JP2591082Y2 - 可動式受座装置 - Google Patents

可動式受座装置

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JP2591082Y2
JP2591082Y2 JP1992033059U JP3305992U JP2591082Y2 JP 2591082 Y2 JP2591082 Y2 JP 2591082Y2 JP 1992033059 U JP1992033059 U JP 1992033059U JP 3305992 U JP3305992 U JP 3305992U JP 2591082 Y2 JP2591082 Y2 JP 2591082Y2
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JP
Japan
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seat
door
fitting groove
mark
plate
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Application number
JP1992033059U
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English (en)
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JPH0584766U (ja
Inventor
秀幸 清野
隆之 来栖
Original Assignee
日本電気精器株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ドアの回転軸を支持
する座が、ドア枠に固定する座板に対して自由に回動す
るように構成され、現地で座を座板に溶接するようにし
た可動式受座装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ドアを支持するための手段として受座装
置が各種提案され開発されている。例えばこの座板に
は、図4に示すように、ドア100に取付けるオートヒ
ンジ本体101の支軸101Aが嵌合する嵌合溝102
Aを開口した座102と板状の座板103とが一体とな
ったものが知られていた。ところがこのタイプの受座装
置では、床に埋設させたのちドアを吊込ませる際に、嵌
合溝の向きと支軸の向きとを一致させて嵌合させる都合
上、ドアの取付方向が一定に定められており、回転軸を
合せる等非常に厄介な場合があった。そこで、図5に示
すように、座102′と座板103′とが別体をなし、
自由に座102′が回動できるような構成の可動式受座
装置が開発されている。即ち、このタイプの受座装置で
は、ドア100を座102′に吊込ませたのち、座10
2′を座板103′に溶接させるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この可動式
の受座装置では、吊込時の支軸は自由に回転するのでこ
れを嵌合する座も一緒に回動してしまい、ドア下方に隠
れた座の方向を確認するのが困難である。その結果、確
認のためにドアを取出したのち再度吊込み作業をやり直
す等の措置が必要となっており、不都合を生じている。
また、このようなタイプの受座装置では、例えば、座板
103′を閉鎖時のドア100の方向と直交する取付け
た場合でも、座102′はドア方向に合せねばならない
が、作業に不慣れな者は誤って座板103′と同方向に
座102′を溶接することがある。この場合に、誤って
溶着された状態のままモルタルで塗工されドアが吊込ま
れた後には、座の向きが違うことをドアを外すまで確認
するのが困難であり、そのまま知らずに放置されること
も考えられる。その結果、オートヒンジ本体が正しい方
向に吊り込まれていないと、オートヒンジ本体が破損す
る可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、ドア
枠に固定する座板と、ドア側の回転軸となる支軸を嵌合
する嵌合溝が開口され、前記座板にスライド自在に、か
つ、回転自在に取付けられた座とからなり、嵌合溝の向
きを調整した前記座を、ドア枠に固定した座板に溶接し
て現場での組付けを行う可動式受座装置であって、前記
嵌合溝の方向を示す目印を前記座の一端面に設けた突
起、凹所或いは異形状のもので構成したものである。
【0005】
【作用】この考案では、座の一端面に突起、凹所又は異
形状の目印を設けてあり、ドアを吊込んだ後であっても
座の周囲にモルタル等を塗り込んで施工する前であれ
ば、嵌合溝の向き、延いては座の取付方向が、目視や手
探りにより目印で確認することができる。また、座を覆
う化粧板に設けた印字又は異形状の目印により、モルタ
ル等の施工後でも目視や手探り等でこれを確認できる
で、誤って取付工事されたものを例えばドアの吊込み後
の最終確認時に容易に、かつ、速やかに発見できる
【0006】
【実施例】以下この考案の一実施例について添付図面を
参照しながら説明する。図1はこの考案に係る受座装置
を示すものであり、この受座装置は、座1の一端面に嵌
合溝1Aの方向を示す目印としてピン状の突起2を設け
ている。なお、図中符号3は座板、4はドア、5はドア
枠を示すものである。座1は、図2に示すように、座板
3の水平方向に伸びた基部3Aに開口する長孔3Bを貫
通するピン6により、座板3に対してスライド自在に、
かつ回動自在に取付けられている。嵌合溝1Aは、これ
に嵌挿するドア側のオートヒンジ本体(図略)から突出
する支軸(図略)が床に対して空回りせぬよう、その支
軸と同一の断面略D字形に形成されている。そして、図
3に示すようにドア4を完全に閉じたときにアールをな
す部分1B吊元を指すような状態に配置して座1を座板
3に溶着させるため、その嵌合溝1Aの向きを認識して
おく必要があり、特にこの実施例では突起2を指等で確
認する等の方法で、嵌合溝1Aの向きを簡単に知ること
ができるようになっている。即ち、この実施例では、突
起2が閉鎖時のドア4の戸先に向かうような状態で、こ
の座1を座板3に溶接させるようになっている。
【0007】従って、この実施例によれば、ドア4側の
支軸(図略)を嵌合溝1Aに嵌合させて吊込ませること
によりドア4に隠れて見えぬ座1の嵌合溝1Aの向き
が、例えばドア4下方の吊先に手等を差し入れて、突起
2を手等で確認することで、嵌合溝1Aの向きが簡単に
確認できる。なお、この実施例にあっては、座1の一端
面に設けたピン状の突起2を目印として使用したが、特
にこれに限定されるものではない。例えば、突起の替り
に凹所又は異形状を形成してもよく、またその目印は特
に端面に設けず上面化粧板に印字及び異形状にしてもよ
い。
【0008】
【考案の効果】以上説明してきたように、この考案に係
る可動式受座装置によれば、座に設けた目印により、ド
アを吊込んだ後であってもモルタル等を座の周囲に塗り
込む施工前であれば、ドアに隠れた座の嵌合溝の向き、
延いては座の取付方向が誰でも目印を手探りで或いは目
視で確認でき、取付けミスをおこす虞れがなくなり、又
オートヒンジ本体の破損もなくなる等、実用上大きな効
果が得られる。また施工後であっても、化粧板に設けた
目印を手探りで或いは目視で確認することで、座の取付
方向が吊込んだドアをわざわざ外さなくとも極く簡単に
確認できると共に、メンテナンス作業も迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る可動式受座装置にドアを吊込ま
せたときの状態を示す斜視図。
【図2】この考案に係る可動式受座装置を示す断面図。
【図3】図1に示す可動式受座装置における座の取付け
向きを示す説明図。
【図4】従来の固定タイプの受座装置を示す斜視図。
【図5】従来の可動式受座装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1 座 1A 嵌合溝 2 (目印)突起 3 座板 4 ドア 5 ドア枠

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア枠(5)に固定する座板(3)と、
    ドア(4)側の回転軸となる支軸を嵌合する嵌合溝(1
    A)が開口され、前記座板(3)にスライド自在に、か
    つ、回転自在に取付けられた座(1)とからなり、嵌合
    (1A)の向きを調整した前記座(1)を、ドア枠
    (5)に固定した座板(3)に溶接して現場での組付け
    を行う可動式受座装置であって、 前記嵌合溝(1A)の方向を示す目印(2)を前記座
    (1)の一端面に設けた突起、凹所或いは異形状のもの
    で構成したことを特徴とする可動式受座装置。
  2. 【請求項2】 前記目印(2)を座(1)の上面を覆う
    化粧板(1B)に設けた印字又は異形状のもので構成
    、座(1)の周囲にモルタル等を施工した後にはこの
    化粧板(1B)に設けた目印で座(1)の嵌合溝(1
    A)の向きを確認するように構成したことを特徴とする
    請求項1に記載の可動式受座装置。
JP1992033059U 1992-04-20 1992-04-20 可動式受座装置 Expired - Lifetime JP2591082Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0584766U JPH0584766U (ja) 1993-11-16
JP2591082Y2 true JP2591082Y2 (ja) 1999-02-24

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ID=12376180

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EP0778116B1 (en) 1995-12-05 2002-04-03 Apic Yamada Corporation Resin molding machine

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JPH0584766U (ja) 1993-11-16

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