JP2592931Y2 - オーバロックミシンの分離式押え金 - Google Patents
オーバロックミシンの分離式押え金Info
- Publication number
- JP2592931Y2 JP2592931Y2 JP1992018197U JP1819792U JP2592931Y2 JP 2592931 Y2 JP2592931 Y2 JP 2592931Y2 JP 1992018197 U JP1992018197 U JP 1992018197U JP 1819792 U JP1819792 U JP 1819792U JP 2592931 Y2 JP2592931 Y2 JP 2592931Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- presser
- holder
- bottom portion
- cloth
- presser foot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はミシンの押え金に関する
ものであり、殊に押え金の布押え部が押えホルダから分
離可能な分離式押え金に関するものである。
ものであり、殊に押え金の布押え部が押えホルダから分
離可能な分離式押え金に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】オーバロックミシンでは押え棒が手前に
傾斜しており且つ布押え部が布送り方向に細長く形成さ
れている為ミシン運転中に布押え部が布を充分に押えら
れない状態になり勝ちなのを防ぐために布押え部の上面
にばねの一端が懸けられてばね付勢された構造のものが
ある(実開昭５９−１７６４６９及び実開昭６１−１１
８５７９)。然し乍ら、従来のミシンの押え金のばねは
装着構造が複雑である為に組立工数が大であったり、ば
ねの支持がホルダ側面より突出している突子に装着させ
ている為に突子やばねに指先をぶつけたり布を引っかけ
たりして布送りに支障があるものであった。
傾斜しており且つ布押え部が布送り方向に細長く形成さ
れている為ミシン運転中に布押え部が布を充分に押えら
れない状態になり勝ちなのを防ぐために布押え部の上面
にばねの一端が懸けられてばね付勢された構造のものが
ある(実開昭５９−１７６４６９及び実開昭６１−１１
８５７９)。然し乍ら、従来のミシンの押え金のばねは
装着構造が複雑である為に組立工数が大であったり、ば
ねの支持がホルダ側面より突出している突子に装着させ
ている為に突子やばねに指先をぶつけたり布を引っかけ
たりして布送りに支障があるものであった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は押えホルダへ
の巻きばねの装着構造を簡単にして組立工数を小にする
と共に巻きばねを押えホルダの側面に設けた凹部内に収
容し、布送り等に障害となる側面より突出の突起物を除
去し、布送り等を円滑にすることを目的とするものであ
る。
の巻きばねの装着構造を簡単にして組立工数を小にする
と共に巻きばねを押えホルダの側面に設けた凹部内に収
容し、布送り等に障害となる側面より突出の突起物を除
去し、布送り等を円滑にすることを目的とするものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、押えホルダの
下方先端部にて布押え部が回動自在に支持され、該布押
え部が押えホルダに対し着脱自在な分離式押え金におい
て、押えホルダの側面に深底部と浅底部とでなる二段底
の凹部が形成され、該凹部内の浅底部の側面に前記布押
え部の上面に臨む開口部が形成され、深底部の底面に押
えホルダの側面と略同一高さの小突部が設けられると共
に深底部に隣接する直角な側面に切欠部が設けられ、深
底部に小突部と同心状にコイル状ばねが装着され、該コ
イル状ばねの一端の短端部が切欠部に係止されると共に
他端の長端部が浅底部の底面に側面を押圧せしめ、且つ
開口部より布押え部側に突出せしめられることを特徴と
するオーバロックミシンの分離式押え金により、上記目
的を達成するものである。
下方先端部にて布押え部が回動自在に支持され、該布押
え部が押えホルダに対し着脱自在な分離式押え金におい
て、押えホルダの側面に深底部と浅底部とでなる二段底
の凹部が形成され、該凹部内の浅底部の側面に前記布押
え部の上面に臨む開口部が形成され、深底部の底面に押
えホルダの側面と略同一高さの小突部が設けられると共
に深底部に隣接する直角な側面に切欠部が設けられ、深
底部に小突部と同心状にコイル状ばねが装着され、該コ
イル状ばねの一端の短端部が切欠部に係止されると共に
他端の長端部が浅底部の底面に側面を押圧せしめ、且つ
開口部より布押え部側に突出せしめられることを特徴と
するオーバロックミシンの分離式押え金により、上記目
的を達成するものである。
【０００５】
【作用】本考案は、押えホルダの側面に深底部と浅底部
とでなる二段底の凹部が形成され、該凹部内の浅底部の
側面に前記布押え部の上面に臨む開口部が形成され、深
底部の底面に押えホルダの側面と略同一高さの小突部が
設けられると共に深底部に隣接する直角な側面に切欠部
が設けられ、深底部に小突部と同心状にコイル状ばねが
装着され、該コイル状ばねの一端の短端部が切欠部に係
止されると共に他端の長端部が浅底部の底面に側面を押
圧せしめ、且つ開口部より布押え部側に突出せしめて構
成することにより、コイル状ばねを凹部内に装着して外
部に突出させないようにすると共に押えホルダに対する
コイル状ばねの装着を容易にすることを特徴とするもの
である。
とでなる二段底の凹部が形成され、該凹部内の浅底部の
側面に前記布押え部の上面に臨む開口部が形成され、深
底部の底面に押えホルダの側面と略同一高さの小突部が
設けられると共に深底部に隣接する直角な側面に切欠部
が設けられ、深底部に小突部と同心状にコイル状ばねが
装着され、該コイル状ばねの一端の短端部が切欠部に係
止されると共に他端の長端部が浅底部の底面に側面を押
圧せしめ、且つ開口部より布押え部側に突出せしめて構
成することにより、コイル状ばねを凹部内に装着して外
部に突出させないようにすると共に押えホルダに対する
コイル状ばねの装着を容易にすることを特徴とするもの
である。
【０００６】
【実施例】本考案の実施例の構造を以下に図面により述
べると、分離式押え金１は押えホルダ２及び布押え部３
により構成され、両者は互いに結合部にて分離可能に且
つ回動自在に係合されている。
べると、分離式押え金１は押えホルダ２及び布押え部３
により構成され、両者は互いに結合部にて分離可能に且
つ回動自在に係合されている。
【０００７】前記押えホルダ２にはミシン機枠に傾斜状
に支持されている押え棒(図示せず)の下端部に締めねじ
にて固着される押え棒取付部４が設けられており、下方
先端部には下方に開口された溝部５が設けられており、
該溝部内には後方に操作部６を一体的に形成し前方にば
ね付勢された保持ピン７が突出せしめられている。
に支持されている押え棒(図示せず)の下端部に締めねじ
にて固着される押え棒取付部４が設けられており、下方
先端部には下方に開口された溝部５が設けられており、
該溝部内には後方に操作部６を一体的に形成し前方にば
ね付勢された保持ピン７が突出せしめられている。
【０００８】前記布押え部３には針が貫通し得るように
切欠かれた針落部８が設けられ、適宜間隔をあけて突出
する２つの支持部９、９の間には前記押えホルダ２の溝
５内に係合する係合軸１０が設けられている。
切欠かれた針落部８が設けられ、適宜間隔をあけて突出
する２つの支持部９、９の間には前記押えホルダ２の溝
５内に係合する係合軸１０が設けられている。
【０００９】前記押えホルダ２と前記布押え部３とは以
上の如き構造であるから布押え部３の係合軸１０に押え
ホルダ２の溝部５を上から押し付けることにより溝部５
の開口部を塞いでいる保持ピン７がばねに抗して後退す
るので溝部５と係合軸１０とが係合し、再び保持ピン７
が突出して溝部５が塞がれることにより押えホルダ２と
布押え部３とは回動自在に結合されることになる。
上の如き構造であるから布押え部３の係合軸１０に押え
ホルダ２の溝部５を上から押し付けることにより溝部５
の開口部を塞いでいる保持ピン７がばねに抗して後退す
るので溝部５と係合軸１０とが係合し、再び保持ピン７
が突出して溝部５が塞がれることにより押えホルダ２と
布押え部３とは回動自在に結合されることになる。
【００１０】前記押えホルダ２の側面には深底部１２と
浅底部１３とからなる二段底の凹部１１が設けられてい
る。該凹部の浅底部１３の側面には押えホルダの先端部
側に開口部２０が形成され、押えホルダ２に布押え部３
が結合された際、開口部２０が布押え部３の上面に臨ま
しめられる。前記凹部１１の深底部１２には底面に直角
で端面が押えホルダの側面と略同一高さの小突部１４と
凹部の側面１５の一部に外方に切欠かれた切欠部１６と
が設けられている。
浅底部１３とからなる二段底の凹部１１が設けられてい
る。該凹部の浅底部１３の側面には押えホルダの先端部
側に開口部２０が形成され、押えホルダ２に布押え部３
が結合された際、開口部２０が布押え部３の上面に臨ま
しめられる。前記凹部１１の深底部１２には底面に直角
で端面が押えホルダの側面と略同一高さの小突部１４と
凹部の側面１５の一部に外方に切欠かれた切欠部１６と
が設けられている。
【００１１】前記深底部１２にはコイル状ばね１７が前
記小突部１４と同心状に装着され、コイル状ばね１７の
一端より伸延する短端部１８を前記切欠部１６に係合さ
せて深底部１２からの脱落を防止し、他端より伸延され
た長端部１９を前記浅底部１３の側面に当接させながら
開口部２０より前方に突出させ、押えホルダ２に布押え
部３が装着されている状態ではばねの長端部１９の先端
を布押え部３の上面に当接させている。
記小突部１４と同心状に装着され、コイル状ばね１７の
一端より伸延する短端部１８を前記切欠部１６に係合さ
せて深底部１２からの脱落を防止し、他端より伸延され
た長端部１９を前記浅底部１３の側面に当接させながら
開口部２０より前方に突出させ、押えホルダ２に布押え
部３が装着されている状態ではばねの長端部１９の先端
を布押え部３の上面に当接させている。
【００１２】前記凹部１１の浅底部１３には上下に垂直
な壁部２１及び２２が設けられ、該上下壁部はコイル状
ばね１７の長端部１９のストッパとなっている。
な壁部２１及び２２が設けられ、該上下壁部はコイル状
ばね１７の長端部１９のストッパとなっている。
【００１３】本考案は以上の如き構成であるから針板の
糸滑り片に糸が絡んだ時に前記布押え部３を押えホルダ
２から外して糸除去作業を行えば非常に作業が容易であ
り、又テープ付作業やビーズ付作業を行う際は専用押え
と交換する必要があるが、それらの専用押えと標準型の
布押え部３との交換が非常に迅速に行える。
糸滑り片に糸が絡んだ時に前記布押え部３を押えホルダ
２から外して糸除去作業を行えば非常に作業が容易であ
り、又テープ付作業やビーズ付作業を行う際は専用押え
と交換する必要があるが、それらの専用押えと標準型の
布押え部３との交換が非常に迅速に行える。
【００１４】本考案は前記コイル状ばね１７を深底部１
２に装着し、短端部１８を切欠部１６に係止することに
よりコイル状ばね１７が深底部１２に確実に保持される
ので、ばねの装着作業時間を著しく短縮することが出来
る。
２に装着し、短端部１８を切欠部１６に係止することに
よりコイル状ばね１７が深底部１２に確実に保持される
ので、ばねの装着作業時間を著しく短縮することが出来
る。
【００１５】更にコイル状ばねが押えホルダの凹部内に
装着され、側面より突出するものがないので布送り作業
時に布等に引掛かって支障となるものが全くなくなる。
装着され、側面より突出するものがないので布送り作業
時に布等に引掛かって支障となるものが全くなくなる。
【００１６】
【効果】本考案は押えホルダに対し布押え部が分解可能
である為種々の用途の布押え具との交換が迅速に行え、
且つ布押え部に端部を係止するコイル状ばねの押えホル
ダに対する装着がコイル状ばねを押えホルダの側面に設
けた凹部内に装着すると共に一端に伸延の短端部を切欠
部に係止するのみで成し得るので組立作業が著しく短時
間に行うことが出来るものである為、産業上極めて効果
大なるものである。
である為種々の用途の布押え具との交換が迅速に行え、
且つ布押え部に端部を係止するコイル状ばねの押えホル
ダに対する装着がコイル状ばねを押えホルダの側面に設
けた凹部内に装着すると共に一端に伸延の短端部を切欠
部に係止するのみで成し得るので組立作業が著しく短時
間に行うことが出来るものである為、産業上極めて効果
大なるものである。
図面は本考案の実施例を示すものにして、図１は本考案
の分解斜視図、図２は本考案の組立斜視図、図３は図１
のＡ−Ａ断面図、図４は本考案の一部断面の分解側面図
である。 ２…押えホルダ ３…布押え部 １１…凹部 １２…深底部 １３…浅底部 １４…小突部 １６…切欠部 １７…コイル状ばね １８…短端部 １９…長端部 ２０…開口部
の分解斜視図、図２は本考案の組立斜視図、図３は図１
のＡ−Ａ断面図、図４は本考案の一部断面の分解側面図
である。 ２…押えホルダ ３…布押え部 １１…凹部 １２…深底部 １３…浅底部 １４…小突部 １６…切欠部 １７…コイル状ばね １８…短端部 １９…長端部 ２０…開口部
Claims (1)
- 【請求項１】押えホルダ２の下方先端部にて布押え部３
が回転自在に支持され、該布押え部が前記押えホルダ２
に対し着脱自在な分離式押え金において、前記押えホル
ダ２の側面に深底部１２と浅底部１３とでなる二段底の
凹部１１が形成され、該凹部内の浅底部１３の側面に前
記布押え部３の上面に臨む開口部２０が形成され、前記
深底部１２の底面に押えホルダの側面と略同一高さの小
突部１４が設けられると共に深底部１２に隣接する直角
な側面に切欠部１６が設けられ、前記深底部１２に前記
小突部と同心状にコイル状ばね１７が装着され、該コイ
ル状ばねの一端の短端部１８が前記切欠部１６に係止さ
れると共に他端の長端部１９が前記浅底部１３の底面に
側面を押圧せしめ、且つ前記開口部２０より布押え部側
に突出せしめられることを特徴とするオーバロックミシ
ンの分離式押え金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992018197U JP2592931Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | オーバロックミシンの分離式押え金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992018197U JP2592931Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | オーバロックミシンの分離式押え金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570473U JPH0570473U (ja) | 1993-09-24 |
| JP2592931Y2 true JP2592931Y2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=11964910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992018197U Expired - Fee Related JP2592931Y2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | オーバロックミシンの分離式押え金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2592931Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP1992018197U patent/JP2592931Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0570473U (ja) | 1993-09-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH06245805A (ja) | 自動停止装置付スライドファスナー用スライダー | |
| JP2592931Y2 (ja) | オーバロックミシンの分離式押え金 | |
| JPS6310149Y2 (ja) | ||
| JP2593097B2 (ja) | オーバーロックミシンの布押え装置 | |
| US5476052A (en) | Extension, free arm and auxiliary beds for overlock machine | |
| JPS605315B2 (ja) | 布切断装置付きミシン用縁かがり布押え具 | |
| JPS5934460Y2 (ja) | ミシン用布押え金 | |
| JP2586403Y2 (ja) | オーバロックミシンのミシンベッド装置 | |
| JPS603815Y2 (ja) | ミシン用着脱式押え具におけるホルダ−構造 | |
| JPS6228294Y2 (ja) | ||
| JPH0214768Y2 (ja) | ||
| JP2543578Y2 (ja) | オーバーロックミシン | |
| JPS5836395Y2 (ja) | 水平釜の構造 | |
| JPS5921735Y2 (ja) | ミシンのための押え装置 | |
| JPH0532065Y2 (ja) | ||
| JP2531501Y2 (ja) | テープカセット | |
| JPH0174296U (ja) | ||
| JPH0446720Y2 (ja) | ||
| JPS598688Y2 (ja) | ミシンの布押え装置 | |
| JPH01111579U (ja) | ||
| JPS6038475Y2 (ja) | 水平釜の糸からみ防止装置 | |
| JPS6021011Y2 (ja) | ミシンの糸通し具 | |
| JPS6020995Y2 (ja) | 釦ホ−ル用ミシンの布押え | |
| JPS6131753Y2 (ja) | ||
| JPS605896Y2 (ja) | 縁かがりミシンの空環押え |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |