JP2590107Y2 - 分光測定装置 - Google Patents

分光測定装置

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JP2590107Y2
JP2590107Y2 JP1992002284U JP228492U JP2590107Y2 JP 2590107 Y2 JP2590107 Y2 JP 2590107Y2 JP 1992002284 U JP1992002284 U JP 1992002284U JP 228492 U JP228492 U JP 228492U JP 2590107 Y2 JP2590107 Y2 JP 2590107Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、分光測定装置に関
し、特に回折格子を使用した分光器、光スペクトラム・
アナライザその他、入射光の偏光状態を直交する2直線
成分に分解、測定、表示する分光測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回折格子を使用した分光器、光スペクト
ラム・アナライザの偏光依存性を解消する手法には、次
の如きものがある。第1に、回折格子において回折せし
められた回折光をスリット後方に配置された複像偏光子
により回折格子の溝方向について0゜および90゜の2
成分に分離し、各分離成分を各別の受光素子により光電
変換し、演算装置により各成分の回折効率を補正、加算
することにより偏光依存性を解消する方法が提案されて
いる(特開昭62−28623号公報参照)。この応用
例として、上述の各成分について回折効率を補正し、こ
れらの値を加算するに先だって表示するようにした入射
光成分を2直交成分に分離、分光表示するものも提案さ
れている(特開平2−227619号公報参照)。
【0003】第2に、入射光が回折格子に入射するに先
だって複像偏光子により回折格子の溝方向について±4
5゜の偏波面の2光束に分離し、回折格子に入射せし
め、回折光を1個の検出器により受光することにより偏
光依存性を解消する手法が提案されている(特願平1−
235967号公報参照)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述された第2の手法
は、偏光依存性を解消するのに、 a 受光素子が1個でよいこと。 b 2つの偏光成分の回折効率は等しいことから回折効
率の補正データは1つでよいこと。
【0005】c 偏光依存性の解消は組付精度のみに依
存し、始めの偏光依存性を最大波長において調整すれ
ば、すべての波長について調整後の偏光依存性はより良
い値とされる。と言う長所を有するものである。しか
し、1個の受光素子により受光するものであるから、偏
光成分を分離することができないという欠点を有する。
【0006】この考案は、上述の通りの欠点を解消した
分光測定装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】被測定光が複像偏光素子
により、直交する偏波面を持ち光軸が互いに異なる2つ
の偏光成分に分離され、分離された2つの偏光成分の偏
波面がそれぞれ分光方向に対して±45°の角度で交差
するように分光素子に入射されて、2つの偏光成分に含
まれる同じ各波長成分が同じ対応する分光角位置に分光
され、分光素子からの分光された2つの偏光成分が、そ
の結像点に設けられた横スリットにより分光方向におい
て切取られて所望の波長幅で選出され、その選出された
2つの偏光成分が受光素子で受光される分光測定装置に
おいて、本願考案の分光測定装置は、分光方向と直角方
向において分離された2つの偏光成分を切取る可動スリ
ットが、分光方向と直角方向に移動できるよう上記結像
点に可動自在に設けられ、可動スリットを移動させて、
分離された2つの偏光成分の双方あるいはいずれか一方
を選択通過させる手段が設けられている。
【0008】
【実施例】この考案の実施例を図1および図2を参照し
て説明する。図1において、入射ファイバ1を介して入
射する入射光は複像偏光子2により回折格子3の刻線方
向に関して±45゜の直線偏光の発散する2本の光束に
分離され、第1凹面鏡4によりコリメートされてから回
折格子3に入射する。回折格子3において回折されて所
定の条件を満足する回折光は第2凹面鏡5によりコリメ
ートされて集束し、スリット6のスリット面上に回折格
子3の刻線方向と平行な方向に分離した2個のスポット
として結像する。
【0009】この分光測定装置によれば、入射光は、す
べて±45゜の直線偏光になるために回折格子3による
回折光はP偏光の場合とS偏光の平均値を共にとること
となり、入射光の偏光状態が変化しても回折格子3に入
射する偏光状態は一定であるから、2本の回折光の総和
は変化しない。即ち、分光測定装置に偏光依存性は生じ
ない。
【0010】この考案の分光測定装置は、上述した通り
の従来の分光測定装置において、出射スポットの結像点
であるスリット6に分解能を決定する横スリット6’の
他に上下方向に可動の縦スリット6''をも具備せしめ
る。偏光分離された2本の光束を、スリット6によりそ
の内の一方の偏光成分を遮断し、他方の偏光成分のみを
通過させてこれを受光素子7において光電変換する。
【0011】次に、偏光分離された2本の光束の内の一
方の偏光成分を遮断して他方の偏光成分のみを通過させ
る手法を図2を参照して説明する。 図2(a)は上下方向に可動の縦スリット6''が横スリ
ット6’の上下方向のほぼ中間にあって、±45゜偏光
スポット成分の双方共スリット6の窓8を介して出射し
ているところを示している。この状態は(特願平1−2
35967号公報)の状態と同様の状態であり、分光測
定装置に偏光依存性は生じない。
【0012】図2(b)は上下方向に可動の縦スリット
6''が横スリット6’の上方に変移せしめられた結果、
−45゜偏光スポット成分のみが縦スリット6''の窓8
を介して出射しているところを示している。 図2(c)は上下方向に可動の縦スリット6''が横スリ
ット6’の下方に変移せしめられた結果、+45゜偏光
スポット成分のみが縦スリット6''の窓8を介して出射
しているところを示している。
【0013】ここで、可動の縦スリット6''の開口8の
高さhは2個のスポットが通過するに充分な高さがあれ
ばよい。偏光分離測定時はスリット6''の遮光部を一方
のスポットを欠けることなく通過せしめると共に、他方
のスポットを遮光する位置まで駆動する。即ち、図2
(a)において、2個のスポットを結ぶ線分の垂直2等
分線について可動の縦スリット6''が上下対称に設置さ
れた場合、±h/2だけ縦スリット6''を上下に駆動す
れば偏光分離することができる。
【0014】縦スリット6''の駆動機構としては図3に
示される如きものが考えられる。図3(a)において、
ヨーク10にはその一方の端部に3本のL字形のコア1
1が形成され、ソレノイドA、BおよびCが構成される
と共に、他方の端部には可動アーム12が形成され、こ
れに縦スリット6''が担持される。3本のL字形のコア
11の先端と可動アーム12の先端とは互いに接近して
おり、ソレノイドを励磁したとき両者は吸引し合う。即
ち、ソレノイドAが励磁されたとき縦スリット6''は上
方位置をとり、ソレノイドBが励磁されたとき縦スリッ
ト6''は中間位置をとり、そしてソレノイドCが励磁さ
れたとき縦スリット6''は下方位置をとるに到る。図3
(b)においては、モータ13によりネジ14を回動
し、スライダ15を駆動することによりこれに担持され
た縦スリット6''を上下に駆動することができる。
【0015】
【考案の効果】以上の通りであって、入射光が回折格子
に入射するに先だって複像偏光子により回折格子の溝方
向について±45゜の偏波面の2光束に分離し、回折格
子に入射せしめ、回折光を1個の検出器により受光する
ことにより偏光依存性を解消する分光測定装置におい
て、縦スリット6''を上下することにより、互いに直交
する偏光成分を分離、測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す図。
【図2】この考案のスリットを示す図。
【図3】この考案の縦スリットの駆動機構を示す図。
【符号の説明】
2 複像偏光子 3 回折格子 6 スリット 7 受光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01J 3/447 G01J 3/04 G01J 3/18 G01J 4/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定光が複像偏光素子により、直交す
    る偏波面を持ち光軸が互いに異なる2つの偏光成分に分
    離され、 上記分離された2つの偏光成分の偏波面がそれぞれ分光
    方向に対して±45°の角度で交差するように分光素子
    に入射されて、上記2つの偏光成分に含まれる同じ各波
    長成分が同じ対応する分光角位置に分光され、 上記分光素子からの分光された2つの偏光成分が、その
    結像点に設けられた横スリットにより分光方向において
    切取られて所望の波長幅で選出され、 その選出された2つの偏光成分が受光素子で受光される
    分光測定装置において、 上記分光方向と直角方向において上記分離された2つの
    偏光成分を切取る可動スリットが、上記分光方向と直角
    方向に移動できるよう上記結像点に可動自在に設けら
    れ、 上記可動スリットを移動させて、上記分離された2つの
    偏光成分の双方あるいはいずれか一方を選択通過させる
    手段が設けられていることを特徴とする分光測定装置。
JP1992002284U 1992-01-27 1992-01-27 分光測定装置 Expired - Fee Related JP2590107Y2 (ja)

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JP2599024B2 (ja) * 1989-09-12 1997-04-09 株式会社アドバンテスト 分光測定装置

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