JP2591079B2 - 判定帰還形等化器 - Google Patents
判定帰還形等化器Info
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- JP2591079B2 JP2591079B2 JP63165407A JP16540788A JP2591079B2 JP 2591079 B2 JP2591079 B2 JP 2591079B2 JP 63165407 A JP63165407 A JP 63165407A JP 16540788 A JP16540788 A JP 16540788A JP 2591079 B2 JP2591079 B2 JP 2591079B2
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- signal
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、移動通信等に利用する判定帰還形等化器に
関する。
関する。
従来の技術 第3図は、従来例としてタップ数が「3」の判定帰還
形等化器を示す。
形等化器を示す。
第3図において、12は、入力端子11からの受信信号の
レベルを利得a0により調整する増幅器、13は、増幅器12
の出力から帰還重み付け器161、162、163の出力を差し
引く減算器、14は、減算器13の出力から基準信号発生器
17の出力を差し引く減算器、151、152、153はそれぞれ
遅延素子で、前段の基準信号発生器17、遅延素子151、1
52からの入力信号を1ビット遅延し、帰還重み付け器16
1、162、163に出力する。18は、減算器14の出力誤差に
より増幅器12の利得a0と帰還重み付け器161、162、163
のそれぞれのタップ係数b1、b2、b3を更新するタップ係
数更新器である。
レベルを利得a0により調整する増幅器、13は、増幅器12
の出力から帰還重み付け器161、162、163の出力を差し
引く減算器、14は、減算器13の出力から基準信号発生器
17の出力を差し引く減算器、151、152、153はそれぞれ
遅延素子で、前段の基準信号発生器17、遅延素子151、1
52からの入力信号を1ビット遅延し、帰還重み付け器16
1、162、163に出力する。18は、減算器14の出力誤差に
より増幅器12の利得a0と帰還重み付け器161、162、163
のそれぞれのタップ係数b1、b2、b3を更新するタップ係
数更新器である。
上記従来例において、タップ係数更新器18は、減算器
13の出力と基準信号発生器17の出力誤差の2乗が最少に
なるように増幅器12の利得a0と帰還重み付け器161、1
62、163のタップ係数b1、b2、b3を更新し、この更新を
1ビット毎に繰り返すことにより、この等化器の伝達関
数が回線の伝達関数の逆特性となるように初期設定す
る。
13の出力と基準信号発生器17の出力誤差の2乗が最少に
なるように増幅器12の利得a0と帰還重み付け器161、1
62、163のタップ係数b1、b2、b3を更新し、この更新を
1ビット毎に繰り返すことにより、この等化器の伝達関
数が回線の伝達関数の逆特性となるように初期設定す
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の判定帰還形等化器では、初
期設定するまでに100ビット程度の同期信号が必要とな
り、したがって、移動通信等の伝送効率が悪いという問
題点がある。
期設定するまでに100ビット程度の同期信号が必要とな
り、したがって、移動通信等の伝送効率が悪いという問
題点がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、伝送効率を向上す
ることができる判定帰還形等化器を提供することを目的
とする。
ることができる判定帰還形等化器を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、受信信号と基準
信号の相関を計算する相関器を設け、この相関により帰
還重み付け器のタップ係数を初期設定するようにしたも
のである。
信号の相関を計算する相関器を設け、この相関により帰
還重み付け器のタップ係数を初期設定するようにしたも
のである。
作用 本発明は上記構成により、相関器により回線の状態を
推定することができるので、少ない同期信号でタップ係
数を初期設定することができ、したがって、伝送効率を
向上することができる。
推定することができるので、少ない同期信号でタップ係
数を初期設定することができ、したがって、伝送効率を
向上することができる。
実 施 例 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第
1図は、本発明に係る判定帰還形等化器の一実施例を示
すブロック図、第2図は、回線のインパルス応答を示す
説明図であり、第3図に示す構成部材と同一のものには
同一の参照符号を付す。
1図は、本発明に係る判定帰還形等化器の一実施例を示
すブロック図、第2図は、回線のインパルス応答を示す
説明図であり、第3図に示す構成部材と同一のものには
同一の参照符号を付す。
第1図において、2は、後述するように入力端子11か
らの受信信号と基準信号発生器3からの基準信号の相関
を計算する相関器、4は、相関器2により計算された相
関が初期設定され、この相関により増幅器12の利得a0と
帰還重み付け器161、162、163のそれぞれのタップ係数b
1、b2、b3を初期設定する初期設定器である。
らの受信信号と基準信号発生器3からの基準信号の相関
を計算する相関器、4は、相関器2により計算された相
関が初期設定され、この相関により増幅器12の利得a0と
帰還重み付け器161、162、163のそれぞれのタップ係数b
1、b2、b3を初期設定する初期設定器である。
12は、入力端子11からの受信信号のレベルを利得a0に
より調整する増幅器、13は、増幅器12の出力から帰還重
み付け器161、162、163の出力を差し引く減算器であ
る。
より調整する増幅器、13は、増幅器12の出力から帰還重
み付け器161、162、163の出力を差し引く減算器であ
る。
5は、減算器13の出力から受信信号を識別する識別
器、151、152、153はそれぞれ、識別器5、遅延素子1
51、152からの入力信号を1ビット遅延し、帰還重み付
け器161、162、163に出力する遅延素子である。
器、151、152、153はそれぞれ、識別器5、遅延素子1
51、152からの入力信号を1ビット遅延し、帰還重み付
け器161、162、163に出力する遅延素子である。
次に、上記実施例の動作を説明する。
第1図において、送信信号が白色雑音に近い場合、入
力端子11に受信信号が入力して相関器2が基準信号との
相関を計算する場合、相関Rbs(n)は、回路のインパ
ルス応答に近い値となり、そこで|Rbs(n)|2の最大値
を求め、同期をとる。
力端子11に受信信号が入力して相関器2が基準信号との
相関を計算する場合、相関Rbs(n)は、回路のインパ
ルス応答に近い値となり、そこで|Rbs(n)|2の最大値
を求め、同期をとる。
しかしながら、無線信号の帯域が限られ、送信信号が
完全な白色とならないので、正しいイパルス応答hmを (但し、Rs(n)は同期信号の自己相関(既知)、*は
複素共役を示す。)という連立方程式により求める。こ
の場合、インパルス応答hmをタップ数nに応じてm=0
〜nについて求めると、上記方程式は連立方程式として
たてられることになる。
完全な白色とならないので、正しいイパルス応答hmを (但し、Rs(n)は同期信号の自己相関(既知)、*は
複素共役を示す。)という連立方程式により求める。こ
の場合、インパルス応答hmをタップ数nに応じてm=0
〜nについて求めると、上記方程式は連立方程式として
たてられることになる。
上記方程式をもとにこの連立方程式を具体的に説明す
る。送信信号をS(x)、回線のインパルス応答をh
(x)、受信信号をR(x)、雑音をN(x)とする
と、 となる。送信信号の中にユニークワードが挿入されてお
り、その部分が受信側で既知であれば、ユニークワード
の部分のS(t)は受信側で正しく用いられるので、受
信信号とユニークワードの相互相関はA(x)は、 となる。一方、受信信号の自己相関はB(x)は、 となる。したがって、回線のインパルス応答の推定値を
H(x)とすると、 という関係が得られる。(*印は複素共役)これが連立
方程式で、これを解くことによりインパルス応答の推定
値H(x)を求め、初期値を決定する。尚、この場合、
レビンソンアルゴリズム等を用いることにより高速でイ
ンパルス応答hmを求めることができる。
る。送信信号をS(x)、回線のインパルス応答をh
(x)、受信信号をR(x)、雑音をN(x)とする
と、 となる。送信信号の中にユニークワードが挿入されてお
り、その部分が受信側で既知であれば、ユニークワード
の部分のS(t)は受信側で正しく用いられるので、受
信信号とユニークワードの相互相関はA(x)は、 となる。一方、受信信号の自己相関はB(x)は、 となる。したがって、回線のインパルス応答の推定値を
H(x)とすると、 という関係が得られる。(*印は複素共役)これが連立
方程式で、これを解くことによりインパルス応答の推定
値H(x)を求め、初期値を決定する。尚、この場合、
レビンソンアルゴリズム等を用いることにより高速でイ
ンパルス応答hmを求めることができる。
このようにしてタップ数n(=3)に応じて得られた
インパルス応答h0〜hn(=hm)により、帰還重み付け器
15nの各タップ数bnは、 bn=hn/h0 となり、また、増幅器12の利得a0は1/h0となる。
インパルス応答h0〜hn(=hm)により、帰還重み付け器
15nの各タップ数bnは、 bn=hn/h0 となり、また、増幅器12の利得a0は1/h0となる。
第2図は、タップ数が「6」の場合のインパルス応答
の例を示し、h0=L0、h2=L1、h5=L2、他のh1、h3、
h4、h6はすべて「0」である。
の例を示し、h0=L0、h2=L1、h5=L2、他のh1、h3、
h4、h6はすべて「0」である。
したがって、この場合には、a0=1/L0、b2=L1/L0、b
5=L2/L0に設定され、他のタップ係数b1、b3、b4、b6は
すべて「0」に設定され、また、相関Rbs(n)を求め
るために必要な同期信号は30ビット程度でよいために、
伝送効率を向上することができる。
5=L2/L0に設定され、他のタップ係数b1、b3、b4、b6は
すべて「0」に設定され、また、相関Rbs(n)を求め
るために必要な同期信号は30ビット程度でよいために、
伝送効率を向上することができる。
発明の効果 以上説明したように、本発明は、受信信号と基準信号
の相関を計算する相関器を設け、この相関により帰還重
み付け器のタップ係数を初期設定するようにしたので、
相関器により回線の状態を推定することができ、したが
って、少ない同期信号でタップ係数を初期設定すること
ができ、伝送効率を向上することができる。
の相関を計算する相関器を設け、この相関により帰還重
み付け器のタップ係数を初期設定するようにしたので、
相関器により回線の状態を推定することができ、したが
って、少ない同期信号でタップ係数を初期設定すること
ができ、伝送効率を向上することができる。
第1図は、本発明に係る判定帰還形等化器の一実施例を
示すブロック図、第2図は、回線のインパルス応答を示
す説明図、第3図は、従来の判定帰還形等化器の一実施
例を示すブロック図である。 2……相関器、3……基準信号発生器、4……初期設定
器、12……増幅器、151,152,153……遅延素子(T)、1
61,162,163……帰還重み付け器、a0……利得、b1,b2,b3
……タップ係数。
示すブロック図、第2図は、回線のインパルス応答を示
す説明図、第3図は、従来の判定帰還形等化器の一実施
例を示すブロック図である。 2……相関器、3……基準信号発生器、4……初期設定
器、12……増幅器、151,152,153……遅延素子(T)、1
61,162,163……帰還重み付け器、a0……利得、b1,b2,b3
……タップ係数。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−150313(JP,A) 特開 昭61−62240(JP,A) 特開 平2−67019(JP,A) 電子通信学会誌Vol.72−B−▲I I▼,No.11 P.587−594(1989年 11月)
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれのタップ係数により受信信号に重
み付けを行う複数の帰還重み付け器と、基準信号を発生
する手段と、受信信号の自己相関値と、受信信号と基準
信号の相互相関値を計算する相関器と、前記相関器によ
り得られた相関値をもとに、回線のインパルス応答を推
定する連立方程式を立てて初期値を算出し、この初期値
により前記帰還重み付け器のタップ係数を設定する手段
とを有する判定帰還形等化器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63165407A JP2591079B2 (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | 判定帰還形等化器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63165407A JP2591079B2 (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | 判定帰還形等化器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0215719A JPH0215719A (ja) | 1990-01-19 |
JP2591079B2 true JP2591079B2 (ja) | 1997-03-19 |
Family
ID=15811824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63165407A Expired - Fee Related JP2591079B2 (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | 判定帰還形等化器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591079B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0515761A1 (en) * | 1991-05-31 | 1992-12-02 | International Business Machines Corporation | Adaptive equalization system and method for equalizing a signal into a DCE |
US20090070396A1 (en) * | 2006-09-29 | 2009-03-12 | Haruka Takano | Waveform equalizing device |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60150313A (ja) * | 1984-01-18 | 1985-08-08 | Nec Corp | 判定帰還形等化器 |
JPH0681080B2 (ja) * | 1984-09-04 | 1994-10-12 | 株式会社東芝 | 等化装置 |
-
1988
- 1988-07-01 JP JP63165407A patent/JP2591079B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電子通信学会誌Vol.72−B−▲II▼,No.11 P.587−594(1989年11月) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0215719A (ja) | 1990-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |