JP2531501Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

Info

Publication number
JP2531501Y2
JP2531501Y2 JP5093691U JP5093691U JP2531501Y2 JP 2531501 Y2 JP2531501 Y2 JP 2531501Y2 JP 5093691 U JP5093691 U JP 5093691U JP 5093691 U JP5093691 U JP 5093691U JP 2531501 Y2 JP2531501 Y2 JP 2531501Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slider
pin
torsion spring
tape cassette
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5093691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH054379U (ja
Inventor
武彦 東城
晴臣 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP5093691U priority Critical patent/JP2531501Y2/ja
Publication of JPH054379U publication Critical patent/JPH054379U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2531501Y2 publication Critical patent/JP2531501Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テープカセット、詳し
くはスライダのロック力が弱まるおそれがなく、且つテ
ープカセットドライブに対してスムーズに出入できるよ
うにした、テープカセットに関する。
【0002】
【従来技術】テープカセットは、磁気テープを収納した
カセット本体に、スライダをスライド自在に設けてあ
り、また、該カセット本体の下ハーフにトーションスプ
リングを有している。そして、このようなテープカセッ
トにおいては、図3に示す如く、上記トーションスプリ
ング6は、その巻部61が上記下ハーフ3における上ハ
ーフ2側の表面に突設されたピン5に嵌挿され、該トー
ションスプリング6の一方の腕部62が上記スライダ4
に設けられたスライダ係止部41に係止され、他の腕部
が上記下ハーフ3に係止されており、該トーションスプ
リング6の弾力により、上記スライダ4を上記カセット
本体の前方に常時付勢している。
【0003】また、テープカセットを組み立てるとき、
上記トーションスプリングの巻部を上記ピンに挿入する
作業を容易にするために、上記トーションスプリング
は、その巻部内径が該巻部を挿入するための上記ピン外
径より大きく形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のテープカセットにおいては、上記スライダ
係止部は上記トーションスプリングの巻部より下側(カ
セット裏面側)に位置するため、該巻部は、該巻部内部
と上記ピンとの間に存する隙間により、図3に示す如
く、上記トーションスプリングが嵌挿された上記ピンに
対して上記巻部が傾く。その結果、上記スライダは該ス
ライダの前方方向(閉方向)の他に下側方向にも付勢さ
れて、上記スライダと上記下ハーフとが僅かではあるが
離れるため、上記スライダのロック力が弱まるおそれが
生じ、且つテープカセットドライブへのカセットの出入
をスムーズに行うことができないおそれが生じる。
【0005】従って、本考案の目的は、スライダが下ハ
ーフから離れるおそれを回避して、スライダのロック力
が弱まるおそれがなく、且つテープカセットドライブへ
の出入をスムーズに行うことができるテープカセットを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、磁気テープを
収納した、上ハーフ及び下ハーフからなるカセット本体
に、スライダをスライド自在に設け、且つ上記下ハーフ
の内面に突設されたピンにトーションスプリングの巻部
を嵌挿し、該トーションスプリングの弾力により、上記
スライダを上記カセット本体の前方に常時付勢するよう
にしたテープカセットにおいて、上記上ハーフの内面
に、上記ピンに対向させて上記ピンが嵌挿し得る巻部押
さえ部を設け、該巻部押さえ部に上記ピンを嵌入させて
該巻部押さえ部で上記巻部を押さえることにより、上記
トーションスプリングの上記巻部を水平に位置させたこ
とを特徴とするテープカセットを提供することにより、
上記目的を達成したものである。
【0007】
【作用】本考案のテープカセットによれば、トーション
スプリングの巻部が傾かないようにしてあるため、スラ
イダ係止部に係止されたトーションスプリングの一方の
腕部による反発弾力が、スライダを下ハーフ側に押し付
ける方向に作用し、スライダが下ハーフから離れるおそ
れが回避され、スライダのロック力が弱まるおそれがな
く且つテープカセットドライブへの出入をスムーズに行
うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案のテープカセットをその実施例
について図面を参照して説明する。図1及び図2は、本
考案のテープカセットの一実施例を示しており、図1は
テープカセットの下ハーフ側を内部から視た平面図、図
2は図1に示すII−II線矢視一部断面拡大側面図、図3
は従来のテープカセットにおける、図2に相当する拡大
断面図である。
【0009】本実施例のテープカセットは、図1に示す
如く、磁気テープを収納した、上ハーフ2及び下ハーフ
3からなるカセット本体1(上ハーフは図示せず)に、
スライダ4をスライド自在に設け、且つ上記下ハーフ3
の内面に突設されたピン5にトーションスプリング6の
巻部61を嵌挿し、該トーションスプリング6の弾力に
より、上記スライダ4を上記カセット本体1の前方に常
時付勢するように構成されている。
【0010】また、上記トーションスプリング6の一方
の腕部62が上記スライダ4に設けられたスライダ係止
部41に係止され、他の腕部63が上記下ハーフ3に設
けられた下ハーフ係止部31に係止されており、上記ト
ーションスプリング6の一方の腕部62により、上記ス
ライダ4を上記スライダ係止部41を介して上記カセッ
ト本体1の前方へ常時付勢させてある。
【0011】而して、本実施例のテープカセットは、図
2に示す如く、上記上ハーフ2の内面に、上記ピン5に
対向させて上記ピン5が嵌挿し得る巻部押さえ部7を設
け、該巻部押さえ部7に上記ピン5を嵌入させて該巻部
押さえ部7で上記巻部61を押さえることにより、上記
トーションスプリング6の上記巻部61を水平に位置さ
せてある。
【0012】本実施例のテープカセットについて更に説
明すると、図2に示す如く、上記ピン5は、基部51と
該基部51上に突設された円柱形状のスプリング巻部嵌
挿部52とからなっている。また、巻部押さえ部7は、
上記上ハーフ2の内面に、上記ピン5に対向させて設け
てあり、該巻部押さえ部7の中央部には、上記ピン5を
嵌入し得る凹部が設けられている。
【0013】そして、上記ピン5の上記スプリング巻部
嵌挿部52に、上記トーションスプリング6の上記巻部
61を嵌挿し、上記巻部押さえ部7に上記ピン5を嵌合
させて、上記巻部押さえ部7の先端と上記ピン5の基部
51との間で上記巻部61を押さえることにより、上記
トーションスプリング6の上記巻部61を水平に位置さ
せてある。
【0014】上述したように、本実施例のテープカセッ
トにおいては、上記トーションスプリング6が、その巻
部61が傾かないように上記ピン5に嵌挿されているた
め、上記スライダ係止部41に係止された上記トーショ
ンスプリング6の一方の腕部62による反発弾力が、上
記スライダ4を上記下ハーフ3側に押し付ける方向に作
用し、その結果、上記スライダ4が上記下ハーフ3から
離れるおそれが回避される。
【0015】尚、本考案は、上記実施例に制限されるも
のではなく、上記巻部押さえ部7及び上記ピン5は、上
記巻部押さえ部7に上記ピン5を嵌合させて上記巻部押
さえ部7で上記巻部61を押さえることにより、上記ト
ーションスプリング6の上記巻部61を水平に位置する
ように構成してあれば良い。
【0016】
【考案の効果】本考案のテープカセットは、スライダが
下ハーフから離れるおそれを回避して、スライダのロッ
ク力が弱まるおそれがなく、且つテープカセットドライ
ブへの出入をスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセットの下ハーフ側を内部から視た平
面図である。
【図2】図1に示すII−II線矢視一部断面拡大側面図で
ある。
【図3】従来のテープカセットにおける、図2に相当す
る拡大断面図である。
【符号の説明】
1 カセット本体 2 上ハーフ 3 下ハーフ 4 スライダ 5 ピン 6 トーションスプリング 61巻部 7 巻部押さえ部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを収納した、上ハーフ及び下
    ハーフからなるカセット本体に、スライダをスライド自
    在に設け、且つ上記下ハーフの内面に突設されたピンに
    トーションスプリングの巻部を嵌挿し、該トーションス
    プリングの弾力により、上記スライダを上記カセット本
    体の前方に常時付勢するようにしたテープカセットにお
    いて、 上記上ハーフの内面に、上記ピンに対向させて上記ピン
    が嵌挿し得る巻部押さえ部を設け、該巻部押さえ部に上
    記ピンを嵌入させて該巻部押さえ部で上記巻部を押さえ
    ることにより、上記トーションスプリングの上記巻部を
    水平に位置させたことを特徴とするテープカセット。
JP5093691U 1991-07-02 1991-07-02 テープカセット Expired - Lifetime JP2531501Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5093691U JP2531501Y2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 テープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5093691U JP2531501Y2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 テープカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH054379U JPH054379U (ja) 1993-01-22
JP2531501Y2 true JP2531501Y2 (ja) 1997-04-02

Family

ID=12872710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5093691U Expired - Lifetime JP2531501Y2 (ja) 1991-07-02 1991-07-02 テープカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2531501Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159629U (ja) * 1984-09-18 1986-04-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPH054379U (ja) 1993-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2531501Y2 (ja) テープカセット
JPS5935016Y2 (ja) 部品保持具
JP2541024Y2 (ja) テープリール
JP2551205Y2 (ja) テープカセット
JPH0337678U (ja)
JPS6016588U (ja) 筐体カバ−の取付構造
JPS6116059U (ja) ヘツドレストステイホルダの取付装置
JPS58183160U (ja) シ−トにおける表皮の係止装置
JPH0445370U (ja)
JPH0446026U (ja)
JPS6396699U (ja)
JPS6435586U (ja)
JPS6179322U (ja)
JPS60116673U (ja) テ−プカセツト
JPH054380U (ja) テープカセツト
JPH0337677U (ja)
JPH0474371U (ja)
JPS6138252U (ja) リトラクタカバ−
JPS59142967U (ja) 磁気テ−プカセツト
JPS60161336U (ja) 設定環のロツク機構
JPS63129241U (ja)
JPS5852030U (ja) 自動車用シ−ト
JPS58148865U (ja) 偏向ヨ−ク装置
JPH0234527U (ja)
JPS5922436U (ja) フイルム圧板の取付構造