JP2592243Y2 - スイッチの構造 - Google Patents
スイッチの構造Info
- Publication number
- JP2592243Y2 JP2592243Y2 JP1991050338U JP5033891U JP2592243Y2 JP 2592243 Y2 JP2592243 Y2 JP 2592243Y2 JP 1991050338 U JP1991050338 U JP 1991050338U JP 5033891 U JP5033891 U JP 5033891U JP 2592243 Y2 JP2592243 Y2 JP 2592243Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- board
- switch
- inverted cup
- spacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はスイッチ、主として多く
の機器やシステムにおいて利用できるボードタイプのス
イッチに関し、その操作機構の改良に関する。
の機器やシステムにおいて利用できるボードタイプのス
イッチに関し、その操作機構の改良に関する。
【0002】
【考案の背景】一般的に近時におけるスイッチは装備さ
れる機器にあわせて小型化が進み、いわゆるメンブレイ
ンスイッチのように表面をフラットにしたものも出現し
ている。ところが、このメンブレインスイッチは表面が
フラットなことやその機構上クリック感が損なわれ、ま
た、デザイン的にも自由度が限定されてしまうものとな
っている。
れる機器にあわせて小型化が進み、いわゆるメンブレイ
ンスイッチのように表面をフラットにしたものも出現し
ている。ところが、このメンブレインスイッチは表面が
フラットなことやその機構上クリック感が損なわれ、ま
た、デザイン的にも自由度が限定されてしまうものとな
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】出願人は上記したメン
ブレインスイッチの問題点に着目してメンブレインスイ
ッチにクリック感を与え、また、外観上の自由度を増す
ためにメンブレインスイッチ機構にスペーサボードを重
ね、そこにトップ部材を備えた操作機構を設けた新型の
スイッチを開発した。しかしながら、この場合でも通常
のキートップ機構を採用すると、そのキートップが圧入
での装備となり、そのキートップのサイズに合せて穿設
する孔のサイズも異なるため、やはりデザイン上の限界
がきてしまう。
ブレインスイッチの問題点に着目してメンブレインスイ
ッチにクリック感を与え、また、外観上の自由度を増す
ためにメンブレインスイッチ機構にスペーサボードを重
ね、そこにトップ部材を備えた操作機構を設けた新型の
スイッチを開発した。しかしながら、この場合でも通常
のキートップ機構を採用すると、そのキートップが圧入
での装備となり、そのキートップのサイズに合せて穿設
する孔のサイズも異なるため、やはりデザイン上の限界
がきてしまう。
【0004】
【考案の目的】そこで、本考案は上記したキートップ機
構の問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を
解消して、汎用性が高く、自由なデザインと組み合わせ
を可能とし、しかも機構的に簡単で組み立て作業も容易
となって製品価格のローコスト化を促進することができ
るスイッチの構造を提供することを目的としている。
構の問題点に着目してなされたもので、かかる問題点を
解消して、汎用性が高く、自由なデザインと組み合わせ
を可能とし、しかも機構的に簡単で組み立て作業も容易
となって製品価格のローコスト化を促進することができ
るスイッチの構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係るスイッチの構造は、複数枚の配線基板
を積層し、その上面に透孔を設けたスペーサボードを備
え、前記透孔内に前記配線基板のパターン間接続を行な
う操作機構を備え、その操作機構は透孔内で位置決めさ
れ押圧用の可動突起部を中央に備えたゴム製の逆カップ
状部材と、その逆カップ状部材の頂部に備えられた支持
部に底面の穴部を嵌め付けたトップ部材とから成るスイ
ッチの構造において、前記逆カップ状部材は側壁の外縁
に枠状の基部を形成し、前記スペーサボードは2枚積層
して径を異ならしめた透孔を形成し、下段のスペーサボ
ードの透孔に前記逆カップ部材の基部を嵌め付けてある
ことを特徴としている。
に、本考案に係るスイッチの構造は、複数枚の配線基板
を積層し、その上面に透孔を設けたスペーサボードを備
え、前記透孔内に前記配線基板のパターン間接続を行な
う操作機構を備え、その操作機構は透孔内で位置決めさ
れ押圧用の可動突起部を中央に備えたゴム製の逆カップ
状部材と、その逆カップ状部材の頂部に備えられた支持
部に底面の穴部を嵌め付けたトップ部材とから成るスイ
ッチの構造において、前記逆カップ状部材は側壁の外縁
に枠状の基部を形成し、前記スペーサボードは2枚積層
して径を異ならしめた透孔を形成し、下段のスペーサボ
ードの透孔に前記逆カップ部材の基部を嵌め付けてある
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記した構成としたことにより、ゴム制の逆カ
ップ状部材の頂部に備えられた支持部と、底面の穴部を
合致させれば、その逆カップ状部材に取り付けられるト
ップ部材の形状は外観的な制約を受けることがなくな
り、デザイン的な自由度が増すことで汎用性がより一層
高められる。また、逆カップ状部材とトップ部材とのは
め合せという操作機構のため、生産も大量にでき、組み
立て作業も容易となるため製品価格の大幅なローコスト
化を図ることができる。
ップ状部材の頂部に備えられた支持部と、底面の穴部を
合致させれば、その逆カップ状部材に取り付けられるト
ップ部材の形状は外観的な制約を受けることがなくな
り、デザイン的な自由度が増すことで汎用性がより一層
高められる。また、逆カップ状部材とトップ部材とのは
め合せという操作機構のため、生産も大量にでき、組み
立て作業も容易となるため製品価格の大幅なローコスト
化を図ることができる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施の一例を図面を参照して
説明する。図1は本考案を実施したスイッチングボード
の平面図、図2は同じく断面図、図3はトップ部材と逆
カップ状部材を示す斜視図、図4はトップ部材の底面図
である。
説明する。図1は本考案を実施したスイッチングボード
の平面図、図2は同じく断面図、図3はトップ部材と逆
カップ状部材を示す斜視図、図4はトップ部材の底面図
である。
【0008】図中1は本考案を実施したスイッチングボ
ードであり、このスイッチングボード1は複数枚のフレ
キシブルな配線基板2、3及びその配線基板2、3のパ
ターン間の接続箇所上方に透孔4を設けた複数枚のスペ
ーサボード5、6及びカバー部材7や、このスイッチン
グボード1を適宜箇所に貼装する際に剥離する剥離シー
ト8等を順次接着積層して形成されているもので、前記
したカバー部材7の表面には使用する機器に対応して操
作しての作動内容を記載した化粧カバー9が貼られる。
尚、フレキシブルな配線基板2の一部は機器との接続の
ため一部が突出されている。
ードであり、このスイッチングボード1は複数枚のフレ
キシブルな配線基板2、3及びその配線基板2、3のパ
ターン間の接続箇所上方に透孔4を設けた複数枚のスペ
ーサボード5、6及びカバー部材7や、このスイッチン
グボード1を適宜箇所に貼装する際に剥離する剥離シー
ト8等を順次接着積層して形成されているもので、前記
したカバー部材7の表面には使用する機器に対応して操
作しての作動内容を記載した化粧カバー9が貼られる。
尚、フレキシブルな配線基板2の一部は機器との接続の
ため一部が突出されている。
【0009】また、このスイッチングボード1のスペー
サボード5、6に設けられた透孔4にはスイッチ操作機
構が取り付けられる。スペーサボード5、6によって設
けられた透孔4はスペーサボード5の部分の径がせま
く、6の部分の径が広くなっているもので、スペーサボ
ード5部分の透孔にはゴム製の逆カップ状部材10がは
め付けられ、その逆カップ状部材10の頂部に形成され
た方形の支持部11にトップ部材12の底面に設けられ
た穴13がはめ付けられ、そのトップ部材12の周囲に
形成されたフランジ14がカバー部材7の裏面と係合し
て抜け落ちを防止されている。
サボード5、6に設けられた透孔4にはスイッチ操作機
構が取り付けられる。スペーサボード5、6によって設
けられた透孔4はスペーサボード5の部分の径がせま
く、6の部分の径が広くなっているもので、スペーサボ
ード5部分の透孔にはゴム製の逆カップ状部材10がは
め付けられ、その逆カップ状部材10の頂部に形成され
た方形の支持部11にトップ部材12の底面に設けられ
た穴13がはめ付けられ、そのトップ部材12の周囲に
形成されたフランジ14がカバー部材7の裏面と係合し
て抜け落ちを防止されている。
【0010】逆カップ状部材10は底部で位置決めがな
されることとなり、前記した支持部11の下面には可動
突起部15が一体形成されている。この可動突起部15
は曲成された側壁16のたわみにより下降し、配線基板
3の接続部3aを押圧し、配線基板2の接続部2aと導
通させることになる。この可動突起部15の動作はトッ
プ部材12を外方から押すことによって得られ、後は逆
カップ状部材10の側壁16の弾性により元の位置へ復
元する。
されることとなり、前記した支持部11の下面には可動
突起部15が一体形成されている。この可動突起部15
は曲成された側壁16のたわみにより下降し、配線基板
3の接続部3aを押圧し、配線基板2の接続部2aと導
通させることになる。この可動突起部15の動作はトッ
プ部材12を外方から押すことによって得られ、後は逆
カップ状部材10の側壁16の弾性により元の位置へ復
元する。
【0011】また、スペーサボード5、6による透孔4
の径が異なっていることから、スペーサボード5と6と
の間には段部17が形成されることとなり、トップ部材
12を片寄って操作した場合でも、傾いたトップ部材1
2はその段部17がストッパとなって傾きに歯止めがか
けられ、逆カップ状部材10に対して必要な押圧力を伝
えることができるものとなっている。
の径が異なっていることから、スペーサボード5と6と
の間には段部17が形成されることとなり、トップ部材
12を片寄って操作した場合でも、傾いたトップ部材1
2はその段部17がストッパとなって傾きに歯止めがか
けられ、逆カップ状部材10に対して必要な押圧力を伝
えることができるものとなっている。
【0012】さらに、トップ部材12と逆カップ状部材
10は支持部11と穴13とのはめ合せにより構成され
ることで、トップ部材12の外観が変った場合でも穴1
3の形状のみを画一すれば、全て適合することとなっ
て、部品の汎用性が非常に大きいものとなっている。
10は支持部11と穴13とのはめ合せにより構成され
ることで、トップ部材12の外観が変った場合でも穴1
3の形状のみを画一すれば、全て適合することとなっ
て、部品の汎用性が非常に大きいものとなっている。
【0013】本実施例に係るスイッチの構造は上記のよ
うになっている。そのため一般的なメンブレインスイッ
チに対してクリック感を生じさせることができることと
なっている。また、本実施例はボードスイッチとし、フ
レキシブルな配線基板の積層を使用したが、これにこだ
わらず、硬質の基板でも応用することができ、その形態
もボードタイプ以外のものにも応用することができるの
は勿論である。
うになっている。そのため一般的なメンブレインスイッ
チに対してクリック感を生じさせることができることと
なっている。また、本実施例はボードスイッチとし、フ
レキシブルな配線基板の積層を使用したが、これにこだ
わらず、硬質の基板でも応用することができ、その形態
もボードタイプ以外のものにも応用することができるの
は勿論である。
【0014】
【考案の効果】上述したように、本考案に係るスイッチ
の構造によると、トップ部材や表面の化粧パネル等も加
えてのデザインの自由度が高まり、需要者のニーズに対
応できる。また、機構が簡易なために大量生産に適し、
組み立て作業も容易となるために、汎用性の高いスイッ
チが低価にて需要者に供給することができる。
の構造によると、トップ部材や表面の化粧パネル等も加
えてのデザインの自由度が高まり、需要者のニーズに対
応できる。また、機構が簡易なために大量生産に適し、
組み立て作業も容易となるために、汎用性の高いスイッ
チが低価にて需要者に供給することができる。
【図1】本考案を実施したスイッチングボードの平面図
である。
である。
【図2】本考案を実施したスイッチングボードの断面図
である。
である。
【図3】トップ部材と逆カップ状部材とを示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】トップ部材の底面図である。
1 スイッチングボード 2 フレキシブル配線基板 3 フレキシブル配線基板 4 透孔 5 スペーサボード 6 スペーサボード 7 カバー部材 10 逆カップ状部材 11 支持部 12 トップ部材 13 穴 14 フランジ 15 可動突起部 17 段部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 13/20 H01H 13/52 H01H 13/70
Claims (1)
- 【請求項1】複数枚の配線基板を積層し、その上面に透
孔を設けたスペーサボードを備え、前記透孔内に前記配
線基板のパターン間接続を行なう操作機構を備え、その
操作機構は透孔内で位置決めされ押圧用の可動突起部を
中央に備えたゴム製の逆カップ状部材と、その逆カップ
状部材の頂部に備えられた支持部に底面の穴部を嵌め付
けたトップ部材とから成るスイッチの構造において、前
記逆カップ状部材は側壁の外縁に枠状の基部を形成し、
前記スペーサボードは2枚積層して径を異ならしめた透
孔を形成し、下段のスペーサボードの透孔に前記逆カッ
プ部材の基部を嵌め付けてあることを特徴とするスイッ
チの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991050338U JP2592243Y2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | スイッチの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991050338U JP2592243Y2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | スイッチの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135128U JPH04135128U (ja) | 1992-12-16 |
JP2592243Y2 true JP2592243Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=31927794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991050338U Expired - Lifetime JP2592243Y2 (ja) | 1991-06-04 | 1991-06-04 | スイッチの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592243Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53144081U (ja) * | 1977-04-19 | 1978-11-14 | ||
JPS60138224U (ja) * | 1984-02-27 | 1985-09-12 | 光洋電子工業株式会社 | 電子機器用キ−ボ−ド装置 |
JPS60178931U (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-28 | スタンレー電気株式会社 | スイツチ |
JPS63143832U (ja) * | 1987-03-12 | 1988-09-21 | ||
JPH0214727U (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-30 |
-
1991
- 1991-06-04 JP JP1991050338U patent/JP2592243Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04135128U (ja) | 1992-12-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |