JP2591803Y2 - モールドモータ - Google Patents
モールドモータInfo
- Publication number
- JP2591803Y2 JP2591803Y2 JP1991063577U JP6357791U JP2591803Y2 JP 2591803 Y2 JP2591803 Y2 JP 2591803Y2 JP 1991063577 U JP1991063577 U JP 1991063577U JP 6357791 U JP6357791 U JP 6357791U JP 2591803 Y2 JP2591803 Y2 JP 2591803Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator
- frame
- frames
- inner diameter
- rib
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案はモールドモータに関する
ものである。
ものである。
【０００２】
【従来の技術】図５及び図６は従来のモールドモータの
要部断面図である。１はステータであり、巻線の施され
た鉄心を有し、炭酸カルシウム等の無機質の混入された
合成樹脂よりなるモールド体１０でモールドされてい
る。２は球心軸受であり、フレーム３，４に取り付けら
れている。フレーム３，４はステータ１の両端より圧入
されている。１１は潤滑油を含浸させたフェルトであ
る。
要部断面図である。１はステータであり、巻線の施され
た鉄心を有し、炭酸カルシウム等の無機質の混入された
合成樹脂よりなるモールド体１０でモールドされてい
る。２は球心軸受であり、フレーム３，４に取り付けら
れている。フレーム３，４はステータ１の両端より圧入
されている。１１は潤滑油を含浸させたフェルトであ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成においては、フレーム３，４は単にステータ１に圧入
することによって固定されており、固定状態を維持する
力はステータ１に対するフレーム３，４の嵌合力すなわ
ち、フレーム３，４が多少弾性変形し、その弾発力によ
ってフレーム３，４がステータ１を押圧する力にたよっ
ていた。
成においては、フレーム３，４は単にステータ１に圧入
することによって固定されており、固定状態を維持する
力はステータ１に対するフレーム３，４の嵌合力すなわ
ち、フレーム３，４が多少弾性変形し、その弾発力によ
ってフレーム３，４がステータ１を押圧する力にたよっ
ていた。
【０００４】このため、製造上のばらつき等によってフ
レーム３，４の外径が所定の値より小さい場合、あるい
はステータ１の内径が所定の値より大きい場合、ステー
タ１に対するフレーム３，４の嵌合力が小さくなり、な
んらかの外力によってフレーム３，４が矢印Ａ，Ｂの方
に移動し、ステータ１の中に没入することがあった。
レーム３，４の外径が所定の値より小さい場合、あるい
はステータ１の内径が所定の値より大きい場合、ステー
タ１に対するフレーム３，４の嵌合力が小さくなり、な
んらかの外力によってフレーム３，４が矢印Ａ，Ｂの方
に移動し、ステータ１の中に没入することがあった。
【０００５】また、上記の問題点を解消するため、フレ
ーム３，４の鍔部５をステータ１の端面に当てるように
すると、製造上のばらつき等によってフレーム３，４の
外径が所定の値より大きい場合、あるいはステータ１の
内径が所定の値より小さい場合、ステータ１に対するフ
レーム３，４の嵌合力が大きくなり、ステータ１にクラ
ックが生じるという新たな問題を生じていた。
ーム３，４の鍔部５をステータ１の端面に当てるように
すると、製造上のばらつき等によってフレーム３，４の
外径が所定の値より大きい場合、あるいはステータ１の
内径が所定の値より小さい場合、ステータ１に対するフ
レーム３，４の嵌合力が大きくなり、ステータ１にクラ
ックが生じるという新たな問題を生じていた。
【０００６】本考案は上記課題を解決するもので、フレ
ームやステータの寸法が多少ずれても、フレームがステ
ータの中に没入したり、ステータにクラックが生じる事
のないモールドモータを提供することを目的とする。
ームやステータの寸法が多少ずれても、フレームがステ
ータの中に没入したり、ステータにクラックが生じる事
のないモールドモータを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、ステータの挿入口の周縁部に挿入口の内径
より大きな内径のリブを設け、ステータの挿入口の端部
より内側に前記フレームとの嵌合部を設け、且つフレー
ムにはリブに当接する鍔部を設けたものである。
するために、ステータの挿入口の周縁部に挿入口の内径
より大きな内径のリブを設け、ステータの挿入口の端部
より内側に前記フレームとの嵌合部を設け、且つフレー
ムにはリブに当接する鍔部を設けたものである。
【０００８】
【作用】本考案は上記した構成により、フレームは鍔部
から離れた位置でステータと嵌合するとともに前記ステ
ータの挿入口の周縁部にっ挿入口の内径より大きな内径
のリブを設けたためフレームの弾性効果が高く、またス
テータへの没入方向に力が加わった場合でも鍔部によっ
て没入は防止される。
から離れた位置でステータと嵌合するとともに前記ステ
ータの挿入口の周縁部にっ挿入口の内径より大きな内径
のリブを設けたためフレームの弾性効果が高く、またス
テータへの没入方向に力が加わった場合でも鍔部によっ
て没入は防止される。
【０００９】
【実施例】以下、本考案の一実施例におけるモールドモ
ータについて図１〜図４を参照しながら説明する。図１
はモールドモータの要部断面図、図２は同要部拡大断面
図、図３は同要部正面図である。
ータについて図１〜図４を参照しながら説明する。図１
はモールドモータの要部断面図、図２は同要部拡大断面
図、図３は同要部正面図である。
【００１０】１はステータ、２は球心軸受、３，４はフ
レーム、５は鍔部、１０はモールド体、１１はフェルト
であり、以上のものは上記従来のものと同じであるので
詳細な説明は省略する。
レーム、５は鍔部、１０はモールド体、１１はフェルト
であり、以上のものは上記従来のものと同じであるので
詳細な説明は省略する。
【００１１】６はフレーム３，４の挿入口の周囲に突設
されたリブであり、その内径はｄ２である。フレーム
３，４の鍔部５は、このリブ６に当接している。７はフ
レーム３，４の嵌合部であり、フレーム３，４の先端と
嵌合するようフレーム３，４挿入口の端部からやや内側
の位置に設けられ、その内径はｄ１である。リブ６の内
径ｄ２の方が嵌合部７の内径ｄ１より大きいため、フレ
ーム３，４をステータ１に嵌合すると、フレーム３，４
の一部とステータ１の間にギャップＧができる。
されたリブであり、その内径はｄ２である。フレーム
３，４の鍔部５は、このリブ６に当接している。７はフ
レーム３，４の嵌合部であり、フレーム３，４の先端と
嵌合するようフレーム３，４挿入口の端部からやや内側
の位置に設けられ、その内径はｄ１である。リブ６の内
径ｄ２の方が嵌合部７の内径ｄ１より大きいため、フレ
ーム３，４をステータ１に嵌合すると、フレーム３，４
の一部とステータ１の間にギャップＧができる。
【００１２】本考案のモールドモータは以上のような構
成よりなり、以下その動作について説明をする。
成よりなり、以下その動作について説明をする。
【００１３】フレーム３，４は鍔部５から離れた位置で
ステータ１の嵌合部７と嵌合し、嵌合部７より外側には
ギャップＧがあるためフレームの弾性効果が高く、製造
上のばらつき等によってフレーム３，４の直径や嵌合部
７の内径ｄ１に多少のばらつきがあっても、フレーム
３，４とステータ１の嵌合力が極端に大きくなることは
なく、ステータ１にクラックが生じることはない。
ステータ１の嵌合部７と嵌合し、嵌合部７より外側には
ギャップＧがあるためフレームの弾性効果が高く、製造
上のばらつき等によってフレーム３，４の直径や嵌合部
７の内径ｄ１に多少のばらつきがあっても、フレーム
３，４とステータ１の嵌合力が極端に大きくなることは
なく、ステータ１にクラックが生じることはない。
【００１４】またフレーム３，４に対し、ステータ１へ
の没入方向に力が加わった場合でも鍔部５によって没入
は防止される。
の没入方向に力が加わった場合でも鍔部５によって没入
は防止される。
【００１５】図４は本考案の第２実施例におけるモール
ドモータの要部正面図である。この実施例のものは、上
記の実施例のものとリブ６の形状が異なっている。この
実施例のリブ６は複数に分割されている。
ドモータの要部正面図である。この実施例のものは、上
記の実施例のものとリブ６の形状が異なっている。この
実施例のリブ６は複数に分割されている。
【００１６】
【考案の効果】以上のように本考案のモールドモータ
は、ステータの挿入口の周縁部に挿入口の内径より大き
な内径のリブを設け、ステータの挿入口の端部より内側
にフレームとの嵌合部を設け、且つフレームにはリブに
当接しステータへの没入防止の鍔部を設けたものである
ため、フレームに鍔部を設けてもステータの嵌合部に於
てフレームの弾性効果が高く、従ってフレームやステー
タの寸法が多少ずれても、ステータにクラックが生じる
事がなく、また鍔部によってフレームがステータの中に
没入することもない。
は、ステータの挿入口の周縁部に挿入口の内径より大き
な内径のリブを設け、ステータの挿入口の端部より内側
にフレームとの嵌合部を設け、且つフレームにはリブに
当接しステータへの没入防止の鍔部を設けたものである
ため、フレームに鍔部を設けてもステータの嵌合部に於
てフレームの弾性効果が高く、従ってフレームやステー
タの寸法が多少ずれても、ステータにクラックが生じる
事がなく、また鍔部によってフレームがステータの中に
没入することもない。
【図１】本考案の第１の実施例におけるモールドモータ
の要部断面図
の要部断面図
【図２】同要部拡大断面図
【図３】同要部正面図
【図４】本考案の第２の実施例におけるモールドモータ
の要部正面図
の要部正面図
【図５】従来のモールドモータの要部断面図
【図６】従来のモールドモータの要部断面図
１ ステータ ２ 求心軸受 ３ フレーム ４ フレーム ５ 鍔部 ６ リブ ７ 嵌合部 １０ モールド体 １１ フェルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H02K 5/08 H02K 15/12
Claims (1)
- 【請求項１】巻線の施された鉄心及び挿入口を有し樹脂
でモールドされたステータと、前記挿入口より圧入され
たフレームと、前記フレームに取り付けられた軸受とを
有するモールドモータであって、前記挿入口の周縁部に
前記挿入口の内径より大きな内径のリブを設けるととも
に、前記挿入口の端部より内側に前記フレームとの嵌合
部を設け、且つ前記フレームには前記リブに当接する鍔
部を設けたことを特徴とするモールドモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991063577U JP2591803Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | モールドモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991063577U JP2591803Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | モールドモータ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518251U JPH0518251U (ja) | 1993-03-05 |
| JP2591803Y2 true JP2591803Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13233255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991063577U Expired - Lifetime JP2591803Y2 (ja) | 1991-08-12 | 1991-08-12 | モールドモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2591803Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5689653U (ja) * | 1979-12-13 | 1981-07-17 |
-
1991
- 1991-08-12 JP JP1991063577U patent/JP2591803Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0518251U (ja) | 1993-03-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |