JP2590735Y2 - 管継手検査装置 - Google Patents

管継手検査装置

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JP2590735Y2
JP2590735Y2 JP1993048035U JP4803593U JP2590735Y2 JP 2590735 Y2 JP2590735 Y2 JP 2590735Y2 JP 1993048035 U JP1993048035 U JP 1993048035U JP 4803593 U JP4803593 U JP 4803593U JP 2590735 Y2 JP2590735 Y2 JP 2590735Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、化学プラント、火力プ
ラント、原子力プラント等に用いられる配管系統の突合
わせ溶接継手における非破壊検査を行うための管継手検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種プラント構築における配管過程にお
いて、配管の突合わせ部の溶接継手における欠陥の非破
壊検査はプラント構築上必要不可欠のものであり、現在
では放射線源とフィルムとを用いて検査対象部分を撮影
し、検査する放射線透過試験が主流となっている。溶接
継手の放射線透過試験では、放射線源として放射性同位
元素等を用いて溶接継手内部の透過撮影を行う。
【0003】さて、従来の配管継手放射線検査法の一例
を以下に説明する。従来の配管継手放射線検査装置で
は、撮影対象とする溶接継手部分における管外の周面に
フィルムを手作業で固定した状態で、管内に放射線源を
導入し、管内より放射線を照射することによりフィルム
を露光させて撮影し、検査を行う。放射線源を配管内に
導入するにあたっては線源移動用案内管を用いる。この
線源移動用案内管は、案内管内に放射線源を具備してい
るが、通常案内管内より放射線を検査対象部分に照射す
る構成であるため、案内管は放射線遮蔽構造となってお
らず、放射線が案内管外に漏れる。そして、該放射線源
はワイヤの先端に取り付けられており、ワイヤを進退移
動操作することにより、該放射線源を案内管を通して目
的位置まで送り、また引き戻すことができる構造となっ
ている。
【0004】前記配管継手放射線検査法で透過撮影を行
う場合、前記案内管を検査対象の配管の撮影対象部位で
ある溶接継手位置まで配設し、この溶接継手部位置ま
で、ワイヤによって前記放射線源を送る。これによっ
て、放射線源より該溶接継手部分に対して、放射線照射
を実施できる。所定時間後、放射線源を元の位置まで引
き戻す。この所定時間中、溶接継手外に固定されたフィ
ルムが露光され、溶接継手内の撮影が完了する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来は上記のような方
法で、配管継手放射線検査における溶接継手の透過撮影
を行っていたが、検査対象となる配管における溶接継手
の外部にはフィルムが配置されるだけで放射線に対する
遮蔽処置を何ら講じていない。また、案内管も放射線透
過性である。このため、撮影中は検査対象となる配管よ
り放射線が漏れてしまうため、検査にあたっては広範囲
にわたって作業員等の立ち入りを禁止させなければなら
ず、検査実施中は配管工事その他の作業を中止しなけれ
ばならなかった。
【0006】上記のような事情を考慮し、放射線漏れを
防止でき、放射線透過検査の撮影中にもその周辺で作業
を実施可能にする装置が検討され、放射線漏れと溶接継
手へのフィルム装着を兼ねた管継手放射線検査用フィル
ム装着装置が考えられた。この装置は検査対象部分を外
部から覆う放射線遮蔽体を有し、フィルムを内包してい
る。
【0007】この管継手放射線検査用フィルム装着装置
においても、前述のような案内管と放射線源とを用い
る。そしてこの場合、撮影に先立ち検査対象の配管溶接
継手位置に放射線源を位置決めするが、その際にフィル
ムが露光しないよう、フィルムを溶接継手から少し離れ
た位置に配置し、撮影時には溶接継手上に移動する構成
としていた。しかし、この移動の際にフィルムを溶接継
手の膨み等に接触させ破損することがないよう、フィル
ムを管外表面からある程度離間させて設置しなければな
らなくなる。ところが、鮮明な写真を得るには、被写体
とフィルムとの間の距離を小さくする必要があり、フィ
ルムを検査対象の配管より離さねばならない従来の方式
では、良い撮影結果を得ることができない。
【0008】本考案は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたもので、放射線漏れを防止し、放射線透過検査の撮
影中にもその周辺で作業を実施できると共に、良質の撮
影結果を得ることができるようにした管継手放射線検査
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、放射線遮蔽材
で形成され、管状の検査対象物を包囲すると共に、当該
検査対象の外径より大きな内径を有し、かつ、当該検査
対象物の検査対象部分より広い領域を包囲する管状の遮
蔽体と、この遮蔽体内に設けられ、前記検査対象物にお
ける検査対象部分の撮影に供するフィルムと、前記遮蔽
体内に設けられ、撮影時に膨脹させて前記フィルムを前
記検査対象物に対して押圧する押圧手段と、放射線源を
保持すると共に、放射線源の遮断を行う移動操作可能な
線源遮蔽部材を有し、前記検査対象物の内部に配され
て、線源遮蔽部材を移動操作することにより、前記検査
対象物の検査対象部分に放射線を照射する線源装置によ
り構成されている。
【0010】
【作用】このような本考案によれば、放射線遮蔽材によ
る管状の遮蔽体を用い、この遮蔽体により検査対象物を
包囲するようにしており、従って撮影中においても放射
線は外部に漏洩することがないので、周囲の安全性は確
保される。また、フィルムはこの遮蔽体内に設けられて
おり、撮影時には押圧手段はこのフィルムを検査対象物
に対して押圧して検査対象物の外周面に密着させる。そ
して、線源遮蔽部材を有し移動操作可能な線源装置によ
り、前記検査対象物に放射線を照射し撮影を行うので、
撮影時はもとより、準備段階においても放射線源から外
部に放射線が漏洩する事態を防止できる。従って、作業
員に与える危険性を防止できるとともに、撮影時にはフ
ィルムは検査対象物の外周面に密着することから、鮮明
な放射線透過像を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従い説明す
る。なお本実施例では、一連の動作を全て遠隔操作によ
って行うものとする。図1は同実施例の側断面図であ
り、図2は図1のAA線における断面図である。図にお
いてPは検査対象の管であり、管Pは溶接継手Pfによ
り溶接されている。
【0012】図に示すように本装置は撮影装置本体1
と、線源装置2とから構成されている。また、図におい
てaは撮影装置本体1におけるフィルム装着部を示して
おり、bは線源装置2を構成する案内管部を示してい
る。
【0013】フィルム装着部aは円筒状の形状であり、
管P内の放射線源を検出する機能と、溶接継手1の撮影
のためにフィルムを管外に密着する機能と、管2内より
照射された放射線を遮蔽する機能を具備している。
【0014】撮影装置本体1は、固定金具3及び遮蔽管
ガイド19を有しており、これらのうち、固定金具3は
撮影装置本体1を検査対象物である管Pの外部に固定す
るための脚部となる一対の取付脚3a、3a´を有して
いる。この取付脚3a、3a´は、管Pに対して自己を
着脱自在に保持させるための支持部3b、3b´を有し
ていて、互いに離間して配置される。
【0015】この一対の取付脚3a、3a´間は、梁4
が掛け渡されてこの梁4に固着されている。また図1に
示すように取付脚3a、3a´は遮蔽管ガイド19を挟
み、これを固定している。また、図1における左側の取
付脚3aには、エアピストン13が装着されている。前
記フィルム装着部aは前記遮蔽管ガイド19に移動自在
に取付けられる。
【0016】フィルム装着部aは、遮蔽管5、エアバッ
ク6、検出センサ10、遮蔽鉛11からなり、これらの
うち遮蔽管5は鉛もしくはタングステンなどにより、放
射線遮蔽構造にした円筒状のもので、内径は管Pの外径
より大きいものとしてある。この遮蔽管5は、検査対象
の管Pの外周を取り囲む形で配置されるようにしてあ
り、遮蔽ガイド19に案内されて、管P沿いを移動(図
1においては左右方向)できる。
【0017】フィルム装着部aの、遮蔽管5内には内壁
面に沿ってフィルム7が配置されており、これによって
フィルム7は管Pの円周外を取り囲んで配されることに
なる。また、空気を給排できる帯状のエアバック6が遮
蔽管5の内壁に沿って装着され、前記フィルム7は、こ
のエアバック6を介して遮蔽管5内周面に保持される仕
組みである。
【0018】ここでエアバック6は可撓性の材料、例え
ばゴム材等により形成されたシ−ト状中空マットのよう
な形態のものであって、図示しない加圧空気供給源によ
り空気を供給することにより膨らますことができ、また
該空気を排出することにより、萎ませることができる。
エアバック6が萎んだ状態で、フィルム7と管外表面と
の間隔は遮蔽管5の移動中(図1においては左右方向)
に、フィルム7とマ−カ8及びペネトラメ−タ9がに接
触しないような間隙が保たれている。また、エアバック
6を膨らませると、フィルム7を管Pの周面に密着させ
ることができる。
【0019】上記に示したエアバック6には、図5に示
した単純な袋状の形状や、図6に示した形状のように内
部を小区画に区分けして内部を連通させ、均一に膨らま
せることができるようにしたものなど、種々のもの考え
られる。
【0020】図5において、51がエアバックであり、
52がエアバック51内に空気を供給し、またエアバッ
ク51内の空気を排出するための給空管である。エアバ
ック51は袋状になっている。図6は、エアバック61
内に空気を供給した時のエアバック61自体の厚さを均
等にするために、点線で示したように部分的に固着して
いる。
【0021】さて、遮蔽管5の外壁側には放射線源14
を検出するための検出センサ10が、遮蔽鉛11により
保護され、遮蔽管5より突出する形で装着されている。
そして検出視野となる領域に孔を穿設してあってここが
放射線検出窓となる。検出センサ10の取付位置はフィ
ルム7の装置位置より離してある。
【0022】遮蔽管5は、その軸線方向で二つ割りでき
るようにしてあり、二つ割りした一側縁にはヒンジを設
けて開閉可能にしてある。すなわち、遮蔽部5はその断
面図である図2に示すように遮蔽管支持部21に固定さ
れた上部と、ヒンジ20の支持により駆動できる下部と
で開閉可能である。また、遮蔽管5内に収まる外径で、
エアバック6が萎んだ状態においてフィルム7が管溶接
継手Pfと接触しない管であれば、任意の太さの管を挟
み込むことができ、撮影に対応できる。
【0023】一方、遮蔽管ガイド19は、遮蔽管5を支
持している遮蔽管支持部21内を摺動可能に貫通してい
るため、遮蔽管5は管Pに沿って移動(図1においては
左右方向)できる。遮蔽管5はエアシリンダ12に接続
されており、遮蔽管5を移動するには、エアピストン1
3を具備するエアシリンダ12内の空気を膨脹又は圧縮
することにより、伸縮操作して行う。遮蔽管ガイド19
及びエアピストン13は、固定金具3の取付脚3a,3
a´に固定されている。また当然のことながら、梁4と
エアシリンダ13とエアピストン12と遮蔽管ガイド1
9と、フィルム装着部aと管Pは互いに平行が保たれて
いる。
【0024】次に線源装置2を構成する案内管部bは放
射線源14を具備しており、さらに放射線を遮蔽、また
は照射させる機能を具備している。案内管部bは、管P
内に案内管支持部18を通じて挿入されており、フィル
ム装置部aと平行に管P内を移動(図1においては左右
方向)できる。ただし、フィルム装着部aと案内管部b
は、同時に平行移動することができるばかりでなく、独
自に移動することもできる。
【0025】案内管支持部18には、その先端に案内管
部bにおける案内管シリンダ17が装着されている。案
内管シリンダ17は、例えば円筒状のもので、中心に線
源保持軸17aが同心的に設けられており、案内管支持
部18側は閉塞されている。また、線源保持軸17aは
先端部側が円筒部から突出していて、この線源保持軸1
7aの先端付近には放射線源14が内蔵されており、さ
らに案内管シリンダ17の中心にある線源保持軸17a
の先端に案内管遮蔽部15が装着されている。そして、
線源保持軸17aに案内されて、案内管シリンダ17内
をその軸方向に移動することができるようにした円管筒
状のタングステンカプセル16があり、案内管シリンダ
17内を円筒状のタングステンカプセル16が移動(図
1においては左右方向)することにより、線源保持軸1
7aの放射線源14を露出状態にしたり、遮蔽状態にし
たりすることができる。尚、線源保持軸17aは少なく
とも放射線源内蔵部分の領域は放射線透過性の材料で作
られている。
【0026】タングステンカプセル16のこのような駆
動移動操作は、案内管シリンダ17がシリンダ構造とな
っているため、加圧流体をシリンダ内に給排する構造を
採用することなどにより、容易に実現できる。これによ
り、放射線照射のシャッタ機能を確保することができ、
このシャッタ機能により放射線源14がタングステンカ
プセル16から露出またはタングステンカプセル16に
隠蔽され、放射線の照射制御が可能となる。図1はタン
グステンカプセル16が案内管遮蔽部15に密着した状
態であり、放射線源14は、タングステンカプセル16
により遮蔽されている。
【0027】案内管部bは管P内を移動(図1において
は左右方向)できるともに、内蔵されている放射線源1
4を露出または、遮蔽することができることになる。ま
た、マ−カ8は撮影終了後、該当する溶接継手の情報や
撮影された日付等をフィルム上に記録することに用いら
れる。ペネトラメ−タ9は放射線の透過量を計測する。
【0028】次に、以上のように構成した実施例の動作
を説明する。始めに、フィルム装着部aにおける遮蔽管
5の下部を開き、管Pにおける撮影対象の溶接継手Pf
付近を挟み込む形で、フィルム装着部aを設置し、検査
対象部位である溶接継手Pf上に検出センサ10の検出
視野が位置するようフィルム装着部aの位置を調整す
る。続いて、管案内部bを管P内に挿入し、溶接継手の
下部と思われる場所まで移動する。そして、タングステ
ンカプセル16を移動操作して放射源14を露出させな
がら管案内部bの位置を微調整する。その際にフィルム
装着部aにおける検出センサ10により、放射線源14
が検出された位置で案内管部bを固定する。そして、タ
ングステンカプセル16を案内管遮蔽部15側に移動さ
せて案内管遮蔽部15と密着させる。
【0029】図1は、検出センサ10により、放射線源
14が検出された位置に位置決めされた状態であり、検
出センサ10と溶接継手Pfと放射線源14が縦一線に
並んでいる。この時、案内管b内のタングステンカプセ
ル16と案内管遮蔽部15とは密着しており、放射線源
14からの放射線が遮蔽されている。
【0030】案内管部bを固定した後、エアシリンダ1
2内に空気を送ることにより、エアシリンダ12が右に
移動するとともに、フィルム装着部aも所定距離分右に
移動し、図3に示すようにエアバック6及びフィルム7
が撮影対象の管溶接継手Pfの真上に位置することにな
る。この移動の際に、エアバック6は萎んでおり、フィ
ルムから管溶接継手Pfやマ−カ8まで空間を保ってい
るため、フィルムが管溶接継手Pfやマ−カ8に接触す
ることはない。
【0031】続いて、図4に示すように、エアバック6
に空気を供給することにより膨らませ、フィルム7をそ
の背面より押圧して撮影対象の溶接継手Pfに密着させ
る。また同時に、案内管部bでのタングステンカプセル
16を案内管支持部18側に移動操作することにより、
線源保持軸17aの放射線源14の遮蔽を解き、放射線
源14を露出させる。このシャッタ機能により放射線源
14は露出されて、放射線を照射する。
【0032】そして、放射線源14より照射された放射
線が溶接継手Pfを透過して、溶接継手Pfに密着した
フィルム7を感光し、溶接継手Pfの撮影が行われる。
この時、放射線源14から照射された放射線は、管Pの
撮影対象領域の外周を覆っているフィルム装着部aの遮
蔽管5により遮蔽されるため、放射線がフィルム装着部
外に漏れることはない。
【0033】所定時間放射線が照射されると、タングス
テンカプセル16を再び左に移動操作し、案内管遮蔽部
15に密着させる。これにより、放射線源14からの放
射線が管P内においても遮蔽される。そして、エアバッ
ク6内の空気を放出することにより、エアバック6は再
び萎んだ状態になり、フィルム7は再び管Pより離れ
る。
【0034】上述した一連の動作を撮影毎にフィルムを
交換しながら管Pにおける溶接継手の数だけ行うことに
より、管Pにおける全ての溶接継手の透過撮影を行う。
従って、このような実施例によれば、フィルム装着部a
は、放射線遮蔽構造で撮影対象部分での外部への放射線
漏洩が抑制される構成であり、放射線源側も必要時の
み、放射線を照射状態にすることのできるシャッタ機能
を付加した構成であるから、外部への放射線漏洩を最小
限にとどめることができる。そのため、検査時の人の立
入り禁止区域を最小限にとどめることができる。また、
検出センサ10により案内管部bにおける放射線源14
を検出し、フィルム装着部aにおけるフィルム7をエア
バック6により撮影対象の溶接継手Pfに密着させ、案
内管部bのシャッタ機能により放射線を照射するように
したので、フィルム装着部aの遮蔽管5により、撮影時
の外部への放射線漏洩を防止しつつ、フィルムを管Pの
撮影対象部位の外周面に密着させながら露光させること
ができることから、鮮明な画像を得ることができるよう
になる。
【0035】ここで、本実施例におけるフィルム装着部
aの遮蔽管5による、放射線の遮蔽効果を実験結果をも
とに説明する。フィルム装着部aの遮蔽管5の放射線遮
蔽材料の厚さを8mmとし、外径100mm以下の小口
径管の溶接継手を検査対象とする。放射線源14には容
量が3Ci(キュリ−)以下のイッテルビウムYb169
を用いる。
【0036】この場合、漏洩線量は放射線源から2m離
れた位置で0.001msv/h以下であり、法律上定
められた許容線量0.007msv/hを十分下回って
おり、放射線源から2m離れた位置で一般の作業が可能
となる。なお、本考案は上記実施例のみに限定されず、
要旨を変更しない範囲で適時変形して実施できる。
【0037】
【考案の効果】本考案によれば、外部への放射線漏洩を
抑制することができるので、放射線透過検査を行うに際
してもその周辺で作業を実施できるようになるととも
に、従来に比べ格段に良質の撮影結果を得ることがで
き、この撮影結果により信頼度の高い管継手検査が行え
るなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側断面図。
【図2】図1のAA線における断面図。
【図3】一実施例の側断面図。
【図4】一実施例の側断面図。
【図5】エアバックの斜視図。
【図6】部分的に固着したエアバックの斜視図。
【符号の説明】
P…管、 Pf…管溶接継手、 a…フィルム装着部、 b…案内管部、 1…撮影装置本体、 2…線源装置、 3…固定金具、 3a…取付脚、 3a´…取付脚、 3b…支持部、 3b´支持部、 4…梁、 5…遮蔽管、 6…エアバック、 7…フィルム、 8…マ−カ、 9…ペネトラメ−タ、 10…検出センサ、 11…遮蔽鉛、 12…エアシリンダ、 13…エアピストン、 14…放射線源、 15…案内管遮蔽部、 16…タングステンカプセル、 17…案内管シリンダ、 17a…線源保持軸、 18…案内管支持部、 19…遮蔽管ガイド、 20…ヒンジ、 21…遮蔽管支持部、 51…エアバック、 52…給空管、 61…エアバック、 62…給空管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤岡 和俊 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 昭60−205339(JP,A) 実開 平1−165454(JP,U) 特公 昭54−23272(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 23/00 - 23/18

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線遮蔽材により形成され、管状の検
    査対象物を包囲すると共に、当該検査対象物の外径より
    大きな内径を有し、かつ、当該検査対象物の検査対象部
    分より広い領域を包囲する管状の遮蔽体と、 この遮蔽体内に設けられ、前記検査対象における検査対
    象部分の撮影に供するフィルムと、 前記遮蔽体内に設けられ、撮影時に膨脹させて前記フィ
    ルムを前記検査対象物に対して押圧する押圧手段と、 放射線源を保持すると共に、放射線源の遮断を行う移動
    操作可能な線源遮蔽部材を有し、前記検査対象物の内部
    に配されて、線源遮蔽部材を移動操作することにより、
    前記検査対象物の検査対象部分に放射線を照射する線源
    装置とを具備したことを特徴とする管継手検査装置。
JP1993048035U 1993-09-03 1993-09-03 管継手検査装置 Expired - Lifetime JP2590735Y2 (ja)

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