JP2589958Y2 - 外装化粧材 - Google Patents

外装化粧材

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JP2589958Y2
JP2589958Y2 JP1992059847U JP5984792U JP2589958Y2 JP 2589958 Y2 JP2589958 Y2 JP 2589958Y2 JP 1992059847 U JP1992059847 U JP 1992059847U JP 5984792 U JP5984792 U JP 5984792U JP 2589958 Y2 JP2589958 Y2 JP 2589958Y2
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市橋  力
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外装化粧材に関し、特
に、建材例えは屋根の破風板、外壁の羽目板、バルコニ
ー等の手すり、窓枠等の外装用の表面化粧部材として用
いるのに好適な外装化粧材に関する。
【0002】
【従来の技術】建材の外装用化粧材として従来種々のも
のが知られており、一例として、例えば陶磁器等のセラ
ミックスに絵付け、施釉を施し焼成したもの、天然木材
や人工木質材の表面に塗装着色を施したもの、あるいは
鉄板等の表面に塗装を施したもの等がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこれら今
日用いられている外装用化粧材はそれぞれに不都合を有
している。セラミックスの絵付け、施釉を施し焼成した
ものの場合には表面化粧工程に釉の水分乾燥あるいは焼
成に1000℃程度の高温環境を長時間保持することを
必要とし成形が困難なばかりでなく、焼成物そのものの
重量が重いものであることから取り扱いが必ずしも容易
でない。木材の表面に塗装着色を施したものは基材に防
腐処理を施すことが必須であり処理が不十分の場合には
雨水等の水分で腐食が生じることに加え、経時的に寸法
が収縮したりまた反りが生じるのを完全に防ぐことはで
きない。さらに、鉄板等の表面に塗装を施したものにお
いては、重量が重いこと、断熱性が不十分なこと、鉄板
等の汎用の金属は水分や大気中の湿気により錆が生じる
こと等の不都合がある。チタニウムや金等の錆びない金
属も存在するがそのような材料は高価でありかつ加工適
性あるいは強度の点で建材として用いるには必ずしも適
していない。
【0004】本考案の目的は、上記のような従来知られ
ている外装用化粧材の持つ不都合を解決することにあ
り、具体的には、全体として軽量でありかつ加工性、断
熱性、耐候性に優れておりさらに高い意匠性外観を持つ
外装用化粧材を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願考案は、上記の課題
を解決しかつ目的を達成するために、多孔質セラミック
ス基材の表面に耐侯性樹脂化粧シートを被覆してなる外
装化粧材を開示する。基材の形状は任意であるが平板の
裏面にVカット又はUカット等の切削加工溝を1本又は
複数本施した部材を折曲して形成される柱状であるこ
と、あるいは注型、切削又は押出加工により柱状体に成
形したものであること等は本願考案の好ましい態様であ
る。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面を参照した実施例の説明に
基づき本願考案をより詳細に説明する。図1は本願考案
による外装用化粧材の一実施例をその製造工程と共に示
している。図において、1は基材であり所要の厚さを持
つ平板状の多孔質セラミックスを用いて所定の大きさの
ものを成形する。
【0007】基材を形成する多孔質セラミックスは、外
装に耐え得るだけの耐候性とを有する物性を有するもの
であれば任意のものを用い得るが、攪拌して発泡させた
液状セラミックス材料をそのまま固化させるか、あるい
はセラミックスよりも分解、蒸発又は焼成する温度の低
い物質、例えば蝋、樹脂材等の粉末を混練した材料を加
熱あるいは焼成して該粉末を除去し、空洞化させること
により好適に得ることができる。後記するように本願考
案の外装用化粧材においては基材に対して化粧シートが
被覆されるので、耐候性は単に基材の材質のみならず化
粧シートで被覆した状態で所望の耐候性が得られればよ
いものである。
【0008】
【0009】
【0010】上記のような素材により成形された基材1
の表面に従来知られた適宜の手段により接着剤2を塗布
する。接着剤としては、基材の材質及び後記する化粧シ
ートの材質との関係から適宜のものを選択するが、ポリ
ウレタン、ポリエステル、エポキシ等の熱硬化性樹脂、
又は酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、ア
クリル樹脂、アイオノマー等の熱可塑性樹脂又はポリウ
レタン、アクリル等から形成された水性エマルジョン等
を好適に用いることができる。
【0011】塗布した接着剤層に対して、化粧シート3
を被覆する。化粧シートは基材シートと基材シート上に
付与された化粧とから構成される。基材シートとして
は、ポリ塩化ビニル、ポリメタアクリル酸メチル、ポリ
アクリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリ弗化ビニル、
ポリ弗化ビニリデン等の弗素樹脂、ポリカーボネート樹
脂、等の耐候性に優れた樹脂材料を好適に用いることが
できる。あるいは、必要に応じて、これらの樹脂シート
を2層以上積層しても良い。例えば、外側表面を最も耐
候性の良いポリ弗化ビニリデン等の弗素樹脂、その裏面
を耐候性は少し劣るが、ポリ塩化ビニル樹脂シートとの
密着性に優れたポリメチルメタアクリレート等のアクリ
ル樹脂、その裏面即ち、基材1に接する側には、耐候性
は少ないが印刷適性、易接着剤性が良く且つ成形加工性
に優れる半硬質ポリ塩化ビニルを用い、此れらを熱融着
させた三層構成のシートが耐候性、Vカット等の加工成
形性、印刷適性(意匠性)とも総て良好な化粧シートと
なり、好ましい。
【0012】更に耐候性を要する時は、弗素樹脂シート
又は/及びアクリル樹脂シート中にベンゾトリアゾール
等の紫外線吸収剤を添加すると良い。このような樹脂材
に必要に応じて耐光性を向上させるために紫外線吸収
材、光安定剤等を添加してもよい。基材シートの厚みは
耐候性、耐水性(基材シートそれ自体の耐水性及び前記
基材1を保護するため)から50μm以上が好ましい
く、また基材1の持つ凹凸への追従性の観点から200
0μm以下が好ましい。
【0013】該基材シートへの化粧の付与の形態及び方
法は、基材シートに染料又は顔料を混練したり、印刷で
模様を形成したり、エンボス加工で凹凸を賦型したり、
あるいはこれらを組み合わせて所望の化粧を行う。化粧
シート3の好ました態様としては、印刷適性、曲げ加工
性が良好な可塑剤部数が5〜30重量部の着色ポリ塩化
ビニルシートに模様印刷を行い、その表面に、弗素樹脂
とアクリル樹脂との共押出積層体シートをアクリル樹脂
とポリ塩化ビニルが接するように熱プレスで積層接着し
たものが好ましく、それにより、意匠性、耐候性、凹凸
への追従性、加工性の点で優れた化粧シート3を得るこ
とができる。
【0014】上記のようにして、本願考案による、多孔
質セラミックス基材の表面に耐侯性樹脂化粧シートを被
覆してなる外装化粧材は形成される(図1a参照)。図
1の実施例においては、上記のようにして積層して形成
した外装化粧材に対してさらにその基材1の裏面にVカ
ット4を施し、折曲することによりその長軸に垂直な断
面の形状がL字形状をなすようにした外装化粧材を示し
ている。
【0015】すなわち、平板状基材1の表面に接着剤2
を介して化粧シート3を被覆した後に、基材1の裏面に
V字形溝4を切削加工し(図一b)、さらに該V字形溝
4の内面に接着剤を塗工し(図1c)、それを折曲加工
してV字溝の対抗する壁面を接着する。それにより、図
1dに示すような断面L字状をなす本考案による外装化
粧材を得ることができる。基材1の裏面に加工する溝は
V状溝に限らず、図2に示すようなU字状溝41であっ
てもよい。特に、U字状溝41の場合には、図2のよう
に平行に複数本形成することにより任意の曲率を持つ表
面を得ることが可能となる。
【0016】以上の記載は本考案の好ましい態様を示し
たにすぎす、他に多くの変形例が存在する。例えは、基
材1は図1及び図2に示すように平板状であることは必
ずしも必要はなく曲面板であってもよく、さらに、その
長軸に垂直な断面の形状はL字状に限らず方形等の適宜
の凸多角形あるいは凹多角形、さらには円型、長円型形
状等のように閉曲線で形成される断面形状を持つ柱状体
であってもよい。そして、柱状体の場合にあっては、基
材1は注型成形、押出成形等の任意の成形手段により成
形することができ、さらには切削加工により形成するこ
ともできる。
【0017】基材1が柱状体、局面板等の凹凸部のある
基材である場合には、凹凸に対して化粧シートがよく追
従するように化粧シート基材として熱可塑性樹脂シート
を用いることは推奨される。また、基材1に対して化粧
シート3を被覆するに方法としては、特公昭61−58
96号公報、特公平3−2666号公報に示されるよう
な公知のラッピングマシーンを用いるラッピング加工
法、熔融押出した樹脂フィルムを介して化粧シートを基
材に被覆するいわゆるエクストルージョンラミネート
法、さらには特公昭60−58014号公報、特公昭5
6−45768号公報等に示されるいわゆる真空プレス
等も有効に用いることができる。
【0018】さらに、基材1の裏面にV字状の溝を施し
折曲する場合の例として、断面L字状の柱状体について
説明したが、裏面にV字状溝を複数本、その間隔及び/
又は溝切削角度を変えて形成することにより、任意の開
ループ状の多角形断面を持つ外装化粧材を得ることがで
きることは容易に理解されよう。
【0019】
【効果】本考案による外装化粧材は上記のような構成を
有するので、軽量(低密度)で取り扱い及び施工が容易
であるばかりでなく、意匠性や外観に優れさらに断熱効
果、耐候性及び耐水性の良好な外装用建築資材を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による外装化粧材の一実施例をその製
造工程と共に示した図。
【図2】 本考案による外装化粧材の他の実施例を示す
図。
【符号の説明】
1…基材、2…接着剤、3…化粧シート、4…溝、5…
接着剤

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質セラミックス基材の表面に耐侯性
    樹脂化粧シートを被覆してなる外装化粧材。
  2. 【請求項2】 基材が、平板の裏面にVカット又はUカ
    ット等の切削加工溝を1本又は複数本施した部材を折曲
    して形成される柱状体である、請求項1記載の外装化粧
    材。
  3. 【請求項3】 基材が、注型、切削又は押出加工により
    形成してなる、長軸に垂直な断面の形状が多角形又は閉
    曲線である柱状体である、請求項1記載の外装化粧材。
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