JP2593790Y2 - 並列供給する電圧発生回路 - Google Patents

並列供給する電圧発生回路

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JP2593790Y2
JP2593790Y2 JP1993003389U JP338993U JP2593790Y2 JP 2593790 Y2 JP2593790 Y2 JP 2593790Y2 JP 1993003389 U JP1993003389 U JP 1993003389U JP 338993 U JP338993 U JP 338993U JP 2593790 Y2 JP2593790 Y2 JP 2593790Y2
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voltage
amplifier
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sense
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俊介 加藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は半導体試験装置に於ける
デバイス電源のように、複数の電圧発生モジュールを並
列接続し、大電流を供給する場合に、ロス電流を少なく
するように構成した並列供給する電圧発生回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の大電流供給のために定電圧源を複
数台接続する構成を図2に示す。
【0003】各定電圧源に於いては、設定電圧はDA変
換器1により発生し増幅器2を通して、披測定デバイス
7に供給される。このとき増幅器2はセンス機能を有す
る演算増幅器であるセンスアンプ3によるフィードバッ
クループを形成しており、ケーブル抵抗や接触抵抗の加
算値RFC4による電圧ドロップを補正している。
【0004】フィードバックループはフォース電流を流
す増幅器2と、その出力に接続されたケーブル抵抗や接
続抵抗の加算値4と、センスアンプ3と、センスアンプ
の入力に接続されたケーブル抵抗や接続抵抗の加算値5
と、センスアンプ3の出力から増幅器2の入力側に接続
されたループにより構成されている。
【0005】フィードバックループのセンスアンプ3の
入力端のセンス部分11については、出力保護をするた
めの抵抗器である出力オープン保護抵抗6が一般に接続
され、この抵抗値は一般にケーブル抵抗や接触抵抗の加
算値RSCに比べて十分大きな値に選ばれている。
【0006】パフォーマンスボードに於ける披測定デバ
イス7が大電流を必要とする場合には、定電圧源は複数
台が並列接続される。
【0007】図4は従来の動作例である。定電圧源Bの
出力電圧は(VO−VE)であり、定電圧源Aの出力より
も低いため、定電圧源Aは、センスポイントVAを上昇
する方向に増幅器を動作させる。
【0008】例えば、図示の抵抗値に於いて、増幅器2
の最大電流値を500mAとすると、フォースポイント
13の電圧は(500mA×0.5Ω=250mV)上
昇し、センスポイント11は、12.5μV上昇する。
従って、VBが12.5μV以上離れている場合には、
これ以上補正することはできず、結局、電源モジュール
が持っている動作領域に入り、電流リミットによる高イ
ンピーダンス動作により、出力ははじめてバランスする
ことになる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】従来の並列接続された
定電圧回路は次のような欠点をもっていた。
【0010】複数台の定電圧源を接続する場合には、各
定電圧源の設定電圧は規定値に調整されるが、厳密には
誤差を含むため、各定電圧源の出力は同一の値とはなら
ず、このため、各定電圧源間に電流が流れてバランスを
保とうとする。このため、最悪時には、出力電流の電流
供給最大値まで電流が流れた状態でバランスし、負荷に
不必要なロス電流が過大に流れる。
【0011】本考案は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされるものであって、大電流供給
のため、複数台の電源を並列に使用した場合に負荷に不
必要なロス電流を少なくし、電力損失を低減する装置を
提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案によれば、複数
の電圧発生モジュールを並列に接続した電圧発生装置に
於いて、出力の抵抗成分による電圧降下を補正する定電
圧源を設ける。さらに当該定電圧源の補正部の帰還入力
端とセンスポイント間に直列に抵抗を接続する。
【0013】
【作用】本考案では、センスアンプの入力側に帰還抵抗
を設ける。帰還抵抗は、ケーブル抵抗や接触抵抗に直列
に接続する。出力オープン保護抵抗は従来通り、センス
アンプ入力側に接続される。
【0014】先ず、複数の電圧発生モジュールを並列に
接続した電圧発生装置に於いて、例えば定電圧源AとB
が接続されているとする。定電圧源Aには規定の設定電
圧が与えられており、定電圧源Bには誤差を含む電圧が
与えられているとする。両出力は並列接続されて披測定
デバイスに供給される。披測定デバイスに対して、両電
源から電流を供給するが、アンバランス電流は、両電源
間に流れ、このときロス電流が流れる。
【0015】次に、並列接続時に定電圧源Bの出力電圧
値VBが定電圧源Aの出力電圧値VAよりも低い値に設定
されているとする。このため、フォースポイントは上昇
する方向に動作する。これに伴い、センスポイントも上
昇する。このとき、定電圧源Aの出力電流が流れて、セ
ンスポイントが変化し、定電圧源による電圧バランスを
保つ。
【0016】本考案に於ては、帰還抵抗により、センス
ポイントの追従がパフォーマンスボードにフォース電流
を供給するフォースポイントの変化に対し、従来よりも
早いため、早急に平衡に達する。このためロス電流の値
は従来に比べ、大幅に減少できる。又、無負荷時に限ら
ず、負荷時に於いても、ロス電流は各々従来に比べて、
減少する。
【0017】
【実施例】本考案の実施例について図面を参照して説明
する。
【0018】図1は本考案の構成を示すブロック図であ
る。
【0019】図3は複数の定電圧電源を接続した接続図
である。
【0020】図4は従来回路の動作説明図である。
【0021】図5は本考案による回路の動作説明図であ
る。
【0022】図1に於いて示すように、センスアンプ3
の入力側に帰還抵抗8を設ける。帰還抵抗8は、ケーブ
ル抵抗や接触抵抗に直列に接続する。出力オープン保護
抵抗6は従来通り、アンプ入力側に接続される。
【0023】帰還抵抗8を接続する事によって、通常の
動作時にはフィードバックループのセンス動作に誤差を
生ずることとなるが、後に説明するように、デバイス測
定時に定電圧誤差が規定の範囲内に収まるように、この
帰還抵抗値を選択する。
【0024】ロス電流は次のようにして求まる。図3に
於いて、定電圧源AとBが接続されている。定電圧源A
には規定の設定電圧VOが与えられており、定電圧源B
には誤差VEを含む(VO−VE)の電圧が与えられてい
るとする。両出力は並列接続されて披測定デバイスに供
給される。披測定デバイスに対しては、両電源から電流
を供給するが、もしも負荷電流がゼロの時には(1)の
場合のように、全てのアンバランス電流IAは、両電源
間に流れ、このときロス電流は最大となる。
【0025】もしも負荷電流が定電圧源Aの最大電流値
よりも少ない場合には、(2)の場合のように、(IA
−IL)がロス電流となる。
【0026】もしも負荷電流が定電圧源Aの最大電流値
よりも多い場合には、(3)の場合のように、ロス電流
はゼロとなる。
【0027】図4は従来の動作例である。定電圧源Bの
出力電圧は(VO−VE)であり、定電圧源Aの出力より
も低いため、定電圧源Aは、センスポイントVAを上昇
する方向に増幅器を動作させる。
【0028】例えば、図示の抵抗値に於いて、増幅器2
の最大電流値を500mAとすると、フォースポイント
13の電圧は(500mA×0.5Ω=250mV)上
昇し、センスポイント11は、12.5μV上昇する。
従って、VBが12.5μV以上離れている場合には、
これ以上補正することはできず、結局、電源モジュール
が持っている動作領域に入り、電流リミットによる高イ
ンピーダンス動作により、出力ははじめてバランスする
ことになる。従って、この場合、ロス電流は、500m
Aとなる。
【0029】次に、図5により、本考案の動作を説明す
る。帰還抵抗は次のようにして求める。(出力オープン
保護抵抗+センス側抵抗)/センス側抵抗=(フォース
側抵抗×最大電流)/許容範囲であるから、センス抵抗
=(許容範囲×出力オープン保護抵抗)/(フォース側
抵抗×最大電流−許容範囲)となる。例えば、出力10
V、500mA時の許容範囲を(0.1%+5mV)と
すると、(10k+Rx)/Rx=250mV/15m
Vより、Rx=640Ωとなり、帰還抵抗として、64
0Ω以上であればセンス動作の誤差範囲を満たす。
【0030】次に、出力電流Ixを求める。並列接続時
にVBがVAよりも1mV低い値に設定されているとす
る。このため、フォースポイント13は上昇する方向に
動作する。これに伴い、センスポイントも上昇する。セ
ンスポイントVAが1mV変化する時、10640.5
/640.5=0.5Ix/1mVより、出力電流は3
3mAとなる。つまり、定電圧源Aの出力電流が33m
A流れた時、センスポイントが1mV変化し、バランス
を保つ。
【0031】すなわち、ロス電流の最大値は従来500
mAであったものが、33mAに減少したことになる。
又、図3における無負荷時(1)に限らず、負荷時
(2)に於いても、ロス電流は各々従来に比べて、減少
する。
【0032】なお、上記実施例は電圧源が2台の場合で
あるが、さらに台数を増加しても構成できる。この場
合、ロス電流の減少はさらに著しくなる。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように本考案は構成されて
いるので、次に記載する効果を奏する。
【0034】本考案では、大電流供給のために複数台の
電源を並列に使用した場合に、不必要なロス電流を少な
くし、電力損失を低減する。又、無負荷時に限らず、負
荷時に於いても、ロス電流は各々従来に比べて、減少す
る。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本考案の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の構成を示すブロック図である。
【図3】複数の定電圧電源を接続した接続図である。
【図4】従来回路の動作説明図である。
【図5】本考案による回路の動作説明図である。
【符号の説明】
1 DA変換器 2 増幅器 3 センスアンプ 4 ケーブル抵抗や接続抵抗の加算値 5 ケーブル抵抗や接続抵抗の加算値 6 出力オープン保護抵抗 7 被測定デバイス 8 帰還抵抗 11 センスポイント 12 帰還入力端 13 フォースポイント

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電圧発生モジュールを並列に接続
    した電圧発生装置に於ける当該各電圧発生モジュール
    が、 設定電圧を増幅器へ供給し、 抵抗成分を有するケーブル
    を通じて、当該増幅器の出力側を被測定デバイスに接続
    してフォース電流を供給し、その接続点電圧を帰還入力
    端を通じてセンスアンプに供給し、当該センスアンプの
    出力電圧を当該増幅器へ供給して、フィードバックルー
    プを形成した定電圧源の構成を備える電圧発生回路にお
    いて、 当該センスアンプのセンスポイントと当該増幅器の出力
    側との間に接続し、出力オープン時の保護を行う、第1
    の抵抗(6)と、 当該帰還入力端(12)と当該センスポイント(11)
    との間に直列接続し、当該フォース電流による電圧降下
    を検出する、第2の抵抗(8)と、 具備して、複数電圧発生モジュール間の電圧がアンバ
    ランスな時のロス電流を少なくしたことを特徴とした電
    圧発生回路
JP1993003389U 1993-01-13 1993-01-13 並列供給する電圧発生回路 Expired - Lifetime JP2593790Y2 (ja)

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JPH0656780U JPH0656780U (ja) 1994-08-05
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CN106471692A (zh) * 2014-12-02 2017-03-01 富士电机株式会社 直流电源装置的输出电压控制方法以及输出电压控制装置

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