JP2593315B2 - 包装物の開封方法及びその装置並びにそれに用いるオープナー - Google Patents

包装物の開封方法及びその装置並びにそれに用いるオープナー

Info

Publication number
JP2593315B2
JP2593315B2 JP62193528A JP19352887A JP2593315B2 JP 2593315 B2 JP2593315 B2 JP 2593315B2 JP 62193528 A JP62193528 A JP 62193528A JP 19352887 A JP19352887 A JP 19352887A JP 2593315 B2 JP2593315 B2 JP 2593315B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
opener
pieces
transport path
sticking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62193528A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6437332A (en
Inventor
隆信 西本
嘉一 小野
Original Assignee
エービー テトラパック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エービー テトラパック filed Critical エービー テトラパック
Priority to JP62193528A priority Critical patent/JP2593315B2/ja
Publication of JPS6437332A publication Critical patent/JPS6437332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593315B2 publication Critical patent/JP2593315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、搬送路(R)に対し平行な面(C1)に貼着
片(a),(a′)を、また、搬送路(R)に対し垂直
な面(C2)に貼着片(b),(b′)を有する略六面体
を為す包装物(C)を開封するための方法及びその装置
並びにそれに用いるオープナーに関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、牛乳,ジュースなどの液体飲料を入れる容器
として、第22図に示すような角筒状のものがある。この
ような容器は第23図に示すように嵩張らないように扁平
状に折り畳み、これを多数集積してその外側を第19図に
示すように包装材料(B)で1まとめに包装して保管し
ておき、液体飲料を充填する際これを開封している。
しかして、この包装物(C)の底(C1)側と対向する
側壁(C2),(C2)両側には貼着部が形成されており、
従来上記の開封を行うに当ってはこれらの貼着部におけ
る2枚の貼着片のうち外側に位置する貼着片(a),
(b)を手で剥すか、被包装物(A)を包んでいる包装
材料(B)を切断刃により切断する方式を採っていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前者の方式を採った場合の開封作業はきわめて能率が
悪いという欠点がある。また、後者の方式を採った場
合、包装材料(B)は被包装物(A)との間に全く隙間
がないといってもよい程の状態で包装されているから、
この包装材料(B)に向けて切断刃を作用させると被包
装物(A)を傷付けるという欠点がある。
本発明は、2通りある開封方法のうち包装物(C)の
面(C1)、(C2)において外側に位置する貼着片
(a),(b)を剥す方式を採るものとし、この場合に
おける開封作業を自動的かつ能率よく行い得るようにし
たものである。また、この開封作業を確実に行い得るよ
うに特殊な構造のオープナーを開発したものである。
〔問題点を解決するための手段〕
搬送路(R)に対し平行な面(C1)に貼着片(a),
(a′)を有する略六面体を為す包装物(C)を開封す
る本発明の方法は、被包装物の外側を、搬送路(R)に
対し平行な面(C1)に貼着片(a),(a′)を有する
様に包装材料(B)で被包した略六面体を為す包装物
(C)を、基準面とする前記搬送路(R)上に載置し、
前記貼着片(a),(a′)に一部をく字状に切除した
回動させ得る円盤状のオープナー(D)を回動を伴いつ
つ基準面に平行な方向から相対的に作用させ、外側の貼
着片(a)を内側の貼着片(a′)から剥離させること
を特徴とするものである。
一方、搬送路(R)に対し垂直な面(C2)に貼着片
(b),(b′)を有する略六面体を為す包装物(C)
を開封する本発明の方法は、被包装物の外側を、搬送路
(R)に対し垂直な面(C2)に貼着片(b),(b′)
を有する様に包装材料(B)で被包した略六面体を為す
包装物(C)を、基準面となる前記搬送路(R)上に載
置し、前記貼着片(b),(b′)に内側の貼着片
(b′)の内側に差し込まれる把持板(5)及び双方の
貼着片(b),(b′)間に差し込まれる差込片(6)
を有するオープナー(E)を基準面に対し垂直な方向か
ら相対的に作用させ、外側の貼着片(b)を内側の貼着
片(b′)から剥離させることを特徴とするものであ
る。
また、本発明の開封装置は、被包装物の外側を、少な
くとも隣接する三面にいずれも貼着片を有する様に包装
材料(B)で被包した略六面体を為す包装物(C)を載
置する基準面となる搬送路(R)と、前記搬送路(R)
に対し平行な面(C1)に形成された貼着片(a),
(a′)に作用し、一部をく字状に切除した回動させ得
る円盤状の第一のオープナー(D)と、前記搬送路
(R)に対し垂直な面(C2),(C2)にそれぞれ形成さ
れた各貼着片(b),(b′)、(b),(b′)のう
ち、内側の各貼着片(b′),(b′)の内側にそれぞ
れ差し込まれる把持板(5),(5)と双方の貼着片
(b),(b′)、(b),(b′)間にそれぞれ差し
込まれる差込片(6),(6)とを有する第二のオープ
ナー(E),(E)とからなり、前記貼着片(a),
(a′)に前記第一のオープナー(D)を回動を伴いつ
つ基準面に平行な方向から相対的に作用させ、また、前
記貼着片(b),(b′)、(b),(b′)に前記第
二のオープナー(E),(E)をいずれも基準面に対し
垂直な方向から相対的に作用させるように構成すること
により、各面(C1)、(C2),(C2)における外側の貼
着片(a)、(b),(b)を内側の貼着片(a′)、
(b′),(b′)から剥離させる様にしたことを特徴
とするものである。
一方、包装物(C)を載置する搬送路(R)に対し平
行な面(C1)に貼着片(a),(a′)を有する略六面
体を為す包装物(C)の面(C1)を開封するための本発
明のオープナーは、1体の軸(1)を中心として平面的
に回動させ得る円盤(2)の一部を外周端部分からく字
状に切除し、その裏面の端縁部分を斜めに面取りしたこ
とを特徴とするものである。
また、包装物(C)を載置する搬送路(R)に対し垂
直な面(C2)に貼着片(b),(b′)を有する略六面
体を為す包装物(C)の面(C2)を開封するための本発
明のオープナーは、前記貼着片(b),(b′)のう
ち、内側に位置する貼着片(b′)の内側に差し込まれ
る把持板(5)を有し、該把持板(5)の下方には前記
貼着片(b),(b′)間に差し込まれる差込片(6)
を取り付けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
搬送路(R)に対し平行な面(C1)に貼着片(a),
(a′)を有する略六面体を為す包装物(C)を開封す
る本発明の方法によれば、被包装物の外側を、搬送路
(R)に対し平行な面(C1)に貼着片(a),(a′)
を有する様に包装材料(B)で被包した略六面体を為す
包装物(C)が、基準面となる前記搬送路(R)上に載
置せしめられ、略貼着片(a),(a′)間に一部をく
字状に切除した回動させ得る円盤状のオープナー(D)
が回動を伴いつつ基準面に平行な方向から相対的に作用
せしめられる。すると、貼着片(a),(a′)間にオ
ープナー(D)が回動しながら徐々に食い込んで行き、
外側に位置する貼着片(a)が自動的に内側に位置する
貼着片(a′)から剥離せしめられる。
一方、搬送路(R)に対し垂直な面(C2)に貼着片
(b),(b′)を有する略六面体を為す包装物(C)
を開封する本発明の方法によれば、被包装物の外側を、
搬送路(R)に対し垂直な面(C2)に貼着片(b),
(b′)を有する様に包装材料(B)で被包した略六面
体を為す包装物(C)が、基準面となる前記搬送路
(R)上に載置せしめられ、前記貼着片(b),
(b′)に把持板(5)及び差込片(6)を有するオー
プナー(E)が基準面に対し垂直な方向から相対的に作
用せしめられる。すると、把持板(5)が内側の貼着片
(b′)の内側に差し込まれ、かつ、差込片(6)が双
方の貼着片(b),(b′)間に差し込まれ、外側に位
置する貼着片(b)が自動的に内側に位置する貼着片
(b′)から剥離せしめられる。
また、本発明による開封装置によれば、被包装物の外
側を、少なくとも隣接する三面にいずれも貼着片を有す
る様に包装材料(B)で被包した略六面体を為す包装物
(C)が、基準面となる搬送路(R)上に載置せしめら
れ、前記搬送路(R)に対し平行な面(C1)に形成され
た貼着片(a),(a′)に、一部をく字状に切除した
回動させ得る円盤状の第一のオープナー(D)が回動を
伴いつつ基準面に平行な方向から相対的に作用せしめら
れる。すると、貼着片(a),(a′)間に第一のオー
プナー(D)が回動しながら徐々に食い込んで行き、外
側に位置する貼着片(a)が自動的に内側に位置する貼
着片(a′)から剥離せしめられる。一方、前記搬送路
(R)に対し垂直な面(C2),(C2)にそれぞれ形成さ
れた各貼着片(b),(b′)、(b),(b′)にも
第二のオープナー(E),(E)がいずれも基準面に対
し垂直な方向から相対的に作用せしめられる。すると、
前記搬送路(R)に対し垂直な面(C2),(C2)にそれ
ぞれ形成された各貼着片(b),(b′)、(b),
(b′)のうち、内側の各貼着片(b′),(b′)の
内側に把持板(5),(5)がそれぞれ差し込まれ、か
つ、双方の貼着片(b),(b′)、(b),(b′)
間に差込片(6),(6)がそれぞれ差し込まれ、各面
(C1)、(C2),(C2)における外側の貼着片(a)、
(b),(b)が自動的に内側の貼着片(a′)、
(b′),(b′)から剥離せしめられる。かくして、
被包装物の外側を、少なくとも隣接する三面にいずれも
貼着片を有する様に包装材料(B)で被包した略六面体
を為す包装物(C)を自動的に開封することができる。
一方、包装物(C)を載置する搬送路(R)に対し平
行な面(C1)に貼着片(a),(a′)を有する略六面
体を為す包装物(C)の面(C1)を開封するためのオー
プナー(D)は、前記包装物(C)の面(C1)と平行に
配置され、例えば第5図に示すように基準面に平行な方
向からその面(C1)に相対的に作用せしめられる。そし
て、この状態の下に円盤(2)を例えば第6図に示すよ
うに回すと、該円盤(2)は一体の軸(1)を中心とし
て平面的に回動し、く字状に切除せしめられた二股状の
先のうち一方の先端部(3a)から両貼着片(a),
(a′)間に徐々に食い込んで行き、やがて、外側に位
置する貼着片(a)が自動的に内側に位置する貼着片
(a′)から剥離せしめられる。この場合において、く
字状に切除せしめられた部分における裏面の端縁部分は
斜めに面取りされているから、上記先端部(3a)が両貼
着片(a),(a′)間に確実に差し込まれ、その後、
円盤(2)の周縁部が外側に位置する貼着片(a)を内
側に位置する貼着片(a′)から引き離そうとする。従
って、外側の貼着片(a)を破ることなく剥離すること
ができる。
また、包装物(C)を載置する搬送路(R)に対し垂
直な面(C2)に貼着片(b),(b′)を有す略六面体
を為す包装物(C)の面(C2)を開封するためのオープ
ナー(E)は、前記包装物(C)の面(C2)と平行とな
るごとく配置される。そして、基準面に対し垂直な方向
からその面(C2)に相対的に作用せしめられる。する
と、第13図に示すように、把持板(5)が内側の貼着片
(b′)の内側に差し込まれ、かつ、差込片(6)が双
方の貼着片(b),(b′)間に差し込まれ、第14図、
第15図の状態を経た後やがて外側に位置する貼着片
(b)が自動的に内側に位置する貼着片(b′)から剥
離せしめられることになる。この開封作業が終了した時
点において、包装材料(B)と被包装物との間には把持
板(5)が差し込まれてこれが前記基準面に対し垂直な
被包装物の面に接しているから、このオープナー(E)
を第1図に示すように対向して配置した場合には、包装
物(C)の対向する2つの面の開封作業を同時に行うこ
とができるのみならず、開封作業後の被包装物を2枚の
把持板(5),(5)で同時に把持することができる。
〔実施例〕
本発明の実施例を添付の図面に基いて説明する。
被包装物として実施例では、牛乳,ジュースなどの液
体飲料を入れるための容器(第22図に示す)を嵩張らな
いように扁平に折り畳んで第23図に示すようにシート状
にし、これをその背と腹とが前後に重なり合うように多
数集積したものを例に挙げ、また、包装物(C)として
その外側を第19図〜第21図に示すように包装材料(B)
で被包し、その底(C1)側において2枚の貼着片(a)
と(a′)とを、また、側壁(C2)側において2枚の貼
着片(b)と(b′)とを貼着した形式のものを例に挙
げる。ただし、本発明における被包装物及び包装物は上
記のようなものだけに限定されるものではない。
被包装物の外側を、少なくとも隣接する三面にいずれ
も貼着片を有する様に包装材料(B)で被包した略六面
体を為すこのような包装物(C)を開封するに当って
は、2枚の貼着片(a)と(a′)とを、(b)と
(b′)とを分離せしめればよいが、それには外側に位
置する貼着片(a)あるいは(b)を内側に位置する貼
着片(a′)あるいは(b′)から剥離させればよい。
この作業を自動的かつ能率よく行うためには、2枚の貼
着片(a),(a′)との間に一部をく字状に切除した
回動させ得る円盤状の第一のオープナー(D)を回動を
伴いつつ基準面に平行な方向から相対的に作用させ、ま
た、2枚の貼着片(b),(b′)に内側の各貼着片
(b′),(b′)の内側にそれぞれ差し込まれる把持
板(5),(5)と双方の貼着片(b),(b′)、
(b),(b′)間にそれぞれ差し込まれる差込片
(6),(6)とを有する第二のオープナー(E)を基
準面に対し垂直な方向から相対的に作用させる。する
と、貼着片(a),(a′)間に第一のオープナー
(D)が回動しながら徐々に食い込んで行き、外側に位
置する貼着片(a)が自動的に内側に位置する貼着片
(a′)から剥離せしめられる。また、各貼着片
(b),(b′)、(b),(b′)のうち、内側の各
貼着片(b′),(b′)の内側に第二のオープナー
(E),(E)の把持板(5),(5)がそれぞれ差し
込まれ、かつ、双方の貼着片(b),(b′)、
(b),(b′)間に第二のオープナー(E),(E)
の差込片(6),(6)がそれぞれ差し込まれ、各面
(C1)、(C2),(C2)における外側の貼着片(a)、
(b),(b)が自動的に内側の貼着片(a′)、
(b′),(b′)から剥離せしめられる。
包装物(C)の底(C1)側を開封するためのオープナ
ー(D)は、第3図に示すように1本の軸(1)を中心
として平面的に回動させ得る円盤(2)の一部を外周端
部分からく字状に切除し、その裏面の端縁部分を斜めに
面取り(3)したものである。このオープナー(D)は
第5図に示すように包装物(C)の搬送路(R)線上の
台(4)の前端(図の左側)を切欠いた部分(4a)に位
置せしめられ、包装物(C)を例えばプッシャー(9)
〔第1図〕により前進させることにより第6図に示すよ
うに包装物(C)の底面に密着する。この状態の下に円
盤(2)を例えば第6図に示すように回すと、該円盤
(2)は1本の軸(1)を中心として平面的に回動し、
く字状に切除せしめられた二股状の先のうち一方の先端
部(3a)から2枚の貼着片(a),(a′)間に差し込
まれて行く(第7図)。しかる後、包装物(C)とオー
プナー(D)とがさらに相対的に移動すると、外側に位
置する貼着片(a)は内側に位置する貼着片(a′)か
ら順次剥離せしめられる。この場合において、く字状に
切除された部分における裏面の端縁部分は斜めに面取り
されているから、上記先端部(3a)が2枚の貼着片
(a),(a′)間に確実に差し込まれる。そして、2
枚の貼着片(a),(a′)間に差し込まれた後におい
て包装物(C)とオープナー(D)とが相対的に動くの
に応じて円盤(2)の周縁部が外側に位置する貼着片
(a)を内側に位置する貼着片(a′)から引離そうと
する。従って、外側の貼着片(a)を破ることなく剥離
することができる。包装物(C)の底部を開封するに当
って、実施例ではオープナー(D)を移動させずに包装
物(C)を移動させたが、包装物(C)を停止させてお
いたオープナー(D)を走らせるようにしてもよい。ま
た、円盤(2)を回動させる手段としては例えば垂直に
保持されている軸(1)をモーターその他の手段で回動
させる場合を挙げることができる。なお、円盤(2)に
おける面取りされた部分(3)を第4図において上下対
称的にした場合には、包装物(C)の底(C1)側の状態
が第6図及び第7図に示す場合と対称的、即ち貼着片
(a′)が貼着片(a)の外側に来ている時でもこのオ
ープナー(D)用いて包装物(C)を開封することがで
きる。ただし、この場合の円盤(2)の回転方向は先程
とは逆とする。
次に、包装物(C)の側壁(C2)側を開封するための
オープナー(E)〔第11図,第12図〕は、2枚の貼着片
(b),(b′)のうち内側に位置する貼着片(b′)
の内側に差し込まれる把持板(5)を有し、該把持板
(5)の下方にはこれよりも巾が狭く、上記2枚の貼着
片(b),(b′)間に差し込まれる差込片(6)が取
り付けられている。実施例においては、差込片(6)の
左端に前下り(第12図の左斜め下側)にわずかに突出す
るガイド片(7)が取り付けられている。ガイド片
(7)の向きは第12図に示すように把持板(5)に対し
て角度βだけ前下りの下向きであって、後述するように
差込片(6)を2枚の貼着片(b),(b′)のうち内
側の貼着片(b′)の上に確実に乗せるためのガイドの
役をなすものである。一方、ガイド片(7)は把持板
(5)の下端に取り付けられた折曲杆(8)によって把
持板(5)と一体的になっており、折曲杆(8)の両側
(第11図の左右両側)は把持板(5)よりも外側に突出
している。このオープナー(E)は包装物(C)の側面
と平行になるごとく配置され、オープナー(E)と包装
物(C)との相対的移動により第13図に示すように把持
板(5)が包装物(C)の側壁(C2)側の2枚の貼着片
(b),(b′)よりも内側に、また、把持板(5)の
下方にある差込片(6)は2枚の貼着片(b),
(b′)間に差し込まれる。なお、差込片(6)にはガ
イド片(7)が取付けられていてこれが差込片(6)を
内側の貼着片(b′)の上に乗せるためのガイドの役を
するから、差込片(6)は2枚の貼着片(b),
(b′)間に確実に差し込まれる。そして、包装物
(C)とオープナー(E)とがさらに相対的に移動する
と、差込片(6)が上記の状態を保ったまま第14図,第
15図に示すように包装物(C)に対して相対的に動くこ
とになるから、2枚の貼着片(b),(b′)のうち外
側に位置する貼着片(b)が自動的に内側に位置する貼
着片(b′)から順次剥離せしめられる。この場合にお
いて、把持板(5)より左側に突出している折曲杆
(8)の(8a)部分は、第14図に示すように包装物
(C)の貼着部における内側の貼着片(b′)とこれよ
りも内側に折り込まれている折込片(d)との間に、ま
た、把持板(5)より右側に突出している折曲杆(8)
の(8b)部分は第13図及び第14図に示すように折込片
(d)と外側の貼着片(b)との間に差し込まれ、差込
片(6)により包装物(C)の側壁(C2)部分における
開封作業を手助けする。なお、折曲杆(8)の(8a)部
分は、底(C1)側の貼着部が予じめ開封されている包装
物(C)の2枚の貼着片(a),(a′)を破らないよ
うに拡げる役目もする。
このように、オープナー(D)あるいは(E)を2枚
の貼着片(a),(a′)あるいは(b),(b′)間
に差し込むことにより包装物(C)を開封することがで
きるのは、2枚の貼着片(a)と(a′)、あるいは
(b)と(b′)が前面に亘って接着されておらず、接
着剤を点在あるいは筋状の形で塗布してあるからであ
り、本発明はこの貼着形式を巧みに利用して能率よく開
封することができるようにしたものである。包装物
(C)の側壁(C1)側の開封作業が終了した時点におい
て、包装材料(B)と被包装物との間には把持板(5)
が差し込まれてこれが被包装物の側面に接しているか
ら、オープナー(E)を第1図に示すように対向して配
置した場合には、一対のオープナー(E),(E)によ
り包装物(C)の対向する両側面の開封作業を同時に行
うことができるのみならず、開封作業後の被包装物を2
枚の把持板(5),(5)で挾持することができる。
次に、上述したような包装形態の包装物(C)を開封
する装置の実施例を説明する。
被包装物の外側を包装材料(B)で被包し、その底
(C1)側において2枚の貼着片(a),(a′)を貼着
し、また、側壁(C2)側において2枚の貼着片(b),
(b′)を貼着した包装物(C)は、第1図,第2図に
示すように台(4)に乗せられて搬送路(R)の所まで
降される。
この搬送路(R)の前方において、搬送路(R)内の
真下には第5図に示すように包装物(C)の底(C1)側
を開封するためのオープナー(D)が、また、それより
前方上方には第1図に示すように包装物(C)の側壁
(C2)側を開封するためのオープナー(E)がそれぞれ
配置されている。
オープナー(D),(E)の具体的構造は既に上述し
てから、その説明は省略するが、オープナー(D)は第
5図に示すように台(4)の前端中央部の切欠部(4a)
内に円盤(2)の一部が嵌まるように配置されており、
また、オープナー(E)は第1図に示すように包装物
(C)の側面の貼着部と平行になるごとく配置されてい
る。
台(4)の後方(第1図の右方)である搬送路(R)
上には、オープナー(D)と包装物(C)とを相対的に
移動させる装置としてプッシャー(9)を配置する。第
5図の状態の下に円盤(2)を例えば第6図に示すよう
に回すと、上述したように円盤(2)は1本の軸(1)
を中心として平面的に回動し、く字状に切除せしめられ
た二股状の先のうち一方の先端部(3a)から2枚の貼着
片(a),(a′)間に差し込まれて行く(第7図)。
しかる後、プッシャー(9)を作動させると、台(4)
に乗っている包装物(C)は台(4)上を前進し、オー
プナー(D)により上述したようにその底(C1)側にお
ける貼着部を開封することができる。実施例ではオープ
ナー(D)を移動させずに台(4)に乗っている包装物
(C)を移動させたが、包装物(C)を台(4)上で停
止させておいてオープナー(D)を走らせるようにして
もよい。また、円盤(2)を回動させる手段としては例
えば垂直に保持されている軸(1)をモーターその他の
手段で回動させる場合を挙げることができる。なお、実
施例においては、オープナー(D)の円盤(2)におけ
る面取りされた部分(3)を第4図において上下対称的
にしてあるが、これは包装物(C)の底(C1)の状態が
第6図及び第7図に示す場合と対称的、即ち貼着片
(a′)が貼着片(a)の外側に来ている包装物(C)
を開封する場合にもこのオープナー(D)を使用するこ
とができるようにするためである。ただし、この場合の
円盤(2)は図の矢印方向とは逆に回動させるものとす
る。
一方、実施例においてはオープナー(D)と包装物
(C)とを相対的に移動させる装置としてプッシャー
(9)を配置した場合を例示するが、本発明にいう移動
装置はこれだけ限定されるものではなく、例えば、台
(4)上の包装物(C)を左右両側から挾みながら搬送
するベルトコンベヤや台(4)上の包装物(C)を押送
するアタッチメント付のチェンコンベヤなどで代用して
もよい。
実施例において、包装物(C)は台(4)に乗せられ
て第1図,第2図の一点鎖線の位置から搬送路(R)の
所まで降されるが、その昇降はシリンダー(10)により
行われる。実施例における台(4)は搬送路(R)より
もさらに下にまで降下させ得るようになっており、その
昇降はシリンダー(11)により行われる。このシリンダ
ー(11)は、台(4)及びこれを搬送路(R)とその上
方との間で昇降させるシリンダー(10)を1本の案内杆
(12)に沿って一緒に上下動させるものであり、搬送路
(R)の所まで降されてきた包装物(C)を機外へ排出
する場合に使われる。この排出とは、搬送路(R)の所
まで降ろされてきた包装物(C)の向きが正しくなくこ
れを搬送路(R)の前方に送り出してはならない場合
に、包装物(C)を搬送路(R)から排出することをい
い、搬送路(R)の進行方向に対して包装物(C)が左
右逆になっている場合には、搬送路(R)の所まで降ら
された包装物(C)を第1図の二点鎖線に示すように一
旦後にずらせ、しかる後シリンダー(11)を作動させて
第2図の二点鎖線で示すようにシリンダー(10)ごと台
(4)を搬送路(R)の下方まで降下せしめ、ここで方
向の正しくない包装物(C)を機外に排出させるものと
する。実施例において、台(4)はこの直下に位置する
別の台(4′)に軸(13)で枢着してあるから、包装物
(C)を機外へ排出するべくこれをシリンダー(11)に
より搬送路(R)の下方まで降下せしめると、台(4)
がストッパー(14)に当って第1図一点鎖線で示すよう
に軸(13)を支点として傾く。従って、搬送路(R)の
前方へ送り出すべきでない包装物(C)は傾いた台
(4)をシュート代りにして自重で機外へ排出される。
この場合において、包装物(C)の向きが搬送路(R)
上で正しいか正しくないかは、包装物(C)の2枚の貼
着片(a)と(a′)あるいは(b)と(b′)との貼
合せ状態によってオープナー(D)あるいは(E)によ
り包装物(C)の開封作業を行い得るか否かに大きな影
響を及ぼすからきわめて重大な問題である。実施例にお
ける被包装物は、牛乳,ジュースなどの液体飲料を入れ
るための容器を嵩張らないように扁平に折り畳んで第23
図に示すようにシート状にし、これをその背と腹とが前
後に重なり合うように多数集積したものであって、その
シート状のものには第20図及び第23図の(e)で示す段
差が存在し、しかも、これを多数集積してその外側を包
装材料(B)で被包した場合にその包装物(C)の2枚
の貼着片(a)と(a′)あるいは(b)と(b′)の
貼合せ状態が予じめ決っているから、この包装物(C)
の向きが搬送路(R)上で正しいか正しくないかの判断
は、包装材料(B)で被包されている被包装物の段差
(e)が搬送路(R)の進行方向に対して左右どちら側
にあるかを検知することにより容易に行うことができ
る。例えば、台(4)に乗っている包装物(C)の外側
から包装材料(B)を検知棒などで押し、その高さを光
電管により検出する方式を採れば、上記段差(e)が搬
送路(R)の進行方向に対して左右どちら側にあるかを
検知することができ、それによって搬送路(R)上の包
装物(C)の向きを簡単に確認することができる。そし
て、搬送路(R)上の包装物(C)の向きが正しいと判
断された場合には、底(C1)側及び側壁(C2)側の開封
作業を行わしめるべく包装物(C)を前進させ、また、
搬送路(R)上の包装物(C)の向きが正しくないと判
断された場合には、上述したようにシリンダー(10)及
び(11)を作動させて包装物(C)を機外へ排出する。
なお、図示はしないが、この排出を行うに当って台
(4)上の包装物(C)を一旦後にずらせるには例えば
台(4)の直前上方に垂直な軸を中心として平面的に回
動させ得る排出板を設けておき、搬送路(R)上の包装
物(C)の向きが正しくないと判断された場合にこの排
出板を作動させるとよい。このように、上記排出を行う
に当って台(4)上の包装物(C)を一旦後にずらせる
のは、上述したように台(4)の直前に配置されている
オープナー(D)に包装物(C)が引掛るからであり、
台(4)の切欠部(4a)に嵌っている円盤(2)の後部
に包装物(C)が引掛らない程度までずらされる。
台(4)の直前には第1図、第8図及び第9図に示す
ように渡し板(15)が配置されている。この渡し板(1
5)は、搬送路(R)の進行方向の両側に対向して配置
されている一対のL字形部材(15a),(15b)からな
り、底(C1)側の開封作業の済んだ包装物(C)を次工
程へ、即ち、側壁(C2)側の開封工程へ送るための橋渡
しの役をなすものである。左右一対の部材(15a),(1
5b)のうち第9図の右側に現われる部材(15a)は軸(1
6)を中心として起伏自在であり、もう一方の部材(15
b)は固定されている。部材(15a)はバネ(17)の引張
力により第1図の実線あるいは第8図鎖線で示すように
普段は起立しており、オープナー(D)と包装物(C)
とを相対的に移動させる移動装置により包装物(C)を
台(4)から前進させると、起立している部材(15a)
は包装物(C)の重みで第8図実線で示すように倒伏せ
しめられて包装物(C)をさらに前方へ送ることができ
る。なお、第1図,第8図,第9図において図面符号
(18)は、底(C1)側が開封されている包装物(C)の
包装材料(B)がバネ(17)などに引掛らないようにす
るためのカバーである。
この渡し板(15)の直前には、包装物(C)の支持装
置(19)が配置されている。支持装置(19)は搬送路
(R)の進行方向の両側に対向して配置されている一対
のL字形部材(19a),(19b)からなり、そのうち第10
図及び第16図の右側に現われる部材(19a)は固定され
ており、もう一方の部材(19b)はシリンダー(21)の
作動により軸(20)を中心として回動可能である。両部
材(19a),(19b)からなる支持装置(19)の開放され
ている所、即ち第1図の前後両側には、シリンダー(2
2)が配置されている。渡し板(15)を通って送られて
きた包装物(C)を第10図実線に示すように左右一対の
部材(19a),(19b)によって支持させた上でオープナ
ー(E)を降下させると、該オープナー(E)により上
述したようにその側壁(C2)側の開封作業が行われる。
実施例に示すようにオープナー(E)を前後一対として
配置した場合には、包装物(C)の前後両側の開封作業
を同時に行うことができるのできわめて能率的である。
一方、実施例においては、オープナー(E),(E)
により側壁(C2),(C2)側の開封作業が行われた包装
物(C)の包装材料(B)を被包装物から剥ぎ取るため
の吸着装置(23)が、支持装置(19)上に設けられてい
る。この装置は第16図に示すように軸(24)を中心とし
て回動可能のレバー(25)の先端に吸盤(26)を取り付
けたものであり、シリンダー(27)の作動によりレバー
(25)が軸(24)を中心として第16図時計方向に回動す
ることにより吸盤(26)が被包装物の外側を被包してい
る包装材料(B)を吸着して被包装物から剥ぎ取り、こ
れをホッパー(28)上まで運ぶ。この場合において、支
持装置(19)側の固定側の部材(19a)の上端部とホッ
パー(28)との間を吸盤(26)の円弧軌跡に沿う円弧状
のガイド板でつないでおくと、吸盤(26)で運ばれてい
く包装材料(B)がその移動範囲内にある他の部材に引
掛かることを防止してこれをホッパー(28)まで確実に
運ぶことができる。第16図において、支持装置(19)を
構成する両部材(19a),(19b)のうち(19b)が軸(2
0)を中心として開いているが、その理由は、これが閉
じていると被包装物の外側を被包している包装材料
(B)を吸着装置(23)により剥ぎ取ることができない
からであり、もう1つの理由は包装材料(B)を剥ぎ取
った後の被包装物を下方へ運搬できないからである。た
だし、部材(19b)がたとえ開いていても包装物(C)
の2つの側壁(C2),(C2)側には上述したようにオー
プナー(E),(E)の把持板(5),(5)が差し込
まれて被包装物を両側から挾持しているから、包装物
(C)が落下してしまうことはない。
なお、実施例では、支持装置(19)に乗っている包装
物(C)を移動させずにオープナー(E)を移動させた
が、オープナー(E)を停止させたままで支持装置(1
9)をシリンダーなどで上昇させるようにしてもよい。
一方、実施例におけるオープナー(E)は第10図の一
点鎖線で示す位置、即ち、支持装置(19)の両部材(19
a),(19b)で支持されている包装物(C)の側壁
(C2),(C2)側の開封作業を行う位置からさらに同図
二点鎖線で示す位置まで降下させることができるように
してあり、その昇降は上述したシリンダー(22)で行
う。そして、この位置でオープナー(E)はさらに第17
図の鎖線で示すようにその首を振ることができるように
してある。実施例においてはシリンダー(22)の上下動
によりガイド杆(29)に沿って上下動させ得る取付杆
(30)にオープナー(E)から延び出させた腕(31)を
軸(32)を中心として回動するごとく取り付け、この軸
(32)をシリンダー(33)の作動により回動させるよう
にしてある。例えば、第18図に示すように軸(32)を中
心として回動させ得るレバー(34)と取付板(30)に取
り付けた別の軸(35)を中心として回動させ得るレバー
(36)とをレバー(37)で連結し、さらに軸(35)とシ
リンダー(33)の上端とをレバー(38)で連結してお
く。そして、シリンダー(33)を作動させると、レバー
(38)は第17図点線の位置から同図鎖線あるいは第18図
実線で示すように軸(35)と共に回動させる。すると、
レバー(36)も第17図点線の位置から同図鎖線あるいは
第18図実線で示すように軸(35)を中心として回動し、
レバー(37)を介してレバー(34)が第17図実線の位置
から第18図に示すように回動する。この回動により軸
(32)は第17図の反時計方向に回動し、これに一端が定
着された腕(31)が第17図実線の位置から同図鎖線ある
いは第18図実線で示すように傾き、この先に取り付けら
れているオープナー(E)も第17図実線の位置から同図
鎖線あるいは第18図実線で示すように首を振る。これ
は、上述したようにオープナー(E),(E)により側
壁(C2),(C2)側が開封された包装物(C)の被包装
物(A)のみを両オープナー(E),(E)の把持板
(5),(5)で挾持し、これを第17図の状態から第18
図に示すように傾けることができることを意味する。こ
のようにした場合には、包装材料(B)を剥ぎ取った後
の被包装物(A)を把持板(5),(5)で両側から把
持してこれを次の工程へ送るためのマガジンなどに移し
かえる作業を、包装物(C)の開封作業を行うオープナ
ー(E)により合せて行うことができるので、きわめて
便利である。
なお、第16図には図示しないが、剥ぎ取られた包装材
料(B)を投下するホッパー(28)内には、その長手方
向に走行させ得る部材を取り付けておくと、ホッパー
(28)内に投入された何枚かの包装材料をかき集めて一
度に排出することができる。
〔発明の効果〕
本発明による開封方法によれば、被包装物を傷付ける
ことなくしかも能率よく包装物を開封することができ、
また、本発明による開封装置によればこの作業を自動的
かつ能率よく行うことができる。
また、本発明によるオープナーを用いれば、被包装物
の外側を包装物(C)を載置する搬送路(R)に対し平
行な面(C1)に貼着片(a),(a′)を有する様に包
装材料(B)で被包した略六面体を為す包装物(C)、
あるいは、包装物(C)を載置する搬送路(R)に対し
平行な面(C2)に貼着片(b),(b′)を有する様に
包装材料(B)で被包した略六面体を為す包装物(C)
を包装材料(B)を破らないようしかも確実に開封する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、本発明の実施例を説明するためのもので、 第1図は、その装置全体の略示図、 第2図は、その一部である包装物の昇降装置の一例を示
す側面図、 第3図は、包装物の底側を開封するためのオープナーの
正面図、 第4図は、その平面図、 第5図は、その設置状況を示す正面図で、一部を切断し
て示す、 第6図,第7図は、その作用を説明するための図で、い
ずれも包装物の下方から見た状態を示す、 第8図,第9図は、底側を開封した包装物を次の工程へ
送るための渡し板部分のみの正面図ならびにその側面
図、 第10図は、側壁側を開封するためのオープナーの設置状
況を包装物の支持装置と共に示す正面図、 第11図,第12図は、そのオープナーのみの正面図ならび
に側面図、 第13図ないし第15図は、その作用を工程順に示す正面
図、 第16図は、被包装物の外側を被包している包装材料を剥
ぎ取るための装置のみの正面図、 第17図,第18図は、包装材料を剥ぎ取った後の被包装物
の体位を変更するための装置を示す正面図で、第17図は
作動前の状態を、第18図は作動後の状態を示す、 第19図は、包装物の一例を示す斜視図、 第20図は、その縦断側面図、 第21図は、その底を示す斜視図、 第22図は、被包装物の一例を示す斜視図、 第23図は、それを扁平に折り畳んだ状態を示す斜視図、 である。 (A)……被包装物、(B)……包装材料、(C)……
包装物、(a),(a′),(b),(b′)……貼着
片、(1)……軸、(2)……円盤、(3)……面取り
された部分、(D),(E)……オープナー、(5)…
…把持板、(6)……差込片、(R)……搬送路。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被包装物の外側を、搬送路(R)に対し平
    行な面(C1)に貼着片(a),(a′)を有する様に包
    装材料(B)で被包した略六面体を為す包装物(C)
    を、基準面となる前記搬送路(R)上に載置し、前記貼
    着片(a),(a′)に一部をく字状に切除した回動さ
    せ得る円盤状のオープナー(D)を回動を伴いつつ基準
    面に平行な方向から相対的に作用させ、外側の貼着片
    (a)を内側の貼着片(a′)から剥離させることを特
    徴とする包装物の開封方法。
  2. 【請求項2】被包装物の外側を、搬送路(R)に対し垂
    直な面(C2)に貼着片(b),(b′)を有する様に包
    装材料(B)で被包した略六面体を為す包装物(C)
    を、基準面となる前記搬送路(R)上に載置し、前記貼
    着片(b),(b′)に内側の貼着片(b′)の内側に
    差し込まれる把持板(5)及び双方の貼着片(b),
    (b′)間に差し込まれる差込片(6)を有するオープ
    ナー(E)を基準面に対し垂直な方向から相対的に作用
    させ、外側の貼着片(b)を内側の貼着片(b′)から
    剥離させることを特徴とする包装物の開封方法。
  3. 【請求項3】被包装物の外側を、少なくとも隣接する三
    面にいずれも貼着片を有する様に包装材料(B)で被包
    した略六面体を為す包装物(C)を載置する基準面とな
    る搬送路(R)と、 前記搬送路(R)に対し平行な面(C1)に形成された貼
    着片(a),(a′)に作用し、一部をく字状に切除し
    た回動させ得る円盤状の第一のオープナー(D)と、 前記搬送路(R)に対し垂直な面(C2),(C2)にそれ
    ぞれ形成された各貼着片(b),(b′)、(b),
    (b′)のうち、内側の各貼着片(b′),(b′)の
    内側にそれぞれ差し込まれる把持板(5),(5)と双
    方の貼着片(b),(b′)、(b),(b′)間にそ
    れぞれ差し込まれる差込片(6),(6)とを有する第
    二のオープナー(E),(E)とからなり、 前記貼着片(a),(a′)に前記第一のオープナー
    (D)を回動を伴いつつ基準面に平行な方向から相対的
    に作用させ、また、前記貼着片(b),(b′)、
    (b),(b′)に前記第二のオープナー(E),
    (E)をいずれも基準面に対し垂直な方向から相対的に
    作用させるように構成することにより、 各面(C1)、(C2),(C2)における外側の貼着片
    (a)、(b),(b)を内側の貼着片(a′)、
    (b′),(b′)から剥離させる様にしたことを特徴
    とする包装物の開封装置。
  4. 【請求項4】被包装物の外側を、包装物(C)を載置す
    る搬送路(R)に対し平行な面(C1)に貼着片(a),
    (a′)を有する様に包装材料(B)で被包した略六面
    体を為す包装物(C)における面(C1)に作用するもの
    であって、1本の軸(1)を中心として平面的に回動さ
    せ得る円盤(2)の一部を外周端部分からく字状に切除
    し、その裏面の端縁部分を斜めに面取りしたことを特徴
    とする包装物を開封するためのオープナー。
  5. 【請求項5】被包装物の外側を、包装物(C)を載置す
    る搬送路(R)に対し垂直な面(C2)に貼着片(b),
    (b′)を有する様に包装材料(B)で被包した略六面
    体を為す包装物(C)における前記貼着片(b),
    (b′)のうち、内側に位置する貼着片(b′)の内側
    に差し込まれる把持板(5)を有し、該把持板(5)の
    下方には前記貼着片(b),(b′)間に差し込まれる
    差込片(6)を取り付けたことを特徴とする包装物を開
    封するためのオープナー。
JP62193528A 1987-07-31 1987-07-31 包装物の開封方法及びその装置並びにそれに用いるオープナー Expired - Lifetime JP2593315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62193528A JP2593315B2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31 包装物の開封方法及びその装置並びにそれに用いるオープナー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62193528A JP2593315B2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31 包装物の開封方法及びその装置並びにそれに用いるオープナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6437332A JPS6437332A (en) 1989-02-08
JP2593315B2 true JP2593315B2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=16309571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62193528A Expired - Lifetime JP2593315B2 (ja) 1987-07-31 1987-07-31 包装物の開封方法及びその装置並びにそれに用いるオープナー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2593315B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54152000U (ja) * 1978-04-14 1979-10-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6437332A (en) 1989-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59229696A (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JP2551295B2 (ja) 段ボール箱の自動開箱、物品取り出し、折畳方法及び装置
CZ29898A3 (cs) Způsob strojního umisťování vylévacích prvků do obalů s plochým vrškem, naplněných tekutými produkty, a zařízení k provádění tohoto způsobu
JP2511939Y2 (ja) 板状物品のトレイ詰め装置
JP2593315B2 (ja) 包装物の開封方法及びその装置並びにそれに用いるオープナー
US5096360A (en) Envelope opener and load separator
US5061146A (en) Envelope opener and load separator
JPH09183520A (ja) 並置パッケージ物の取出し装置
JP2011073777A (ja) 袋詰め包装機における袋放出補助装置
EP1176106B1 (fr) Procédé et système pour la préparation automatisée de prises de médicaments à partir d'ordonnances informatisées
JP2005153903A (ja) 薬剤袋詰機
WO2002012069A1 (en) System and method for including inserts with goods during automated packaging
JPH09254931A (ja) 真空包装機における包装袋の取り出し装置
JPH09278018A (ja) 包装袋を開袋状態で保持する装置
US20030205033A1 (en) Bag handling apparatus
JP4334243B2 (ja) 包装物の開封及び被包装物の取出し方法とそのための装置
JPH0249967B2 (ja) Hansobutsupintensoyobaketsutohoiiruhenohansobutsupinoshiagekyokyusochi
JPH11124228A (ja) 口栓付き不定形容器の供給装置及び供給方法
JPH03124514A (ja) 自動袋詰め装置
JPS61152537A (ja) 包装物を包装容器に貼付ける方法
JP2907280B2 (ja) 弁当容器への箸取付機
JPH1111430A (ja) 不良カートンの排出装置
US3991892A (en) Method for extracting contents of a package
JPH03148434A (ja) ラップラウンドカートンオープナー
JPS6362406B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 11