JP2591590C - - Google Patents

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JP2591590C
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JP
Japan
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reaction
vacuum
tube
inert gas
packing
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English (en)
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国際電気株式会社
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は半導体製造に必要な拡散装置の反応ガス導入管と反応管との接合部構
造に開する。 【0002】 【従来の技術】 従来、拡散装置にてウェット酸化を行う場合、外部燃焼装置が多く用いられ、
メンテナンス上の問題,石英加工技術から、反応ガス導入管である石英燃焼管と
石英反応管との間に接合部を持つ分割構造となっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 接合部のシールにゴム製パッキンを用いる方式もあるが、パッキンが熱に耐え
られないのでパッキン保護のため石英管を冷却すると内面に結露し、またパッキ
ン自体が内部を流れるガスと直接接触するため内部を汚染する等の課題がある。 このため接合部は通常石英同士の接触によりシールを得るテーパー摺合せ、ま
たは球面摺合せ構造となっているが、完全なシールが得られず、外気の内部への
リークにより反応管内が汚染され、内部ガスの外部へのリークにより装置が腐食
される場合がある等の課題がある。 【0004】 【課題を解決するための手段】 本発明構造は上記の課題を解決するため、図示のように拡散装置の反応ガス導
入管としての燃焼管1と反応管2との接合部を内,外側2重シール構造3とし、
前記内側シールは反応ガス導入管1と反応管2をテーパー摺合せ部4で行い、か
つ、前記外側シールは耐真空シールが可能な真空気密パッキン5で行う構成にな
っている。更に、前記内,外側シール間に、不活性ガス流通部または真空排気部
、および前記不活性ガス流通部または前記真空排気部に連なる排気管、を設けた
【0005】 【作用】 このように燃焼管1と反応管2との接合部が内,外側2重シール構造3になっ
ているため、パッキン5による内部汚染を生じることなく、接合部の完全なシー
ルを得ることができることになり、外気混入により反応管内が汚染され、かつ反
応管内の酸素濃度が低下することはなく、また内部ガスの酸素濃度が低下するこ
とはなく、また内部ガスの外部への流出により装置が腐食されることがなくなる
ことになる。 【0006】 【実施例】 図面により本発明の実施例を説明する。 図1は本発明構造の1実施例の構成を示す断面図である。図中1は拡散装置の
反応ガス導入管としての石英燃焼管で、反応ガスが導入される。2は石英反応管
で、石英燃焼管1より反応ガスが供給される。石英燃焼管1と石英反応管2はテ
ーパーまたは球面摺合せ部4で接合されており、石英燃焼管1のフランジ1aと
石英反応管2のフランジ2b間にOリング等の真空気密パッキン5が介在されて
いる。テーパー摺合せ部4と真空気密パッキン5は内,外側2重シール構造3を
構成している。 【0007】 真空気密パッキン5部近傍にはフランジを介し流体ジャケット6が設けられ、
テーパー摺合せ部4と真空気密パッキン5間には不活性ガス流通部7が設けられ ている。8は不活性ガス導入管、9は不活性ガス排気管で、排気装置に連結され
ている。 上記の構成において不活性ガスは不活性ガス導入管8より不活性ガス流通部7
を通り不活性ガス排気管9より排気装置により排気される。反応ガスは石英燃焼
管1より石英反応管2内に流入されることになり、反応管2内でウェーハへの拡
散処理に供される。 【0008】 反応ガスはテーパー摺合せ部4によりシールされ、これよりリークした反応ガ
スは不活性ガス流通部7を通る不活性ガスと共に排気管9より排気され、外部へ
のリークが防止されることになる。 外気は真空気密パッキン5によりシールされ、同様に真空気密パッキン5より
リークした外気,脱ガスも排気され、内部へのリークが防止できることになる。 【0009】 真空気密パッキン5は燃焼管1のフランジ1aと反応管2のフランジ2a間に
挿設され、燃焼管1及び反応管2内の温度を下げることなく、パッキン5のみが
パッキン流体ジャケット6内を流通する冷却水またはガス及び不活性ガス流通部
7内を流通する不活性ガスにより冷却されることになる。 なお、本発明においては、不活性ガス流通部7を真空排気部とし、排気管9よ
り真空引きするようにしてもよいことは勿論である。 【0010】 【発明の効果】 上述のように本発明によれば、反応ガス導入管としての燃焼管1と反応管2と
の接合部を内,外側2重シール構造3とし、前記内側シールは反応ガス導入管1
と反応管2をテーパー摺合せ部4で行い、かつ、前記外側シールは耐真空シール
が可能な真空気密パッキン5で行う構成になっているため、真空気密パッキン5
による内部汚染を生じることなく、接合部の完全なシールを得ることができると
共に外気混入により反応管2内が汚染されたり、反応管2内の酸素濃度が低下し
たりすることがなくなるばかりでなく、内部ガスの外部への流出による装置の腐
食も防止できる等の効果を奏する。 【0011】 又、接合部の高温部のシールはテーパー摺合せ部4で、低温部のシールは真空
気密パッキン5で行うことで、完全なシールを得ることができる。更に、内,外
2重シール構造3にすることで、直接、真空気密パッキン5にガスが接すること
がないので、真空気密パッキンを腐食させるガスを使用することができると共に
、パッキン流体ジャケット6内の冷却水および不活性ガスにより、真空気密パッ
キン6を冷却することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 図1は本発明構造の一実施例の構成を示す断面図である。 【符号の説明】 1 (石英)燃焼管(反応ガス導入管) 1a フランジ 2 (石英)反応管 2a フランジ 3 内,外2重シール構造 4 テーパー(球面)摺合せ部 5 真空気密パッキン(O)リング 6 パッキン流体ジャケット 7 不活性ガス流通部(真空排気部) 8 不活性ガス導入管 9 (不活性ガス)排気管

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 拡散装置の反応ガス導入管と反応管との接合部を内,外側2重
    シール構造とし、前記内側シールは反応ガス導入管と反応管をテーパー摺合せ部
    で行い、かつ、前記外側シールは耐真空シールが可能な真空気密パッキンで行
    、更に、前記内,外側シール間に、不活性ガス流通部または真空排気部、および
    前記不活性ガス流通部または前記真空排気部に連なる排気管、を設けたことを特
    徴とする拡散装置の反応ガス導入管と反応管との接合部構造。

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