JP2592823Y2 - バンパー搬送装置 - Google Patents

バンパー搬送装置

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JP2592823Y2
JP2592823Y2 JP1992067530U JP6753092U JP2592823Y2 JP 2592823 Y2 JP2592823 Y2 JP 2592823Y2 JP 1992067530 U JP1992067530 U JP 1992067530U JP 6753092 U JP6753092 U JP 6753092U JP 2592823 Y2 JP2592823 Y2 JP 2592823Y2
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治記 加藤
憲行 真弓
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のバンパーを確実
にしかも傷つけることなく把持して搬送することの出来
るバンパー搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のバンパーのような大型の樹
脂製品を搬送するような装置として、例えば図5、図6
に示すようなバンパー搬送装置51が知られている。こ
の搬送装置51は、ロボットアーム52の先端に連結自
在なピン体53と、このピン体53を支持するベースプ
レート54を備え、このベースプレート54の左右に例
えばシリンダ軸を水平とした複動ダブル形シリンダ5
5、56を設けている。そして、この複動ダブル形シリ
ンダ55、56からバンパーWの幅方向に沿って夫々逆
向きに延出する各一対のシリンダロッド55a・55
a、56a・56aを設け、各シリンダロッド55a、
56aの先端に把持アーム57を取り付けている。そし
て、複動ダブル形シリンダ55、56へ駆動圧を供給す
ることによって各対応する把持アーム57、57を相対
方向に移動させ開閉運動をさせるようにしている。又、
各把持アーム57の下端側は内方に一段折り曲げて係合
部57aとしている。一方、前記複動ダブル形シリンダ
55、56の内側寄りにはシリンダ軸を縦向きとした押
圧シリンダ58、59が設けられ、この押圧シリンダ5
8、59から下方に延出するシリンダロッド58a、5
9aの下端には押圧パッド60が設けられている。かか
る構成にあって、前記ピン体53を介して搬送装置51
をロボットアーム52に連結し、バンパー載置台F上に
位置決めされるバンパーWを把持アーム57で把持す
る。つまり、複動ダブル形シリンダ55、56のシリン
ダロッド55a、56aを伸張させて把持アーム57を
開き、開いた把持アーム57でバンパーWを挟み込んだ
後、把持アーム57を閉じて断面形状U字型のバンパー
Wの両側端面に各係合部57aを引掛ける。又、これと
同時に押圧シリンダ58、59のシリンダロッド58
a、59aを伸張作動させ、押圧パッド60によってバ
ンパーWの中央頂部を押え付ける。そして、かかる状態
で把持したバンパーWをロボットによって搬送するよう
にしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな搬送装置51の場合、バンパーWの位置決め固定が
押圧パッド60の押圧のみによるものであることから、
姿勢が不安定でバンパーWの位置がずれやすいという問
題があった。又、押圧面が製品外観面であるバンパーW
の前面であり、前記のように位置ずれが生じると押圧面
に擦過傷が発生することもあり、外観品質を低下させる
恐れもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本考案はロボットアームに取着自在とされ且つバン
パーの幅方向に所定長を有するベース部材を設け、この
ベース部材の一端側にバンパーの長さ方向に所定長を有
する支持部材を取り付けるとともに、この支持部材から
下方に向けて複数の把持アームを垂設した。又、ベース
部材の他端側には下方に垂下する揺動アームを取り付
け、この揺動アームの下端側を駆動装置によってバンパ
ーの幅方向に沿って揺動させるようにした。駆動装置
は、駆動源と、この駆動源の駆動軸に固定された歯車
と、この歯車に噛合するとともに前記揺動アームに固定
された歯車から構成した。そして把持アームと揺動アー
ムの夫々の下端部に二段折り返しの鉤部を設け、このう
ち、揺動アームの鉤部の内部に、下方に向けて間隙が狭
り、狭めた下端部の幅間隔をバンパーの側面端部の厚
みと同程度か或いは僅かに広くした位置決め部材を配設
した。
【0005】
【作用】揺動アームを把持アームから遠ざかる方向に揺
動させて両者の間隔を開いた後バンパーを幅方向に挟み
込み、次いで揺動アームを閉じて持上げることで、断面
形状U字型のバンパーの両側面の各端面を把持アームと
揺動アームの夫々の二段折り返しの鉤部内に挿入させて
把持する。この際、バンパーの両端面が各鉤部内に挿入
されるのでしっかりと位置決め固定がなされる。又、揺
動アームの鉤部内に下方に向けて間隙が狭まる位置決め
部材を設けているので、一層確実に位置決めがなされ
る。更に、揺動アームの揺動角は、駆動装置により自由
に調整できるため、機種変更によりバンパーの幅が異な
っても対応できる
【0006】
【実施例】本考案のバンパー搬送装置の実施例について
添付した図面に基づき説明する。図1は本考案の装置の
正面図、図2は同側面図、図3は図2のA視による背面
図、図4は揺動アームの鉤部の拡大図である。
【0007】本考案の搬送装置1は、ベース部材2と、
このベース部材2の中央上部に突設されるピン体3を備
え、このピン体3がロボットアーム4の先端に連結自在
とされている。
【0008】そして、前記ベース部材2はバンパーWの
幅間隔と同程度の長さを有する細長状のプレートであ
り、その延出一端側にはベース部材2に直交する方向に
延出する支持部材5が取り付けられている。
【0009】そしてこの支持部材5は前記ベース部材2
を中心として左右の水平方向に延出する細長状のプレー
トであり、その両延出端部には把持アーム6の上端部が
取り付けられ、下方に向けて延出している。
【0010】一方、ベース部材2の他端側には、上面側
にモータ等の駆動源7が取り付けられるとともに、下面
側には前記支持部材5の延出方向に沿って所定間隔で対
峙する一対のブラケット8、8が取り付けられ、このブ
ラケット8、8間に揺動アーム10の上端が枢着されて
いる。そしてこの揺動アーム10の下端部は下方に向け
て延出している。
【0011】又、前記駆動源7の駆動軸には歯車11が
設けられ、この歯車11に噛合する他方の歯車12の歯
車軸13が一方側のブラケット8を回転自在に貫いて前
記揺動アーム10の上部に固着されている。
【0012】このため、駆動源7の作動によって駆動軸
が回転すると、歯車11、12を介して揺動軸13が回
転し、揺動アーム10が把持アーム6の方向に向けて揺
動する。
【0013】ところで、前記把持アーム6の下端部と、
揺動アーム10の下端部には、図2に示すように夫々内
方に向けて二段に折り返されたコの字状の鉤部6a、1
0aが設けられている。
【0014】そして、この鉤部6a、10aのコの字の
幅は、バンパーWの両側面端部の厚みより広くされてお
り、このコの字状の中にそれぞれの側面端部を挿入させ
得るようにしている。
【0015】又、揺動アーム10の鉤部10aのコの字
内には、位置決め部材13が配設されている。
【0016】この位置決め部材13は、図4に示すよう
に、直角三角形状の2つの部材13a、13bの斜面を
向き合わせて内部空間の幅を下方に向けて狭めるように
構成しており、狭めた下端部の幅間隔sを概略バンパー
Wの側面端部の厚みtと同程度か或いは僅かに広い程度
としている。
【0017】このように構成したバンパー搬送装置1の
操作及び作用について述べる。
【0018】バンパー載置台F上に位置決めされたバン
パーWを搬送する時、ロボットアーム4に連結されたバ
ンパー搬送装置1はバンパーWの把持位置に移動する。
この際、揺動アーム10は外側に向けて揺動し開いた状
態にある。
【0019】そして、把持アーム6の鉤部6aのコの字
内にワイパーWの一方側の側面端部を挿入せしめた後、
例えば装置全体の姿勢をワイパーWの幅方向に沿って傾
けて揺動アーム10側の位置を低くし、次いで駆動源7
によって揺動アーム10を内方に揺動させる。
【0020】そして、揺動アーム10の鉤部10aをワ
イパーWの他方側の側面端部の下方に位置させた後、揺
動アーム10側を上動させるように装置全体の姿勢を変
化させれば、この側面端部は鉤部10aのコの字内に入
り込み把持される。
【0021】又、この際、側面端部は位置決め部材13
によってワイパーWの幅方向に正確に位置決めされ、が
たついたりするような不具合がない。
【0022】尚、揺動アーム10の停止位置は適宜の位
置にセット出来るため、取り扱う機種が変更になっても
適用出来る。
【0023】
【考案の効果】以上のように本考案のバンパー搬送装置
は、従来のように押圧パッドを用いて位置決め把持する
ものでなく、二段折り返しの鉤部と位置決め部材によっ
て把持するようにしたため、製品に傷つけるはなく、
しかも確実に位置決め把持出来る。また、揺動アームの
停止位置は、駆動装置による揺動アームの揺動量の調整
によってバンパーの幅が変化しても容易に対応出来るた
め、多機種のバンパーを取り扱うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の搬送装置の正面図
【図2】同側面図
【図3】図2のA視による背面図
【図4】揺動アームの鉤部の拡大図
【図5】従来の装置の正面図
【図6】従来の装置の側面図
【符号の説明】
1 搬送装置 2 ベース部材 4 ロボットアーム 5 支持部材 6 把持アーム 6a 鉤部 7 駆動源 10 揺動アーム 10a 鉤部 13 位置決め部材 W バンパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 65/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームに取着自在とされ且つバ
    ンパーの幅方向に所定長を有するベース部材と、このベ
    ース部材の一端側に取り付けられ且つバンパーの長さ方
    向に所定長を有する支持部材と、この支持部材に取り付
    けられ下方に垂下する複数の把持アームと、前記ベース
    部材の他端側に取り付けられ下方に垂下する揺動アーム
    と、この揺動アームの下端側をバンパーの幅方向に沿っ
    て揺動させる駆動装置からなるバンパー搬送装置であっ
    て、前記駆動装置が、駆動源と、この駆動源の駆動軸に
    固定された歯車と、この歯車に噛合するとともに前記揺
    動アームに固定された歯車からなり、前記把持アームと
    揺動アームの夫々の下端部に二段折り返しの鉤部を設け
    るとともに、揺動アームの鉤部の内部に、下方に向けて
    間隙が狭まり、狭めた下端部の幅間隔をバンパーの側面
    端部の厚みと同程度か或いは僅かに広くした位置決め部
    材を配設したことを特徴とするバンパー搬送装置。
JP1992067530U 1992-09-03 1992-09-03 バンパー搬送装置 Expired - Fee Related JP2592823Y2 (ja)

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JPH0625091U JPH0625091U (ja) 1994-04-05
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JPS62157884U (ja) * 1986-03-31 1987-10-07
JP3117533U (ja) * 2005-10-13 2006-01-05 株式会社旭東 回転寿司用皿

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