JP2591281B2 - 打設コンクリートの天端管理装置 - Google Patents

打設コンクリートの天端管理装置

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JP2591281B2
JP2591281B2 JP21874090A JP21874090A JP2591281B2 JP 2591281 B2 JP2591281 B2 JP 2591281B2 JP 21874090 A JP21874090 A JP 21874090A JP 21874090 A JP21874090 A JP 21874090A JP 2591281 B2 JP2591281 B2 JP 2591281B2
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明は、打設コンクリートの天端管理装置に関す
る。
《従来の技術》 地下構造物を構築する際の土留壁の造成方法として地
中連続壁工法が知られている。
この種の地中連続壁工法では、地盤中に泥水を満たし
ながら掘削した溝孔内にコンクリートが水中打設され
る。
このときのコンクリートの水中打設は、一般にトレミ
ー管が用いられており、コンクリートの水中打設では、
トレミー管が打設されたコンクリートの天端から離間す
ると、コンクリートの品質が低下するので、トレミー管
の先端部が常時打設コンクリートの天端から所定の長さ
だけ貫入した状態に維持される。
このような状態にトレミー管を維持するためには、打
設されたコンクリートの天端は、コンクリートの打設に
伴なって上昇するので、この天端面の経時的変化を測定
する必要がある。
この種の打設コンクリートの天端測定装置としては、
例えば、特開昭62−206417号公報などに各種のものが提
案されている。
ところで、地中連続壁の構築では、近時大深度で壁の
厚みが大きいものが施工されており、このような工事で
は、掘削される溝孔の幅や長さがかなり大きくなり、コ
ンクリートを打設するトレミー管も複数設置される。
このような工事では、各トレミー管について打設コン
クリート中への貫入長さを前述したように維持しなけれ
ばならないが、この時に以下に説明する技術的課題があ
った。
《発明が解決しようとする課題》 すなわち、複数のトレミー管を設置してこれらに個別
にコンクリートを供給して打設する際には、天端測定装
置はトレミー管の数に対応して複数用いることになる
が、各天端測定装置により検出された天端測定値に対応
して、トレミー管の引き抜きなどの操作を個別に行う
と、コンクリートの打設が複数のトレミー管で全て同じ
状態に進行するとは限らないので、打設されたコンクリ
ートの天端の不陸が大きくなったり、あるいは、コンク
リートの打設作業が円滑に行えないなどの不都合があ
る。
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、複数のトレミー管で
コンクリートを打設する際に、打設されたコンクリート
の全体の天端面が管理でき、これによりコンクリートの
打設作業が円滑に行えるコンクリート打設天端面管理装
置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本発明は、トレミー管に
より打設されるコンクリートの天端を測定する天端測定
装置を設置し、この天端測定装置の検出値に基づいて、
前記トレミー管の先端が打設されたコンクリートの天端
から所定の長さだけ常時貫入するように管理する装置で
あって、前記トレミー管は掘削溝孔内に複数設置され、
前記トレミー管の両側に配置された複数の天端測定装置
と、前記各トレミー管の打設コンクリート中の貫入位置
における打設コンクリートの天端をその両側に設置され
た複数の前記天端測定装置の検出値の平均値として演算
し、かつ、この演算値に基づいて各トレミー管の打設コ
ンクリート中の貫入長を演算して、この貫入長を表示記
録する演算装置とを有することを特徴とする。
《発明の作用効果》 上記構成の打設コンクリートの天端測定装置によれ
ば、掘削溝孔内に複数設置された前記トレミー管の両側
に配置された複数の天端測定装置と、前記各トレミー管
の打設コンクリート中の貫入位置における打設コンクリ
ートの天端をその両側に設置された複数の前記天端測定
装置の検出値の平均値として演算し、かつ、この演算値
に基づいて各トレミー管の打設コンクリート中の貫入長
を演算して、この貫入長を表示記録する演算装置とを有
ているので、掘削溝孔内の全体における打設コンクリー
トの天端とトレミー管の貫入長との関係が把握できる。
《実施例》 以下、この発明の好適な実施例について添付図面を参
照にして説明する。
第1図から第6図は、この発明にかかる打設コンクリ
ートの天端管理装置の一実施例を示している。
同図に示す天端管理装置は、泥水10が満たされた掘削
溝孔12内に、一列状に配置された4本のトレミー管14a
〜dにより、コンクリート打設する場合に適用したもの
を示している。
溝孔12の上部側には、覆工板16および打設足場18が組
み立てられ、上記トレミー管14a〜dは、溝孔12内に鉛
直になるように足場18に固定支持されており、上端には
それぞれコンクリート投入用のホッパ15が装着されてい
る。
各トレミー管14a〜dの近傍には、これを挟むように
して5個の天端測定装置2015の重が設置されている。
この実施例で用いている天端測定装置2015は、前述
した特開昭62−206417号に開示されているものであり、
第2図に示すように、ワイヤ20aに吊下された重錘20b
と、ワイヤ20aの巻取ドラム20cと、巻取ドラム20cの駆
動用モータ20dと、ロッド20eに支持され、ワイヤ20aの
繰出量を測定するエンコーダ20fと、ワイヤ20aの張力を
測定する荷重計20gとを備えている。
なお、第2図に符号20hで示すものは、モータ20dの制
御部である。
各天端測定装置2015は、コンクリートの打設現場か
ら離れた計測室に設置された制御器22によって駆動制御
される。
各制御器22による駆動制御は、操作部20aのモータ20f
を正逆回転させ、巻取ドラム20eを介してワイヤ20cの繰
出巻取を行い、ワイヤ20cが繰り出されて打設コンクリ
ートの天端面などに到達した時に、荷重計20iの大きさ
が所定値以下になることを検知し、このときのエンコー
ダ20hの指示値から天端面などの距離を演算表示するも
のである。
そして、各制御器22によって得られた天端値などの測
定データは、マルチプレクサ24を介して演算装置26に入
力される。
この実施例では、演算装置26は、測定値処理用の第1
の演算装置26aと、これに直列接続されたデータ集計用
の第2の演算装置26bとから構成され、第1の演算装置2
6aには、プリンタ28と表示器30が接続され、第2の演算
装置26bには、プロッタ32と表示器34とが接続されてい
る。
第4図は、上記第1の演算装置26aによって実行される
制御手順の一例を示している。
制御手順が開始されると、まず、ステップS1で初期設
定がキーボード入力により行われる。
この初期設定は、各トレミー管14a〜dの長さLiと、
トレミー管14a〜dの貫入長の最大値l maxと最小値l mi
nおよび打設コンクリートの天端最大値L maxである。
続くステップS2では、各制御器22に信号が送出され、
制御器22を介して天端測定装置2015が駆動される。
このときの天端測定装置2015の駆動により得られる
測定値は、まだ溝孔12内にコンクリートの打設が行われ
ていないので、溝孔12の底部までの深さL0となり、得ら
れた各測定点におけるL0の値は、ステップS3で演算装置
26aに記憶される。
ステップS4では、溝孔12内にコンクリートの打設を開
始する旨の信号が送出され、この信号に基づいて、例え
ば、拡声器などによりこれが打設現場に伝達される。
ステップS5では、所定時間ごとに各天端測定装置201
5の測定値Li(l1〜l5)が取り込まれ、ステップS6で
この測定値に基づいて各トレミー管14a〜dの貫入長na
〜ndが演算される。
この場合の貫入長na〜ndの演算は、トレミー管14aで
は、その両側に設置されている天端測定装置201,202
測定値l1,l2の平均値を求め、この平均値がトレミー管
14aの天端レベルとされ、初期設定されたトレミー管の
長さL1からこの平均値を減算した値が貫入長naとされ、
各トレミー管14b〜dについても同様にして貫入長nb〜n
dが演算される。
続くステップS7では、ステップS6で演算して求めた貫
入長na〜ndが初期設定した貫入長の最大値l maxよりも
大きいか否かが判断され、これがl maxより小さいと判
断されると、ステップS8で現在の状況が表示器30に表示
されるとともに、プリンタ28に印字される。
第5図は、表示器30に示される表示と、プリンタ28に
印字される状態の一例を示している。
ステップS9では、各天端測定値liが天端最大値L max
と同じか否かが判断され、これが小さい場合には、ステ
ップS1に戻り、再びステップS2からの手順が実行され
る。
そして、コンクリートの打設が進行し、ステップS7で
貫入長na〜ndがl maxよりも大きいと判断されると、ス
テップS10で全トレミーカ管14a〜dの貫入長na〜ndがl
maxよりも大きいか否かが判断され、全ての貫入長na〜
nがl maxよりも大きくなったと判断されるとステップS
11が実行される。
なお、この場合、貫入長がl maxよりも大きくなって
いると判断されたトレミー管については、この判断が出
力された段階で順次コンクリートの打設中止の信号が発
せられ、トレミー管の引き抜き作業の準備が行われる。
ステップS11では、各トレミー管14a〜dを引き上げる
旨の信号が送出され、打設現場ではこれに基づいての所
定量の引き上げが実施され、続くステップS12では、ス
テップS5,S6と同じようにして天端測定値liに基づいて
引上げ後の各トレミー管14a〜dの貫入長na〜ndが演算
される。
ステップS13では、各トレミー管14a〜dの貫入長na〜
ndが初期設定された貫入長の最小値l minよりも大きい
か否かが判断され、これが小さい場合には、ステップS1
4で小さいと判断されたトレミー管14a〜dの引き下げ信
号が送出され、これに基づいて対応するトレミー管の引
き下げが行われ、全てのトレミー管14a〜dの貫入長na
〜ndがl min以上に設定された状態になると、ステップS
15でステップS11でトレミー管14a〜dを引上げた長さだ
け初期設定されたトレミー管長Liから減算して、新たな
トレミー管長Liを設定して、ステップ1に戻る。
以上の手順が繰り返されている間に、第2の演算装置
26bでは、第1の演算装置26aから必要なデータを読み出
して、例えば、第6図に示すような打設コンクリートの
天端位置の経時変化が集計され、これが表示器34に表示
されるとともに、プロッタ32に印字され、作業の進行状
況や予測などに使用される。
そして、コンクリートの打設作業が進行して、ステッ
プS9で天端測定値liがl maxに等しいと判断されると、
溝孔12におけるコンクリートの打設作業が完了する。
なお、上記実施例では、天端測定装置として特開昭62
−206417号公報に開示されたものを使用した例を示して
いるが、本発明の管理装置ではこの天端測定装置だけで
なく他の形式の装置も使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる打設コンクリートの天端管理装
置の打設現場における設置状態の説明図、第2図は天端
測定装置とその制御器の説明図、第3図は同管理装置の
制御系の接続説明図、第4図は同管理装置の演算装置で
実行される手順の一例を示すフローチャート図、第5図
は同演算装置の表示内容の一例を示す説明図、第6図は
同演算装置の表示内容の他の例を示す説明図である。 14a〜d……トレミー管 20 1〜20 5……天端測定装置 26……演算装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレミー管により打設されるコンクリート
    の天端を測定する天端測定装置を設置し、この天端測定
    装置の検出値に基づいて、前記トレミー管の先端が打設
    されたコンクリートの天端から所定の長さだけ常時貫入
    するように管理する装置であって、前記トレミー管は掘
    削溝孔内に複数設置され、前記トレミー管の両側に配置
    された複数の天端測定装置と、前記各トレミー管の打設
    コンクリート中の貫入位置における打設コンクリートの
    天端をその両側に設置された複数の前記天端測定装置の
    検出値の平均値として演算し、かつ、この演算値に基づ
    いて各トレミー管の打設コンクリート中の貫入長を演算
    して、この貫入長を表示記録する演算装置とを有するこ
    とを特徴とする打設コンクリートの天端管理装置。
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CN101871213A (zh) * 2010-06-09 2010-10-27 成都中大华瑞科技有限公司 灌浆自动记录仪防作弊方法

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