JP2589648Y2 - 管マーキング用ゲージ - Google Patents

管マーキング用ゲージ

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JP2589648Y2
JP2589648Y2 JP1993059294U JP5929493U JP2589648Y2 JP 2589648 Y2 JP2589648 Y2 JP 2589648Y2 JP 1993059294 U JP1993059294 U JP 1993059294U JP 5929493 U JP5929493 U JP 5929493U JP 2589648 Y2 JP2589648 Y2 JP 2589648Y2
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洋一郎 尾崎
博 清水
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Osaka Gas Co Ltd
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Osaka Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、管どうしの接
続端部の周面を切削して汚れた表皮層を除去する時や、
被覆管の一部の被覆を剥す時等、その剥されるべき被覆
の範囲をマーキングする場合など、管の端部にマーキン
グを行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなマーキングを行う場合
には、それぞれの管について、差金等を沿わせてマーキ
ングすべき位置を決め、マーキングを行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような場
合、管の外周面は曲面であって、差金を管の長手方向に
沿って正確に当てがい、管の端部からマーキングすべき
位置までの正確な長さを測り取ることは困難であり、手
間のかかる作業でもあった。また、その正確な長さを計
り取ったとしてもその長さを管の周方向に正確にマーキ
ングすることは、困難であった。
【0004】そこで本考案の目的は、上記実情に鑑み、
管の端部からマーキングすべき位置までの正確な長さを
容易に測り取ることが出来、且つ、その測り取った長さ
において周方向に容易にかつ正確にマーキングすること
が出来る管マーキング用ゲージを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの第一考案の特徴構成は、管を嵌入可能な嵌入部を設
け、前記管を前記嵌入部に嵌入させた状態で、前記管の
外周面にその周方向に沿ってマーキング可能な第1ガイ
ド面を前記嵌入部の入口部に形成し、かつ、前記入口部
から前記嵌入部の底部にかけて、前記嵌入した管の長手
方向に沿ってその外周面にマーキング可能な第2ガイド
面を形成してあることにあり、第二考案の特徴構成は、
それぞれ異なった径の複数の管が、各別に軸心方向に嵌
入可能な複数の嵌入部を、各軸心の方向を一致させた状
態で、小径の嵌入部ほど内側になるように配置し、前記
管を前記嵌入部に嵌入させた状態で、前記管の外周面に
その周方向に沿ってマーキング可能な第1ガイド面をそ
れぞれの嵌入部の入口部に形成し、かつ、前記入口部か
ら底部にかけて、前記嵌入した管の長手方向に沿ってそ
の外周面にマーキング可能な第2ガイド面を形成してあ
ることにあり、そこから得られる作用効果は以下の通り
である。
【0006】
【作用】つまり、管が、軸心方向に嵌入可能な嵌入部を
形成してあることから、管の端部を嵌入させるだけで、
前記嵌入部の深さに応じて、管マーキング用ゲージに嵌
入した管の端部からマーキングすべき位置までの長さを
一定の長さに測り取ることが出来る。このとき、第2ガ
イド面を目視すれば前記嵌入部に管が正確に嵌入してい
るか否かがわかり、前記一定の長さを正確に測り取る際
の確認が容易に行える。
【0007】このようにして測り取った管の端部は、前
記嵌入部の入口部に形成した第1ガイド面に沿って、前
記管の外周面にマーキングすることによって、前記端部
を前述の一定の長さでマーキングすることが出来る。
【0008】また、前記嵌入部は複数形成してあれば、
管マーキング用ゲージへの前記管の嵌入位置を変更させ
つつこの動作を繰り返すことによって、それぞれ径の異
なった管を、夫々前記外周面に周方向にわたってマーキ
ングを行うことが出来る。
【0009】さらに、前記嵌入部の入口部から底部にか
けて第2ガイド面が、前記嵌入した管の長手方向に沿っ
てその外周面にマーキング可能に形成してあるから、前
述の動作を行いつつ、同時に管の長手方向に沿ってマー
キングすることが出来る。
【0010】
【考案の効果】従って、本考案の管マーキング用ゲージ
によれば、管の端部を嵌入させるだけで容易に且つ正確
に、管の端部からマーキングすべき位置までの長さを測
り取り、マーキングすることが出来るから、作業性よく
管をマーキングすることが出来、例えば管どうしの接続
端部の周面を一定範囲で切削加工して、汚れた表皮層を
除去する場合等、その切削範囲を第1ガイド面によるマ
ーキングによって正確に確認しながら行うことができる
と共に、第2ガイド面によるマーキングによって、表面
切削除去作業時の除去状態を正確につかむことができ、
信頼性の高い施工が行えるようになった。
【0011】また、一つの管マーキング用ゲージに、そ
れぞれ異なった径の複数の管が、各別に軸心方向に嵌入
可能な複数の嵌入部が形成してあれば、複数種類の管に
対応でき汎用性も高い。
【0012】また、このとき、前記複数の嵌入部は、各
軸心の方向を一致させた状態で、小径の嵌入部ほど内側
になるように配置してあるから、管マーキング用ゲージ
は小体積で複数の嵌入部を形成可能で、全体として嵩張
らずコンパクトなものにでき、施工現場での取扱いに便
利なものを提供できるようになった。
【0013】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】〔実施例1〕 図1に示すように、本実施例の管マーキング用ゲージは
径が50mmの管が、各別に軸心方向に嵌入可能な底部
2付きの溝Dを配置すると共に、軸心Cを含む面で縦断
した4分の1円柱状に形成してある。
【0015】管Pにマーキングを行う場合には、図2の
ように管を管マーキング用ゲージに嵌入させ、管Pの端
部を溝Dの底部2に接当させると、前記管の端部の周囲
の4分の1は溝Dに53mm嵌入した状態になる。この
とき、第1ガイド面F1は、前記管の端部から5.3c
mのところに面した状態になっているから、この第1ガ
イド面F1に沿って図中M1に相当する部分にマーキン
グすれば、前記管Pの端部から5.3cmのところに4
分の1周にわたってマーキングされた状態になる。次
に、この管マーキング用ゲージを管に対して軸心周りに
4分の1周回転させて、同様の動作を繰り返せば、前記
管Pの端部から5.3cmのところには全周にわたって
周方向のマーキングが成された状態になる。このとき、
第2ガイド面F2においても、管Pの外周面の端部から
軸心方向に直線状のマーキングをすることが出来る(図
中M2)。
【0016】このようにしてマーキングされた管Pは、
管Pの端部から周方向のマーキングM1までの範囲で管
Pの外皮を削り、エレクトロフュージョン継手を融着接
続する等に用いられる。つまり、周方向のマーキングM
1は管Pの外皮を削り取る場合の削り範囲の目印とな
る。また、直線状のマーキングM2は外皮を削る場合に
削りむら等の検査に用いられる。すなわち、直線状のマ
ーキングM2は、管Pの端部を削るにしたがって消える
が、このマーキングの消え具合いで削りむらがわかるの
である。
【0017】〔実施例2〕 図3に示すように、本実施例の管マーキング用ゲージ
は、それぞれ径が、100mm、75mm、50mmの
管が、各別に軸心方向に嵌入可能な底部2付きの溝D
1、D2、D3を夫々同芯状に配置すると共に、共通の
軸心Cに対して溝D1、D2、D3の順に外側になるよ
うに配置し、全体を軸心を含む面で縦断した半円柱状に
形成してある。また、軸心近傍は径が30mm及び25
mmの径の管Pの端部に外嵌可能な嵌入穴D4、D5を
形成してあり、中央壁Sをもって底部2を形成する。
【0018】例えば径が50mmの管Pにマーキングを
行う場合には、図4のように管を管マーキング用ゲージ
に嵌入させ、管Pの端部を溝D3の底部2に接当させる
と、前記管の端部の周囲の半分は溝D3に53mm嵌入
した状態になる。このとき、第1ガイド面F1は、前記
管の端部から5.3cmのところに面した状態になって
いるから、この第1ガイド面F1に沿って図中M1に相
当する部分にマーキングすれば、前記管Pの端部から
5.3cmのところに半周にわたってマーキングされた
状態になる。次に、この管マーキング用ゲージを管に対
して軸心周りに半周回転させて、同様の動作を繰り返せ
ば、前記管Pの端部から5.3cmのところには全周に
わたって周方向のマーキングが成された状態になる。こ
のとき、第2ガイド面F2においても、管Pの外周面の
端部から軸心方向に直線状のマーキングをすることが出
来る(図中M2)。
【0019】このようにしてマーキングされた管Pは、
管Pの端部から周方向のマーキングM1までの範囲で管
Pの外皮を削り、エレクトロフュージョン継手を融着接
続する等に用いられる。つまり、周方向のマーキングM
1は管Pの外皮を削り取る場合の削り範囲の目印とな
る。また、直線状のマーキングM2は外皮を削る場合に
削りむら等の検査に用いられる。すなわち、直線状のマ
ーキングM2は、管Pの端部を削るにしたがって消える
が、このマーキングの消え具合いで削りむらがわかるの
である。
【0020】径が100mm、75mm、30mm、2
5mmの管についてもこの管マーキング用ゲージを用い
て同様の動作を行うことにより、マーキングを行うこと
が出来る。
【0021】ただし、本実施例における溝や嵌入穴等を
含めて嵌入部Dと称するものとする。
【0022】〔別実施例〕 本実施例においては1種類または5種類の管についてマ
ーキング可能な管マーキング用ゲージを示したが、一つ
の管マーキング用ゲージにおいてマーキング可能な管P
の種類はこれに限るものではなく、また、マーキング可
能な管Pの径についても前述のものに限られるものでは
ない。
【0023】管マーキング用ゲージの全体形状について
も4分の1円柱形または半円形としたが、これに限られ
るものではない。また、それぞれの嵌入部Dの軸心Cに
ついても共通である必要性はなく、それぞれの嵌入部D
に対する第1ガイド面F1も同一面上にある必要はな
い。
【0024】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は、添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1における管マーキング用ゲー
ジの全体斜視図
【図2】本考案の実施例1における管マーキング用ゲー
ジを用いてマーキングを行う時の取扱い説明図
【図3】本考案の実施例2における管マーキング用ゲー
ジの全体斜視図
【図4】本考案の実施例2における管マーキング用ゲー
ジを用いてマーキングを行う時の取扱い説明図
【符号の説明】
1 入口部 2 底部 C 軸心 D 嵌入部 F1 第1ガイド面 F2 第2ガイド面 P 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 3/00 - 5/30 B25H 7/04 E03B 7/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管(P)を嵌入可能な嵌入部(D)を設
    け、前記管(P)を前記嵌入部(D)に嵌入させた状態
    で、前記管(P)の外周面にその周方向に沿ってマーキ
    ング可能な第1ガイド面(F1)を前記嵌入部(D)の
    入口部(1)に形成し、かつ、前記入口部(1)から前
    記嵌入部(D)の底部(2)にかけて、前記嵌入した管
    (P)の長手方向に沿ってその外周面にマーキング可能
    な第2ガイド面(F2)を形成してある管マーキング用
    ゲージ。
  2. 【請求項2】 それぞれ異なった径の複数の管(P)
    が、各別に軸心方向に嵌入可能な複数の嵌入部(D)‥
    を、各軸心(C)の方向を一致させた状態で、小径の前
    記嵌入部(D)ほど内側になるように配置し、前記管
    (P)を前記嵌入部(D)に嵌入させた状態で、前記管
    (P)の外周面にその周方向に沿ってマーキング可能な
    第1ガイド面(F1)をそれぞれの嵌入部(D)の入口
    部(1)に形成し、かつ、前記入口部(1)から底部
    (2)にかけて、前記嵌入した管(P)の長手方向に沿
    ってその外周面にマーキング可能な第2ガイド面(F
    2)を形成してある管マーキング用ゲージ。
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