JP3063929U - 水平器を具えるパタ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターを地面上に置いて水平測量ユニットの
気泡の位置変化により、地面の傾斜状態を知る。 【解決手段】 パターの適当な所に、目盛りが付けられ
た透明管に液体が充填された水平器を設け、その水平器
は液体で全部充満せずに気泡を形成する。使用すると
き、パターを地面上に置いて水平測量ユニット内の気泡
の位置変化を見て、地面の傾斜状態を調べる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はパターに取り付ける水平器の技術に関し、特にパターをグリーン上に 置いて傾斜状態を知る事ができる水平器の技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフは打つ距離によってクラブを使い分ける。ほとんどの場合、グリーン上 で近距離のボールを打つときは、パターを使用してホールにいれる。近中距離の ボールを打つときは高度の技術が必要で、グリーンの斜度を目測して打つ力と方 向を決定しなければならない。しかし、従来グリーン周辺の景観或いはゴルフコ ースの傾斜角度の影響を受けるため正確にグリーンの傾斜角度を掌握する事がで きずに、判断を間違う事がある。そのためグリーン上でパターを使用するとき、 キャディーが提供する情報を参考にボールを打っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は、パターの適当な所に水平器を設け、グリーン上でパター を使用するとき、パターを地面上に置いて水平測量ユニットの気泡の位置変化に より、地面の傾斜状態を知る。

【０００４】

【考案を解決するための手段】

本考案の主な目的は、パターの適当な所に、目盛りが付けられた透明管に液体 が充填された水平器を設け、その水平器は液体で全部充満せずに気泡を形成する 。使用するとき、パターを地面上に置いて水平測量ユニット内の気泡の位置変化 を見て、地面の傾斜状態を調べる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１と図２に示すように、本考案は主にパター１の外側で適当な所に水平測量 ユニット２を設置し（実施例ではパター１のグリップ１１上に設ける）、パター １は適当な長さを有するクラブで、クラブの端部にグリップ１１を設置する。グ リップ１１の適当な所に凹溝１２を設けて、後述の水平測量ユニット２を設置す る。またクラブ棒のもう一端にヘッド部１３を設ける。 水平測量ユニット２は透明管２１内に液体を設置して、液体は完全に充填せず に気泡２１１を形成する。また透明管２１両端部にそれぞれ固定部２２を固定設 置して透明管２１を封じ込める。管の外側に数本の目盛り２３を設けて液体中の 気泡２１１の位置を判別するのに使用する。 組み立てる時、図２に示すように、水平測量ユニット２を水平にパター１の凹 溝１２内に嵌めてパター１と一体化する。パター１の棒は特別な設計で、パター １を平行に置くとき、その着地点が構成する平面は完全に水平測量ユニット２と 平行になり、上述の水平測量ユニット２の気泡２１１が透明管２１の中央に位置 する。グリーン上で地面に置くとき、パター１と水平測量ユニット２はお互いに 水平になるため、パター１が傾斜するとき水平測量ユニットも傾斜状態となる。 使用するときパター１を水平に地面へ置いて測って、グリーンの傾斜角度により パットの正確性が無くなるのを避ける。

【０００６】 本考案の水平測量ユニット２の嵌め込み方式以外に、図３に示す取り付け方式 （この方式は従来のパターに適用する）でもよく、それは主に固定部２２、ホル ダー３、ネジ４及びＣ型ワッシャー５を組み合わせて構成し、固定部２２はネジ 入れ部２２１にネジ４を差し込んで設置することにより、水平測量ユニット２の 両端を固定設置し、また水平測量ユニット２と一体化する。ホルダー３の内側直 径はパター１直径より少し小さく、またホルダー３の上部には内側にねじ山が設 けられた連結部３１が設置され、ネジ４の適当な所に掛け溝４１を設けて、Ｃ型 ワッシャー５を嵌めるのに提供する。組み込む時は、図４に示すように、ネジ４ を水平測量ユニット２両端の固定部２２上のネジ入れ部２２１に差し込んで、ネ ジ入れ部２２１孔縁とネジ４に一定の締まりを持たせて、ネジ４を調整して抜け ないようにする。同時にＣ型ワッシャー５をネジ４の掛け溝４１に掛けてネジ４ が固定部２２から外れないようにする。ネジ４でホルダー３周辺の連結部３１を 固定設置して使用するとき、二つのホルダー３はパター１の周りを適当に挟んで 固定して、従来の一般的なパター１に適用することができる。最初、パター１に 引っ掛けてから、水平測量ユニット２の二つの端部のネジ４で微調整を行って水 平状態を確実に保持する。もしパター１の着地面が水平だと水平測量ユニット２ も平行のため、水平測量ユニット２管内の気泡２１１は中央の位置を維持する。 グリーン上で水平に置いて使用する時、水平測量ユニット２管内の気泡２１１が 移動してグリーンの傾斜状態を知ることができる。

【０００７】

【考案の効果】

ゴルフクラブに設けた水平測量ユニットにより、グリーン上の傾斜を簡単に知 る事ができるため、グリーンの傾斜角度を誤認することによりパットの正確性が 無くなるのを避けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の斜視図である。

【図２】実施例の組合せ断面図である。

【図３】もう一つの実施例の構造斜視図である。

【図４】もう一つの実施例の組合せ断面図である。

【符号の説明】

１ パター １１ グリップ １２ 凹溝 １３ ヘッド部 ２ 水平測量ユニット ２１ 透明管 ２１１ 気泡 ２２ 固定部 ２２１ ネジ入れ部 ２３ 目盛り ３ ホルダー ３１ 連結部 ４ ネジ ４１ 掛け溝 ５ ワッシャー

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】パターのクラブ上に水平測量ユニットを設
   置して、パタークラブを地面に水平に置いた時の着地点
   と水平測量ユニットが平行で、該水平測量ユニットは目
   盛りが付いた透明管で、管内に液体を充填し、その充填
   する液体は全部充満させずに気泡を形成し、気泡の透明
   管内での位置変化によりクラブを置いた場所の傾斜状態
   を知るのを特徴とする水平器を具えるパター。
2. 【請求項２】前記水平測量ユニットが目盛りを付けた透
   明管で、管の端部それぞれに固定部を固定設置し、該固
   定部上のネジ入れ部にネジを通してからワッシャーを引
   っ掛けて連結部に接続し、該連結部を有する二つのホル
   ダーでパターの周りに取り付け、上述のネジを調節して
   水平測量ユニットの水平を保持するのを特徴とする請求
   項１記載の水平器を具えるパター。