JPH08266751A - 環状造形玩具及び環状造形玩具用ブランク - Google Patents

環状造形玩具及び環状造形玩具用ブランク

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JPH08266751A
JPH08266751A JP9596495A JP9596495A JPH08266751A JP H08266751 A JPH08266751 A JP H08266751A JP 9596495 A JP9596495 A JP 9596495A JP 9596495 A JP9596495 A JP 9596495A JP H08266751 A JPH08266751 A JP H08266751A
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line
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toy
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JP9596495A
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Shozo Yoshie
庄蔵 吉江
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 転回運動により、様々な形態に変化し、製作
が容易で製造コストを安くできる環状造形玩具、及び、
前記環状造形玩具用ブランクを提供する。 【構成】 正方形状の基板2の4辺に、長方形状の補助
板3が連設され、前記基板2の4辺中央部21A、22
A、23A、24Aから、中心Oに向けて切り込み線2
2B、22B、23B、24Bが形成されて、環状造形
玩具用ブランク1が構成されている。また、前記ブラン
ク1には、多数の3角形を形成する折り目21C〜23
C、31B、32B、31C〜34C……が形成されて
おり、前記折り目から折り曲げて、端縁どうしを接合す
ることにより、環状に連結された合計8つの4面体で構
成される、環状造形玩具が組み立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の4面体ユニット
を連結した、環状の造形玩具に関し、特に、互いにねじ
れの位置に形成されている、前記ユニットの2辺を、各
々隣接するユニットに形成された辺と、回動自在に連結
した、環状の造形玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニットを、多数つなぎ合わせて
環状に構成した、種々の形態の造形玩具が考え出されて
いる。前記の種類の造形玩具としては、例えば、実公昭
61−4391号公報や、実公昭61−36315号公
報に記載されているものが知られている。前者の公報に
記載されている造形玩具は、直線状の4つの辺によって
囲まれた、鞍型曲面を持つ、板状のサドルを複数回動自
在に連結して、全体で環状に構成したものである。
【0003】前記実公昭61−4391号公報に記載さ
れている造形玩具では、一つのサドルの辺のうち、互い
にねじれの位置になる2辺に、各々隣接するサドルの辺
を、回動自在に連結している。そして、全体として、環
状に連結された状態で、環全体を内外方向に転回させた
り、部分的に折り畳んだり、あるいは、展開させること
によって、様々な形状に変化するように構成されてい
る。
【0004】また、後者の実公昭61−36315号公
報に記載されている造形玩具は、ひし形の可撓性板体で
構成されるユニットを、複数環状に連結したものであ
る。各々のユニットは、一方の対角線を折り目として、
屈曲運動ができるように構成されており、他方の対角線
に沿って、頂点から連結用スリットが形成されている。
【0005】前記連結用スリットには、隣接するユニッ
トの、連結用スリットが挿入され、隣接するユニットど
うしは、互いに直交した状態で連結される。そして、各
ユニットが環状に連結された状態では、前記実公昭61
−4391号公報に記載されている造形玩具と同じよう
な、環全体の転回運動や、部分的な折り畳み、あるい
は、展開運動によって、様々な形態に変化させることが
できる。また、前記実公昭61−36315号公報に記
載されている造形玩具では、さらにユニットに切欠きや
穴を設けたり、彩色、あるいは、模様を描いたりするこ
とによって、様々な態様で変化させることができるもの
である。
【0006】前記、実公昭61−4391号公報や、実
公昭61−36315号公報に記載されている造形玩具
は、基本的には、4面体の内部に含まれる形状の要素を
有している。そして、前記4面体の、互いにねじれの位
置に配置された2つの辺で、隣接する要素と、回動可能
に連結されている。前記要素は、連結される辺を境に、
対称に配置された、2つの要素を4組、すなわち、合計
8つの要素を環状に連結して構成されている。前記要素
は、前記実公昭61−4391号公報に記載されている
ものにおいては、鞍型曲面を持つサドルである。また、
前記実公昭61−36315号公報のものにおいては、
連結用スリットによって、相互に連結された、2つのユ
ニットの、互いにねじれの位置にある、2つの折り目の
間の部分が、前記要素に相当している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したような、造形
玩具を構成している要素は、合成樹脂や、紙、金属等の
素材を加工して製作されるものであり、環状の造形玩具
を形成するためには、多数個の要素を製作する必要があ
る。そして、各々の要素間を、相互に回動できるような
構造として、組み立てる必要があるため、製作に手間が
かかり、製造コストが高くなる問題があった。
【0008】また、米国特許第3、302、321号明
細書に開示されているように、一枚の紙製のブランク
に、複数列の3角形状の折り目を入れて折り畳み、端部
どうしを環状に張り合わせて、造形玩具を構成したもの
がある。前記の造形玩具では、環の内側を、外側に転回
することによって、次々と新しい面が出現する構造にな
っている。そして、折り目によって形成された、3角形
の面を、様々な色に塗り分けておくことにより、転回運
動に従って、次々と異なった配色の、花弁状の部分が現
れてくるものである。前記造形玩具は、一枚のシート状
ブランクから製作できるので、容易に低コストで製作で
きる利点がある。しかしながら、前記米国特許3、30
2、321号明細書に記載されている造形玩具は、主
に、配色の変化に重点が置かれたものであり、転回運動
による形態上の変化には乏しいという問題があった。
【0009】本発明は、前述したような、従来の造形玩
具の問題点を解消し、転回運動により、様々な形態に変
化し、製作が容易で製造コストを安くできる、環状造形
玩具、及び、前記環状造形玩具用ブランクを提供するこ
とを、主な目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、特許請求の範囲の請求項1に記載された発明は、正
方形状の基板と、前記基板の4辺の、各々を長辺として
連設され、前記基板の対角線長さの、半分に等しい長さ
の短辺で構成されている、4つの長方形状の補助板とを
備えた、保形性のあるシート状のブランクから組み立て
られる環状造形玩具である。
【0011】前記基板には、各々の辺の中央位置から、
基板の中心位置に至る、切り込み線が形成されていると
共に、基板の各頂点と、前記中心位置との間にそれぞれ
折り目が形成されている。また、前記各補助板には、4
つの頂点間を結ぶ対角線によって、谷線となる折り目が
形成されていると共に、各補助板の対向する長辺の中央
位置間に、山線となる折り目が形成されている。
【0012】前記基板の一つの辺と一つの切り込み線と
一つの折り目とによって画定される直角2等辺3角形
と、前記直角2等辺3角形に連設され、前記基板の一つ
の辺と前記一つの辺に近い側の、谷線となる折り目と山
線となる折り目によって画定される直角3角形と、前記
直角3角形の斜辺を構成する谷線となる折り目と前記補
助板の短辺と前記一つの辺から遠い側の谷線となる折り
目によって画定される2等辺3角形と、前記一つの辺か
ら遠い側の、谷線となる折り目と山線となる折り目と前
記補助板の長辺の半分の部分とによって画定される直角
3角形との4つの3角形の面を有する4面体が、前記基
板の一つの折り目で形成される、直角2等辺3角形の底
辺と、前記一つの切り込み線で形成される、前記直角2
等辺3角形の斜辺とが、前記補助板の短辺と、前記補助
板の長辺の半分の部分とに各々接合されて組み立てら
れ、合計8個の4面体が環状に連結されている。
【0013】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明の環状造形玩具を形成するために提供さ
れる、環状造形玩具用ブランクであって、保形性のある
シート状材料からなるものである。前記ブランクは、正
方形状の基板と、前記基板の4辺の、各々の辺を長辺と
して連設され、前記基板の対角線長さの、半分に等しい
長さの短辺で構成されている、4つの長方形状の補助板
とを備えている。
【0014】そして、前記基板には、各々の辺の中央位
置から、中心位置に至る、切り込み線が形成されている
と共に、基板の各頂点と、前記中心位置との間にそれぞ
れ折り目が形成されている。さらに、前記補助板には、
4つの頂点間を結ぶ対角線によって、谷線となる折り目
が形成されていると共に、各補助板の、対向する長辺の
中央位置間に、山線となる折り目が形成されている。
【0015】請求項3に記載された発明は、正方形状の
基板と、前記基板の4辺の各々を長辺として連設され、
前記基板の対角線長さの4分の1に等しい長さの短辺で
構成された、4つの長方形状の補助板とを備えた、保形
性のある、シート状のブランクから組み立てられる環状
造形玩具である。
【0016】前記基板には、各々の辺の中央位置から、
基板の中心位置に至る、切り込み線が形成されていると
共に、基板の各頂点と、前記中心位置との間にそれぞれ
折り目が形成され、前記各補助板は、基板と離間した長
辺の中央位置から、基板と連接した長辺の両端の頂点間
を結ぶ、谷線となる折り目が形成されていると共に、各
補助板の対向する長辺の中央位置間に、山線となる折り
目が形成されている。
【0017】前記各補助板は、基板の辺と、前記谷線と
なる折り目とにより順次同方向に折り曲げられて、各補
助板の短辺が、前記基板に形成された折り目にそれぞれ
接合されて構成されている。
【0018】請求項4に記載された発明は、前記請求項
3に記載された発明の環状造形玩具を形成するために提
供される、保形性のあるシート状材料からなる環状造形
玩具用ブランクであり、正方形状の基板と、前記基板の
4辺の各々を長辺として連設され、前記基板の対角線長
さの4分の1に等しい長さの短辺で構成された、4つの
長方形状の補助板とを備えている。
【0019】前記基板には、各々の辺の中央位置から、
基板の中心位置に至る、切り込み線が形成されていると
共に、基板の各頂点と、前記中心位置との間にそれぞれ
折り目が形成されている。また、前記各補助板は、基板
と離間した長辺の中央位置から、基板と連接した長辺の
両端の頂点間を結ぶ、谷線となる折り目が形成されてい
ると共に、各補助板の対向する長辺の中央位置間に、山
線となる折り目が形成されている。
【0020】請求項5に記載された発明は、正方形状の
基板と、前記基板の4辺の各々を長辺として連接され、
前記基板の対角線長さの半分に等しい長さの短辺で構成
された、4つの長方形の補助板からなる第1の部分と、
前記第1の部分と同一形状の第2の部分とが、前記それ
ぞれの部分の1つの補助板の長辺を折り目として互いに
対称形状となるように連接された、保形性のあるシート
状のブランクから組み立てられる環状造形玩具である。
【0021】前記第1の部分と第2の基板には、各々の
辺の中央位置から、基板の中心位置に至る、切り込み線
が形成されていると共に、基板の各頂点と、前記中心位
置との間にそれぞれ折り目が形成されている。また、前
記各補助板は、4つの頂点間を結ぶ対角線によって、谷
線となる折り目が形成されていると共に、各補助板の対
向する長辺の中央位置間に、山線となる折り目が形成さ
れている。
【0022】前記第1の部分と第2の部分のそれぞれに
おいて、基板の一つの辺と一つの切り込み線と一つの折
り目とによって画定される直角2等辺3角形と、前記直
角2等辺3角形に連設され、前記基板の一つの辺と前記
一つの辺に近い側の、谷線となる折り目と山線となる折
り目によって画定される直角3角形と、前記直角3角形
の斜辺を構成する谷線となる折り目と前記補助板の短辺
と前記一つの辺から遠い側の谷線となる折り目によって
画定される2等辺3角形と、前記一つの辺から遠い側
の、谷線となる折り目と山線となる折り目と前記補助板
の長辺の半分の部分とによって画定される直角3角形と
の4つの3角形の面を有する4面体が、前記基板の一つ
の折り目で形成される、直角2等辺3角形の底辺と、前
記一つの切り込み線で形成される、前記直角2等辺3角
形の斜辺とが、前記補助板の短辺と、前記補助板の長辺
の半分の部分とに各々接合されて組み立てられ、合計1
6個の面体が相互に連結されている。
【0023】請求項6に記載された発明は、請求項5に
記載された発明の環状造形玩具を形成するために提供さ
れる、環状造形玩具用ブランクであって、保形性のある
シート状材料からなるものである。
【0024】前記環状造形玩具用ブランクは、正方形状
の基板と、前記基板の4辺の各々を長辺として連接さ
れ、前記基板の対角線長さの半分に等しい長さの短辺で
構成された、4つの長方形の補助板からなる第1の部分
と、前記第1の部分と同一形状の第2の部分とが、前記
それぞれの部分の1つの補助板の長辺を折り目として互
いに対称形状となるように連接され、前記第1の部分と
第2の基板には、各々の辺の中央位置から、基板の中心
位置に至る、切り込み線が形成されていると共に、基板
の各頂点と、前記中心位置との間にそれぞれ折り目が形
成され、前記各補助板は、4つの頂点間を結ぶ対角線に
よって、谷線となる折り目が形成されていると共に、各
補助板の対向する長辺の中央位置間に、山線となる折り
目が形成されている。
【0025】請求項7に記載された発明は、前述した請
求項2、4、又は、6の何れかの環状造形玩具用ブラン
クにおいて、補助板の山線となる折り目を横断して設け
られた切り込みによって、装飾片を形成したものであ
る。
【0026】請求項8に記載された発明は、前述した請
求項2、4、又は、6の何れか環状造形玩具用ブランク
において、表面が外光の入射される方向によって、連続
した、虹色の色彩の変化を行う素材によって形成されて
いるものである。
【0027】請求項9に記載された発明は、前述した請
求項2、4、又は、6の何れか環状造形玩具用ブランク
の表面に、ホログラムによる立体画像が記録されている
ものである。
【0028】
【作用】本発明の環状造形玩具は、一枚の保形性のある
シート状材料からなるブランク組み立てられる。そし
て、環状に連結された各部分を、内側から外側へ、ある
いは外側から内側へ転回運動させることによって、様々
な形態に変化する。また、転回運動の他にも、部分的に
折り畳んだり、拡開することによって、さらに別の形態
にも変化する。また、環状造形玩具を構成している前記
ブランクの、補助板の山線となる折り目を横断する切り
込みによって装飾片が形成されている場合には、環状造
形玩具の転回運動時に、前記装飾片が屈伸運動を行い、
形態の変化が複雑化する。
【0029】また、ブランクの表面が、外光の入射され
る方向によって、連続した、虹色の色彩の変化を行う素
材で形成されている場合には、環状造形玩具として組み
立てた際に、転回運動に伴って、表面が、様々な虹色の
色彩に連続的に変化する。さらに、前記ブランクの表面
に、ホログラムによる立体画像が記録されている場合に
は、環状造形玩具として組み立てた際に、転回運動によ
って、様々な立体画像が環状に連結されている各部分の
表面に次々と出現する、視覚的な変化をもたらす。
【0030】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の第1の実施
例を説明する。図1は、本発明の環状造形玩具を形成す
るための、ブランクの形状を示すものである。本実施例
では、ブランク1は、保形性のある、厚手の紙を用いて
形成されており、同図に示すように、正方形状の基板2
と、前記基板2の4つの辺21、22、23、24に各
々連設された、長方形状の4つの補助板3、4、5、6
とを備えている。
【0031】前記基板2には、各辺21、22、23、
24の中央位置21A、22A、23A、24Aから、
中心位置Oに至る、切り込み線21B、22B、23
B、24Bが形成されている。また、基板2の各頂点2
A、2B、2C、2Dと、中心位置Oとの間に、折り目
21C、22C、23C、24Cが形成されている。
【0032】次に、前記4つの補助板3、4、5、6
は、すべて同一構造であるので、補助板3の構造につい
てのみ説明する。補助板3の長辺の片方は、前記基板2
と共有する辺21であり、前記辺21を谷線となる折り
目として、基板2に連設されている。また、補助板3の
短辺32、33は、各々の長さが、基板2の折り目21
C、24Cの長さと等しく、すなわち、基板2の対角線
長さの半分に等しい長さに形成されている。補助板3
の、4つの頂点2A、3A、3B、2Dの間を結ぶ対角
線によって、谷線となる折り目31C、32C、33
C、34Cが形成されている。そして、補助板3の対向
する長辺31、21の、各々の中央位置31A、21A
の間には、山線となる折り目31B、32Bが形成され
ている。なお、図中Pは、前記各折り目が集まる、補助
板3の中心位置である。
【0033】さらに、本実施例においては、ブランク1
を環状造形玩具として組み立てる際に、接着剤を塗布す
るために、補助板3の外側の長辺31に、前記長辺31
の略半分の長さに形成された、接着片7が、2つ連設さ
れ、また、両側の短辺32、33にも、前記短編の長さ
に略等しい長さの接着片8が、連設されている。さら
に、本実施例では、補助板3の、折り目31Bを横断す
る切り込み9、10によって、装飾片11が形成されて
いる。前記装飾片11は、ブランク1を環状造形玩具と
して組み立てた際に、転回運動に伴う、折り目31Bの
回動によって、相互に隣接する4面体間から出没し、さ
らに複雑な、形態上の変化を付加するためのものであ
る。
【0034】前述したように構成されているブランク1
を、環状造形玩具として組み立てる場合には、基板2の
一つの辺21と、一つの切り込み線21Bと、一つの折
り目21Cとによって画定される、直角2等辺3角形
と、前記直角2等辺3角形と、辺21によって連設され
た、補助板3の折り目32B、32Cと前記辺21とで
画定される直角3角形と、前記直角3角形の斜辺となる
折り目32Cを一方の斜辺として連設され、補助板3の
短辺32を底辺として画定される2等辺3角形と、前記
2等辺3角形の他方の斜辺となっている折り目31Cを
斜辺として連設され、前記折り目31C、折り目31
B、及び、長辺31で画定される直角3角形とから、一
つの4面体を組み立てる。
【0035】前記4面体を組み立てる場合には、基板2
に対して、辺21の部分で補助板3を上方に折り曲げ、
さらに、折り目32Cと、折り目31Cで内側に折り曲
げて、基板2上の、直角2等辺3角形の底辺となる折り
目21Cに対して、補助板3の短辺32を一致させる。
そして、前記短辺32に連設されている接着片8を、接
着剤によって、基板2へ接合する。また、基板2の切り
込み線21Bに対して、補助板3の外側に位置する長辺
31の、半分の長さの部分を一致させ、前記部分に連設
されている接着片7を、基板2に接着剤で接合する。
【0036】前記のようにして、補助板3の半分の部分
を折り曲げて、一つの4面体を形成すると、補助板3の
残りの部分は、折り目31B、32Bで連結されている
ため、同時に折り曲げられることになる。従って、前記
折り目31B、32Bに対して、前記四面体と対称に形
成されるもう一つの四面体も、前記の要領で同時に組み
立てる必要がある。同様な作業を、残りの補助板4、
5、6の部分についても行い、図2に示すような、合計
8つの4面体が環状に連結された、環状造形玩具が得ら
れる。
【0037】前述したように組み立てられた環状造形玩
具は、例えば図1における、補助板3の折り目31B、
32Bの部分で、互いに隣接する4面体どうしが連結さ
れており、図2のように、ブランク1を組み立てた状態
では、前記2つの折り目31B、32Bは、互いに隣接
した位置になり、一つのヒンジとしての機能を果たして
いる。また、基板2の折り目21Cは、補助板3の半分
の部分を含む4面体と、補助板4の半分の部分を含む4
面体との間を、回動自在に連結するヒンジとしての機能
を果たしている。
【0038】図3に示すように、折り目31Bと、折り
目32B(折り目31Bの裏側に重なっており図示して
いない。)によって相互に接続されている、4面体どう
しの回動方向と、折り目21Cによって、相互に連結さ
れている、4面体どうしの回動方向とは、互いに直交し
ている。そして、前記のような、互いに直交した方向
に、回動可能な折り目によって隣接する、4面体どうし
を連結している部分が、他にも形成されているので、図
2のように組み立てられた環状造形玩具は、環の内側か
ら外側、又は、外側から内側へ、自在に転回させること
が可能となる。
【0039】図4は、本発明の環状造形玩具を、図2の
形態から順次転回運動を行って得られる形態を示したも
のである。図4の(a)の形態は、図2の形態であり、
ここから、図4の矢印の向きに転回運動を行うことによ
って、同図の(b)、(c)、(d)のように、環状造
形玩具の形態が変化する。
【0040】そして、前記図4の(d)の形態から、さ
らに、前記環状造形玩具に左右にねじりを加えて畳み込
むことによって、今度は、図5に示すような、コンパク
トな8面体に、形態が変化する。図示した、それぞれの
形態は、本発明の環状造形玩具が取り得る形状の一部で
あり、4面体どうしを連結している折り目の、一部分だ
けを屈伸することによって、さらに、異なった形態上の
変化を行うこともできる。
【0041】次に、本発明の環状造形玩具の第2の実施
例について説明する。図6は、本発明の環状造形玩具を
形成するためのブランクの形状を示すものであって、前
述した図1のブランクと同様に、保形性のあるシート状
材料で形成され、また、2A、2B、2C、2Dを頂点
とする、図1に示したものと同一構成の、正方形状の基
板2を備えている。
【0042】そして、図6に示すブランク1において
も、図1に示すものと同様に、基板2の4辺21、2
2、23、24に、それぞれ補助板3、4、5、6が連
接されている。前記4つの補助板は、全て同一の構造で
あるので、補助板3について説明する。補助板3は、基
板の一辺21を長辺とし、また、基板の対角線の長さの
4分の1の長さに等しい短辺32によって、長方形状に
構成されている。
【0043】また、基板2と離間した長辺35の中央位
置Pから、補助板の長辺を兼ねる基板2の辺21の、両
端の頂点2A、2D間を結ぶ、谷線となる折り目が形成
されていると共に、対向する辺21、35間に、山線と
なる折り目32Bが形成されている。
【0044】本実施例に示すブランク1では、前記補助
板3の短辺32、33にそれぞれ直角2等辺3角形状の
接着片8が連接されている。そして、基板2に連接され
ている他の3つの補助板4、5、6についても同様に、
直角2等辺3角形状の接着片がそれぞれの短辺に連接さ
れているので、ブランク1は全体で、3A、4A、5
A、6Aを頂点とする、正方形状の輪郭を有している。
【0045】前記のように構成されているブランク1
を、環状造形玩具として組み立てる場合には、基板2の
辺21を折り曲げ、また、折り目32C、33Cを同方
向に折り曲げて、短辺32、33をそれぞれ、折り目2
1C、24Cと接合する。そのために、本実施例では、
補助板3の両側の接着片8を、短辺32、33からそれ
ぞれ折り曲げて、基板2に、接着剤によって接着してい
る。基板2に接着片8を接着する際は、直角2等辺3角
形状の接着片8の底辺が、それぞれ、補助板3の長辺を
兼ねる、基板の辺21に沿うようにして、短辺32、3
3が、折り目21C、24C上にそれぞれ位置するよう
にする。そして、他の補助板4、5、6についても、前
記の要領で組み立てることによって、図7に示すような
形状の、環状造形玩具を得ることができる。
【0046】図7の環状造形玩具では、先に述べた、図
2の構造の環状造形玩具を構成している8つの4面体の
それぞれが、一部切り取られた形状をしているが、基本
的な連結構造は、図2に示すものと同じであり、転回運
動によって形態を様々に変化させることができる。図8
は、図7の環状造形玩具の転回運動による形態の変化の
一部を示すものであって、同図の(a)から、矢印方向
の転回運動によって、同図の(b)に示す形態に変化す
る。
【0047】次に、本発明の環状造形玩具の第3の実施
例について説明する。図9は、本発明の第3の実施例と
しての、環状造形玩具のブランクの形状を示す平面図で
あって、ブランク100は、同図のA−A線に対して、
前述した図1に示す形状のブランクを、2つ対称的に連
接した形状になっている。
【0048】すなわち、本実施例のブランク100は、
基板102の4辺に、補助板103、104、105、
106がそれぞれ連接された第1の部分と、基板202
の4辺に、補助板203、204、205、206がそ
れぞれ連接されている第2の部分とから構成されてい
る。そして、前記補助板105と、補助板205とは、
ブランク100の対称軸線上に位置する、共通の長辺1
51が折り目となって、互いに連結されている。
【0049】図9のブランク100から、環状造形玩具
を組み立てる場合には、前述した図1のブランクを組み
立てる要領で、図10に示すように、連結した補助板1
05、205以外の補助板を折り曲げて、それぞれ、補
助板105と補助板205との両側にそれぞれ6つず
つ、4面体に組み立てる。
【0050】次に、前記それぞれ6つずつ形成された4
面体を上方に、内側から外側に反転しながら、補助板1
05を基板102に、また、補助板205を基板202
にそれぞれ接合して、4つの4面体を組み立てると、図
11に示す形状の環状造形玩具が得られる。次いで、組
み立てられた前記環状造形玩具を、図11のA−A線回
りに折り曲げることによって、図12に示すように、上
下に対称な形態となる。前記の形態は、図1のブランク
から構成した図4(c)の形態における環状造形玩具を
2つ連結して、上下に互いに反対向きに重ねた構造とな
っている。そして、本実施例の環状造形玩具は、図12
の形態に折り畳んだ状態で、図13に示す(a)の形態
から、同図矢印の向き、あるいは、その逆方向に転回運
動を行って、(b)の形態へと変化させることができ
る。
【0051】また、図11に示す形態から、A−A線か
ら離れた両側の部分を下方に折り曲げることによって、
図14に示すように、立方体の周囲の4つの辺の部分に
角錐状の凹部が形成された形態に変化させることができ
る。
【0052】以上説明した、各実施例では、環状造形玩
具を組み立てるためのブランク1、或いは、101に、
厚手の保形性のある紙を用い、接着片7、8の部分に、
接着剤を塗布して組み立てているが、接着片7、8を省
略して、粘着テープ等を用いて組み立てることもでき
る。また、ブランク1の素材として、合成樹脂板等を用
いる場合には、接着剤を用いる代わりに、熱融着等の接
合手段を用いることもできる。
【0053】さらに、ブランクに形成されている折り目
や、補助板が連設されている、基板の各片には、折り曲
げが容易となるように、折り曲げる向きと、反対側の面
から、浅い切り込みを設けておくことが好ましい。ま
た、合成樹脂製のブランクを用いている場合には、環状
造形玩具の転回運動によって、繰り返し屈曲変形を受け
る折り目は、折り目部分だけ、ブランク1の厚みを薄く
して、円滑な転回運動ができるようにしておくことが好
ましい。
【0054】本発明の環状造形玩具に用いるブランク1
の素材としては、表面に、干渉層等が形成されて、外光
の反射方向によって、虹色の様々な色彩を呈するような
ものを用いることもできる。前記素材を環状造形玩具用
ブランクとして用いた場合には、環状造形玩具の転回運
動による各面の向きの変化に伴って、連続した、虹色の
色彩の変化を得ることができる。また、ブランクの表面
にあらかじめホログラム画像を形成しておくことによっ
て、転回運動に伴って、環状造形玩具の各面に、様々な
立体画像が浮かび上がるように構成することができる。
さらに、ブランクの表面には、組み立てた状態におい
て、環状造形玩具としての機能を損なわない範囲におい
て、任意のデザインの着色を施したり、透孔を設けたり
することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明の環状造形玩具によれば、一枚の
シート状のブランクを折り曲げて、組み立てることによ
って、様々な形態の変化を実現することができるので、
従来の、多数のユニットを連結して構成される、環状造
形玩具と比較して、製作が容易であると共に、製作コス
トを大幅に低減することができる。しかも、複数の3角
形の面から構成された要素の辺どうしを連結した、環の
形状であるため、環状造形玩具として組み立てられた場
合に、剛性を高い構造となり、繰り返し転回運動を行っ
た場合でも、破損し難く、長期の使用に耐えることがで
きる。
【0056】また、本発明の環状造形玩具用ブランク
は、折り目に沿った折り曲げと、接着剤等による接合だ
けの、簡単な作業で組み立てることができるため、雑誌
等に挟み込んで付録としたり、多数重ねた状態で、流通
させることができる。さらに、前記環状造形玩具用ブラ
ンクに、装飾片を形成した場合には、環状造形玩具とし
て組み立てた場合に、折り目の屈伸に伴って、環状に連
結された各要素の間から前記装飾片を出没させることが
でき、転回運動に伴う、環状造形玩具全体の形態変化に
加えて、様々な部分的な形態変化を付加することが容易
にできる。
【0057】また、前記ブランクに、外光の反射方向に
よって、虹色の様々な色彩を呈する材料を用いることに
より、環状造形玩具の転回運動による、各部分の面の向
きの変化によって、連続した、虹色の色彩の変化を行う
ことができる。さらに、ブランク表面に、あらかじめホ
ログラム画像を形成しておくことによって、環状造形玩
具の転回運動に伴って、様々な立体画像が、各部分の面
に浮かび上がるように構成することができ、前記転回運
動による、多様な形態の変化と共に、次々に出現する立
体画像の変化によって、興味をさらに増加させる、視覚
的効果を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の環状造形玩具用ブランクの第1の実
施例を示す平面図である。
【図2】 本発明の環状造形玩具の第1の実施例を示す
斜視図である。
【図3】 図2に示す環状造形玩具の4面体間の連結状
態を示す部分図である。
【図4】 図2に示す環状造形玩具の転回運動による形
態の変化を示す図である。
【図5】 図2に示す環状造形玩具から得られる別の形
態を示す斜視図である。
【図6】 本発明の環状造形玩具用ブランクの第2の実
施例を示す平面図である。
【図7】 本発明の環状造形玩具の第2の実施例を示す
斜視図である。
【図8】 図7に示す環状造形玩具の転回運動による形
態の変化を示す図である。
【図9】 本発明の環状造形玩具用ブランクの第3の実
施例を示す平面図である。
【図10】 図9に示すブランクを組み立てる途中の状
態を示す図である。
【図11】 本発明の環状造形玩具の第3の実施例を示
す斜視図である。
【図12】 図11に示す環状造形玩具を上下に折り畳
んだ状態を示す斜視図である。
【図13】 図12に示す状態からの環状造形玩具の転
回運動による形態の変化を示す斜視図である。
【図14】 図11に示す環状造形玩具から得られる別
の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・100 ブランク、 2・102・202 基
板、3・4・5・6・103・104・105・106
・203・204・205・206 補助板、 7・
8 接着片、 9・10 切り込み、11 装飾
片、 21・22・23・24 辺(長辺)、21B
・22B・23B・24B 切り込み線、21C・2
2C・23C・24C 折り目、 31・35 長
辺、32・33 短辺、31B・32B・31C・3
2C・33C・34C・151 折り目。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正方形状の基板と、前記基板の4辺の各
    々を長辺として連設され、前記基板の対角線長さの半分
    に等しい長さの短辺で構成された、4つの長方形状の補
    助板とを備えた、保形性のあるシート状のブランクから
    組み立てられた環状造形玩具であって、 前記基板には、各々の辺の中央位置から、基板の中心位
    置に至る、切り込み線が形成されていると共に、基板の
    各頂点と、前記中心位置との間にそれぞれ折り目が形成
    され、 前記各補助板には、4つの頂点間を結ぶ対角線によっ
    て、谷線となる折り目が形成されていると共に、各補助
    板の対向する長辺の中央位置間に、山線となる折り目が
    形成され、 前記基板の一つの辺と一つの切り込み線と一つの折り目
    とによって画定される直角2等辺3角形と、前記直角2
    等辺3角形に連設され、前記基板の一つの辺と前記一つ
    の辺に近い側の、谷線となる折り目と山線となる折り目
    によって画定される直角3角形と、前記直角3角形の斜
    辺を構成する谷線となる折り目と前記補助板の短辺と前
    記一つの辺から遠い側の谷線となる折り目によって画定
    される2等辺3角形と、前記一つの辺から遠い側の、谷
    線となる折り目と山線となる折り目と前記補助板の長辺
    の半分の部分とによって画定される直角3角形との4つ
    の3角形の面を有する4面体が、 前記基板の一つの折り目で形成される、直角2等辺3角
    形の底辺と、前記一つの切り込み線で形成される、前記
    直角2等辺3角形の斜辺とが、前記補助板の短辺と、前
    記補助板の長辺の半分の部分とに各々接合されて組み立
    てられ、合計8個の4面体が環状に連結されていること
    を特徴とする環状造形玩具。
  2. 【請求項2】 正方形状の基板と、前記基板の4辺の各
    々の辺を長辺として連設され、前記基板の対角線長さ
    の、半分の長さの短辺で構成される、4つの長方形状の
    補助板とを備えた保形性のあるシート状材料からなる環
    状造形玩具用ブランクであって、 前記基板には、各々の辺の中央位置から中心位置に至
    る、切り込み線が形成されていると共に、基板の各頂点
    と、前記中心位置との間にそれぞれ折り目が形成され、 前記補助板には、4つの頂点間を結ぶ対角線によって、
    谷線となる折り目が形成されていると共に、各補助板
    の、対向する長辺の中央位置間に、山線となる折り目が
    形成されていることを特徴とする環状造形玩具用ブラン
    ク。
  3. 【請求項3】 正方形状の基板と、前記基板の4辺の各
    々を長辺として連設され、前記基板の対角線長さの4分
    の1に等しい長さの短辺で構成された、4つの長方形状
    の補助板とを備えた、保形性のあるシート状のブランク
    から組み立てられた環状造形玩具であって、 前記基板には、各々の辺の中央位置から、基板の中心位
    置に至る、切り込み線が形成されていると共に、基板の
    各頂点と、前記中心位置との間にそれぞれ折り目が形成
    され、 前記各補助板は、基板と離間した長辺の中央位置から、
    基板と連接した長辺の両端の頂点間を結ぶ、谷線となる
    折り目が形成されていると共に、各補助板の対向する長
    辺の中央位置間に、山線となる折り目が形成され、 前記各補助板は、基板の辺と、前記谷線となる折り目と
    により順次同方向に折り曲げられて、各補助板の短辺
    が、前記基板に形成された折り目にそれぞれ接合されて
    いることを特徴とする環状造形玩具。
  4. 【請求項4】 正方形状の基板と、前記基板の4辺の各
    々を長辺として連設され、前記基板の対角線長さの4分
    の1に等しい長さの短辺で構成された、4つの長方形状
    の補助板とを備えた保形性のあるシート状材料からなる
    環状造形玩具用ブランクであって、 前記基板には、各々の辺の中央位置から、基板の中心位
    置に至る、切り込み線が形成されていると共に、基板の
    各頂点と、前記中心位置との間にそれぞれ折り目が形成
    され、 前記各補助板は、基板と離間した長辺の中央位置から、
    基板と連接した長辺の両端の頂点間を結ぶ、谷線となる
    折り目が形成されていると共に、各補助板の対向する長
    辺の中央位置間に、山線となる折り目が形成されている
    ことを特徴とする環状造形玩具用ブランク。
  5. 【請求項5】 正方形状の基板と、前記基板の4辺の各
    々を長辺として連接され、前記基板の対角線長さの半分
    に等しい長さの短辺で構成された、4つの長方形の補助
    板からなる第1の部分と、前記第1の部分と同一形状の
    第2の部分とが、前記それぞれの部分の1つの補助板の
    長辺を折り目として互いに対称形状となるように連接さ
    れた、保形性のあるシート状のブランクから組み立てら
    れた環状造形玩具であって、 前記第1の部分と第2の基板には、各々の辺の中央位置
    から、基板の中心位置に至る、切り込み線が形成されて
    いると共に、基板の各頂点と、前記中心位置との間にそ
    れぞれ折り目が形成され、 前記各補助板は、4つの頂点間を結ぶ対角線によって、
    谷線となる折り目が形成されていると共に、各補助板の
    対向する長辺の中央位置間に、山線となる折り目が形成
    され、 前記第1の部分と第2の部分のそれぞれにおいて、基板
    の一つの辺と一つの切り込み線と一つの折り目とによっ
    て画定される直角2等辺3角形と、前記直角2等辺3角
    形に連設され、前記基板の一つの辺と前記一つの辺に近
    い側の、谷線となる折り目と山線となる折り目によって
    画定される直角3角形と、前記直角3角形の斜辺を構成
    する谷線となる折り目と前記補助板の短辺と前記一つの
    辺から遠い側の谷線となる折り目によって画定される2
    等辺3角形と、前記一つの辺から遠い側の、谷線となる
    折り目と山線となる折り目と前記補助板の長辺の半分の
    部分とによって画定される直角3角形との4つの3角形
    の面を有する4面体が、 前記基板の一つの折り目で形成される、直角2等辺3角
    形の底辺と、前記一つの切り込み線で形成される、前記
    直角2等辺3角形の斜辺とが、前記補助板の短辺と、前
    記補助板の長辺の半分の部分とに各々接合されて組み立
    てられ、合計16個の面体が相互に連結されていること
    を特徴とする環状造形玩具。
  6. 【請求項6】 正方形状の基板と、前記基板の4辺の各
    々を長辺として連接され、前記基板の対角線長さの半分
    に等しい長さの短辺で構成された、4つの長方形の補助
    板からなる第1の部分と、前記第1の部分と同一形状の
    第2の部分とが、前記それぞれの部分の1つの補助板の
    長辺を折り目として互いに対称形状となるように連接さ
    れた、環状造形玩具用ブランクであって、 前記第1の部分と第2の基板には、各々の辺の中央位置
    から、基板の中心位置に至る、切り込み線が形成されて
    いると共に、基板の各頂点と、前記中心位置との間にそ
    れぞれ折り目が形成され、 前記各補助板は、4つの頂点間を結ぶ対角線によって、
    谷線となる折り目が形成されていると共に、各補助板の
    対向する長辺の中央位置間に、山線となる折り目が形成
    されていることを特徴とする環状造形玩具用ブランク。
  7. 【請求項7】 補助板の山線となる折り目を横断して設
    けられた切り込みによって、装飾片が形成されているこ
    とを特徴とする、請求項2、4、又は、6の何れかに記
    載された環状造形玩具用ブランク。
  8. 【請求項8】 表面が外光の入射される方向によって、
    連続した、虹色の色彩の変化を行う素材によって形成さ
    れていることを特徴とする請求項2、4、又は6の何れ
    かに記載された環状造形玩具用ブランク。
  9. 【請求項9】 表面にホログラムによる立体画像が記録
    されていることを特徴とする請求項2、4、又は6の何
    れかに記載された環状造形玩具用ブランク。
JP9596495A 1995-03-30 1995-03-30 環状造形玩具及び環状造形玩具用ブランク Pending JPH08266751A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7206009B2 (en) 2004-02-18 2007-04-17 Hideo Taniguchi Heating head for erasing a printed image on re-writable media
KR100843657B1 (ko) * 2007-01-31 2008-07-03 배수원 양면딱지 및 바람개비 제작용 지능개발판지
WO2015151183A1 (ja) * 2014-03-31 2015-10-08 株式会社ニューテックシンセイ 組立部材
JP2020199112A (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 大阪シーリング印刷株式会社 可動構造

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