JPH0656780U - 並列供給する電圧発生回路 - Google Patents

並列供給する電圧発生回路

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JPH0656780U
JPH0656780U JP338993U JP338993U JPH0656780U JP H0656780 U JPH0656780 U JP H0656780U JP 338993 U JP338993 U JP 338993U JP 338993 U JP338993 U JP 338993U JP H0656780 U JPH0656780 U JP H0656780U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大電流供給のため、複数台の電源を並列に使
用した場合に、負荷に不必要なロス電流を少なくし、電
力損失を低減する装置を提供する。 【構成】 複数の電圧発生モジュールを並列に接続した
電圧発生装置に於いて、出力の抵抗成分による電圧降下
を補正する定電圧源を設ける。さらに、当該補正部の帰
還入力端とセンスポイント間に直列に抵抗を接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は半導体試験装置に於けるデバイス電源のように、複数の電圧発生モジ ュールを並列接続し、大電流を供給する場合に、ロス電流を少なくするように構 成した並列供給する電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の大電流供給のために定電圧源を複数台接続する構成を図2に示す。
【0003】 各定電圧源に於いては、設定電圧はDA変換器1により発生し増幅器2を通し て、披測定デバイス7に供給される。このとき増幅器2はセンス機能を有する演 算増幅器であるセンスアンプ3によるフィードバックループを形成しており、ケ ーブル抵抗や接触抵抗の加算値RFC4による電圧ドロップを補正している。
【0004】 フィードバックループはフォース電流を流す増幅器2と、その出力に接続され たケーブル抵抗や接続抵抗の加算値4と、センスアンプ3と、センスアンプの入 力に接続されたケーブル抵抗や接続抵抗の加算値5と、センスアンプ3の出力か ら増幅器2の入力側に接続されたループにより構成されている。
【0005】 フィードバックループのセンスアンプ3の入力端のセンス部分11については 、出力保護をするための抵抗器である出力オープン保護抵抗6が一般に接続され 、この抵抗値は一般にケーブル抵抗や接触抵抗の加算値RSCに比べて十分大きな 値に選ばれている。
【0006】 パフォーマンスボードに於ける披測定デバイス7が大電流を必要とする場合に は、定電圧源は複数台が並列接続される。
【0007】 図4は従来の動作例である。定電圧源Bの出力電圧は(VO−VE)であり、定 電圧源Aの出力よりも低いため、定電圧源Aは、センスポイントVAを上昇する 方向に増幅器を動作させる。
【0008】 例えば、図示の抵抗値に於いて、増幅器2の最大電流値を500mAとすると 、フォースポイント13の電圧は(500mA×0.5Ω=250mV)上昇し 、センスポイント11は、12.5μV上昇する。従って、VBが12.5μV 以上離れている場合には、これ以上補正することはできず、結局、電源モジュー ルが持っている動作領域に入り、電流リミットによる高インピーダンス動作によ り、出力ははじめてバランスすることになる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
従来の並列接続された定電圧回路は次のような欠点をもっていた。
【0010】 複数台の定電圧源を接続する場合には、各定電圧源の設定電圧は規定値に調整 されるが、厳密には誤差を含むため、各定電圧源の出力は同一の値とはならず、 このため、各定電圧源間に電流が流れてバランスを保とうとする。このため、最 悪時には、出力電流の電流供給最大値まで電流が流れた状態でバランスし、負荷 に不必要なロス電流が過大に流れる。
【0011】 本考案は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされるもので あって、大電流供給のため、複数台の電源を並列に使用した場合に負荷に不必要 なロス電流を少なくし、電力損失を低減する装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案によれば、複数の電圧発生モジュールを並列に接続した電圧発生装置 に於いて、出力の抵抗成分による電圧降下を補正する定電圧源を設ける。さらに 当該定電圧源の補正部の帰還入力端とセンスポイント間に直列に抵抗を接続する 。
【0013】
【作用】
本考案では、センスアンプの入力側に帰還抵抗を設ける。帰還抵抗は、ケーブ ル抵抗や接触抵抗に直列に接続する。出力オープン保護抵抗は従来通り、センス アンプ入力側に接続される。
【0014】 先ず、複数の電圧発生モジュールを並列に接続した電圧発生装置に於いて、例 えば定電圧源AとBが接続されているとする。定電圧源Aには規定の設定電圧が 与えられており、定電圧源Bには誤差を含む電圧が与えられているとする。両出 力は並列接続されて披測定デバイスに供給される。披測定デバイスに対して、両 電源から電流を供給するが、アンバランス電流は、両電源間に流れ、このときロ ス電流が流れる。
【0015】 次に、並列接続時に定電圧源Bの出力電圧値VBが定電圧源Aの出力電圧値VA よりも低い値に設定されているとする。このため、フォースポイントは上昇する 方向に動作する。これに伴い、センスポイントも上昇する。このとき、定電圧源 Aの出力電流が流れて、センスポイントが変化し、定電圧源による電圧バランス を保つ。
【0016】 本考案に於ては、帰還抵抗により、センスポイントの追従がパフォーマンスボ ードにフォース電流を供給するフォースポイントの変化に対し、従来よりも早い ため、早急に平衡に達する。このためロス電流の値は従来に比べ、大幅に減少で きる。又、無負荷時に限らず、負荷時に於いても、ロス電流は各々従来に比べて 、減少する。
【0017】
【実施例】
本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0018】 図1は本考案の構成を示すブロック図である。
【0019】 図3は複数の定電圧電源を接続した接続図である。
【0020】 図4は従来回路の動作説明図である。
【0021】 図5は本考案による回路の動作説明図である。
【0022】 図1に於いて示すように、センスアンプ3の入力側に帰還抵抗8を設ける。帰 還抵抗8は、ケーブル抵抗や接触抵抗に直列に接続する。出力オープン保護抵抗 6は従来通り、アンプ入力側に接続される。
【0023】 帰還抵抗8を接続する事によって、通常の動作時にはフィードバックループの センス動作に誤差を生ずることとなるが、後に説明するように、デバイス測定時 に定電圧誤差が規定の範囲内に収まるように、この帰還抵抗値を選択する。
【0024】 ロス電流は次のようにして求まる。図3に於いて、定電圧源AとBが接続され ている。定電圧源Aには規定の設定電圧VOが与えられており、定電圧源Bには 誤差VEを含む(VO−VE)の電圧が与えられているとする。両出力は並列接続 されて披測定デバイスに供給される。披測定デバイスに対しては、両電源から電 流を供給するが、もしも負荷電流がゼロの時には(1)の場合のように、全ての アンバランス電流IAは、両電源間に流れ、このときロス電流は最大となる。
【0025】 もしも負荷電流が定電圧源Aの最大電流値よりも少ない場合には、(2)の場 合のように、(IA−IL)がロス電流となる。
【0026】 もしも負荷電流が定電圧源Aの最大電流値よりも多い場合には、(3)の場合 のように、ロス電流はゼロとなる。
【0027】 図4は従来の動作例である。定電圧源Bの出力電圧は(VO−VE)であり、定 電圧源Aの出力よりも低いため、定電圧源Aは、センスポイントVAを上昇する 方向に増幅器を動作させる。
【0028】 例えば、図示の抵抗値に於いて、増幅器2の最大電流値を500mAとすると 、フォースポイント13の電圧は(500mA×0.5Ω=250mV)上昇し 、センスポイント11は、12.5μV上昇する。従って、VBが12.5μV 以上離れている場合には、これ以上補正することはできず、結局、電源モジュー ルが持っている動作領域に入り、電流リミットによる高インピーダンス動作によ り、出力ははじめてバランスすることになる。従って、この場合、ロス電流は、 500mAとなる。
【0029】 次に、図5により、本考案の動作を説明する。帰還抵抗は次のようにして求め る。(出力オープン保護抵抗+センス側抵抗)/センス側抵抗=(フォース側抵 抗×最大電流)/許容範囲であるから、センス抵抗=(許容範囲×出力オープン 保護抵抗)/(フォース側抵抗×最大電流−許容範囲)となる。例えば、出力1 0V、500mA時の許容範囲を(0.1%+5mV)とすると、(10k+R x)/Rx=250mV/15mVより、Rx=640Ωとなり、帰還抵抗とし て、640Ω以上であればセンス動作の誤差範囲を満たす。
【0030】 次に、出力電流Ixを求める。並列接続時にVBがVAよりも1mV低い値に設 定されているとする。このため、フォースポイント13は上昇する方向に動作す る。これに伴い、センスポイントも上昇する。センスポイントVAが1mV変化 する時、10640.5/640.5=0.5Ix/1mVより、出力電流は3 3mAとなる。つまり、定電圧源Aの出力電流が33mA流れた時、センスポイ ントが1mV変化し、バランスを保つ。
【0031】 すなわち、ロス電流の最大値は従来500mAであったものが、33mAに減 少したことになる。又、図3における無負荷時(1)に限らず、負荷時(2)に 於いても、ロス電流は各々従来に比べて、減少する。
【0032】 なお、上記実施例は電圧源が2台の場合であるが、さらに台数を増加しても構 成できる。この場合、ロス電流の減少はさらに著しくなる。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は構成されているので、次に記載する効果を奏する 。
【0034】 本考案では、大電流供給のために複数台の電源を並列に使用した場合に、不必 要なロス電流を少なくし、電力損失を低減する。又、無負荷時に限らず、負荷時 に於いても、ロス電流は各々従来に比べて、減少する。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本考案の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の構成を示すブロック図である。
【図3】複数の定電圧電源を接続した接続図である。
【図4】従来回路の動作説明図である。
【図5】本考案による回路の動作説明図である。
【符号の説明】
1 DA変換器 2 増幅器 3 センスアンプ 4 ケーブル抵抗や接続抵抗の加算値 5 ケーブル抵抗や接続抵抗の加算値 6 出力オープン保護抵抗 7 被測定デバイス 8 帰還抵抗 11 センスポイント 12 帰還入力端 13 フォースポイント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電圧発生モジュールを並列に接続
    した電圧発生装置に於いて、 出力の抵抗成分による電圧降下を補正する定電圧源を設
    け、 当該補正部の帰還入力端(12)とセンスポイント(1
    1)間に直列に抵抗を具備したことを特徴とした電圧発
    生回路
JP1993003389U 1993-01-13 1993-01-13 並列供給する電圧発生回路 Expired - Lifetime JP2593790Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001222329A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Advantest Corp 定電圧電源回路および試験装置
WO2016088188A1 (ja) * 2014-12-02 2016-06-09 富士電機株式会社 直流電源装置の出力電圧制御方法及び出力電圧制御装置

Cited By (3)

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