JP2590723Y2 - 開先計測器 - Google Patents

開先計測器

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JP2590723Y2
JP2590723Y2 JP1992088216U JP8821692U JP2590723Y2 JP 2590723 Y2 JP2590723 Y2 JP 2590723Y2 JP 1992088216 U JP1992088216 U JP 1992088216U JP 8821692 U JP8821692 U JP 8821692U JP 2590723 Y2 JP2590723 Y2 JP 2590723Y2
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JP
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gap
angle
measuring
groove
slide
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JP1992088216U
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JPH0649940U (ja
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廣一郎 下田
治朗 松本
勝利 長田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、任意の開先形状の開先
隙間及び開先角度を計測することに適用される開先計測
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、開先の隙間計測については、図
7(A)正面図に示すような隙間ゲージ11を開先の隙
間に挿入し、隙間の位置での隙間ゲージ11の目盛りを
読み取っており、また開先の角度計測については、事前
に各角度毎に決められた図7(B)正面図に示すような
角度ゲージ12を開先角度内に当てはめ、計測しようと
する開先角度と角度ゲージ12が合致したその角度ゲー
ジ12の値で角度を読み取っている。しかしながらこの
ような手段では、隙間計測については、隙間ゲージ11
の目盛りを読み取るのに狭い隙間の目盛りの読み取りに
時間を要し、また角度計測については、同一の計測器で
計測することができず角度ゲージ12を複数以上計測す
る前に準備し、計測しようとする角度に合致するまで、
角度ゲージ12を計測しようとする開先に合わす必要が
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、1個の計測器により開
先隙間及び開先角度を同時にかつ精度よく簡単な操作で
計測することができる開先計測器を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本考案は、長
尺板状の計測器本体と、上記計測器本体の一方の板面に
同計測器本体と直角をなして同計測器本体の長手方向に
摺動可能に嵌合されるとともに先端に適宜の鋭角が形成
された隙間計測体と、上記隙間計測体に長手方向に摺動
可能に嵌合されるとともに先端に上記と異なる適宜の鋭
角が形成された隙間計測スライドと、上記隙間計測スラ
イドの基部に連結されたロータリエンコーダ及び隙間測
定ゲージと、対向先端が互いに枢着されるとともに一方
の基端が上記計測器本体の他方の板面に回動自在に固定
され他方の基端が上記計測器本体の他方の板面に長手方
向摺動自在に支持された1対の開先角度形状棒と、上記
開先角度形状棒の摺動端に接続された角度スライド棒
と、上記角度スライド棒に連結されたロータリエンコー
ダ及び角度測定ゲージとを具えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案開先計測器においては、開先隙間量を
求めるために、隙間計測体及び隙間計測スライドの鋭角
の先端を開先隙間に挿入すると、隙間計測体及び隙間計
測スライドが開先隙間量の幅と同等の幅で当たって止ま
る。これが隙間計測体と隙間計測スライドのスライド量
の値となる。すなわち開先隙間量がゼロのときはスライ
ド量もゼロとなる。このゼロの位置より隙間計測スライ
スライド移動することにより開先隙間量に見合った
スライド移動量が生ずる。この隙間計測スライドが隙間
計測体に対しどれだけスライド移動したかを、ロータリ
エンコーダを通じ隙間測定ゲージに開先隙間量の値とし
て表示させる。
【0006】また開先角度量を求めるために、1対の開
先角度形状棒を開き、求める角度に当て密着させる。こ
のとき開先角度形状棒の一端が計測器本体に対してある
寸法だけスライド移動し、同様に角度スライド棒も移動
して、この移動量をロータリエンコーダを通じ角度測定
ゲージに開先角度量の値として表示させる。なお計測器
本体に対し隙間計測体を開先角度形状棒の開き角度のほ
ぼ中央に移動させ、計測しようとする開先の内に挿入
し、開先面にそれぞれタッチさせ、隙間測定ゲージ及び
角度測定ゲージの値を読み取ることにより、一度に開先
隙間及び開先角度を計測することができる。すなわち、
この開先計測器では、上記の開先隙間量の計測と、開先
角度量の計測とを同時に実施することが可能になる。
【0007】
【実施例】本考案開先計測器の一実施例を図面につい
て説明すると、図1は本計測器の正面図、図2は図1の
II−II矢視断面図、図3は図1のIII−III矢
視平面図、図4は図1のIV−IV矢視断面図、図5は
計測器とデータロガの接続を示すブロック図、図6は開
先の正面図である。
【0008】図1において、長尺板状の計測器本体1
一方の板面に隙間計測体2を、図2に示す要領で直角又
は任意の角度で組み込み、計測器本体1の長手方向にス
ライド移動可能な構造とし、計測器本体1の任意の両端
に隙間計測体2のスライド移動ストッパーを設ける。隙
間計測体2及び隙間計測スライド3の一方向の先端を、
それぞれ異なった2等辺三角形の等辺の2辺を持った鋭
角形とし、隙間計測スライド3は、2つの鋭角の先端を
結んだ直線方向に図3に示す要領で隙間計測体2に組み
込み、スライド移動可能な構造にし、隙間計測体2の任
意の両端に隙間計測スライド3のスライド移動ストッパ
ーを設ける。
【0009】この隙間計測体2及び隙間計測スライド3
の異なった2つの2等辺三角形の等辺の2辺を重ねた構
造とし、隙間計測体2の2等辺三角形の等辺の2辺と隙
間計測スライド3の2等辺三角形の等辺の2辺の重なっ
た交点が、2等辺三角形の等辺に各1個所できる。この
距離を隙間計測量Aとする。このときの隙間計測体2と
隙間計測スライド3とのスライド量は、B寸法となり、
この隙間計測量Aがゼロのときはスライド量のBもゼロ
となる構造にし、隙間計測体と隙間計測スライド3の
2等辺三角形の鋭角の先端を、計測しようとする図6の
開先10内に挿入したとき、各々の2等辺三角形の先端
が開先10隙間内にはっていき、隙間の幅Aと同等の
幅で止まる。このとき隙間計測体2と隙間計測スライド
3の鋭角の先端のスライド計測量Bが生じるようにな
る。この移動量Bをロータリエンコーダ4を通じ隙間測
定ゲージ5に伝え、そこにスライド移動量Bに見合った
隙間量Aの値として表示させる。
【0010】このようにして、任意の開先隙間量Aの所
に隙間計測体2及び隙間計測スライド3の2等辺三角形
の先端を挿入すれば、任意の開先隙間量Aと同等の隙間
計測体2と隙間計測スライド3の先端にある2等辺三角
形の等辺の2辺に、各々交点が生ずる交点間寸法を得ら
れる。これにより、隙間計測体2と隙間計測スライド3
のスライド移動量Bを知ることができ、このスライド移
動量Bを隙間計測体2に取付けたロータリエンコーダ4
を通じ隙間測定ゲージ5に伝え、そこに移動量Bに見合
った隙間計測体2と隙間計測スライド3の2等辺三角形
の等辺の2辺の各々交点間寸法の開先隙間量Aを表示さ
せることにより、計測可能となる。
【0011】開先角度の計測については、1対の開先角
度形状棒6及び7の長さは任意の同一のものとし、それ
ぞれの一方端をヒンジ方式等で結合させ、開先角度形状
棒6の他方端を長尺板状の計測器本体1の他方の板面
(隙間計測体2の装着面と反対側の板面)における任意
の個所に回転可能にした構造でネジ止め等により固定さ
せる。またもう一方の開先角度形状棒7の他方端を角度
スライド棒8の一方の端とヒンジ方式により結合させ
る。角度スライド棒8は計測器本体1の中に図4に示す
要領で組み込み、開先角度形状棒6と計測器本体1の結
合点と開先角度形状棒7と角度スライド棒8の結合点を
直線で結んだ方向に、角度スライド棒8をスライド移動
可能な構造にしている。
【0012】この開先角度形状棒6及び7を図6の開先
10内に挿入し、密着させることにより、開先角度量θ
°と、開先角度形状棒6と開先角度形状棒7との開き角
度量θ°が同一値のものとなる。このとき、角度スライ
ド棒8はC値だけスライド移動したことになる。この移
動量を計測器本体1に取付けたロータリエンコーダ4を
通じ角度測定ゲージ9に伝え、そこにスライド移動量C
に見合った開先角度形状棒6と7の開き角度量θ°の値
を表示させる。
【0013】このようにして任意の開先内に開先角度形
状棒6及び7を密着させることにより、開き角度量θ°
に見合った角度スライド棒8のスライド移動量Cをロー
タリエンコーダ4を通じ角度測定ゲージ9に伝え、そこ
に開き角度量θ°の値を表示させ、その値を読み取るこ
とにより、開先角度の計測可能にる。
【0014】また、この開先計測器は、長尺板状の計測
器本体1の一方の板面と他方の板面とにそれぞれ隙間計
測体2と開先角度形状棒6,7とをそなえ、しかも隙間
計測体2は計測器本体1の長手方向に摺動可能に嵌合さ
れているので、開先隙間量A及び開先角度量θ°を同時
に計測することが可能になる。すなわち、開先角度形状
棒6と7の開き幅のほぼ中央に、計測器本体1に直角又
は任意の角度に組み込んだ隙間計測体2を移動させ、計
測しようとする開先内に挿入し、開先角度形状棒6及び
7を開先面に密着させるとともに、隙間計測体2及び隙
間計測スライド3の鋭角先端を開先隙間に当てた後、隙
間測定ゲージ5及び角度測定ゲージ9の値を読み取るこ
とにより、同時計測可能となる。なお図5に示す通
り、本計測器にデータロガを結線させ、計測器に開き隙
間データと開先角度データのいづれか一方を送信可能に
したスイッチを設け、データロガにデータを入力させる
ことにより、計測データの蓄積を可能にさせることがで
きる。
【0015】かくしてこのような装置によれば、任意の
開先の開先隙間量Aが、計測器本体1に組み込んだ隙間
計測体2及び隙間計測スライド3の先端に形成した異な
った2等辺三角形の2辺の各交点間寸法として計測さ
れ、また開先角度量θ°が、開先角度形状棒6及び7の
開き角度量θ°として計測されるとともに、その2つの
計測を同時に可能にし、計測データの蓄積をデータロガ
により可能にした。
【0016】
【考案の効果】要するに本考案によれば、長尺板状の計
測器本体と、上記計測器本体の一方の板面に同計測器本
体と直角をなして同計測器本体の長手方向に摺動可能に
嵌合されるとともに先端に適宜の鋭角が形成された隙間
計測体と、上記隙間計測体に長手方向に摺動可能に嵌合
されるとともに先端に上記と異なる適宜の鋭角が形成さ
れた隙間計測スライドと、上記隙間計測スライドの基部
に連結されたロータリエンコーダ及び隙間測定ゲージ
と、対向先端が互いに枢着されるとともに一方の基端が
上記計測器本体の他方の板面に回動自在に固定され他方
の基端が上記計測器本体の他方の板面に長手方向摺動自
在に支持された1対の開先角度形状棒と、上記開先角度
形状棒の摺動端に接続された角度スライド棒と、上記角
度スライド棒に連結されたロータリエンコーダ及び角度
測定ゲージとを具えたことにより、1個の計測器により
開先隙間及び開先角度を簡単にかつ精度よく同時に計測
することができる開先計測器を得るから、本考案は産業
上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案開先計測器の一実施例の正面図であ
る。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】図1のIII−III矢視平面図である。
【図4】図1のIV−IV矢視断面図である。
【図5】計測器とデータロガの接続を示すブロック図で
ある。
【図6】開先の正面図である。
【図7】従来の計測器の正面図である。
【符号の説明】
1 計測器本体 2 隙間計測体 3 隙間計測スライド 4 ロータリエンコーダ 5 隙間測定ゲージ 6,7 開先角度形状棒 8 角度スライド棒 9 角度測定ゲージ 10 開先 A 開先隙間量 θ° 開先角度量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−105403(JP,A) 実開 昭61−10505(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 5/00 - 5/30

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺板状の計測器本体と、上記計測器本
    の一方の板面に同計測器本体と直角をなして同計測器
    本体の長手方向に摺動可能に嵌合されるとともに先端に
    適宜の鋭角が形成された隙間計測体と、上記隙間計測体
    に長手方向に摺動可能に嵌合されるとともに先端に上記
    と異なる適宜の鋭角が形成された隙間計測スライドと、
    上記隙間計測スライドの基部に連結されたロータリエン
    コーダ及び隙間測定ゲージと、対向先端が互いに枢着さ
    れるとともに一方の基端が上記計測器本体の他方の板面
    に回動自在に固定され他方の基端が上記計測器本体の他
    方の板面に長手方向摺動自在に支持された1対の開先角
    度形状棒と、上記開先角度形状棒の摺動端に接続された
    角度スライド棒と、上記角度スライド棒に連結されたロ
    ータリエンコーダ及び角度測定ゲージとを具えたことを
    特徴とする開先計測器。
JP1992088216U 1992-11-30 1992-11-30 開先計測器 Expired - Lifetime JP2590723Y2 (ja)

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JP1992088216U JP2590723Y2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 開先計測器

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JP1992088216U JP2590723Y2 (ja) 1992-11-30 1992-11-30 開先計測器

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JPH0649940U JPH0649940U (ja) 1994-07-08
JP2590723Y2 true JP2590723Y2 (ja) 1999-02-17

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Effective date: 19981111