JP2589394Y2 - キャビネット - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この考案は、掃除機等の清掃用具
を整理して収納できるユーリティキャビネットに関す
る。

【０００２】

【従来技術とその課題】掃除機やアイロン、バケツ等の
清掃用具は、収納場所があまり限定されていないのが一
般的であり、特に、掃除機の場合、ホースがフレキシブ
ルで立て掛けるのが非常に難しいため、整理が難しい、
という問題を有していた。

【０００３】この考案は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、掃除機やアイ
ロン、バケツ等の清掃用具をまとめて収納することがで
き、特に、掃除機を機能的に収納することができる使い
勝手が良好なキャビネットを提供しようとするものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案にあっては、キャビネットを、断面形状が
略コ字状に形成され、前方開口部を扉で開閉自在に形成
してなるキャビネット本体に、着脱自在な掃除機載置用
の棚板部と、該キャビネット本体の内上部一側方に形成
された洗剤等の小物類やアイロンを夫々に収納可能な複
数段の棚部と、上記棚部から離間したキャビネット本体
の内側壁面に取り付けられたホース係止体と、上記扉の
裏面側に取り付けられたアイロン台収納用の係止体と、
を有して構成したことを特徴とするものである。

【０００５】

【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基き、この
考案を詳細に説明する。

【０００６】図１乃至図３に示すように、この実施例に
係るキャビネットＫは、断面コ字状に形成されたキャビ
ネット本体１と、該キャビネット本体１の内側右壁面２
に取り付けられたホース係止体２０と、から構成されて
いる。

【０００７】キャビネット本体１は、掃除機Ｃの本体が
載置される下方棚板部３と、キャビネット本体１の内側
左上方に配設された二段棚部４と、該二段棚部４の下方
であってキャビネット本体１の内側左壁面５に取り付け
られたフック６と、を有して構成されている。

【０００８】下方棚板部３の下方には、上記バケツＢが
収納されるスペース７が形成されており、また、該下方
棚板部３は、掃除機Ｃの本体を立てた状態で収納できる
大きさに形成されている。勿論、この下方棚板部３の棚
板は、バケツＢを収納しない場合には取りはずすことが
できるように構成することもできる。尚、上記バケツＢ
が収納されるスペース７内には、水濡れ防止用のマット
（図示せず）を敷設するのが望ましい。

【０００９】二段棚部４は、例えば、その下側スペース
８にアイロンＤ等を収納し、また、上側スペース９に
は、掃除中に使用する洗剤やスプレー（図示せず）など
を収納することができる。

【００１０】上記フック６には、ハタキやハンディモッ
プ、ほうき（図示せず）などを掛けて収納することがで
きる。

【００１１】また、上記キャビネット本体１の前面開口
部を開閉自在に閉塞する扉１０の裏面側には、側面形状
が略Ｊ字状の係止体１１が取り付けられており、この係
止体１１には、アイロン台Ｅが立て掛けられた状態で収
納される。尚、図中符号１２は、逆Ｌ字状に形成された
脱落防止フックを示しており、この脱落防止フック１２
を回動操作することで、上記アイロン台Ｅの脱落を有効
に防止することができる。

【００１２】ホース係止体２０は、図１と図４に示すよ
うに、弓状に形成された係止片部２１と、この係止片部
２１の頂部から下方に延設された正面形状が略Ｌ字状に
形成されたフック部２２と、上記係止片部２１の下辺２
３から上記キャビネット本体１の内側壁面方向に延設さ
れた平面形状が略凹状に形成された間隔保持片部２４
と、から構成されている。尚、このホース係止体２０
は、図示はしないが、ビスや接着剤等の適着の手段で上
記キャビネット本体１の内側右壁面２に固着されてい
る。

【００１３】係止片部２１を、上記したように円弧状に
形成することで、掃除機ＣのホースＨを折損させること
なく係止することができる。

【００１４】フック部２２は、平面形状が上記間隔保持
片２４と同様に略凹状に形成されており、その突出寸法
は、図５に示すように、上記間隔保持片２４と同様、上
記ホースＨの直径と同一或は若干小さめに形成されてい
る。このように構成することで、ホースＨを上記係止片
部２１とキャビネット本体１の内側右壁面２との間にし
っかりと挟持することができ、その結果、掃除機Ｃの本
体が倒れたりするのを有効に防止することができる。

【００１５】尚、上記実施例では、ホース係止体２０を
上記したように構成した場合を例にとり説明したが、こ
の考案にあっては、上記実施例の形状に限定されるもの
ではなく、要は、ホースＨを折損させることなく確実に
係止できる形状であればよいこと勿論である。

【００１６】

【考案の効果】この考案に係るキャビネットは、以上説
明したように構成されているので、掃除機を機能的に整
理して収納することができると共に、アイロンとアイロ
ン台を機能的に収納整理することができ、さらには、清
掃に必要な洗剤等の小物類も併せて一か所にまとめて収
納することができるので、本キャビネット一つで清掃用
具をまとめて収納整理することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例に係るキャビネットの構成
を示す斜視図である。

【図２】同キャビネットの扉を開けた状態の正面図であ
る。

【図３】同キャビネットの縦断面図である。

【図４】同キャビネットに取り付けられるホース係止体
の斜視図である。

【図５】同ホース係止体の取り付け状態を示す平面図で
ある。

【符号の説明】

Ｃ 掃除機 Ｈ ホース Ｋ キャビネット １ キャビネット本体 ２ キャビネット本体の内側壁面 ２０ ホース係止体 ２１ 係止片部 ２２ フック部 ２４ 間隔保持片部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) A47B 81/02 A47B 81/00

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 断面形状が略コ字状に形成され、前方開
   口部を扉で開閉自在に形成してなるキャビネット本体
   に、着脱自在な掃除機載置用の棚板部と、該キャビネッ
   ト本体の内上部一側方に形成された洗剤等の小物類やア
   イロンを夫々に収納可能な複数段の棚部と、上記棚部か
   ら離間したキャビネット本体の内側壁面に取り付けられ
   たホース係止体と、上記扉の裏面側に取り付けられたア
   イロン台収納用の係止体と、を有して構成されてなるキ
   ャビネット。