JPH0716151U - 管継手検査装置 - Google Patents

管継手検査装置

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JPH0716151U
JPH0716151U JP4803593U JP4803593U JPH0716151U JP H0716151 U JPH0716151 U JP H0716151U JP 4803593 U JP4803593 U JP 4803593U JP 4803593 U JP4803593 U JP 4803593U JP H0716151 U JPH0716151 U JP H0716151U
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善久 西川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放射線漏れを防止し、放射線透過検査の撮影中
にもその周辺で作業を実施可能とし、良質の撮影結果を
得ることを可能とする。 【構成】フィルム装着部aの検出センサ10が撮影対象
である管溶接継手Pfの真上に位置するようにフィルム
装着部aを配置し、案内管部bの放射線源14を検出セ
ンサ10により検出することにより、放射線源14が管
溶接継手Pfの真下に位置するように案内管部bを案内
管支持部18を通じて移動し、フィルム装着部aのフィ
ルム7が管溶接継手Pfの真上に位置するようにフィル
ム装着部aを移動し、フィルム装着部aのエアバック6
を膨らませることによりフィルム7を管溶接継手Pfに
密着し、遮蔽されている放射線源14をシャッタ機能に
より露出させ放射線を照射することによりフィルム7を
感光させ、管溶接継手Pfの透過撮影を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、化学プラント、火力プラント、原子力プラント等に用いられる配管 系統の突合わせ溶接継手における非破壊検査を行うための管継手検査装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
各種プラント構築における配管過程において、配管の突合わせ部の溶接継手に おける欠陥の非破壊検査はプラント構築上必要不可欠のものであり、現在では放 射線源とフィルムとを用いて検査対象部分を撮影し、検査する放射線透過試験が 主流となっている。溶接継手の放射線透過試験では、放射線源として放射性同位 元素等を用いて溶接継手内部の透過撮影を行う。
【0003】 さて、従来の配管継手放射線検査法の一例を以下に説明する。 従来の配管継手放射線検査装置では、撮影対象とする溶接継手部分における管 外の周面にフィルムを手作業で固定した状態で、管内に放射線源を導入し、管内 より放射線を照射することによりフィルムを露光させて撮影し、検査を行う。放 射線源を配管内に導入するにあたっては線源移動用案内管を用いる。この線源移 動用案内管は、案内管内に放射線源を具備しているが、通常案内管内より放射線 を検査対象部分に照射する構成であるため、案内管は放射線遮蔽構造となってお らず、放射線が案内管外に漏れる。そして、該放射線源はワイヤの先端に取り付 けられており、ワイヤを進退移動操作することにより、該放射線源を案内管を通 して目的位置まで送り、また引き戻すことができる構造となっている。
【0004】 前記配管継手放射線検査法で透過撮影を行う場合、前記案内管を検査対象の配 管の撮影対象部位である溶接継手位置まで配設し、この溶接継手部位置まで、ワ イヤによって前記放射線源を送る。これによって、放射線源より該溶接継手部分 に対して、放射線照射を実施できる。所定時間後、放射線源を元の位置まで引き 戻す。この所定時間中、溶接継手外に固定されたフィルムが露光され、溶接継手 内の撮影が完了する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来は上記のような方法で、配管継手放射線検査における溶接継手の透過撮影 を行っていたが、検査対象となる配管における溶接継手の外部にはフィルムが配 置されるだけで放射線に対する遮蔽処置を何ら講じていない。また、案内管も放 射線透過性である。このため、撮影中は検査対象となる配管より放射線が漏れて しまうため、検査にあたっては広範囲にわたって作業員等の立ち入りを禁止させ なければならず、検査実施中は配管工事その他の作業を中止しなければならなか った。
【0006】 上記のような事情を考慮し、放射線漏れを防止でき、放射線透過検査の撮影中 にもその周辺で作業を実施可能にする装置が検討され、放射線漏れと溶接継手へ のフィルム装着を兼ねた管継手放射線検査用フィルム装着装置が考えられた。こ の装置は検査対象部分を外部から覆う放射線遮蔽体を有し、フィルムを内包して いる。
【0007】 この管継手放射線検査用フィルム装着装置においても、前述のような案内管と 放射線源とを用いる。そしてこの場合、撮影に先立ち検査対象の配管溶接継手位 置に放射線源を位置決めするが、その際にフィルムが露光しないよう、フィルム を溶接継手から少し離れた位置に配置し、撮影時には溶接継手上に移動する構成 としていた。しかし、この移動の際にフィルムを溶接継手の膨み等に接触させ破 損することがないよう、フィルムを管外表面からある程度離間させて設置しなけ ればならなくなる。ところが、鮮明な写真を得るには、被写体とフィルムとの間 の距離を小さくする必要があり、フィルムを検査対象の配管より離さねばならな い従来の方式では、良い撮影結果を得ることができない。
【0008】 本考案は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、放射線漏れを防止し、 放射線透過検査の撮影中にもその周辺で作業を実施できると共に、良質の撮影結 果を得ることができるようにした管継手放射線検査装置を提供することを目的と する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、放射線遮蔽材で形成され、管状の検査対象物を包囲すると共に、当 該検査対象の外径より大きな内径を有し、かつ、当該検査対象物の検査対象部分 より広い領域を包囲する管状の遮蔽体と、この遮蔽体内に設けられ、前記検査対 象物における検査対象部分の撮影に供するフィルムと、前記遮蔽体内に設けられ 、撮影時に膨脹させて前記フィルムを前記検査対象物に対して押圧する押圧手段 と、放射線源を保持すると共に、放射線源の遮断を行う移動操作可能な線源遮蔽 部材を有し、前記検査対象物の内部に配されて、線源遮蔽部材を移動操作するこ とにより、前記検査対象物の検査対象部分に放射線を照射する線源装置により構 成されている。
【0010】
【作用】
このような本考案によれば、放射線遮蔽材による管状の遮蔽体を用い、この遮 蔽体により検査対象物を包囲するようにしており、従って撮影中においても放射 線は外部に漏洩することがないので、周囲の安全性は確保される。また、フィル ムはこの遮蔽体内に設けられており、撮影時には押圧手段はこのフィルムを検査 対象物に対して押圧して検査対象物の外周面に密着させる。そして、線源遮蔽部 材を有し移動操作可能な線源装置により、前記検査対象物に放射線を照射し撮影 を行うので、撮影時はもとより、準備段階においても放射線源から外部に放射線 が漏洩する事態を防止できる。従って、作業員に与える危険性を防止できるとと もに、撮影時にはフィルムは検査対象物の外周面に密着することから、鮮明な放 射線透過像を得ることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に従い説明する。なお本実施例では、一連の動 作を全て遠隔操作によって行うものとする。 図1は同実施例の側断面図であり、図2は図1のAA線における断面図である 。図においてPは検査対象の管であり、管Pは溶接継手Pfにより溶接されてい る。
【0012】 図に示すように本装置は撮影装置本体1と、線源装置2とから構成されている 。また、図においてaは撮影装置本体1におけるフィルム装着部を示しており、 bは線源装置2を構成する案内管部を示している。
【0013】 フィルム装着部aは円筒状の形状であり、管P内の放射線源を検出する機能と 、溶接継手1の撮影のためにフィルムを管外に密着する機能と、管2内より照射 された放射線を遮蔽する機能を具備している。
【0014】 撮影装置本体1は、固定金具3及び遮蔽管ガイド19を有しており、これらの うち、固定金具3は撮影装置本体1を検査対象物である管Pの外部に固定するた めの脚部となる一対の取付脚3a、3a´を有している。この取付脚3a、3a ´は、管Pに対して自己を着脱自在に保持させるための支持部3b、3b´を有 していて、互いに離間して配置される。
【0015】 この一対の取付脚3a、3a´間は、梁4が掛け渡されてこの梁4に固着され ている。また図1に示すように取付脚3a、3a´は遮蔽管ガイド19を挟み、 これを固定している。また、図1における左側の取付脚3aには、エアピストン 13が装着されている。前記フィルム装着部aは前記遮蔽管ガイド19に移動自 在に取付けられる。
【0016】 フィルム装着部aは、遮蔽管5、エアバック6、検出センサ10、遮蔽鉛11 からなり、これらのうち遮蔽管5は鉛もしくはタングステンなどにより、放射線 遮蔽構造にした円筒状のもので、内径は管Pの外径より大きいものとしてある。 この遮蔽管5は、検査対象の管Pの外周を取り囲む形で配置されるようにしてあ り、遮蔽ガイド19に案内されて、管P沿いを移動(図1においては左右方向) できる。
【0017】 フィルム装着部aの、遮蔽管5内には内壁面に沿ってフィルム7が配置されて おり、これによってフィルム7は管Pの円周外を取り囲んで配されることになる 。また、空気を給排できる帯状のエアバック6が遮蔽管5の内壁に沿って装着さ れ、前記フィルム7は、このエアバック6を介して遮蔽管5内周面に保持される 仕組みである。
【0018】 ここでエアバック6は可撓性の材料、例えばゴム材等により形成されたシ−ト 状中空マットのような形態のものであって、図示しない加圧空気供給源により空 気を供給することにより膨らますことができ、また該空気を排出することにより 、萎ませることができる。エアバック6が萎んだ状態で、フィルム7と管外表面 との間隔は遮蔽管5の移動中(図1においては左右方向)に、フィルム7とマ− カ8及びペネトラメ−タ9がに接触しないような間隙が保たれている。また、エ アバック6を膨らませると、フィルム7を管Pの周面に密着させることができる 。
【0019】 上記に示したエアバック6には、図5に示した単純な袋状の形状や、図6に示 した形状のように内部を小区画に区分けして内部を連通させ、均一に膨らませる ことができるようにしたものなど、種々のもの考えられる。
【0020】 図5において、51がエアバックであり、52がエアバック51内に空気を供 給し、またエアバック51内の空気を排出するための給空管である。エアバック 51は袋状になっている。図6は、エアバック61内に空気を供給した時のエア バック61自体の厚さを均等にするために、点線で示したように部分的に固着し ている。
【0021】 さて、遮蔽管5の外壁側には放射線源14を検出するための検出センサ10が 、遮蔽鉛11により保護され、遮蔽管5より突出する形で装着されている。そし て検出視野となる領域に孔を穿設してあってここが放射線検出窓となる。検出セ ンサ10の取付位置はフィルム7の装置位置より離してある。
【0022】 遮蔽管5は、その軸線方向で二つ割りできるようにしてあり、二つ割りした一 側縁にはヒンジを設けて開閉可能にしてある。すなわち、遮蔽部5はその断面図 である図2に示すように遮蔽管支持部21に固定された上部と、ヒンジ20の支 持により駆動できる下部とで開閉可能である。また、遮蔽管5内に収まる外径で 、エアバック6が萎んだ状態においてフィルム7が管溶接継手Pfと接触しない 管であれば、任意の太さの管を挟み込むことができ、撮影に対応できる。
【0023】 一方、遮蔽管ガイド19は、遮蔽管5を支持している遮蔽管支持部21内を摺 動可能に貫通しているため、遮蔽管5は管Pに沿って移動(図1においては左右 方向)できる。遮蔽管5はエアシリンダ12に接続されており、遮蔽管5を移動 するには、エアピストン13を具備するエアシリンダ12内の空気を膨脹又は圧 縮することにより、伸縮操作して行う。遮蔽管ガイド19及びエアピストン13 は、固定金具3の取付脚3a,3a´に固定されている。また当然のことながら 、梁4とエアシリンダ13とエアピストン12と遮蔽管ガイド19と、フィルム 装着部aと管Pは互いに平行が保たれている。
【0024】 次に線源装置2を構成する案内管部bは放射線源14を具備しており、さらに 放射線を遮蔽、または照射させる機能を具備している。 案内管部bは、管P内に案内管支持部18を通じて挿入されており、フィルム 装置部aと平行に管P内を移動(図1においては左右方向)できる。ただし、フ ィルム装着部aと案内管部bは、同時に平行移動することができるばかりでなく 、独自に移動することもできる。
【0025】 案内管支持部18には、その先端に案内管部bにおける案内管シリンダ17が 装着されている。案内管シリンダ17は、例えば円筒状のもので、中心に線源保 持軸17aが同心的に設けられており、案内管支持部18側は閉塞されている。 また、線源保持軸17aは先端部側が円筒部から突出していて、この線源保持軸 17aの先端付近には放射線源14が内蔵されており、さらに案内管シリンダ1 7の中心にある線源保持軸17aの先端に案内管遮蔽部15が装着されている。 そして、線源保持軸17aに案内されて、案内管シリンダ17内をその軸方向に 移動することができるようにした円管筒状のタングステンカプセル16があり、 案内管シリンダ17内を円筒状のタングステンカプセル16が移動(図1におい ては左右方向)することにより、線源保持軸17aの放射線源14を露出状態に したり、遮蔽状態にしたりすることができる。尚、線源保持軸17aは少なくと も放射線源内蔵部分の領域は放射線透過性の材料で作られている。
【0026】 タングステンカプセル16のこのような駆動移動操作は、案内管シリンダ17 がシリンダ構造となっているため、加圧流体をシリンダ内に給排する構造を採用 することなどにより、容易に実現できる。これにより、放射線照射のシャッタ機 能を確保することができ、このシャッタ機能により放射線源14がタングステン カプセル16から露出またはタングステンカプセル16に隠蔽され、放射線の照 射制御が可能となる。図1はタングステンカプセル16が案内管遮蔽部15に密 着した状態であり、放射線源14は、タングステンカプセル16により遮蔽され ている。
【0027】 案内管部bは管P内を移動(図1においては左右方向)できるともに、内蔵さ れている放射線源14を露出または、遮蔽することができることになる。 また、マ−カ8は撮影終了後、該当する溶接継手の情報や撮影された日付等を フィルム上に記録することに用いられる。ペネトラメ−タ9は放射線の透過量を 計測する。
【0028】 次に、以上のように構成した実施例の動作を説明する。 始めに、フィルム装着部aにおける遮蔽管5の下部を開き、管Pにおける撮影 対象の溶接継手Pf付近を挟み込む形で、フィルム装着部aを設置し、検査対象 部位である溶接継手Pf上に検出センサ10の検出視野が位置するようフィルム 装着部aの位置を調整する。続いて、管案内部bを管P内に挿入し、溶接継手の 下部と思われる場所まで移動する。そして、タングステンカプセル16を移動操 作して放射源14を露出させながら管案内部bの位置を微調整する。その際にフ ィルム装着部aにおける検出センサ10により、放射線源14が検出された位置 で案内管部bを固定する。そして、タングステンカプセル16を案内管遮蔽部1 5側に移動させて案内管遮蔽部15と密着させる。
【0029】 図1は、検出センサ10により、放射線源14が検出された位置に位置決めさ れた状態であり、検出センサ10と溶接継手Pfと放射線源14が縦一線に並ん でいる。この時、案内管b内のタングステンカプセル16と案内管遮蔽部15と は密着しており、放射線源14からの放射線が遮蔽されている。
【0030】 案内管部bを固定した後、エアシリンダ12内に空気を送ることにより、エア シリンダ12が右に移動するとともに、フィルム装着部aも所定距離分右に移動 し、図3に示すようにエアバック6及びフィルム7が撮影対象の管溶接継手Pf の真上に位置することになる。この移動の際に、エアバック6は萎んでおり、フ ィルムから管溶接継手Pfやマ−カ8まで空間を保っているため、フィルムが管 溶接継手Pfやマ−カ8に接触することはない。
【0031】 続いて、図4に示すように、エアバック6に空気を供給することにより膨らま せ、フィルム7をその背面より押圧して撮影対象の溶接継手Pfに密着させる。 また同時に、案内管部bでのタングステンカプセル16を案内管支持部18側に 移動操作することにより、線源保持軸17aの放射線源14の遮蔽を解き、放射 線源14を露出させる。このシャッタ機能により放射線源14は露出されて、放 射線を照射する。
【0032】 そして、放射線源14より照射された放射線が溶接継手Pfを透過して、溶接 継手Pfに密着したフィルム7を感光し、溶接継手Pfの撮影が行われる。この 時、放射線源14から照射された放射線は、管Pの撮影対象領域の外周を覆って いるフィルム装着部aの遮蔽管5により遮蔽されるため、放射線がフィルム装着 部外に漏れることはない。
【0033】 所定時間放射線が照射されると、タングステンカプセル16を再び左に移動操 作し、案内管遮蔽部15に密着させる。これにより、放射線源14からの放射線 が管P内においても遮蔽される。そして、エアバック6内の空気を放出すること により、エアバック6は再び萎んだ状態になり、フィルム7は再び管Pより離れ る。
【0034】 上述した一連の動作を撮影毎にフィルムを交換しながら管Pにおける溶接継手 の数だけ行うことにより、管Pにおける全ての溶接継手の透過撮影を行う。 従って、このような実施例によれば、フィルム装着部aは、放射線遮蔽構造で 撮影対象部分での外部への放射線漏洩が抑制される構成であり、放射線源側も必 要時のみ、放射線を照射状態にすることのできるシャッタ機能を付加した構成で あるから、外部への放射線漏洩を最小限にとどめることができる。そのため、検 査時の人の立入り禁止区域を最小限にとどめることができる。また、検出センサ 10により案内管部bにおける放射線源14を検出し、フィルム装着部aにおけ るフィルム7をエアバック6により撮影対象の溶接継手Pfに密着させ、案内管 部bのシャッタ機能により放射線を照射するようにしたので、フィルム装着部a の遮蔽管5により、撮影時の外部への放射線漏洩を防止しつつ、フィルムを管P の撮影対象部位の外周面に密着させながら露光させることができることから、鮮 明な画像を得ることができるようになる。
【0035】 ここで、本実施例におけるフィルム装着部aの遮蔽管5による、放射線の遮蔽 効果を実験結果をもとに説明する。 フィルム装着部aの遮蔽管5の放射線遮蔽材料の厚さを8mmとし、外径10 0mm以下の小口径管の溶接継手を検査対象とする。放射線源14には容量が3 Ci(キュリ−)以下のイッテルビウムYb169 を用いる。
【0036】 この場合、漏洩線量は放射線源から2m離れた位置で0.001msv/h以 下であり、法律上定められた許容線量0.007msv/hを十分下回っており 、放射線源から2m離れた位置で一般の作業が可能となる。 なお、本考案は上記実施例のみに限定されず、要旨を変更しない範囲で適時変 形して実施できる。
【0037】
【考案の効果】
本考案によれば、外部への放射線漏洩を抑制することができるので、放射線透 過検査を行うに際してもその周辺で作業を実施できるようになるとともに、従来 に比べ格段に良質の撮影結果を得ることができ、この撮影結果により信頼度の高 い管継手検査が行えるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側断面図。
【図2】図1のAA線における断面図。
【図3】一実施例の側断面図。
【図4】一実施例の側断面図。
【図5】エアバックの斜視図。
【図6】部分的に固着したエアバックの斜視図。
【符号の説明】
P…管、 Pf…管溶接継手、 a…フィルム装着部、 b…案内管部、 1…撮影装置本体、 2…線源装置、 3…固定金具、 3a…取付脚、 3a´…取付脚、 3b…支持部、 3b´支持部、 4…梁、 5…遮蔽管、 6…エアバック、 7…フィルム、 8…マ−カ、 9…ペネトラメ−タ、 10…検出センサ、 11…遮蔽鉛、 12…エアシリンダ、 13…エアピストン、 14…放射線源、 15…案内管遮蔽部、 16…タングステンカプセル、 17…案内管シリンダ、 17a…線源保持軸、 18…案内管支持部、 19…遮蔽管ガイド、 20…ヒンジ、 21…遮蔽管支持部、 51…エアバック、 52…給空管、 61…エアバック、 62…給空管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤岡 和俊 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線遮蔽材により形成され、管状の検
    査対象物を包囲すると共に、当該検査対象物の外径より
    大きな内径を有し、かつ、当該検査対象物の検査対象部
    分より広い領域を包囲する管状の遮蔽体と、 この遮蔽体内に設けられ、前記検査対象における検査対
    象部分の撮影に供するフィルムと、 前記遮蔽体内に設けられ、撮影時に膨脹させて前記フィ
    ルムを前記検査対象物に対して押圧する押圧手段と、 放射線源を保持すると共に、放射線源の遮断を行う移動
    操作可能な線源遮蔽部材を有し、前記検査対象物の内部
    に配されて、線源遮蔽部材を移動操作することにより、
    前記検査対象物の検査対象部分に放射線を照射する線源
    装置とを具備したことを特徴とする管継手検査装置。
JP1993048035U 1993-09-03 1993-09-03 管継手検査装置 Expired - Lifetime JP2590735Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100907240B1 (ko) * 2007-12-28 2009-07-10 한국원자력연구원 방사선원을 이용한 임의 형상 구조물의 비파괴 검사장치

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