JP2589986Y2 - 車両用アンテナ - Google Patents

車両用アンテナ

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JP2589986Y2
JP2589986Y2 JP1993039780U JP3978093U JP2589986Y2 JP 2589986 Y2 JP2589986 Y2 JP 2589986Y2 JP 1993039780 U JP1993039780 U JP 1993039780U JP 3978093 U JP3978093 U JP 3978093U JP 2589986 Y2 JP2589986 Y2 JP 2589986Y2
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JP
Japan
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antenna
vehicle
circuit
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antenna element
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JP1993039780U
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Inventor
正男 黒澤
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モナ精機株式会社
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両用アンテナ、特
にテレビやFM放送電波の受信に好適な車両用アンテナ
に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビやFM放送電波を受信するための
車外型アンテナは、車体に接地することで比較的良好な
受信が可能になり、そのアンテナにダイバーシティ受信
方式を採用することでさらに良好な受信が可能になるこ
とはよく知られている。一方車内型アンテナは、直接車
体に接地することが一般に難しく、給電線を通じて車体
に接地することが多い。車内型アンテナにダイバーシテ
ィ受信方式を採用する技術も周知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】車外型アンテナは、高
速走行時の風切り音の発生、車庫入れ時の破損、停車中
の盗難といった問題があり、これらの問題を回避するに
は車内型アンテナを使用することが望ましい。
【0004】一方、車内型アンテナは、仮りに給電線を
通じて車体に接地しても、その接地点がアンテナエレメ
ントから遠く離れたところとなり、良好な接地状態を得
ることができず、例えば走行中に安定したテレビ画像を
得ることが難しいという問題があった。
【0005】そこで、この考案は、ダイバーシティ回路
を備えた回路基板上に給電点を有する複数本のアンテナ
エレメントと、これらエレメントに共用するカウンター
ポイズ用放射状導体とを組合わせることにより、前記従
来技術の問題を解決することを課題にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案が解決するため
に手段とするところは、以下のとおりである。
【0007】この考案においては、複数本の方向可変な
アンテナエレメントを有するダイバーシティ受信方式の
車両用アンテナが前提である。
【0008】かかる前提において、この考案が特徴とす
るところは、前記アンテナが、少なくともダイバーシテ
ィ回路と増幅回路とを備えた回路基板と;その回路基板
上に設けられた給電点に前記ダイバーシティ回路を介し
て接続している少なくとも4本のアンテナエレメント
と;前記給電点を中心に、かつ、前記給電点に近接対向
して配置されカウンターポイズ用の放射状導体と;こ
れら回路基板と、アンテナエレメントの一部分と、放射
状導体とを一体的に収容するとともに前記車両への取付
け手段を備えたハウジングとからなること、にある。
【0009】この考案の好ましい実施態様においては、
前記アンテナエレメントがロッドアンテナであり、か
つ、そのロッドの自由端にロッド周方向へ回動可能
あって前記車両の壁面に取付けることができる固定
を有する
【0010】
【作用】このように構成した車両用アンテナは、車内に
設置した場合でも、各アンテナエレメントは共有するカ
ウンターポイズ用放射状導体を有するから静電容量的な
接地が可能となり、感度が向上する。各アンテナエレメ
ントは、例えば、乗用車のリヤーウインドウの四隅に向
けて配置し、とらえた電波は、最強のものをダイバーシ
ティ方式で検出することができる。
【0011】
【実施例】この考案に係る車両用アンテナの詳細を添付
の図面を参照して説明すると、以下のとおりである。
【0012】図1は、アンテナ1を乗用車のリヤーウイ
ンドウ2の内面に取り付けた状態で示す、アンテナ1の
車両内側からの斜視図である。アンテナ1は、ほぼ円形
のハウジング4と、ハウジング4から延出しリヤーウイ
ンドウ2の四隅の各々に向けて張設した4本のロッド状
アンテナエレメント3と、ハウジング4をウインドウ面
に取り付けるための吸盤5とを有し、ハウジング4から
下方へ延出するケーブル30には、シガーライターソケ
ットへ接続する電源ケーブル、搭載テレビの外部アンテ
ナ用端子へ接続する出力ケーブル、およびテレビのビデ
オout用端子へ接続する入力ケーブルが束ねてある。
【0013】図2は、図1におけるアンテナ1のX−X
線断面図であるが、構造の一部については図示を省略し
てある。ハウジング4は、上下に重ね合わせ、締めつけ
用ビス(図示せず)で一体にした第1、2ハウジング4
A,4Bとからなり、第1ハウジング4Aの左右には軟
質プラスチック製の吸盤5を取り付けた腕部11があ
る。ハウジング4の内部には、4本のアンテナエレメン
トと後記給電点10との接続を所要周期で切り替えなが
ら、各エレメント3からの出力のうち最大のものを検出
するダイバーシティ回路と増幅回路とを含む受信用の回
路基板(多層プリント配線板)12と、金網からなる円
盤状のカウンターポイズ用導体13とがある。回路基板
12は、第1ハウジング4Aのボス15にビス16で固
定してあり、円盤状導体13は、導電性の支軸17を介
しビス18で回路基板12上に設けた各エレメント3に
共通の給電点10に接続している。
【0014】アンテナエレメント3は、その一端部3A
をビス16により回路基板12に導通状態で固定し、自
由端部3Cとの間には、適宜の導電性接手を介在させて
自由端部3Cを上下、左右へ方向可変にしてある。
【0015】図3は、アンテナ1の構成を示す模式図で
ある。各アンテナエレメント3の出力は、ダイバーシテ
ィ回路において最高レベルのものが比較検出され、増幅
回路を経てテレビへ送られる。4本のアンテナエレメン
ト3は、一つの給電点10を共用しており、各エレメン
ト3の端部3Aと給電点10とは、ダイバーシティ回路
を介して実線と仮想線の矢印で示すように所要の周期で
順次接続切替えがおこなわれる。回路基板上にある給電
点10に対し、その直下に給電点10を中心として放射
状に広がる円盤状導体13が位置している(図2を併せ
て参照)。ダイバーシティ回路は、無線通信方式におい
て電波通路が不安定であってフェージングを受け易く、
必要とする良好な通信を得ることが難しいときに、電波
が劣化する危険を分散するために2通路以上の伝搬路を
用意しておき、切換えなどによって安定した受信を可能
にすることができる回路として一般に知られている(技
報堂刊行「電気工業用語辞典」の「ダイバーシチ受信」
の項参照)。この回路では、それに組み込まれた、例え
ばコンパレーター回路によって、4本またはそれ以上の
アンテナエレメントからの入力電波の強さを比較し、そ
れらのうちの最強の電波をアンテナ信号として出力する
ことができる。かかるダイバーシティ回路を使用するこ
の発明のアンテナでは、電波を効率よく捕えるうえにお
いて、アンテ ナエレメント3を4本またはそれ以上にす
ることが好ましい。
【0016】このように構成したアンテナ1は、例えば
図1に示すように、ハウジング4を吸盤5によって車内
側からリヤーウインドウ2に取り付け、各アンテナエレ
メント3をウインドウ2の四隅へ向けたうえでエレメン
ト3の先端部分を固定するために、その先端部分に設け
粘着テープ3Dつきのチップ26をガラスに貼着す
る。チップ26はエレメント3に対し回動自在であるか
らウインドウ2の曲面になじみ易い。アンテナエレメン
ト3は、相対的に電波密度の高いウインドウの隅部から
電波をピックアップできる。なお、給電点10を中心に
放射状に広がるカウンターポイズ用導体は、円盤状導体
13の他に楕円形、矩形、多角形などの板状体にした
り、給電点を中心に導線が放射状に延びる適宜の形状に
することができ、その大きさは極力大きくすることが好
ましい。例えば図示例の円形であれば、その直径を60
mm以上にし、かつ、アンテナエレメント3の長さの1
/7より大きくすることが好ましい。導体13の素材に
は、金網の他に適宜の導電性金属板や導線を使用するこ
とができる。
【0017】
【考案の効果】この考案に係る車両用アンテナは、少な
くとも4本のアンテナエレメントを備えており、このエ
レメントが4本であるときには、乗用車の四角なリヤー
ウインドウの四隅から電波をピックアップすることがで
きる。アンテナエレメントの給電点は、回路基板上にあ
り、ダイバーシティ回路の距離比較的短くして電力
ロス少なくし、微弱な電波も有効に利用することがで
きる。各アンテナエレメントは一つのカウンターポイズ
用導体を共用することで、アンテナは車内に置いても受
信感度がよく、また、小さくコンパクトに作ることが可
能であるから車内で邪魔になることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車リヤーウインドウに取り付けた車両用ア
ンテナの斜視図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】アンテナの構成を示す模式図。
【符号の説明】
1 アンテナ 3 アンテナエレメント 4 ハウジング 5 取付け手段(吸盤) 10 給電点 12 回路基板 13 カウンターポイズ用放射状導体26 固定用部材(チップ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 1/00 - 1/52

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の方向可変なアンテナエレメントを
    有するダイバーシティ受信方式の車両用アンテナにおい
    て、 前記アンテナが、少なくともダイバーシティ回路と増幅
    回路とを備えた回路基板と;前記回路基板上に設けられ
    給電点に前記ダイバーシティ回路を介して接続してい
    少なくとも4本の前記アンテナエレメントと;前記給
    電点を中心に、かつ、前記給電点に近接対向して配置さ
    カウンターポイズ用の放射状導体と;これら回路基
    板と、アンテナエレメントの一部分と、放射状導体とを
    一体的に収容するとともに前記車両への取付け手段を備
    えたハウジングとからなることを特徴とする前記アンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】前記アンテナエレメントがロッドアンテ
    ナであり、かつ、そのロッド自由端にロッド周方向に
    回動可能であって前記車両の壁面に取付けることができ
    固定部材を有する請求項1記載のアンテナ。
JP1993039780U 1993-06-24 1993-06-24 車両用アンテナ Expired - Lifetime JP2589986Y2 (ja)

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JPH077210U JPH077210U (ja) 1995-01-31
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