JP2589901Y2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JP2589901Y2
JP2589901Y2 JP1991065856U JP6585691U JP2589901Y2 JP 2589901 Y2 JP2589901 Y2 JP 2589901Y2 JP 1991065856 U JP1991065856 U JP 1991065856U JP 6585691 U JP6585691 U JP 6585691U JP 2589901 Y2 JP2589901 Y2 JP 2589901Y2
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秀之 橋本
正則 御堂岡
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スポンジゴム製の自動
車用ウエザストリップの装着部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウエザストリップとして、例え
ば、図6に示すような技術が知られている。自動車ボデ
ーのルーフ部51にはリテーナ52が固着され、その内
奥部には相対向する一対の保持突起53が形成されてい
る。ウエザストリップ54はスポンジゴムを押出して成
形され、内部に複数の中空部55が設けられるととも
に、基底部にはリテーナ52の保持突起53に掛止され
る一対の掛止突起56が形成されている。そして、装着
時には、一方の掛止突起56を一方の保持突起53に先
付けした状態でウエザストリップ54が押込まれ、他方
の掛止突起56が他方の保持突起53を乗り越えてそこ
に掛止され、これにより、ウエザストリップ54がリテ
ーナ52を介してルーフ部51に保持されるようになっ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のウエ
ザストリップ54によると、その全体がスポンジゴムに
より成形されているので、リテーナ52に対する掛止突
起56の滑りが悪かった。このため、装着時に、掛止突
起56が保持突起53の手前に食込んだ状態でつかえ
て、保持突起53を乗り越えにくくなり、組付けに大変
手間がかかるという不都合があった。
【0004】そこで、本考案の課題は、掛止突起を保持
突起にスムーズに掛止して、組付性を改善できる自動車
用ウエザストリップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本考案は、自動車ボデーのリテーナに装着される
スポンジゴム製の基底部の両側に、前記リテーナの一対
の保持突起に掛止される一対のスポンジゴム製の掛止突
起を設け、一方の掛止突起は一方の保持突起に先付け
し、他方の掛止突起は押し込むことで弾性変形させて他
方の保持突起を乗り越えさせるようにしたウエザストリ
ップであって、前記他方の掛止突起の表面のうち少なく
ともリテーナの内底面に対峙する底面部位から側面部位
にかけてソリッドゴム製の滑り層を被覆形成したことを
特徴とする。
【0006】前記「掛止突起」の個数は、特に限定され
ず、前記「リテーナ」の保持突起の数に応じて決められ
るが、例えば、ルーフ部に装着されるドア用ウエザスト
リップの場合は一対、センタピラー部の場合は二対の掛
止突起が形成される。また、前記「滑り層」は必ずしも
全部の掛止突起に設ける必要はなく、掛止突起が一対の
場合、一方は先付けされるので、他方の押込まれる側の
掛止突起のみに滑り層を設ければよい。滑り層の厚み
は、例えば、掛止突起が2.5〜3mmの厚さの場合、
1〜2mmが適当である。
【0007】滑り層の成形材料である前記「ソリッドゴ
ム」としては、本体のスポンジゴムと相接着性のよい材
料が好ましく、本体がEPDMスポンジゴムの場合、例
えば、EPDMソリッドゴムを使用するとよい。また、
本体を押出成形する場合は、滑り層を共押出成形により
掛止突起の表面に形成することができる。
【0008】
【作用】本考案のウエザストリップによれば、前記他方
のスポンジゴム製の掛止突起の面のうち少なくともリテ
ーナの内底面に対峙する底面部位から側面部位にかけて
ソリッドゴム製の滑り層を被覆形成したので、装着時に
ウエザストリップをリテーナに押込むと、掛止突起が滑
り層を介しリテーナの上で滑り、保持突起をスムーズに
乗り越えてそこに掛止される。また、滑り層は掛止突起
の表面に設けられているので、掛止突起の柔軟性が損な
われず、よって掛止突起は乗り越え時に容易に変形し、
かつ、乗り越え後に確実に復元して保持突起に掛止され
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案を自動車のドア部に装着される
ウエザストリップに具体化した一実施例を図面に基づい
て説明する。図1に示す自動車のドア部Aには、図2に
示すようなウエザストリップ1が装着されている。この
実施例のウエザストリップ1は、前部ドア2に対応する
ルーフ部3に装着される前部押出体4と、後部ドア5に
対応するルーフ部3に装着される後部押出体6と、セン
タピラー部7に装着される中央部押出体8とから構成さ
れている。9は各押出体4,6,8の接続部及び端末部
に設けられた型成形部である。
【0010】図3は前部押出体4の断面形状を示すもの
で、前部押出体4はEPDMスポンジゴムを押出して成
形され、その内部には複数の中空部10が設けられてい
る。自動車ボデーのルーフ部3には金属製のリテーナ1
1が固着され、その内奥部には相対向する一対の保持突
起12が形成されている。このリテーナ11に前部押出
体4を保持するために、前部押出体4の基底部には保持
突起12に掛止される一対の掛止突起13が形成されて
いる。そして、図4に拡大して示すように、片方の掛止
突起13の表面のうちリテーナ11の内底面に対峙する
底面部位(図4では上面部位)から側面部位及び掛止面
部位(図4では下面部位)にかけて、EPDMソリッド
ゴム製の滑り層14が共押出成形により被覆形成されて
いる。なお、図3において、15はルーフ部3に取付け
たトリムであり、このトリム15に圧接するように前部
押出体4にはシールリップ16が突設されている。17
はウインドガラスである。
【0011】ウエザストリップ1の装着に際しては、滑
り層14が形成されていない一方の掛止突起13を一方
の保持突起12に先付けし、この状態で、前部押出体4
をリテーナ11の内奥部に押込む。すると、他方の掛止
突起13が弾性変形するとともに、滑り層14がリテー
ナ11の上で滑り、掛止突起13が他方の保持突起12
を乗り越えた後に復元し、そこに掛止される。これによ
り、前部押出体4がリテーナ11に2点で保持された状
態でルーフ部3に装着される。
【0012】図5は中央部押出体8の断面形状を示すも
ので、この中央部押出体8はEPDMスポンジゴムによ
り左右対称状に押出成形され、その内部には複数の中空
部10が設けられている。自動車ボデーのセンタピラー
部7の外面に固着したリテーナ11には4個の保持突起
12が形成され、各保持突起12に対応するように、中
央部押出体8の基底部には4個の掛止突起13が形成さ
れている。そして、図4に拡大して示したものと同様
に、全部の掛止突起13の表面のうちリテーナ11の内
底面に対峙する底面部位から側面部位及び掛止面部位に
かけて、EPDMソリッドゴム製の滑り層14が共押出
成形により被覆形成されている。なお、掛止突起13の
厚さが2.5〜3mmの場合、滑り層14を1〜2mm
程度の層厚で形成するとよい。
【0013】ウエザストリップ1の装着に際しては、中
央部押出体8の全体がリテーナ11に押込まれ、各掛止
突起13が対応する保持突起12にそれぞれ掛止され
る。この場合も、滑り層14がリテーナ11の上で滑る
ため、各掛止突起13が保持突起12をスムーズに乗り
越えてそこに確実に掛止され、これによって、中央部押
出体8がリテーナ11に4点で保持された状態でセンタ
ピラー部7に装着される。
【0014】なお、後部押出体6も前部押出体4と同様
にEPDMスポンジゴムにより押出成形され、ルーフ部
3に固着したリテーナ11の2個の保持突起12に、後
部押出体6の2個の掛止突起13によって装着される。
【0015】このように、本実施例のウエザストリップ
1によれば、前部押出体4、後部押出体6、及び中央部
押出体8の掛止突起13にソリッドゴム製の滑り層14
が形成されているので、装着時にウエザストリップ1を
リテーナ11側に押込むだけで、各掛止突起13が滑り
層14を介してリテーナ11の上で滑り、保持突起12
をスムーズに乗り越えてそこに掛止される。しかも、滑
り層14は掛止突起13の表面に設けられているので、
掛止突起13の柔軟性が損なわれず、よって掛止突起1
3は乗り越え時に容易に変形し、かつ、乗り越え後に確
実に復元して保持突起12に掛止される。従って、ウエ
ザストリップ1の組付性が改善され、これをドア部Aの
ルーフ部3及びセンタピラー部7に組付不良なく迅速に
装着することができる。
【0016】なお、前記型成形部9の基底部に設けた掛
止突起に滑り層を形成すれば、この部分をも自動車ボデ
ーに容易に組付けることができる。また、本考案は上記
実施例のドア用ウエザストリップに限定されるものでは
なく、例えば、エンジンフード部またはトランク部等に
装着されるウエザストリップに応用することもできる。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲で各部の形
状並びに構成を適宜変更して具体化することも可能であ
る。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案によれば、
ウエザストリップのスポンジゴム製の掛止突起の表面の
うち少なくともリテーナの内底面に対峙する底面部位か
ら側面部位にかけてソリッドゴム製の滑り層が形成され
ているので、ウエザストリップの組付時に掛止突起をリ
テーナの保持突起にスムーズに乗り越え及び掛止して、
その組付性を改善できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエザストリップの装着部位を示す自動車の斜
視図である。
【図2】本考案の一実施例のドア用ウエザストリップの
全体を示す正面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図3のE部分の拡大図である。
【図5】図2のC−C線に沿う断面図である。
【図6】従来のウエザストリップを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ウエザストリップ 10 中空部 11 リテーナ 12 保持突起 13 掛止突起 14 滑り層
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 10/04 B60R 13/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボデーのリテーナに装着されるス
    ポンジゴム製の基底部の両側に、前記リテーナの一対の
    保持突起に掛止される一対のスポンジゴム製の掛止突起
    を設け、一方の掛止突起は一方の保持突起に先付けし、
    他方の掛止突起は押し込むことで弾性変形させて他方の
    保持突起を乗り越えさせるようにしたウエザストリップ
    であって、前記他方の掛止突起の表面のうち少なくとも
    リテーナの内底面に対峙する底面部位から側面部位にか
    けてソリッドゴム製の滑り層を被覆形成したことを特徴
    とする自動車用ウエザストリップ。
JP1991065856U 1991-07-24 1991-07-24 自動車用ウエザストリップ Expired - Fee Related JP2589901Y2 (ja)

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JPS50119334A (ja) * 1974-03-07 1975-09-18
JPS60157559U (ja) * 1984-03-30 1985-10-19 豊田合成株式会社 ウエザ−ストリツプ
JPH0199708U (ja) * 1987-12-25 1989-07-04

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