JP2593448Y2 - 精密切削装置 - Google Patents
精密切削装置Info
- Publication number
- JP2593448Y2 JP2593448Y2 JP1992086121U JP8612192U JP2593448Y2 JP 2593448 Y2 JP2593448 Y2 JP 2593448Y2 JP 1992086121 U JP1992086121 U JP 1992086121U JP 8612192 U JP8612192 U JP 8612192U JP 2593448 Y2 JP2593448 Y2 JP 2593448Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- spindle housing
- wiring
- axis direction
- spindle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Dicing (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブレードの破損、摩耗
等を検出するブレード検出手段を装着したダイシング装
置等の精密切削装置に関するものである。
等を検出するブレード検出手段を装着したダイシング装
置等の精密切削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイシング装置等の精密切削装置におい
て、従来例えば図3に示すようにブレード1の破損や摩
耗等を検出するためのブレード検出手段2をスピンドル
ハウジング3の先端部に取り付けたブレードカバー4内
に設け、且つダイシング装置のCPU5と配線6を介し
て接続したものがある。この場合、ダイシング時にスピ
ンドルハウジング3が矢印で示すY軸方向及びZ軸方向
に動かされるため、その動きに追従できるように前記配
線6のうち保護ケース7とブレードカバー4との間の部
分6aを適度にたるませてある。
て、従来例えば図3に示すようにブレード1の破損や摩
耗等を検出するためのブレード検出手段2をスピンドル
ハウジング3の先端部に取り付けたブレードカバー4内
に設け、且つダイシング装置のCPU5と配線6を介し
て接続したものがある。この場合、ダイシング時にスピ
ンドルハウジング3が矢印で示すY軸方向及びZ軸方向
に動かされるため、その動きに追従できるように前記配
線6のうち保護ケース7とブレードカバー4との間の部
分6aを適度にたるませてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記配
線6のたるみ部分6aはカッティングエリアに露出して
いるため、切削液供給管8から噴射される切削液9の飛
沫が付着したり、配線のたるみ部分がスピンドルハウジ
ング3に触れたり或は他の物が接触したりで漏電や断線
の原因になったり、又スピンドルハウジング3のY軸方
向、Z軸方向の移動を妨げる等の不都合があった。本考
案は、このような従来の不都合を解消するためになさ
れ、ブレード検出手段の配線がカッティングエリアに露
出しない構成を採ることにより、漏電や断線、スピンド
ルハウジングの移動の妨げ等を未然に防止できるように
した、ダイシング装置等の精密切削装置を提供すること
を課題としたものである。
線6のたるみ部分6aはカッティングエリアに露出して
いるため、切削液供給管8から噴射される切削液9の飛
沫が付着したり、配線のたるみ部分がスピンドルハウジ
ング3に触れたり或は他の物が接触したりで漏電や断線
の原因になったり、又スピンドルハウジング3のY軸方
向、Z軸方向の移動を妨げる等の不都合があった。本考
案は、このような従来の不都合を解消するためになさ
れ、ブレード検出手段の配線がカッティングエリアに露
出しない構成を採ることにより、漏電や断線、スピンド
ルハウジングの移動の妨げ等を未然に防止できるように
した、ダイシング装置等の精密切削装置を提供すること
を課題としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を技術的に解決
するための手段として、本考案は、カッティングエリア
内に配設されX軸方向に移動可能なチャックテーブル
と、前記カッティングエリア内と保護ケース内とを仕切
る防水プレートと、該防水プレートを介して摺動可能に
配設されY軸方向に移動可能なスピンドルハウジング
と、前記カッティングエリア内に位置し前記スピンドル
ハウジングに保持されたスピンドルに取り付けられたブ
レードと、該ブレードのブレードカバーと、ブレードの
破損摩耗等を検出するブレード検出手段が前記ブレード
カバー内に装着されたダイシング装置等の精密切削装置
において、前記ブレード検出手段の配線は、前記スピン
ドルハウジングのY軸方向の移動において前記防水プレ
ートによって仕切られた前記カッティングエリア内には
露出しないようにスピンドルハウジング内に設けると共
に、前記保護ケース内においては適度にたるませてある
ことを要旨とする。
するための手段として、本考案は、カッティングエリア
内に配設されX軸方向に移動可能なチャックテーブル
と、前記カッティングエリア内と保護ケース内とを仕切
る防水プレートと、該防水プレートを介して摺動可能に
配設されY軸方向に移動可能なスピンドルハウジング
と、前記カッティングエリア内に位置し前記スピンドル
ハウジングに保持されたスピンドルに取り付けられたブ
レードと、該ブレードのブレードカバーと、ブレードの
破損摩耗等を検出するブレード検出手段が前記ブレード
カバー内に装着されたダイシング装置等の精密切削装置
において、前記ブレード検出手段の配線は、前記スピン
ドルハウジングのY軸方向の移動において前記防水プレ
ートによって仕切られた前記カッティングエリア内には
露出しないようにスピンドルハウジング内に設けると共
に、前記保護ケース内においては適度にたるませてある
ことを要旨とする。
【0005】
【作 用】ブレード検出手段の配線がカッティングエリ
ア内に露出しないので切削液の飛沫が付着することはな
く、且つスピンドルハウジングに接触したり他の物がぶ
つかったりすることもなくなる。
ア内に露出しないので切削液の飛沫が付着することはな
く、且つスピンドルハウジングに接触したり他の物がぶ
つかったりすることもなくなる。
【0006】
【実施例】以下、図示の実施例に基づいて本考案を更に
詳しく(従来例と同一部材は同一符号を付して)説明す
る。図1において、1はダイシング装置等の精密切削装
置におけるブレードであり、スピンドルハウジング3に
保持されたスピンドル3aの先端部に着脱自在に取り付
けられている。
詳しく(従来例と同一部材は同一符号を付して)説明す
る。図1において、1はダイシング装置等の精密切削装
置におけるブレードであり、スピンドルハウジング3に
保持されたスピンドル3aの先端部に着脱自在に取り付
けられている。
【0007】2はブレード検出手段であり、前記スピン
ドルハウジング3の先端部に取り付けられたブレードカ
バー4内に設けられ、電磁波等により前記ブレード1の
破損や摩耗等を検出できるようにしてある。
ドルハウジング3の先端部に取り付けられたブレードカ
バー4内に設けられ、電磁波等により前記ブレード1の
破損や摩耗等を検出できるようにしてある。
【0008】5は精密切削装置に設けられたCPUであ
り、前記ブレード検出手段2と配線6で接続されてお
り、この場合は配線6の一部が従来のようにカッティン
グエリア内に露出しないようにしてある。
り、前記ブレード検出手段2と配線6で接続されてお
り、この場合は配線6の一部が従来のようにカッティン
グエリア内に露出しないようにしてある。
【0009】即ち、図2(イ) にも示すように前記スピン
ドルハウジング3の円筒壁内に軸線方向に沿って通孔1
0を設け、この通孔10の一方はスピンドルハウジング
3の前部から前記ブレードカバー4内に通じる開口10
aを形成すると共に、通孔10の他方はスピンドルハウ
ジング3の後部から前記保護ケース7内に通じる開口1
0bを形成し、この通孔10内に前記配線6を挿通して
ある。
ドルハウジング3の円筒壁内に軸線方向に沿って通孔1
0を設け、この通孔10の一方はスピンドルハウジング
3の前部から前記ブレードカバー4内に通じる開口10
aを形成すると共に、通孔10の他方はスピンドルハウ
ジング3の後部から前記保護ケース7内に通じる開口1
0bを形成し、この通孔10内に前記配線6を挿通して
ある。
【0010】この場合、スピンドルハウジング3の円筒
壁内に通孔10を設けるのではなく、図2(ロ) に示すよ
うにスピンドルハウジング3の外周面に軸線方向に沿っ
て配線通し部10′を設け、この配線通し部10′の先
端部をブレードカバー4内に位置させても良い。この配
線通し部10′は、例えばパイプ部材又は断面逆U型部
材で形成することが可能である。
壁内に通孔10を設けるのではなく、図2(ロ) に示すよ
うにスピンドルハウジング3の外周面に軸線方向に沿っ
て配線通し部10′を設け、この配線通し部10′の先
端部をブレードカバー4内に位置させても良い。この配
線通し部10′は、例えばパイプ部材又は断面逆U型部
材で形成することが可能である。
【0011】前記スピンドルハウジング3は防水プレー
ト7′内をY軸方向に摺動すると共に防水プレート7′
と一緒にZ軸方向に動かされるため、この移動に追従で
きるように前記配線6のうち保護ケース7内の部分6b
を適度にたるませて断線を防止するようにしている。配
線6のうち前記ブレードカバー4内の部分はスピンドル
ハウジング3と一緒に移動するのでたるませる必要はな
い。
ト7′内をY軸方向に摺動すると共に防水プレート7′
と一緒にZ軸方向に動かされるため、この移動に追従で
きるように前記配線6のうち保護ケース7内の部分6b
を適度にたるませて断線を防止するようにしている。配
線6のうち前記ブレードカバー4内の部分はスピンドル
ハウジング3と一緒に移動するのでたるませる必要はな
い。
【0012】尚、11は前記スピンドルハウジング3を
Y軸方向に移動させるY軸駆動機構であり、12はスピ
ンドルハウジング3をZ軸方向に移動させるためのZ軸
駆動機構であり、いずれもボールスクリューを介して移
動できるようにしてある。
Y軸方向に移動させるY軸駆動機構であり、12はスピ
ンドルハウジング3をZ軸方向に移動させるためのZ軸
駆動機構であり、いずれもボールスクリューを介して移
動できるようにしてある。
【0013】本発明に係るダイシング等の精密切削装置
は上記のように構成され、従来と同様に回転ブレード1
によりX軸方向(紙面に垂直方向)に移動するチャック
テーブル13上に固定されたウェーハ14を、切削液供
給管8から切削液9を供給しながら精密切削するが、こ
のカッティングエリアに前記配線6が露出していないの
で切削液9の飛沫が配線6に付着することはなく、且つ
スピンドルハウジング3に接触したり或は他の物がぶつ
かったりすることもないので、配線6の漏電や断線、ス
ピンドルハウジング3の移動の妨げ等を未然に防止する
ことができる。
は上記のように構成され、従来と同様に回転ブレード1
によりX軸方向(紙面に垂直方向)に移動するチャック
テーブル13上に固定されたウェーハ14を、切削液供
給管8から切削液9を供給しながら精密切削するが、こ
のカッティングエリアに前記配線6が露出していないの
で切削液9の飛沫が配線6に付着することはなく、且つ
スピンドルハウジング3に接触したり或は他の物がぶつ
かったりすることもないので、配線6の漏電や断線、ス
ピンドルハウジング3の移動の妨げ等を未然に防止する
ことができる。
【0014】この場合、配線6のたるみ部分6bは比較
的広い保護ケース7内に位置しており、しかもスピンド
ルハウジング3から引き出された配線が持ち上げられて
保護ケース7の天板に固定されているため、このたるみ
部分6bはスピンドルハウジング3に接触し難く且つ他
の物がぶつかるようなこともない。
的広い保護ケース7内に位置しており、しかもスピンド
ルハウジング3から引き出された配線が持ち上げられて
保護ケース7の天板に固定されているため、このたるみ
部分6bはスピンドルハウジング3に接触し難く且つ他
の物がぶつかるようなこともない。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
ブレード検出手段を装着したダイシング等の精密切削装
置において、そのブレード検出手段の配線をブレードを
保持するスピンドルハウジング内に設けたので、配線の
一部がカッティングエリア内に露出することがなく漏電
や断線、スピンドルハウジングの移動の妨げ等を未然に
防止することができ、ブレード検出を確実に行える効果
を奏する。
ブレード検出手段を装着したダイシング等の精密切削装
置において、そのブレード検出手段の配線をブレードを
保持するスピンドルハウジング内に設けたので、配線の
一部がカッティングエリア内に露出することがなく漏電
や断線、スピンドルハウジングの移動の妨げ等を未然に
防止することができ、ブレード検出を確実に行える効果
を奏する。
【図1】 本発明の実施例を示す概略断面図である。
【図2】 (イ) はスピンドルハウジングの断面図、(ロ)
はスピンドルハウジングに配線通し部を設けた例を示す
断面図である。
はスピンドルハウジングに配線通し部を設けた例を示す
断面図である。
【図3】 従来例の概略断面図である。
1…ブレード 2…ブレード検出手段 3…スピン
ドルハウジング 3a…スピンドル 4…ブレード
カバー 5…CPU 6…配線 6a、6b…た
るみ部分 7…保護ケース 7′…防水プレート
8…切削液供給管 9…切削液 10…通孔
10a、10b…開口 10′…配線通し部 11
…Y軸駆動機構 12…Z軸駆動機構
ドルハウジング 3a…スピンドル 4…ブレード
カバー 5…CPU 6…配線 6a、6b…た
るみ部分 7…保護ケース 7′…防水プレート
8…切削液供給管 9…切削液 10…通孔
10a、10b…開口 10′…配線通し部 11
…Y軸駆動機構 12…Z軸駆動機構
Claims (1)
- 【請求項1】カッティングエリア内に配設されX軸方向
に移動可能なチャックテーブルと、前記カッティングエ
リア内と保護ケース内とを仕切る防水プレートと、該防
水プレートを介して摺動可能に配設されY軸方向に移動
可能なスピンドルハウジングと、前記カッティングエリ
ア内に位置し前記スピンドルハウジングに保持されたス
ピンドルに取り付けられたブレードと、該ブレードのブ
レードカバーと、ブレードの破損摩耗等を検出するブレ
ード検出手段が前記ブレードカバー内に装着されたダイ
シング装置等の精密切削装置において、 前記ブレード検出手段の配線は、前記スピンドルハウジ
ングのY軸方向の移動において前記防水プレートによっ
て仕切られた前記カッティングエリア内には露出しない
ようにスピンドルハウジング内に設けると共に、前記保
護ケース内においては適度にたるませてある ことを特徴
とする精密切削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086121U JP2593448Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 精密切削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086121U JP2593448Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 精密切削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645344U JPH0645344U (ja) | 1994-06-14 |
JP2593448Y2 true JP2593448Y2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=13877874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992086121U Expired - Lifetime JP2593448Y2 (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 精密切削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593448Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI396601B (ja) * | 2010-05-14 | 2013-05-21 |
-
1992
- 1992-11-24 JP JP1992086121U patent/JP2593448Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI396601B (ja) * | 2010-05-14 | 2013-05-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0645344U (ja) | 1994-06-14 |
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