JP2590253Y2 - 建築物簡易模型 - Google Patents

建築物簡易模型

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JP2590253Y2
JP2590253Y2 JP1993036775U JP3677593U JP2590253Y2 JP 2590253 Y2 JP2590253 Y2 JP 2590253Y2 JP 1993036775 U JP1993036775 U JP 1993036775U JP 3677593 U JP3677593 U JP 3677593U JP 2590253 Y2 JP2590253 Y2 JP 2590253Y2
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model
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勇 馬場
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勇 馬場
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建築物の模型、とりわけ
簡易な手段で表現できる建築物簡易模型に係り、三次元
的シルエットモデルとでも称すべき新規な模型に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の模型を製作するには多大
の手間と時間を要し、非常に根気の要する仕事であると
されて来た。この建築物の模型において実物のほぼ完全
な縮小復元であることが必要な場合もあるが、目的によ
っては簡易なシルエット的な模型であっても良い場合も
あり、この様な簡易模型でも従来ではかなりの手間と時
間を要していたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の様な簡
易模型を能率的に製作できる手段を開発することを目的
としてなされたものであり、極めて少ない手間と時間で
製作することが可能であるという建築物簡易模型を提供
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに鋭意研究したところ、建築物をその最外角部として
表れる稜線で表現することを模型の基本構造とするなら
ば、複数個の斜行面体を組合せてその端部で前記稜線を
表現するようにすれば、極めて能率的に簡易模型が製作
できることを見い出したのである。
【0005】すなわち本考案は、建築物の模型であっ
て、該建築物の最外角部から模型内部に設定した中心立
向き線に向って、板紙等の比較的硬いシート状物で作ら
れた斜行面体を設け、各々の最外角部からの前記斜行面
体を前記中心立向き線の位置にて、切込み・挿入の手段
により立体交差部を形成させながら組合わせ、これら組
合わされた斜行面体の最外部となる角部線にて該建築物
のシルエットを形成している上下方向の陵線を表現し、
かつ該建築物の各階層を表現する平面部分を貼り合わせ
て製作したものを基本構造として用いたことを特徴とす
る建築物簡易模型、を要旨とするものである。
【0006】本考案を図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1は本考案の基本的な構成を示した平面図であ
り、図2は図1の斜視図である。これらの図のように破
線で示した立方体(a)を表現するのに、2枚の斜行面
体(1)の組合せでもって表しているのである。なお、
図の斜行面体(1)は薄い厚みを有しているがこの厚み
を省略して実線のみで示している。(以下、同様)
【0007】つまり、実際の建築物である立方体(a)
においてその最外角部である4本の稜線を、2枚の斜行
面体(1)の4個の端部である角部線(2)にて表現し
ているのである。この2枚の斜行面体(1)はその立体
交差部(3)によって組合されているので安定に組立て
られたものとなっている。例えば2枚の斜行面体(1)
の中心にそれぞれ半分づつ対称に切込みを入れておけば
簡単に組立てられるのである。また、この斜行面体
(1)は必ず角部から内部へ向かうものであり、図1や
図2のように正方形または正方形に近いものでは十字状
に組立てられる。
【0008】さらに建築物の上から見た形状が四角形以
外の例えば五〜八角形などであればそれら角数に応じて
斜行面体(1)は当然に増加し、この様な場合、中心交
差部から放射形状に組合すのが最も一般的である。しか
しながら、次に説明するように立体交差部(3)は必ず
しも1箇所だけである必然性はない。
【0009】図3は直方体の構造を表現する場合に好適
な組合せの平面図であり、図4は図3の斜視図である。
これら図の破線で示した直方体(b)の構造の4本の最
外角部の稜線を、本考案における斜行面体(1)にて表
現する場合、図1のように対角線で斜行面体を組合せる
よりも、斜行面体(1)を凡そ45度の角度で斜行させ
るようにし、立体交差部(3)を2箇所にして、この2
箇所の立体交差部(3)間に連結面体(4)を設けて連
繋し組立ててやれば良く、これら4枚の斜行面体(1)
の角部線(2)にて前記稜線を表現すると好適な結果が
得られる。つまり、この様に斜行面体(1)の斜行をで
きるだけ45度に近づけてやると角部が直角に見えやす
くなるのである。
【0010】本考案は以上のような基本的構造により模
型を作り、これに必要に応じて、補足すべき平面部やそ
の他の面を追加的に貼り合わせてシルエット状の簡易模
型に仕上げるのである。次に実例を示して本考案模型の
製作手段を説明する。
【0011】例えば奈良の薬師寺東塔の簡易模型を製作
する場合、この薬師寺東塔を45度の斜め方向から写真
撮影し、この写真をコピー機等で拡大し、その最外線の
図形をボール紙のような板紙に写してその線に沿って切
抜くのである。なお、写真は誤差を少なくするために、
なるべく遠方から撮影することが望ましい。(近距離か
らの写真では図形修正が必要になる。)この様にして図
5、図6の如く2枚の同一形状の斜行面体(1)を作
り、図5の方は中心下半分に切込み(5)を入れ、図6
の方は中心上半分に切込み(5)を設けて、図5と図6
を直交させて立体交差部(3)を設けてやると、本考案
における基本的構造の模型が出来るのである。
【0012】図7は図5と図6を組合せて基本模型を作
り、さらにその他の部分を追加的に貼り合わせて仕上げ
た薬師寺東塔簡易模型の完成斜視図である。この図の様
に前記の2枚の斜行面体(1)を十字状に組合せて、さ
らに点模様で示した平面部分(6)を追加補足して貼り
合せてやれば薬師寺東塔の簡易模型が完成するのであ
る。
【0013】この模型でどの方向からも見ても薬師寺東
塔のシルエットが三次元的に表現されており、簡易模型
として充分通用するものである。この模型を製作するに
要した時間は写真完了後から約2時間位であり、従来の
簡易模型に比べて数十倍の早さで完成したのである。
【0014】なお、建築物によってはどうしても45度
の方向から写真撮影できないこともあり、その様な場合
は正面を撮った写真から得られる図形を横幅のみ1.4
14倍(ルート2倍)すれば(一方向のみ拡大できるコ
ピー機使用)、45度の方向から撮影したものと同一図
形が得られるようになる。また前記の実例では、原図形
を得るのに写真を利用しているが、その他の模写などの
手段を利用しても良いことは勿論である。
【0015】
【考案の効果】本考案の効果は、その建築物簡易模型の
製作手段が極めてユニークであり、従来に比べると数十
〜数百分の一の時間と手間で建築物簡易模型を仕上げる
ことができるという点にある。しかも、仕上がった簡易
模型は完全に立体的に表現されており、非常にきれいで
あり、どの方向から見ても実物建築物と同一のシルエッ
トになっていて、三次元的シルエットモデルとして画期
的な考案と言えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本的構成を示した平面図である。
【図2】図1の斜視図である。
【図3】本考案において直方体の構造を表現する場合の
平面図である。
【図4】図3の斜視図である。
【図5】薬師寺東塔を、本考案における手段によって表
現する場合の一方の斜行面体の立面図である。
【図6】図5と同様の場合における他方の斜行面体の立
面図である。
【図7】図5と図6とを立体交差させて組合せ、その他
の部分を追加的に貼り合わせて完成した薬師寺東塔の斜
視図である。
【符号の説明】
(1) 斜行面体 (2) 角部線 (3) 立体交差部 (4) 連結面体 (5) 切込み (6) 平面部分 (a) 立方体 (b) 直方体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の模型であって、該建築物の最外
    角部から模型内部に設定した中心立向き線に向って、板
    紙等の比較的硬いシート状物で作られた斜行面体を設
    け、各々の最外角部からの前記斜行面体を前記中心立向
    き線の位置にて、切込み・挿入の手段により立体交差部
    を形成させながら組合わせ、これら組合わされた斜行面
    体の最外部となる角部線にて該建築物のシルエットを形
    成している上下方向の陵線を表現し、かつ該建築物の各
    階層を表現する平面部分を貼り合わせて製作したものを
    基本構造として用いたことを特徴とする建築物簡易模
    型。
JP1993036775U 1993-06-10 1993-06-10 建築物簡易模型 Expired - Lifetime JP2590253Y2 (ja)

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JPH071463U JPH071463U (ja) 1995-01-10
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