JP2592034Y2 - 車体寸法測定器 - Google Patents

車体寸法測定器

Info

Publication number
JP2592034Y2
JP2592034Y2 JP1993053404U JP5340493U JP2592034Y2 JP 2592034 Y2 JP2592034 Y2 JP 2592034Y2 JP 1993053404 U JP1993053404 U JP 1993053404U JP 5340493 U JP5340493 U JP 5340493U JP 2592034 Y2 JP2592034 Y2 JP 2592034Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
needle
hollow
thread
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993053404U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0718202U (ja
Inventor
山口文男
Original Assignee
株式会社山口工業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社山口工業 filed Critical 株式会社山口工業
Priority to JP1993053404U priority Critical patent/JP2592034Y2/ja
Publication of JPH0718202U publication Critical patent/JPH0718202U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2592034Y2 publication Critical patent/JP2592034Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車修正機上に水平保持された
車体のロケーションホール位置を測定する際に使用され
る車体寸法測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車修正機上の車体のロケーションホ
ール位置測定は,各ロケーションホールの三次元寸法値
に基づいて治具を先ず作成し,修正と測定とを繰り返し
ている。この高価な治具不要の正確測定方式として,車
体を測定水平面に対して水平保持する定盤修正機を出願
人は既に提供しており,一層その測定速度と精度の向上
を図るべく,基準盤(特願平3-265353号) や盤ゲージ(
特願平3-317559号) を採用する。この際の測定器とし
て, 調整磁石から伸びる糸をホールアダプターのリング
内を通過させてから錘針に接続するものが採用されてい
る。車体のロケーションホールとこの定盤水平面との距
離は各ロケーションホール毎に異なる。調整磁石にてホ
ールアダプターから錘針へ到る糸の長さを調整する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】車体の各ロケーション
ホールの平面座標値はミリ単位の精度が要求されるた
め,端部が円錐状の錘針は,定盤等の水平面に可及的に
接近する必要がある。ホールアダプターや錘針頭部のリ
ングに細い糸が係止されているため,錘針先端の振れの
停止には時間を要し,調整磁石によるこの調整は意外と
面倒である。また,この糸は錘針の中心線と合致する必
要があるが,錘針頭部のリングと糸との接点がズレる虞
が高い。
【0004】
【課題を解決するための手段】車体のロケーションホー
ルに挿入される磁石付きホールアダプターから錘糸を垂
下し,その先端部を中空な中空錘針内に格納し,中空錘
針の中心線上に錘糸を保持する調整ヘッドをこの中空錘
針頭部に配置する。小球を間隔を保って連接して錘糸を
形成し,各小球を係止する調整ヘッドは,お碗の底部を
開口し一部側部を切り開く。
【0005】
【作用】一様な水平面を有する定盤10上の四個のグリッ
パー11にて車体を水平保持する(第3図)。車体が定盤
面に対して水平保持されるため,各ロケーションホール
の平面座標値の測定は,各ロケーションホールから垂下
した中空錘針先端間の距離を測定すれば良い。各ロケー
ションホールの直径は約8〜16ミリ程度の範囲内で分散
しているため,ホールアダプターの嵌入部もこれに応じ
たものをその都度使用する。ホールアダプターとロケー
ションホールの中心がズレていると測定値は不正確にな
る。第1 図のように, 磁石付きのホールアダプターをロ
ケーションホール内に嵌入固定し, 中空錘針から取り出
した錘糸の長さを調整ヘッドにて設定する。お碗を伏せ
た恰好の調整ヘッド内に小球をくい込ませるだけで良
い。小球の間隔は1〜2ミリ程度であるため,調整ヘッ
ド内の小球を隣接する小球に移し換えるだけで,ホール
アダプターと中空錘針間の距離の微調整ができる。中空
錘針の重さにより,ホールアダプター間の錘糸は張設さ
れるが,中空錘針内の錘糸は第2図のように弛んで格納
される。お碗を伏せた恰好の調整ヘッド内に小球が保持
されるため,中空錘針の振れ減衰は非常に高くなり,僅
かの時間で中空錘針は停止する。測定時間が短縮され
る。また,中空錘針の中心線上にこの調整ヘッドの中心
が位置するため,張設された錘糸と中空錘針の中心線は
合致する。使用後は,ホールアダプターをロケーション
ホールから外し,調整ヘッドから小球を取り出して中空
錘針内に錘糸を格納する。小球が金属であるため,錘糸
自身の重量によって透孔を介して中空錘針内に錘糸がズ
リ落ちていく。
【0006】
【実施例】磁石を内蔵したフランジの中央に種々の嵌入
筒を交換自在に取り付けてホールアダプター1を形成す
る。ロケーションホール2の内径は約8〜16ミリ程度の
範囲内で分散しており,各内径に対応した嵌入筒が適宜
選択される。フランジから突設した螺子に嵌入筒を取り
付ける。このホールアダプター1の中心位置に,小球3
を連接した錘糸4の基端を取り付け,その先端を中空錘
針5内に取り付ける。中空な中空錘針5内には錘糸4が
格納され,頭部の透孔6を通して引出し或いは収納され
る。この中空錘針5頭部に,お碗の底部を開口し一部側
部を切り開いた調整ヘッド7を取り付け,かつ,調整ヘ
ッド7のセンターを中空錘針5の中心線に合致させる。
この調整ヘッド7にて係止された小球3の中心が,中空
錘針5の中心線上に位置することが本考案の特色であ
り,測定精度を向上させている。中空錘針先端部の円錐
中心は上記調整ヘッド7のセンターと合致しており,第
1図のように中空錘針を垂下した時に,ホールアダプタ
ーと中空錘針間に張設された錘糸4の延長線上に中空錘
針5の円錐先端が位置することになる。調整ヘッド7か
ら小球を外すには,側部切り欠きから小球を引き出せば
良く,着脱は極めて簡単である。隣接する小球を再びこ
の調整ヘッド内に挿入すれば,ホールアダプターと中空
錘針間の長さは微調整される。また,お碗を伏せた恰好
の調整ヘッド内では,小球の曲率と相俟って常に小球の
中心(錘糸の中心線)が調整ヘッドのセンターと一致す
ることになる。錘糸としては,金属性小球内に中心に向
かう有底孔を左右に穿設し,この有底孔内に連結シャフ
トを嵌め込んで形成する。また,調整ヘッドは錘糸をく
い込ませえる形状であれば良く,この調整ヘッドに限定
されない。また,中空錘針を中空にする代わりに錘糸を
巻装するロールをこの錘針に取り付けても良い。
【0007】
【考案の効果】要するに,本考案は車体のロケーション
ホール2に挿入されるホールアダプター1から錘糸4を
垂下し,その先端部を中空な中空錘針内に格納し,中空
錘針5の中心線上に錘糸を保持する調整ヘッド7をこの
中空錘針頭部に配置したため,ホールアダプターと中空
錘針間に張設される錘糸の長さを簡単・最適に調整する
ことができる。調整ヘッドに係止される小球の中心が,
中空錘針の中心線上に位置するので,中空錘針先端部は
ロケーションホールの中心点を示すことになる。また,
使用しない時には錘糸を中空錘針内に格納し,透孔6よ
り錘糸を引き出して小球を調整ヘッド内に引っ掛ければ
良く,多数の測定器が各ロケーションホールに垂下され
る作業現場の整理・整頓に大いに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロケーションホールに取り付けた時の正面図で
ある。
【図2】中空錘針頭部の調整ヘッドの拡大図である。
【図3】測定器を定盤に使用した時の説明図である。
【符号の説明】
1 ホールアダプター 2 ロケーションホール 3 小球 4 錘糸 5 中空錘針 6 透孔 7 調整ヘッド 10 定盤 11 グリッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のロケーションホールに挿入される
    磁石付きのホールアダプター1と、小球3を間隔を保っ
    て連接した錘糸4と、この錘糸を格納する中空錘針5
    と、小球を受け止めて中空錘針5の中心線上に錘糸を保
    持する調整ヘッド7とで形成される、車体寸法測定器。
JP1993053404U 1993-09-07 1993-09-07 車体寸法測定器 Expired - Lifetime JP2592034Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993053404U JP2592034Y2 (ja) 1993-09-07 1993-09-07 車体寸法測定器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993053404U JP2592034Y2 (ja) 1993-09-07 1993-09-07 車体寸法測定器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0718202U JPH0718202U (ja) 1995-03-31
JP2592034Y2 true JP2592034Y2 (ja) 1999-03-17

Family

ID=12941898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993053404U Expired - Lifetime JP2592034Y2 (ja) 1993-09-07 1993-09-07 車体寸法測定器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2592034Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7328946B2 (ja) * 2020-09-23 2023-08-17 本田技研工業株式会社 調整治具及び調整方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0718202U (ja) 1995-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2592034Y2 (ja) 車体寸法測定器
US6240648B1 (en) Method and apparatus for performing rear wheel alignment on motorcycles having a swing arm rear suspension systems
JP3622023B2 (ja) 同心円描図兼用巻尺
CN215227541U (zh) 一种阴茎勃起度测量装置
JPS6242973Y2 (ja)
US4424035A (en) Self-centering dental face-bow
JPH027510U (ja)
CN218504260U (zh) 一种内窥镜质量检测用夹具定距结构
CN212181521U (zh) 一种车辆标定杆
JPH0613466Y2 (ja) 温度計ホルダ−
CN216283328U (zh) 一种用于方向盘的测量辅助工具
CN220524952U (zh) 一种测定边坡坡度的工具
JP2000356502A (ja) 車体寸法計測器
JP2595904Y2 (ja) 車両のヘッドクリアランス測定装置
JP3063929U (ja) 水平器を具えるパタ―
JPS58195802U (ja) ボ−リングバ−等切削工具の簡易測定器
JPH047303U (ja)
JPS63190909U (ja)
JPH0525887Y2 (ja)
JPH0347749U (ja)
JPH0185605U (ja)
JPH048888Y2 (ja)
JPH01114280U (ja)
JPS5917959B2 (ja) プロツト用具
JPH0669705U (ja) てこ式孔径測定用ダイヤルゲージ