して締
付座に加えられる荷重が増大し、取付け金具の両端が上
方に変形して締付座の上段の座面との係合が外れ下段の
座面までボルト端が移動する。それにより、蓋がその移
動分だけ開口して内圧が放出される。
【0006】
【実施例】以下、図に沿って本考案の実施例を説明す
る。図1は動作前における本考案の要部を示す説明図で
あり、図2は図1の側面図であり、図3は図2の底面図
である。図において、1は開閉器箱であり、この開閉器
箱1の下面に開口部2が形成され、開口部2の内側に開
閉器蓋3が嵌合される。蓋3の上方に折曲された外縁部
4にはパッキン5が被着されており、動作前の閉じられ
た状態では蓋3と開口部2とをシールする。また、外縁
部4の内側寄りの蓋3には、ボルト孔6が形成されてボ
ルト7が挿通される。
【0007】開閉器箱1の内側には、断面U字形をした
締付座8が溶接により取り付けられている。締付座8の
中央部に形成された凹部9にはボルト孔11が形成され
てボルト7が挿通される。締付座8の中央の凹部9の上
面が下段の座面に、両端部の上面が上段の座面となる。
締付座8の上段の座面には、断面ハット形をした取付け
金具12が凸部を下方にして重なるように係合される。
【0008】取付け金具12の中央にはボルト孔13が
形成されてボルト7が挿通される。ボルト7は頭部がボ
ルト孔13に係止された状態で、凹部9の下方からナッ
ト14を締めることにより、取付け金具12を締付座8
に固定する。ナット14の外周にカラー15を嵌挿して
から、蓋3のボルト孔6にボルト7を挿通し、さらにパ
ッキン16も挿通されてからナット17が締めつけられ
る。それにより、ボルト孔6がシールされるとともに、
蓋3が上方へ押圧されて外縁部4が開口部2を密閉す
る。
【0009】図4は、このように構成された柱上開閉器
の全体を示す外観図である。開閉器箱1の下面に開口部
2が形成され、その内側に蓋3が嵌合されるとともに、
ほぼ等間隔で配設された6本のボルト7により、蓋3が
支持される。すなわち、開口部2を覆う蓋3に加えられ
た内圧は、この6本のボルト7にほぼ均等に分散して支
えられる。
【0010】図5は動作後における本考案の要部を示す
説明図であり、図6は図5の側面図である。開閉器箱1
内で異常が発生して内圧が上昇すると、蓋3を下方へ押
圧する力が増大することにより、ボルト7を介して取付
け金具12を下方へ押圧する力が増大する。取付け金具
12は両端で締付座8に支持されているため、徐々に中
央部が下降するように変形し、変形量が降伏点を越える
と、一気に折れ曲がって締付座8との係合が外れ、図示
するように凹部9まで移動して停止する。
【0011】その結果、ボルト7の下降とともに、蓋3
も下方へ移動し、外縁部4が開口部2から離間し、開閉
器箱1が開放され内圧が放出される。このとき、蓋3自
体は変形されずに平面形状が保持されているため、外縁
部4の下降量は、取付け金具12の移動量、すなわち締
付座8の中央部に形成された凹部9の深さとほぼ等しく
なる。また、離間した後の開口部2と、外縁部4に被着
されたパッキン5との間隙は、開口部2の形状が平行で
あるため、外縁部4の下降量よりも小さくなる。その結
果、開閉器箱1内の破損物が開放圧とともに外部へ吹き
出すことがなくなり、二次災害を防止することが可能に
なる。なお、この放圧機構の動作圧力は、蓋3の有効面
積に対するボルト7の本数および取付け金具12の形状
・寸法・材質、締付座8の間隔等によって任意に設定す
ることが可能である。
【0012】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、内圧
が異常に上昇すると、ボルトに加わる張力が増すことに
より取付け金具が変形する。それにより、ボルトの端部
が締付座の上段の座面から下段の座面まで移動し、開閉
器箱を密閉していた蓋が開放される。その結果、蓋が変
形することなく開口の度合いが常に一定以下に保たれ、
放圧動作が安定する。さらに、内部の破損物が吹き出す
こともなくなり、安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】動作前における実施例の要部を示す説明図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2の底面図である。
【図4】実施例の全体を示す外観図である。
【図5】動作後における実施例の要部を示す説明図であ
る。
【図6】図5の側面図である。
【図7】従来例の要部を示す説明図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】従来例の動作状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 開閉器箱 2 開口部 3 開閉器蓋 4 外縁部 5 パッキン 6 ボルト孔 7 ボルト 8 締付座 9 凹部 11 ボルト孔 12 取付け金具 13 ボルト孔 14 ナット 15 カラー 16 パッキン 17 ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉器箱の底部に形成された開口部と、 開口部を閉じる蓋と、 開口部かいずれか一方に取り付けられて開閉器箱内
    の気密を保つパッキンと、 蓋を開口部に取り付けるための複数のボルトと、複数の ボルトを挿通させるために蓋に形成された複数の
    ボルト孔と、 開閉器箱に設置され、中央に凹部を形成することによ
    り両端側と中央部の2段に座面が形成されるとともに中
    央部にボルト挿通孔が形成された複数の締付座と、 断面ハット形に形成されるとともにその両端部が締付座
    の上段の座面に係止され、一定荷重が加えられると塑性
    変形して上段の座面より外れ締付座の下段の座面まで移
    動する複数の取付け金具と、締付座と取付け金具とを挟んでボルトにより固定する複
    数のナット部と、 複数のボルト孔からの圧力漏れを防ぐ複数の パッキン
    と、パッキンと蓋とを挟んでボルトにより固定する複数のナ
    ット部と、 を備えたことを特徴とする柱上開閉器の放圧機構。
JP1993004915U 1993-01-22 1993-01-22 柱上開閉器の放圧機構 Expired - Fee Related JP2594150Y2 (ja)

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