JP2591970B2 - 流動層炉内雰囲気の制御装置 - Google Patents

流動層炉内雰囲気の制御装置

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JP2591970B2
JP2591970B2 JP63007215A JP721588A JP2591970B2 JP 2591970 B2 JP2591970 B2 JP 2591970B2 JP 63007215 A JP63007215 A JP 63007215A JP 721588 A JP721588 A JP 721588A JP 2591970 B2 JP2591970 B2 JP 2591970B2
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fluidized
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bed furnace
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秀満 竹野下
寿 服部
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Komatsu Ltd
Toho Gas Co Ltd
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Komatsu Ltd
Kawasaki Steel Corp
Toho Gas Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、一般鋼材の鍛造加熱等に使用される大型流
動層炉の炉内を弱還元性雰囲気とするための流動層炉内
雰囲気制御装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、バーナの燃焼による燃焼ガスで無酸化雰囲気を
作る流動層炉には、第2図に示されるように、分散板a
の下方に、バーナbによって燃焼ガスを生ずる燃焼室d
を設けて、流動層炉の加熱と炉内雰囲気を作るために使
用する装置と、第3図に示されるように、バーナbによ
って燃焼ガスを生ずる燃焼室dを流動層炉とは別に設け
て、該燃焼室dの燃焼ガスを流動層炉の分散板aの下方
へ供給する装置があるが何れも燃焼ガスを再使用してい
ない。
また、燃焼ガスを使用する代りに、窒素ガスを流して
流動層炉内を無酸化雰囲気とする方法もとられている。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の技術に於ては、下記の問題点があり、その
解決策が望まれている。
(1)バーナの燃焼ガスのみで炉内の雰囲気を作るた
め、炉内のO2を完全に除くことができず、高温加熱を行
う場合は処理品表面の酸化を防ぐことは不可能である。
(2)第2図の方式では、分散板aが高温にさらされる
ため、分散板の耐久性がない。又炉をあまり高温にでき
ない。
(3)第2図の方式に於ては、バーナの燃焼は加熱を兼
ねているため、流動層炉が昇温した場合と昇温中では燃
焼量が違い、流動化ガスとしての流動調整が難しい。
(4)第3図の方式では、バーナは加熱に十分有効利用
できないため、加熱装置eが別に必要となり、コストア
ップとなる。
(5)大型の流動層炉では多量の流動化ガスが必要なた
め、窒素ガスのみで雰囲気を作る場合にはランニングコ
ストが高くなる。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記不具合を解消するために、炉内に収容さ
れた流動層を炉内加熱用バーナにより加熱しながら、流
動化ガスにより流動層を流動させて、処理品の熱処理を
行う流動層炉において、上記流動層炉の上部に炉内加熱
用バーナを設けると共に、炉内加熱用バーナにより燃焼
されて炉外へ排出された燃焼ガスを、制御手段により流
量制御された可燃性ガスとともに流動層炉内へ流入させ
て、燃焼ガス中の酸化成分を可燃性ガスにより還元させ
ることにより、炉内に無酸化還元雰囲気を形成するよう
にしたものである。
〔作 用〕
上記構成により、流動層炉より排出された燃焼ガスに
少量の可燃性ガスを混合するだけで炉内に無酸化還元雰
囲気を形成することができると共に、炉内加熱用バーナ
が炉の上部にあるため、流動層内の処理品に直接火炎が
当ることがなく、これによって処理品の表面が火炎によ
り酸化されるのを防止することができる。
(実施例) 以下に本発明を実施例を第1図に基づいて詳述する。
第1図に於て、1は流動層炉で、該流動層炉1の流動
層上部にはバーナ2が設けられており、該バーナ2によ
って燃焼した燃焼ガスはフィルタ3によって流動砂を分
離した上で、熱交換器4を通って排気通路5から外部へ
排出される。
前記燃焼ガスの一部は分岐路6を通ってサイクロン7
で更に流動砂を完全に分離して耐熱ターボポンプ8によ
り入口9より流動層炉1内に導入され、分散板10を通っ
て上昇し、流動砂を流動させると共に、炉内を無酸化雰
囲気に保持しつつ、流動層炉1上部のバーナ2により残
留酸素を消費して、再び前記同様の循環を行う。
前記分岐路6にはO2センサ21が設けられており、燃焼
ガス中のO2量が常に3%以下になるよう、制御弁駆動装
置22によって制御弁23を駆動してブロアー24から供給す
るバーナ2の燃焼用空気量を調整している。
また、流動層炉1内の酸素量もO2センサ11によって測
定され、所定値以上になると、制御弁駆動装置12によっ
て制御弁13を駆動してプロパンガスボンベ14から供給さ
れるプロパンガスの量を制御して入口15から、流動層炉
1内に導入している。
前記のごとくプロパンガスの量を制御することによ
り、流動層炉1内が酸化雰囲気にならないよう、弱還元
性雰囲気に保持されている。
なお、前記プロパンガスは都市ガス等の可燃性ガスで
代用することも可能です。流動層炉1が昇温するとバー
ナ2の燃焼量を少なくするよう制御されるが、このとき
は燃焼ガス量が減少するので、別に温度センサ16により
制御弁駆動装置17を制御して制御弁18を駆動し、窒素ガ
スボンベ19からの窒素供給量を調整して、流動化ガス量
を補充している。
なお、流動層炉1の炉壁は商品名プラスチック、キャ
スタブル等で実用化されている断熱材26で構成されてお
り、バーナ燃焼用の空気は排気通路5に設けられた熱交
換器4で予熱して熱効率を上昇させている。
(発明の効果) 以上の通り、本発明の流動層炉内雰囲気の制御装置に
よるときは、次の効果を奏する。
(1)流動層炉の加熱と雰囲気ガス用の燃焼を同じバー
ナで行うので、流動化ガスを全部窒素ガスにして無酸化
雰囲気にするよりも安価に雰囲気ガスができるため、ラ
ンニングコストが安くなる。本発明の流動層炉内雰囲気
の制御装置は特に大型の流動層炉に適する。
(2)炉内加熱用バーナが流動層炉の上部に設けられて
いて、流動層炉の処理品に直接火炎が当ることがないた
め、処理品の表面が酸化されたり、温度ムラが発生する
ことがなく、これによって品質の安定した熱処理品が得
られる。
(3)炉内より排出された燃焼ガス中の酸化成分を大掛
りな設備を使用して除去する必要がないため、設備費や
設置スペースの低減が図れる。
(4)炉内加熱用バーナを正常な燃焼領域で使用できる
ため、燃焼効率がよいと共に、ススが発生したり、バー
ナ寿命が早期に低下するなどの不具合もない。
(5)触媒の使用して燃焼ガス中の酸化成分を除去する
場合に比べて、少量の可燃性ガスを混合するだけでよい
ため、ランニングコストが安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す図、第2図及び第3図は
従来の技術を示す図である。 1……流動層炉、2……バーナ 5……排気通路、6……分岐路 8……耐熱ターボポンプ 11、21……O2センサ 12、22……制御弁駆動装置 13、23……制御弁 14……プロパンカスボンベ 24……ブロアー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−10685(JP,A) 特開 昭57−2833(JP,A) 特公 昭59−14088(JP,B2) 特公 昭61−30006(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉内に収容された流動層を炉内加熱用バー
    ナにより加熱しながら、流動化ガスにより流動層を流動
    させて、処理品の熱処理を行う流動層炉において、上記
    流動層炉の上部に炉内加熱用バーナを設けると共に、炉
    内加熱用バーナにより燃焼されて炉外へ排出された燃焼
    ガスを、制御手段により流量制御された可燃性ガスとと
    もに流動層炉内へ流入させて、燃焼ガス中の酸化成分を
    可燃性ガスにより還元させることにより、炉内に無酸化
    還元雰囲気を形成することを特徴とする流動層炉内雰囲
    気の制御装置。
JP63007215A 1988-01-14 1988-01-14 流動層炉内雰囲気の制御装置 Expired - Lifetime JP2591970B2 (ja)

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